ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 1239772
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

奥穂高岳から西穂高岳 − ジャンダルムと絶景岩稜の縦走路@新穂高

2017年08月27日(日) ~ 2017年08月28日(月)
情報量の目安: S
都道府県 長野県 岐阜県
 - 拍手
Hassie2999 その他2人
体力度
8
2~3泊以上が適当
GPS
32:05
距離
22.9km
登り
3,575m
下り
2,616m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
6:13
休憩
2:15
合計
8:28
距離 12.7km 登り 2,630m 下り 829m
5:11
29
6:31
6:32
98
8:10
8:19
10
8:29
8:46
153
11:19
11:41
21
12:02
13:27
12
2日目
山行
4:36
休憩
3:31
合計
8:07
距離 10.2km 登り 950m 下り 1,795m
5:09
31
5:40
5:44
22
6:06
6:16
4
6:20
6:34
3
6:37
7:03
49
7:52
8:22
6
8:28
8:38
4
8:42
8:59
6
9:05
9:29
11
9:40
10:00
7
10:07
10:13
6
10:19
10:35
50
11:25
11:28
37
12:05
12:36
40
※ログ不調のため、歩行距離などの記録が不明瞭でした
天候 8/27:晴れ
8/28:曇り
過去天気図(気象庁) 2017年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
◆自家用車
鍋平園地駐車場(300台−無料)
コース状況/
危険箇所等
◆登山道状況
・白出沢登山道
残雪期を過ぎたガレ場は整備が進んでいるため歩きやすい
ペンキマークに従う正規ルートはほとんど浮石がない

