金剛山〜大和葛城山 - タンボ山〜神福山〜湧出岳〜葛木神社〜大和葛城山
- GPS
- 10:56
- 距離
- 28.8km
- 登り
- 1,929m
- 下り
- 2,040m
コースタイム
- 山行
- 9:28
- 休憩
- 1:26
- 合計
- 10:54
同じく、標識ではなく三角点の位置が中葛城山となっていますね。
近鉄御所駅に到着後、ログの停止が少し遅れています。
天候 | 晴れ/曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
近鉄 - 近鉄御所〜大阪阿部野橋 620円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■紀見峠〜金剛山山頂広場 植林帯の中を通る区間が大半で、階段が多いという印象。 歩きやすい歩幅や段差でない場合が少なくなく、個人的には歩きにくく感じます。 道ははっきりとしており、標識も豊富。 タンボ山山頂への西側の取り付きを通り過ぎてしまい、東側から登っています。 軽い藪漕ぎになりますが、踏み跡もあり、特に問題なし。 神福山の山頂から尾根伝いに先へ進んでいます。 やせ尾根で、やや滑りやすい斜面を経て、少し岩っぽい登り返しの後、尾根芯は笹などの藪っぽくなり、やや急な斜面を登山道方向に下っています。 歩き慣れている以外は、山頂から引き返すか、山頂の先の鞍部から登山道に合流するのが良さそう。 中葛城山の三角点へは、目印のテープ地点から丈が高めの笹藪を藪漕ぎしながら進みます。 離れた位置からは分かりにくいけれど、足下を見れば踏み跡は判別できます。 湧出岳三角点へは南側から取り付きましたが、少し荒れ気味で歩き慣れている人向けと思われ、通常の北西側からの方が格段に歩きやすいです。 山頂一帯は色々な方向に道が続いているとの印象で、今回の慌しい訪問では把握するのは難しかったです。 ■金剛山山頂広場〜水越峠 太尾道を通るルートで下山ですが、取り付きが分かりにくく、標識は見かけませんでした。 食堂と寺院の建物の間を通って行くと山道が続いており、これが正解でした。 なだらかな植林帯の下り道が続き、太尾塞跡から先は急斜面の下り階段区間があり、段差も大きめで足への負担が大きく感じられます。 所々で滑りやすい箇所もあるので、慎重に進みます。 その後はトラバース道区間などを経て車道に合流し、少し歩くと水越峠です。 ■水越峠〜大和葛城山〜葛城登山口駅 水路沿いを少し進むと急斜面の階段となり、少し途切れていたかも知れないけど、しばらく続きます。 傾斜が緩んだ後、道の両側が笹のやや急斜面の階段がまた現れます。 P908近くの展望所を経てピークを巻くように進むと、左側の斜面がヤマツツジの群生地となり、これを見ながら進みます。 展望デッキや葛城高原ロッジを経て道なりに進むと、大和葛城山山頂です。 山頂から少し引き返した辺りから下山となり、その突き当たりにトイレがあります。 舗装路を下り、標識に従い、ロープウェイの駅の手前からくじらの滝コースへ。 階段の段差が大きめだったり、地面がザレ気味の箇所があって滑りやすくなっていたり、道の土砂の流出で歩きにくくなっていたりで、多少の注意は必要ですが、特に危険という箇所はなし。 くじらの滝は登山道からも近く、これを見た後、最後はゲートをくぐると、ロープウェイの駅はすぐそこ。 バス停もすぐそこなので、通常はバスを利用でしょうか。 ■その他 ダイヤモンドトレール区間では、トレイルランの人に加え、マウンテンバイクの人も見かけました。 見通しの悪い所では前方に十分に注意して進むようにした方が良さそう。 |
