軽やかな 木曽駒ケ岳 & 原始的な 空木岳 。
![情報量の目安: S](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
- GPS
- 19:00
- 距離
- 23.5km
- 登り
- 1,691m
- 下り
- 2,970m
コースタイム
- 山行
- 5:34
- 休憩
- 1:14
- 合計
- 6:48
- 山行
- 9:25
- 休憩
- 2:33
- 合計
- 11:58
ツエルトの弱点といえば素材が透湿性に優れたナイロン生地なので、いわゆる撥水性はあっても防水性はほぼ無いに等しい。
よって、起こった事象。(上から下に、時系列)
・頂部の縫い目から浸水し、中央の紐から水滴が落ちてきて雨漏り発生。
・就寝中、風に煽られた幕部分に着いた浸透した雨水が顔にかかり、まるでいきなり顔面に洗顔を食らったような現象で飛び起きた。
・エマンジーシートを完全に被り、雨音こそ我慢であるが浸水を最大限に防止する事に務めた。
・ただでさえ結露した壁面が寝袋に触れ寝袋を濡らす⇒シュカフカバー持参していたのでせめてもの救い。
・足元が結露した幕に触れ寝袋を濡らすのを防止するため、コンビニ袋で養生したが、枕部分は完全に水没。(複数日の縦走だと結構痛い。)
ザックはカバーを付けてカバー面を幕部へ押し付け固定。着替えを予めシュラフ内部に入れて着干し状態にし、行動開始前に縦走スタイルに着替えてその上に雨具を着て寝てやり過ごした。
天候 | 9日この上ない程の好天気。その夜ある程度の時間本降りの降雨あり。 (ツェルトから見事雨漏りしました(笑)) 10日ガス巻く中で、東の風・午前9時頃から好天(雲が結構あるが降雨なし) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
新宿バスタ18:35⇒22:35駒ヶ根市(駒ヶ根グリーンホテル泊) 駒ヶ根駅6:00⇒しらび平7:00⇒千畳敷7:12 帰路。 駒ヶ根IC19:50⇒新宿バスタ23:00(実際には23:41) 駒ヶ根グリーンホテル素泊まり(税込)5千円。 私自身、寝てないと敗退傾向強い事から前泊付きとしました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
今回の縦走路。 ココっ。核心部と言える部分というよりは、注意すべき部分は結構至るところにバラけていて、ルート構成上、岩場中心の宝剣岳付近の難所でかなりの抵抗(不安)があるようならば、その先々の露岩帯のムーヴにはたぶん対応できても予定計画通りの時間配分をキープすることが難しいと思われます。 稜線コースはいつもそうですが、大概左右のどちらかが(殆どが植物に覆われていて表面上そう見えないが、)切れだっていて、踏み外しは命取りになるような場所が多いので、常に注意が必要です。 いわゆる破線の難ルート程の険しさはないが、地味ながらも結構な長丁場。それに加えザックの負荷重量がかかるので、実際の消費時間を見てペース配分を考えて縦走した方が無難であると思われます。 (特に木曽殿山荘へ予約入れている場合、檜尾岳より見えるオベリスクみたいな山(大滝山)より3時間程先に山荘があるので、その辺の時間配分に気を付けましょう。) |
その他周辺情報 | 前泊。(駒ヶ根駅より5分。高速バス停より3分。) 駒ヶ根グリーンホテル http://www.clio.ne.jp/home/green-h/ アフター。 こまくさの湯(予定より2時間遅れの行程で、高速バスの待ち合わせに使いました。)※高速バスのバス停は駒ヶ根IC(徒歩40分) http://www.komakusanoyu.com/ |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
着替え
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
飲料
水筒(保温性)
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
カメラ
ポール
テントマット
シェラフ
|
---|---|
備考 | 忘れ物。 ・テルモス(もうちょい気温が低い時には結構致命的)・水さばきは4.7Lのつもりが(前泊で500ml消費してしまっており運用上ギリギリ) 効果あったもの。 ・エマンジーシート。(ツェルトで幕張ったが、夜に降雨あってツェルト内は浸水。シート養生でしのげたのが大きい。) |
感想
昨年惜しい人が急逝されて、暫し自重している間に、落ち着いて数えてみたら、日本百名山は50座目になる(というか、日本は名山らしい深い山に入ると、大体100〜300名山のいづれかになるし、当初は意識していないので重複が41座もありました(笑))
で、この前ヒヨヒヨだった荒島岳に引き続き、半死状態だった脚のケアをしながらの観光モードな伊吹山。この辺はガッツリ意識しています(笑)。
今度はしっかり縦走を決めておきたい心情ながら、今年は仕事上・スケジュール上、マジに3連休が無く1泊限定でしっかりやれるヤマを思案していました。
候補として
・中央ア(縦走)・高妻戸隠・吾妻岳・妙高火打・巻・・・と色々あるうちに、空木はやっておきたい。山域でも十分魅力あるし、日程取れれば、越百山迄。
と思案していました。
実際に入ってみると、北部は北ア同様の足に優しい稜線美(悪天候で吹かれると、身の隠しようの無い逃げ場のないロケーション。)南部は南アに類似した高い森林限界に加え、破風山から甲武信・金峰に似通った花崗岩の巨石がゴロゴロしている露出帯で足さばきがモノをいい、慎重なムーブを強いられる結果、時間がかかる域。
登山道そのものは危険と思われる部分・場面はしっかりしたクサリ・足場のサポートが充実している中で、一方で足さばきに邪魔になるような石は排除せず、そのままの自然を生かした杣路で雰囲気タップリの満足感ある縦走路でした。
総評として北部は軽やかな気持ちの良い稜線歩き。南部は足さばきとボディバランスを要求されるちょっと深い露石帯歩き。特に後半は「穂高・剱」のような峻烈なテクニカルこそないものの、地味ながらも正確なステップワークが連続される険しさとハイマツ帯のコントラストが美しいのが特徴的です。
そういう2つの独特なテイストを一度で味わえる面白みのある縦走になりました。次回は越百山を絡めてトライしてみようと思います。
最後に池山の駐車場でヒッチハイクさせてくれた名古屋のUKさん。
この場を借りて御礼申し上げます。
テント張られてる時に少しお話させてもらった愛知の者です。
あの日はまさかの雨で、レコの内容からもテント泊かなり大変そうでしたね
なかなかハードなコースでしたがお互い無事下山出来て何よりです
またどこかの山でお会いできるのを楽しみにしています
ありがとうございました
こんにちは。はじめまして。
確か檜尾避難小屋で、お話しましたの覚えておりますよぉ
この山域。結構皆さん名古屋の方で、距離も関東圏と比べれば親しみやすい身近な
あの後は、まあ、このレコに記述している通りの出来事でして、まあ、ヤマには色々なツキモノ
私の諸レコ見るとお分かりかと思いますが・・・。(ヘリを呼んだり、火山が噴火したり・・・)
まあ、慣れっこと言えばそんなのでしょうが、また再会しましたらその節はよろしくお願いしま〜すっ
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する