・奥穂高岳〜西穂高岳
高度感のある岩稜帯の稜線歩きが続く
ルートを外れると浮石が多くなり滑落の危険性が極めて高い
[8/27]
鍋平園地(標高:1180m)
下山はロープウェイなので
鍋平に駐車しました
2
[8/27]
鍋平園地(標高:1180m)
下山はロープウェイなので
鍋平に駐車しました
穂高平小屋(標高:1320m)
遠くに見えている山は
蒲田富士と涸沢岳
白出のコルも見えます
3
穂高平小屋(標高:1320m)
遠くに見えている山は
蒲田富士と涸沢岳
白出のコルも見えます
穂高平牧場
放牧されていました
4
穂高平牧場
放牧されていました
白出沢登山口(標高:1540m)
2
白出沢登山口(標高:1540m)
緩やかな樹林帯です
登山道はしっかりと
手入れされています
2
緩やかな樹林帯です
登山道はしっかりと
手入れされています
センジュガンピ
北アで見るのは初めてです
大興奮♪
2
センジュガンピ
北アで見るのは初めてです
大興奮♪
樹間から笠ヶ岳を望む
最高の登山日和です
4
樹間から笠ヶ岳を望む
最高の登山日和です
画像中央に目的地
白出のコルが見えてきました
まだ遥か彼方です
1
画像中央に目的地
白出のコルが見えてきました
まだ遥か彼方です
重太郎橋(標高:1900m)
右岸側は橋が傾きます
1
重太郎橋(標高:1900m)
右岸側は橋が傾きます
この先は白出大滝
登山道は高巻きます
3
この先は白出大滝
登山道は高巻きます
天狗沢出合
大きなスノーブロック
1
天狗沢出合
大きなスノーブロック
鉱石沢の道標
ここから急坂になります
1
鉱石沢の道標
ここから急坂になります
荷継小屋跡
大木場の辻と錫杖岳
後ろに白山連峰
3
大木場の辻と錫杖岳
後ろに白山連峰
荷継沢を渡り
ガレの登りが始まります
1
荷継沢を渡り
ガレの登りが始まります
まずは草付きのガレ
1
まずは草付きのガレ
やがて一面のガレ
照り返しが凄まじいです
3
やがて一面のガレ
照り返しが凄まじいです
振り返れば笠ヶ岳
背中を押してくれる
力強い存在でした
2
振り返れば笠ヶ岳
背中を押してくれる
力強い存在でした
白出のコルが見えてきました
標高差は500m以上
まだ3時間かかります
3
白出のコルが見えてきました
標高差は500m以上
まだ3時間かかります
残雪状況
もう雪の上を歩く事は
なかったです
3
残雪状況
もう雪の上を歩く事は
なかったです
大岩の目印が見えました
ここから2時間弱で
コルに到着予定です
1
大岩の目印が見えました
ここから2時間弱で
コルに到着予定です
ハチローさんが岩を運び
登山道整備されていました
お陰で浮石はありません
2
ハチローさんが岩を運び
登山道整備されていました
お陰で浮石はありません
アビナイヨ岩
遊び心が見えました
3
アビナイヨ岩
遊び心が見えました
標高差はあと100m
30分ほどで到着です
1
標高差はあと100m
30分ほどで到着です
白出のコル(標高:2983m)
穂高岳山荘が建ちます
テラスで憩う登山者たち
4
白出のコル(標高:2983m)
穂高岳山荘が建ちます
テラスで憩う登山者たち
正面に常念山脈
あちら側の登山者は
最高の稜線漫歩でしょう
2
正面に常念山脈
あちら側の登山者は
最高の稜線漫歩でしょう
山荘で昼食タイム
お約束の乙カレーです
具だくさんで
スパイシーでした
3
山荘で昼食タイム
お約束の乙カレーです
具だくさんで
スパイシーでした
涸沢岳
岩場慣らし歩行のため
涸沢槍へ向かいます
2
涸沢岳
岩場慣らし歩行のため
涸沢槍へ向かいます
穂高岳山荘空撮
奥穂高岳を望みます
1
穂高岳山荘空撮
奥穂高岳を望みます
ジャンダルムには
登山者いっぱい
3
ジャンダルムには
登山者いっぱい
トウヤクリンドウ
稜線上で群落していました
5
トウヤクリンドウ
稜線上で群落していました
涸沢岳(標高:3110m)
今年初めての3000m峰
2
涸沢岳(標高:3110m)
今年初めての3000m峰
槍穂高連峰を望む
360度の大展望を楽しみました
3
槍穂高連峰を望む
360度の大展望を楽しみました
D沢のコルへの下り
飛騨沢まで切れ落ちています
左上に小さく
槍平小屋が見えます
1
D沢のコルへの下り
飛騨沢まで切れ落ちています
左上に小さく
槍平小屋が見えます
涸沢槍から縦走路を俯瞰
ツルムと北穂南峰
2
涸沢槍から縦走路を俯瞰
ツルムと北穂南峰
北尾根を從えた前穂高岳
眼下に広がる涸沢カール
2
北尾根を從えた前穂高岳
眼下に広がる涸沢カール
常念山脈の湧雲
[8/28]
登山者の多くは
山荘テラスでご来光待ち
1
[8/28]
登山者の多くは
山荘テラスでご来光待ち
薄明の常念山脈
涸沢岳朝景
柔らかな朝の彩色
1
柔らかな朝の彩色
ジャンダルムと静かな朝
1
ジャンダルムと静かな朝
霧の晴れる上高地
1
霧の晴れる上高地
奥穂高岳(標高:3190m)
安全登行を祈願します
1
奥穂高岳(標高:3190m)
安全登行を祈願します
前穂高岳へ続く稜線
1
前穂高岳へ続く稜線
ジャンダルムを目指します
2
ジャンダルムを目指します
馬の背のナイフリッジ
6
馬の背のナイフリッジ
抜群の高度感ですが
ホールドが豊富なので
難しくはありません
5
抜群の高度感ですが
ホールドが豊富なので
難しくはありません
馬の背を振り返る
縦走者が増えてきました
3
馬の背を振り返る
縦走者が増えてきました
ロバの耳へ下ります
3
ロバの耳へ下ります
取り付きから
しばらく高度感のある岩壁
3
取り付きから
しばらく高度感のある岩壁
テラスをトラバースします
抜群の高度感があります
5
テラスをトラバースします
抜群の高度感があります
ジャンダルム直登ルート
画像中央に残置ハーケン
水の流れやすい箇所で
青苔が滑ります
残置スリングまで行けば安全ですが
上部に大きな浮石の罠
4
ジャンダルム直登ルート
画像中央に残置ハーケン
水の流れやすい箇所で
青苔が滑ります
残置スリングまで行けば安全ですが
上部に大きな浮石の罠
ジャンダルム(標高:3163m)
天使のプレートが愛らしい
7
ジャンダルム(標高:3163m)
天使のプレートが愛らしい
ジャンダルムを振り返る
3
ジャンダルムを振り返る
次は天狗のコルへ
標高差300mの大下りです
2
次は天狗のコルへ
標高差300mの大下りです
ルンゼのクサリ
天狗岩が威圧的
先方で遭難事故
一層、気を引き締めました
2
先方で遭難事故
一層、気を引き締めました
天狗のコル(標高:2835m)
休憩適地
1
天狗のコル(標高:2835m)
休憩適地
天狗の頭(標高:2909m)
1
天狗の頭(標高:2909m)
間ノ岳へ続く稜線
ここから先は
浮石の頻度が高まります
2
間ノ岳へ続く稜線
ここから先は
浮石の頻度が高まります
スラブの長いクサリ
1
スラブの長いクサリ
逆層スラブ
上部はオーバーハング気味
2
逆層スラブ
上部はオーバーハング気味
逆層スラブ全容
赤岩岳へ続く稜線
脆い岩稜帯が続きます
2
赤岩岳へ続く稜線
脆い岩稜帯が続きます
イワギキョウ
緊張感をほぐしてくれました
3
イワギキョウ
緊張感をほぐしてくれました
垂直のクサリ
縦走路を振り返る
ジャンダルムが遠ざかります
2
縦走路を振り返る
ジャンダルムが遠ざかります
西穂高岳へ続く稜線
P1と尖峰の西穂山頂
1
西穂高岳へ続く稜線
P1と尖峰の西穂山頂
ジャンダルム霧景
飛騨側からガスが湧き立つ
1
ジャンダルム霧景
飛騨側からガスが湧き立つ
P1から西穂山頂を望む
最後のアップダウンです
1
P1から西穂山頂を望む
最後のアップダウンです
西穂高岳(標高:2909m)
3
西穂高岳(標高:2909m)
ピラミッドピーク
(標高:2730m)
2
ピラミッドピーク
(標高:2730m)
西穂独標(標高:2701m)
2
西穂独標(標高:2701m)
喧騒の登山道
緊張が一気に解けました
2
喧騒の登山道
緊張が一気に解けました
丸山へ続く稜線
西穂山荘(標高:2367m)
4
西穂山荘(標高:2367m)
名物の西穂ラーメン
塩辛い印象ですが
登山者向けには丁度良い?
5
名物の西穂ラーメン
塩辛い印象ですが
登山者向けには丁度良い?
下山後は湯ったり♪
奥飛騨ガーデンホテル焼岳
うぐいす露天風呂
4
下山後は湯ったり♪
奥飛騨ガーデンホテル焼岳
うぐいす露天風呂

