【北アルプス】上高地~前穂~奥穂~涸沢【縦走】
- GPS
- 16:30
- 距離
- 22.7km
- 登り
- 2,277m
- 下り
- 2,278m
コースタイム
- 山行
- 6:30
- 休憩
- 2:00
- 合計
- 8:30
- 山行
- 6:50
- 休憩
- 2:10
- 合計
- 9:00
天候 | 9/29 くもりのち晴れ 9/30 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
朝6時20分始発の時点で沢山の人の行列。4台目のバスに乗れた。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
重太郎新道、吊尾根ともに岩稜地帯だが難所はない。 紀美子平から前穂頂上までの道は落石しやすいので注意。 涸沢からのパノラマコースは切り立った崖が連続するので、三点支持をしっかりと。 |
その他周辺情報 | 高山の「ひだまりの湯」で登山の疲れを癒やした。 1050円、露天風呂ぬるい、ペプシ炭酸暴発。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
日焼け止め
ロールペーパー
携帯
時計
タオル
|
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感想
★★★まとめ★★★
ついに、この時が来ました。
今年7月、常念山脈を縦走して、オプショナルコースの涸沢から眺めたあの景色。
「あの頂に登ろう」と強く心に刻んだ、あの時の鼓動。
「前穂・奥穂登頂」達成しました。
お付き合い頂いた、Oさん&鉄人、どうもありがとうございました。
お二人のおかげで、最高に充実した山行になりました!
また登りましょう!
★★★9/29(金)★★★
今回は会社関係者のOさん&鉄人と一緒に山行です。
目指すは穂高連峰、ガチの登山+相当寒そうなので装備を整えて万全の体制で挑みます。
午前3時に豊田市集合、朝6時にあかんだな駐車場に到着。
すでに沢山のクルマが停まっていて、始発のバスにも行列ができていました。金曜日なのにすごいですね。紅葉シーズンですね。
ってかクソ寒い!途中の高山は気温3度!
ニット帽、ネックウォーマー、グローブ、タイツ、早速フル装備です。
朝7時、上高地に到着。
前穂、奥穂を目視で確認。...なんか、上の方、白くない?気のせい?
雪です!
ルートどうするか相談。コース上には積雪なしと判断して、予定通りのコースで出発。
朝9時に岳沢小屋に到着。ここまでは余裕ですね。ここから重太郎新道+吊尾根なので、ヘルメットを装着。東の方は晴れてるけど、西から分厚いくもが流れてきてます。晴れないかなーと思いながら出発。
重太郎新道の登りは勾配があって結構しんどいです。ただ、技術的難易度はそれほどでもなく、慎重に進めば大丈夫。尾根までの道のりがひたすら長く感じるので(実際長い)、折れない心は必要かも(笑)
11時過ぎに紀美子平に到着。ここでザックをデポして、身軽になって前穂の頂きを目指します。荷物なくて体は軽いけど、標高3000m越えてて、息切れ早くなりがちなので注意。また、前穂までの道は落石しやすいので気を付けましょう。
前穂山頂から槍方面はがッスガス。何も見えない。でも、くもの動きが早くて、槍が見えそうになって、でもやっぱり見えない!みたいな感じの繰り返し。寝不足だったので5分くらい仮眠(笑)
紀美子平まで戻って、さくっとお昼ご飯。持ってきたお湯でカレーリゾッタ。
ちなみに、重太郎の娘の紀美子はここで遊んでいたそうです。なかなかクレイジーな教育方針ですね(笑)
13時に奥穂に向けて出発。あれ?少し晴れてきたような?
吊尾根もそこまで難しい道ではないです。三点支持をベースに、ゆっくり慎重に進めば大丈夫。すれ違いでは山側に体を預けましょう。
そうこうしているうちに、14時30分、念願の奥穂登頂!めっちゃ晴れてる!
360度に広がる大展望!常念山脈から笠、北穂、槍、黒部五郎、三俣蓮華、立山連峰、後立山連峰!
そして眼下には桁違いの迫力のジャンダルム!もう、壁にしか見えない(笑)こんなところ歩けるんですかね?でもジャンダルムの山頂に人が立ってて、いやーすごい。
「ついに奥穂に来たんだなー」と山頂の山方位地図の上に座りながら、感慨にふける。
涸沢から眺めたあの頂に立っていると思うと、極まるものがある。よくやった。
...しかしクソ寒い!吹きすさぶ風がハンパない!吹き飛ばされそうになりながら、穂高岳山荘に向けて出発。
15時30分に穂高岳山荘に到着。荷物を整理して、早めの宴会!各自用意したお酒やらおつまみやらを並べて、外でちょい寒い中、常念や笠を眺めながら、山の話をして、楽しいひと時を過ごす。いやー、最高でした。
山小屋に戻って、晩ご飯を食べて、今日一日の山行をふりかえりながら早めの就寝。寝不足+疲れのおかげもあり、熟睡できました!ちなみに、布団は一人一枚で快適でした。
★★★9/30(土)★★★
朝5時30分に涸沢岳を目指して出発。荷物は山小屋に置いてあるので身軽です。
頂上到達と同時にご来光!朝日に染まる奥穂、北穂から槍、遠く八ヶ岳と南アルプスの山々、さらにはなんと富士山まで見えました!壮観です!