写真
感想
前回の武奈ヶ岳に続いて、今回も日本二百名山の山へという事で、金剛山へ行って来ました。
たくさんのレコがいつもアップされており、人気の山という印象。
今回はバス利用せずに早めに歩き始められるルートでと思い、紀見峠駅からスタートし、大和葛城山まで歩こうという予定。
以下、いつも通りに長文です。
紀見峠駅に到着し、少しもたついた後にスタートです。
舗装路をテクテクと歩き、30分ほどで紀見峠に到着。
その少し先から入山ですが、もうしばらく舗装路歩きが続き、あまり楽しくない。
山ノ神の少し先ぐらいから山道になりますが、階段が大半という印象で、自分の歩幅で歩く事ができず、じわりとストレスが溜まります。
笹の幼木らしきのに花が咲いているのを見つけ、辺りを見回すと笹が枯れています。
この後も笹が繁茂しているのをかなり見かけましたが、枯れていたのはこの辺りぐらいだったのかな。
しばらく進んで、タンボ山へ東側から取り付き、軽く藪をかき分けながら進むと、三角点のある山頂に到着。
京都の山なら、ピークハンターさんのプレートを探すという作業があるのだけど、ここにはないだろうとの事で早々に引き返します。
ちなみに、ダイヤモンドトレールのタンボ山の標識は三角点のあるピークよりも東側にあり、ここも含めて、標識の位置に関しては細かい事を気にせずに設置しているのかなとの印象。
ヤマジノホトトギスやツルリンドウを見つつ進み、行者杉にてパン休憩。
気温が下がって来ているせいか、この日は普通に食欲があります。
神福山の標識地点から山頂に取り付き、すぐに山頂に到着。
その先にも踏み跡があるので尾根伝いで先へ進みますが、高低差はわずかなものの、滑りやすいやせ尾根となり、じっくりと下ります。
鞍部からトレールに合流せず、岩っぽい斜面を少しだけ登り返し。
その後は尾根芯は藪っぽい感じだったので、やや急な斜面を下り、トレールに合流。
この日の数少ないプチ冒険区間が終了。
プチプチぐらいですが。
こんなに笹に覆われた山だったのかという感じで進み、高谷山を通過し、中葛城山に到着。
近くに三角点があるので、そちらへ。
タブレットで確認しつつ進むと、この辺りかなという所に目印のテープがあり、笹原にうっすらと踏み跡があるのが視認できます。
しかし、笹はまずまずの背丈でびっしりと生えていて、視線を水平にすると進行方向は分からず、足下を見て踏み跡を確認しつつ進みます。
ちょっと苦労して進むと、笹は途切れ、その先に三角点を発見。
ここでも撮影を済ませると、早々に撤退。
久留野峠を経て、伏見峠に到着。
山頂一帯のゾーンまでもう少しです。
キャンプ場を通過し、ちはや園地に到着。
香楠荘を確認のみで戻って来て、ちはや園地にて昼食です。
食事を終え、出発。
展望台と大阪府最高点をチェックし、湧出岳山頂への道に取り付きます。
道は少し荒れ気味で、ロープウェイで来た人とかは歩かない方が良さそう。
電波塔を通過し、一等三角点のあるピークに到着。
展望もなければ、風情もなしという感じで、残念な山頂と言って良さそう。
如意ヶ岳と良い勝負か?
いや、あちらはそれなりに撮影映えしますね。
下りは進みやすい道で一般の登山道に合流。
少し歩くと葛木神社の一ノ鳥居があり、雰囲気が一変。
立派な杉の木を眺めながら進み、急階段を登ると、葛木神社です。
団体さんで賑やかなせいか、やや雰囲気を損なっているようにも感じたけど、これだけ人気の山なので贅沢は言っていられません。
お詣りを済ませ、右のブナ林の方に進もうとしたら、下から別の団体さんが登って来るのが見え、そちらは諦めて、先へ。
転法輪寺への案内標識があったので、そこで曲がり、転法輪寺に到着。
近道だけど、下から登る方がありがたみがあるなと勝手な事を思いつつ、こちらでも手を合わせます。
どちらへ進んで良いのか分からないなりに歩いていると、人の数はどんどんと増えて行き、これが金剛山なのかと思い知らされる感じでした。
山頂広場に到着し、しばし待った後に山名板の撮影を済ませ、展望にぼんやりと見入ります。
13時までもう少しなので、飲み物を飲んだりしながら体を休め、定時撮影がどんな感じなのかを見届ける事にします。
13時間近になると人が集合し始め、「おお、こんな感じなのか」との思いを抱き、下山ルートを探しに行きます。
トイレを済ませ、下山ルートの標識を見つけられないけど、建物の隙間が怪しそうだったので進んでみると道は続いています。
これがそうだろうという事で、どうにもアウェイ感を拭い去る事のできないままではあるけど、先がまだあるので下山開始です。
大日岳を通過し、その後は踏み跡が散らばり気味で少しややこしいけど、どこを通っても大丈夫なはずと進みます。
六道の辻や太尾塞跡は分岐となっており、それぞれ正しい方向に進みます。
ここまでの道中は植林帯の階段が多くて、あまり好みの道ではなく、黙々と下山。
滑りやすそうな場所もちらほらとあり、案の定、ずるりと滑ってしまいます。
登山口まで下りて来て、ここからは舗装路を歩き、府県境にある水越峠へ。
水越峠にある登山口から大和葛城山へ。
水路沿いの石畳の道を進むと、道は沢沿いの急階段になります。
傍らにツリフネソウを見て、振り返ると金剛山方面の山塊が目に入ります。
足取りは重く、何かに見入っている間は動かなくても良く、少しでも息を整えます。
急斜面の階段は延々と続くかに思えるぐらいで、前回の坊村から武奈ヶ岳への登り返しを思い起こさせます。
何とか頑張って登り続け、展望の良い場所に立ち寄り。
ちょっと元気を取り戻して進むと、ヤマツツジの群生地が目の前に広がります。
ピーク時にはたくさんのレコがアップされていましたね。
ここまで来れば安心という感じで、のんびりと進むと、展望デッキがいくつかあり、のどを潤しながら景色を堪能。
しんどい登りだったけど、それを帳消しにしてくれる眺めという感じ。
少しうろうろした後、葛城高原ロッジ横を通り、山頂方面へ。
周りは緩やかな起伏の高原という感じで、何とも良い雰囲気。
武奈ヶ岳に続き、誰もいない山頂に到着、この日も独り占めです。
定例の写真を撮り、ぐるっと広がる風景をゆるりと見渡します。
どこが見えているかは気にせず、目に入るままに堪能しつつ、ここでも食事休憩。
食事が終わる頃に続けざまに何人かが登って来られ、独り占めタイムは終了。
下山ルートの再確認をして、山頂を後にします。
少し下った所にトイレがあり、ここで左折して、ロープウェイの駅方向へ。
駅の手前に標識があり、ここからくじらの滝コースへ。
このルートも階段が多く、段差が大きめだったりして、疲労もあってか、足への負担がつらい。
整備された道だけど、所々で老朽化が進行しつつあるようで、数年以内に再整備が必要かも。
滑ったり転んだりしないように慎重に下り続け、分岐からすぐのくじらの滝へ。
滝の下部が白くなっており、日が差すときれいに輝いて見えるのかな。
引き返して進むと、防獣ゲートがあり、そのすぐ先がロープウェイの麓側の駅です。
タイミング良く登って行くロープウェイの車両を見送り、下山完了です。
バス利用が一般的でしょうが、この日もそのまま歩き、近鉄御所駅に到着し、この日も無事にゴールです。
この日の山行はダイヤモンドトレール区間を多く歩いたせいもあり、植林帯の階段をかなり歩いたとの印象で、山歩きのワクワク感はあまり感じられなかったかなというのが実感です。
大和葛城山は山頂付近からの展望が素晴らしい事もあり、金剛山よりも好印象ですね。
もちろん、この山行だけでは表層を部分的にさらった程度だと思うので、色々な方のレコを参考にさせてもらって楽しく歩く事ができそうなルートでまた歩いてみたいですね。
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