黒部川源流から野口五郎岳へ(北ア)
- GPS
- 54:38
- 距離
- 52.8km
- 登り
- 4,095m
- 下り
- 4,090m
コースタイム
- 山行
- 8:16
- 休憩
- 1:03
- 合計
- 9:19
- 山行
- 9:02
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 10:17
- 山行
- 7:04
- 休憩
- 0:48
- 合計
- 7:52
天候 | 1日目 霧雨〜曇り〜晴れ 2日目 晴れ〜ガス〜曇り 3日目 薄曇り〜晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
新穂高〜三俣山荘 一般登山道で特に問題無し。双六岳への巻道、中道、稜線コースがありますが、巻道は急なアップダウン、歩きにくい登山道だったように記憶しています。稜線コースは登るのはちょっと大変ですが、気持ちの良い稜線を歩けオススメです。三俣蓮華岳から降りる所がちょっと急でザレているので注意。 三俣山荘〜野口五郎岳 水晶小屋からは急坂、痩せ尾根、ちょっとした岩場もあります。登山道は一人が通れる程度の広さの部分が多く、すれ違いに注意。水晶岳直下は急坂もあり、ザレて道幅も狭いのでここもすれ違いに注意。片側が切れ落ちた箇所もあり、万が一滑落するとジ・エンドとなる場所もあります。 |
写真
感想
【感想/記録】
9月になりようやく晴れが続く登山日和の日が出てきました。今回はこれまで行ったことがない野口五郎岳と、あわよくば山の日に行けなかった水晶岳ヘ行く事に。週末に休暇をくっつけて二泊三日で三俣へゴー。
1日目 活動距離:9時間20分 活動距離:17.64km累積標高上り/下り 2,153m / 691m カロリー: 3761kcal
新穂高の市営第3駐車場には5時45分くらいに到着も、平日なのにすでに9割方車で埋まって、危なく駐車できないところでした。朝食を食べて登山届けを提出して6時半頃に出発。霧雨が降るお天気でしたが、お天気はこれから回復の予報なのでレインウェアは着ませんでした。大半の方はレインウェアを着込んでいらっしゃいましたが、サウナスーツとなりオーバーヒートの予感。最初は林道歩きなので持ってきた折り畳み傘を使用すれば良かったのに、ザックの底に押し込んだので取り出せず、少し濡れながら歩きます。1時間もすると霧雨はあがりました。
でも、湿度が高い樹林帯は風もなく暑くて汗だくに。二泊三日分の荷物は重く、秩父沢、シシウドヶ原、鏡平山荘、弓折乗越と細かく休み、双六小屋で昼食。13時前に出発し、稜線コースを歩き双六岳を目指します。途中から青空も見えたものの、双六岳山頂ではガスって真っ白。三俣蓮華岳へ向かう途中でようやく少しガスが晴れてきました。三俣蓮華岳山頂では、眺望も少し回復しましたが、残念ながら槍ヶ岳は雲の中で見えず。山頂から下りて三俣山荘の野営場には16時過ぎに到着。テントを設営しビールと夕食を食べて19時過ぎには寝ました。
2日目 活動時間:10時間17分 活動距離:16.41km 累積標高上り/下り:1,509m / 1,503m カロリー: 3932kcal
2日目は3時に目覚ましをセットするも、寒くてシュラフからなかなか出られず。晴れているのにテントの内側は結露しまくり、タオルで水滴を拭き取るのに時間がかかりました。お湯を沸かし朝食を食べて出発できたのが4時15分。サブザックに必要な荷物を詰めただけなので、軽い足取りで鷲羽岳を目指します。ヘッデンの灯りを頼りに標高を上げていきますが、途中で東の空が赤くなってきた。ご来光に間に合うように急いで、5時頃過ぎに頂上に登頂すると風も無く、気温も高めなので先週の五竜岳よりも寒くありませんでした。
しばし待っていると5時20分過ぎに、ご来光を迎えることができました。周りの山々も赤く染まり、快晴の中で朝日を浴びる北アルプスの山々を眺めることができました。今日の目標は野口五郎岳なので、ワリモ岳、ワリモ北分岐を経て水晶小屋には7時頃に到着し、ちょっと休んで15分頃に出発。ここから激下り痩せ尾根を通って標高2730mほど、最低鞍部の東沢乗越に到着。ここからまたアップダウンを繰り返し、野口五郎岳の由来となったゴーロ帯、大きな岩が転がった箇所を超えて、歩きやすい山腹を巻くように登って行くと、9時15分頃にようやく野口五郎岳の頂上に到着。
頂上ではお天気は晴れて北アルプスの山々が一望できました。槍ヶ岳や白馬岳や唐松岳〜五竜岳、薬師岳も見えてはるばる来た甲斐がありました。昼食のパンを食べて名残惜しいのですが、9時45分くらいには来た道を引き返します。最初の緩い巻道は小走りで走り、ゴーロ帯を通って痩せ尾根を登り返し11時半頃に水晶小屋に到着。予定よりも早く到着できて足も生きているので、水晶岳を目指します。ザックをデポして水晶岳に到着する頃には、残念ながらガスが上がってきて、眺望は今ひとつ。直ぐに下山しザックを回収してワリモ北分岐に到着。
少し行動食を食べて休み、疲れたのと水が残り少なくなったので、黒部川源流沿いの登山道で三俣山荘を目指します。一旦岩苔乗越へ下りて川沿いに下り、黒部川源流の碑がある所からは沢沿いに登り返します。予定よりも早く14時半頃にはテン場に帰還できました。疲れていたので少し横になり、また山荘でビールを買って夕食を食べ19時過ぎには寝ました。
3日目 活動時間 7時間52分 活動距離 17.46km 累積標高上り/下り 656m / 2,118m カロリー: 3055kcal
最終日は朝3時過ぎに起きて、暗闇の中でヘッデンを点けて夜逃げをするように(笑)テントの撤収を行い5時15分頃に出発。まずは三俣蓮華岳へ登り、槍ヶ岳の眺望が期待できる双六岳を目指します。1時間程で三俣蓮華岳山頂へ到着するも、山頂は風が強くかなり寒い。ここからの登山道は長野県側は日差しがあり暑いけど、岐阜県側は風が強くジャケットが脱げない。アップダウンを繰り返し7時15分前に双六岳へ到着。沢山の人で賑わっていました。
双六岳山頂では槍ヶ岳を撮影するために粘りましたが、ここも風が強くて寒い。双六岳から下りると風が弱くなったのでジャケットを脱ぎ、双六小屋へ向かう途中で槍ヶ岳が見えてきました。双六小屋には8時20分に到着し給水して出発。細かなアップダウンを繰り返し弓折乗越には9時20分に到着。ここで今日双六小屋でコンサートが行うリピート山中が登場、ミニコンサートとなりました。槍ヶ岳の北鎌尾根を見ながらここで散った「加藤文太郎の歌」を熱唱。「ヨーデル食べ放題」でお見送りして頂けました。
鏡池には10時過ぎに到着し、ここで昼食休憩。35分に出発し激下って秩父沢には11時25分に到着し給水がてら休憩。標高が下がると日差しと、登山道に敷かれた岩からの輻射熱があり暑い。12時には左俣林道に突入。かったるい林道を歩いている間は頭の中で、リピート山中氏の「ヨーデル食べ放題」がエンドレスでした(笑)。新穂高にはようやく13時10分頃に到着。長かったけど、ご来光、念願だった野口五郎岳への登頂が果たせ、リピート山中氏の生歌声も聴けて充実した山行でした。
【注意点や反省点】
三俣山荘の野営場は一泊千円、外トイレは無く山荘のトイレを使用します。個室は和式の水洗で綺麗でした。
ソフトバンクの電波は、三俣蓮華岳はやや不安で4G、双六岳、鷲羽岳と水晶岳は4Gがバッチリ、野口五郎岳は一瞬繋がったけど直ぐに圏外。野営場はドコモもダメでした。
連休では無く紅葉の時期にはまだ早かったためか、土曜日でもテン場は余裕があり、三俣山荘も混み合っていないようでした。
初日は木曜日まではお天気が悪かったのに、結構下山してする方とすれ違いました。野口五郎岳へはすれ違う人、向かう人は少なく静かな山行が楽しめました。
2日目は2リットル強の水分を持って行きましたが、晴れていると暑くて足りないくらいでした。幸い午後からはガスって涼しくなり、水の消費を抑えることができました。
9月になると朝はかなり冷え込み、水晶小屋の前のベンチは凍っていたそうです。今回はフリースにダウンの上下で夏用のシュラフでも大丈夫でした。
【Apple Watch等による計測結果】
ムーブ(安静時を越える推定エネルギー消費量 / kcal)
878
815
1,020
エクササイズ( 活発に活動した分数 / 分)
22
23
73
スタンド( 1時間のうち1分以上身体を動かした時間 / 時間)
16
16
16
登った階数( 一階=約3mの高度を上昇 / 階)
255
356
111
ウォーキングの距離(km)
27.8
26.0
27.5
歩数(1日で歩いた歩数 / 歩)
40,189
36,394
37,782
心拍数 (1日で最低、最高の心拍数)
61〜143
49〜127
56〜130
体重
60.9 -> 60.2
鷲羽岳山頂で西鎌尾根から流れ落ちる滝雲を撮影。
https://youtu.be/JR3Q_NYYGKc
artylaneさん こんにちは
三俣山荘のテン場でお見かけしました。
僕は加藤文太郎のTシャツをきてた 者です。
リピート山中さんでしたか 僕は花見平でリピート山中さんにすれ違ってて見たことある人やのになあと思い誰かわからずにいたんですよ。これですっきりしました。 ありがとうございます
fulusatono1さん、こんばんは。
加藤文太郎のTシャツを着ていらっしゃった方、何となく記憶にあります。偶然にもリピート山中のミニコンサートに出会うことができてラッキーでした。山行中はお天気が良くて最高でしたね。お疲れ様でした。
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