でもクソ寒くて、ぶっちゃけそれどころじゃない(笑)しかも涸沢岳山頂は切り立った崖みたいになってて、めっちゃせまくて、危険。ということで、眺めを楽しんで、すたこらさっさと下ります。
山小屋に戻って、温かい談話室で朝ご飯を食べます。朝ご飯は作ってもらったお弁当。酢飯、魚の甘露煮、鶏肉の天ぷら。どれもおいしいです。穂高岳山荘はご飯のおかずが種類豊富で、掃除も行き届いていてキレイですし、何よりゴミ箱があって、ゴミを捨てられます!山じゃ考えられないですよね!至れり尽くせりハンパないです。
談話室で隣になったご夫婦と少し話をしました。自分達とは逆のルートで登山してるとのこと。木曜日に涸沢ヒュッテ泊まったけど、布団一枚に二人で寝たそうです。紅葉の時期の涸沢は平日でも相当な混雑ですね。行くならテント泊ですね。
朝7時前に穂高岳山荘を後にして、ザイテングラートを下ります。最初から涸沢のカラフルなテン場が見えてて、目的地が見えてるので、こういう下りは気分的に楽ですね。しかも紅葉がキレイです。紅と黄色と緑のコントラストが鮮やかです。ザイテングラートは少しザレてて、登る人も下る人も多いので、落石とすれ違いに注意しながら進みます。
ってか、なんか荷物が軽い。昨日はあんなに重かったのに。計算したら、3kgくらい違いました(笑)(水1l+お湯1l+ワイン700ml)まあ、テン泊装備の重量予行演習ということで。
朝8時に涸沢ヒュッテに到着。そこには絶景が待っていました。
紅葉に萌える山々、白くむき出した岩稜、くもひとつない青い空。
...どんなに言葉で形容しても、陳腐でありきたりな表現になってしまいますね。
涸沢カール、素晴らしいの一言に尽きます。
鉄人は東京に戻る用事があるので、早帰りしなきゃいけなく、ここでお別れ。ここからはOさんと二人旅。まったり景色見ながらぼーっとして、たまに写真撮って、またぼーっとして。何時間でもいられますね(笑)
名残惜しいけど、我々も帰らなきゃいけないので、涸沢ヒュッテを出発。
パノラマコースにしようかどうか相談。地図上では点線だけど行けないことないだろう+ノーマルコースの混み具合がすごそうなので、一路パノラマコースへ。結論から言うと、大正解!
パノラマコースを歩いて10分くらいで、なんと、槍が見えてきました!涸沢からだと北穂に隠れちゃってるけど、パノラマコースで回り込むと見えるんですね!感激しながらルンルンで進みます。
パノラマコースは屏風のコルまでが注意点。水平歩道のような(行ったことないけど)崖みたいなところをアップダウンしながら進むので、ロープをつかみながら足元をしっかり確認して慎重に歩きます。
屏風のコルでザックをデポして、屏風の耳を目指すことに。そんなに深く考えずに耳まで行って、そこにはまたまた絶景がありました!360度の大パノラマビュー!すごい、すごすぎる!
槍、穂高連峰、燕、大天井、常念、蝶ヶ岳、すべてがちょうどいい距離感、ちょうどいい高度感で眺望できます。奥穂の岩肌ゴツゴツした感じや、常念のピラミダルな感じを心ゆくまで楽しめます。しかも、ここでも遠く八ヶ岳、南アルプス、富士山まで展望できました。
Oさんと、ぼーっとしながら、「ここも何時間でもいられるね」と言葉を交わしながら、またぼーっとして。思わぬ穴場がありました。
またまた名残惜しいけど、屏風のコルまで戻ります。11時頃に屏風のコルを出発して、あとはひたすら下りです。13時に徳沢に着いて、林の中を歩き、明神を通過して、14時過ぎに上高地に戻ってきました。最後はお決まりのソフトクリームを食べて、バスであかんだな駐車場まで戻って、豊田市に帰ります。
Oさん、いつもながらの安全運転ありがとうございました!
鉄人、忙しいところお付き合い頂きありがとうございました!ケーキの話はまた今度!
みなさん、長文を最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
丁度良い時期に行けたようで、涸沢の紅葉が最高です!
屏風の耳からの北穂の眺めは迫力が半端ないですよね。あれは写真に撮れない・・・
あと、吊り尾根は歩いてみたい。
sakoさん、こんばんは。
いやー、最高でした!
下山するのがもったいなかったです。
来年は涸沢にテント張って何日かダラダラしようかと考え中です
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