感想

■白出沢の登山道
荷継沢から一面ガレの登山道が続きます。
鋸岳の角兵衛沢を想像していましたが、とんでもない。
ハチローさんの献身的な整備によって
ペンキマーク沿いの正規ルート上は浮石がありませんでした。
足を上げたりする必要もないので、非常に歩きやすい!
残雪期を過ぎて岩が安定し、整備も日々進んでいる証拠です。
本当にありがたく感じました。

■奥穂高岳から西穂高岳の縦走路
馬の背は抜群の高度感がありますが、ホールド豊富のため難しくはありません。
ロバの耳の難所が登りとなるため比較的安全ですが、
西穂から縦走する場合は、終盤に差し掛かるため最大の配慮が必要です。
ジャンダルムから天狗のコルは標高差300mほどの大下りを強いられます。
間ノ岳に近付いてくると脆い岩稜帯になり、浮石の頻度がとても高くなります。
前後の登山者同士が的確に間隔を取るなどすれば安全に歩く事が出来ます。
難所の逆層スラブが下りになるので、注意深く通過しました。
全体的にペンキマークが見易かったり、急に無くなったりしますので
マークに頼った登行をしているとルートを見落とします。
この縦走路はルートを間違えると高い確率で滑落しますので
的確なルート把握と浮石の見極めがとても大切です。


今週末は、この夏一番とも言われるような好天に恵まれました。
行程2日間とも天候に恵まれ幸いしました。
安全登行に努められて、穂高の岩稜縦走を満喫する事が出来ました。
皆様、お疲れ様でした。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:949人

コメント

お疲れさんでした
最大の味方は天気やったね、晴れるでも降るでも無くベストコンディション
ただルート上の雉撃ちの多さにチョット幻滅。
2017/8/29 10:39
Re: お疲れさんでした
両日とも天候に恵まれたのが良かったね
ビールが美味しかった
カンカン照りじゃなく、程良い寒さの稜線だったね
2017/8/29 22:37
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [日帰り]
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら