雷雨・転落・そして槍ヶ岳 テント泊での裏銀座縦走
- GPS
- 98:56
- 距離
- 53.3km
- 登り
- 4,722m
- 下り
- 4,888m
コースタイム
06:09 高瀬ダム
06:36 水場
06:55 11
07:15 10
07:32 09
07:47 08
08:00 07
08:36 06
09:27 05
09:47 04
10:16 03
10:43 02
11:02 01
11:20 烏帽子小屋
昼食・テント設営・雷雨
16:19 烏帽子小屋
16:37 前烏帽子岳
16:46 分岐
17:02-17:15 烏帽子岳
17:32 分岐
17:42 前烏帽子岳
17:55 烏帽子小屋
2日目(8月8日(月))
03:55 烏帽子小屋
07:10-07:21 野口五郎小屋
07:40 野口五郎岳
09:51 東沢乗越
10:45-11:17 水晶小屋
11:56 ワリモ北分岐
12:06 岩苔乗越
12:58 祖父岳
13:17 祖父岳分岐
14:11 雲ノ平キャンプ場
3日目(8月9日(火))
05:15 雲ノ平キャンプ場
06:00 分岐
07:05 黒部源流
07:55-08:15 三俣山荘
09:24-09:45 鷲羽岳
10:37-11:20 三俣山荘
12:06 分岐
13:40 分岐
14:00 双六小屋キャンプ場
4日目(8月10日(水))
04:00 双六小屋キャンプ場
04:37 樅沢岳
07:20 千丈乗越
08:47 槍ヶ岳山荘
09:07-10:30 槍ヶ岳アタック
11:35 槍ヶ岳山荘
11:50 飛騨乗越
12:52 千丈乗越分岐
14:37 槍平小屋
5日目(8月11日(木))
05:20 槍平小屋
06:15 避難小屋
07:31 白井沢出合
09:05 新穂高温泉
天候 | 7日 晴れのち雷雨 その他 ガス・晴れ・曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
復路 新穂高温泉からバスで新大阪(帰省) |
コース状況/ 危険箇所等 |
々眄ゥ瀬燹善帽子岳(ブナ立尾根) 日本三大急登の一つ 階段状の登りが続きます。 0〜12の表示があり、均等間隔ではないものの目安になり、心の支えになります。 烏帽子岳小屋〜水晶小屋 割とアップダウンがあります。 特に東沢乗越から水晶小屋までは大きな岩があり、体力を消耗します。 水晶小屋の手前は、一旦下って登り返すのでしんどいです。 水晶小屋〜祖父岳 祖父岳(ジイダケ)が曲者です。 ハシゴありロープありで疲れた体に堪えます。 ち追祿戞善瀬諒 祖父岳からはガレた下り。 下りきってから雲ノ平までが長い。 植物の養生とやらで、ぐるっと右に周っていきます(約1時間)。 テント場と小屋が離れているので、テント代を払うのも大変です。(往復30分) ケ瀬諒拭噌部源流 い里阿襪辰伴る迂回路を戻り、日本庭園を経由して黒部源流に向かいます。 日本庭園がどこなのかわからないままに過ぎました。 一旦黒部源流まで下りますが、この下りがきついです。 黒部源流〜三俣山荘 黒部源流への下りに比べると緩やかな登りです。 Щ伊鷸柿顱創姫岳 見た感じは45度の急斜面。 最初は、坂道なので割りと楽に登れますが、 途中からはガレた階段状の登りになりかなりしんどいです。 ┿伊鷸柿顱疏佻讃屋 巻道を選択しましたが、割とアップダウンがあります。 時間があれば山頂コースをお勧めします。 双六小屋〜槍ヶ岳山荘 割とアップダウンがあります。 千丈乗越手前はクサリあり、痩せ尾根ありで、重いザックの場合は気を遣います。 槍ヶ岳山荘〜槍ヶ岳 クサリありハシゴありの急登です。 そんなに心配することなく登れます。 槍ヶ岳山荘〜槍平 いやになるくらいのガレた下りです。 ここを登りに使いたくありません。 地図上で写真が見れます。 http://www2.life-x.jp/?v1=rNQUlI1.XXATaSYIUXfliQ== ブログもあります。 http://tatomonn.blog76.fc2.com/ |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
感想
初日にすごい雷雨をテントの中で体験し、
黒部源流ではバランスを崩して転落し、
雷雨が心配で複数のピークをパスし、
そのリベンジで槍ヶ岳まで足を延ばしました。
=================================
天候の回復を考慮し、夜行電車での出発予定(8月5日(金))を1日ずらし
8月6日(土)としました。
ムーンライトの座席は運よく1席空いており確保することができた。
テント3回目にして(裏銀座)縦走への挑戦、
また高瀬ダムから烏帽子小屋までのブナ立尾根は日本(+北ア)3大急登のひとつで
標高差1300mもありテントを背負って緊張した登山となった。
<<1日目(2011年8月7日(日))>>
ムーンライト信州を信濃大町で下車、予約していたタクシーに乗り込む。
高瀬ダムまでは、許可されたタクシー会社2社のみが運行している。
2社に電話したところ、感じの良かった名鉄タクシーを予約。
運よく、相乗り希望の先客があり、少なくとも2名で行ける(運賃が半分になる)ことで
安堵した。
当日は飛び込みの1名を加え3名で8100円(1名2700円)で行くことができた。
運転手さんも気さくな方で、名鉄タクシーでよかった。
高瀬ダムでゆっくりしていると、最後の出発になってしまった。
重いザックを背負っているので、飛ばすわけにもいかず、マイペースで行くことにする。
暗いトンネルを抜けると、長いつり橋。
私は、こんなところが嫌い(高所恐怖症)ですが、行くしかありません。
幸い一人ぼっちなので、橋を揺らす人がおらず、ゆっくりと進みます。
しかし中央ぐらいになると、自分の動きで揺れる揺れる。
じっと我慢して通りぬけた。
少し行くと水場がありますが、「沸騰して利用すること」との注意書きがあります。
(私は運転手さんに紹介された信濃大町駅前の公園で水筒を一杯にして行きました)
これからが「ブナ立尾根」の始まりです。
階段状の登りが多く足が疲れます。
0から12の番号が振られているので、休憩の目安にでき便利です。
ただし、間隔は均等ではありませんけど。
3大急登の一つとあって、ヒィヒィ言いながら登っていきます。
頭から出る汗はすべて帽子が吸い、吸いきれなくなった汗が帽子のツバから滴り落ちます。
途中たくさんの方に抜かれました。
唯一、女性2名組が休憩している間に抜きましたが、最後には抜かれました(トホホ・・)。
小屋に着いてからも、楽しく山の話をさせて頂きました。
彼女たちは日帰りで、雨も降りだしたこともあり、烏帽子岳に行かず下山して行きました。
なんとなく天候が怪しくなってきたので、テントの設営に取り掛かります。
前日は猛烈な雷雨があり、テント設営を諦めて小屋泊に変更された方がおられたとのこと。
テント設営後間もなくすごい雷雨。
13:50から15:40の約2時間、テントの中で持参したウィスキーを飲みながら、
携帯を操作していました。
バケツをひっくり返したような豪雨
山脈を這うような雷の音、落ちたと思われる轟音
山小屋まで5分ほど離れているため、小屋に逃げ込むこともできず、
怖い2時間を過ごしました。
前日は、雷雨の後、きれいな夕焼けがあったということで、
それに期待して、雨上がりに烏帽子岳に向かいました。
(雷雨の後に烏帽子岳に向かう人もなく、誰にも会いません)
烏帽子岳は岩が切り立った山で、クサリもあります。
当然、濡れている(滑りそうな)クサリを使って登ります。
私の他には誰一人いませんから、落ちたら終わりです。
なので、本当のピークには行きませんでした・・・。
<<2日目(8月8日(月))>>
今日の目的地は決めていません。
三俣山荘か雲ノ平か。
どちらにしても、距離があります。
早朝(4時前)に出発します。
裏銀座を選んだ理由は、「ブナ立尾根を登ってしまえば割と楽」と
思っていたため。
でも、そんなことはありませんでした。
アップダウンはあるし、大きな岩はあるし・・・。
重いザックが体のバランスを崩します。
朝方はガスっていましたが、だんだん晴れてきて、絶景も現れます。
といっても、昨日の雷雨の記憶が甦ります。
野口五郎小屋を拠点にして水晶方面に向かっていた2組は、雷雨を心配して途中で引き返して行きました。
水晶小屋で確認したところ、今日の天気は15時から崩れるか、または雨はなし。
近いテント場は雲ノ平で、途中の祖父岳はなんてことはない。
三俣山荘は鷲羽岳を越えるのが大変。
なんとなく気持ちは雲ノ平に・・・。
14時までには目的地に着きたかったので、目前の水晶岳をパスしてキャンプ地に向かいます。
ワリモ北分岐までには行先を決めないといけません。
登って来る人から情報を得ると、雲ノ平はいいところらしいし、
話を聞いた場所から「あそこよ」と雲ノ平が見えた。
「近い!!!!!」と決めた(が遠かった・・・)。
「祖父岳はたいしたことはない」との言葉を信じ、雲ノ平に向かう。
あれが祖父岳か・・・と思うとまだ先があり、また先があり・・・。
最後には梯子やロープまで現れた。
ここで、この山行初めてストックを仕舞う。
すれ違った方に雲ノ平は???と尋ねると、「後1時間かな」と。
げぇっ、祖母岳山頂で雨は落ちだすし、あと1時間か・・・。
山頂を越え、ガレ場を下る下る下る。
テント場が見えたが、真っ直ぐに下りることができない。
植物を養生しているようで通行止め。
ここからが遠かった。
ぐる〜〜っと右側から回り込み、分岐から1時間。
雲の平は本当に雲のなかにあるみたいで遠かった。
おまけ
雲の平キャンプ場と小屋は公称片道25分、実測15分離れている。
小屋までテント場代を払いにいかないといけない。
雲ノ平はテント泊者には厳しいところだ。
後で思ったこと
この日は水晶小屋に宿泊して、水晶岳に登った方がよかったと。
折角重いテントを持って行ったためテント泊に拘り、ピークを逃したかなと。
<<3日目(8月9日(火))>>
雲ノ平には庭園がある(みたい)。
尾瀬の縮小版と思っていたら、割と荒れている感じ。
水もなく、整備中の木がその辺にほったらかし。
黒部源流に向かう途中に「日本庭園」があるようでしたが、
気づかずに過ぎてしまった・・・。
黒部源流への道は一旦川に下りて登り返さないといけない。
源流が見れるのなら・・・と頑張ったが、そこに悲劇が待っていました。
黒部源流に て・ん・ら・く
黒部源流間近で、重いザックでバランスを崩したようです。
背中のザックからコロンコロンと・・・。
ザックがクッションとなったこと、
落ちたところに水がなかったことから、擦り傷だけで助かりました。
キレットだったら・・・と思うとゾッとします。
転んだときは、何が起こったのかわかりません。
何故か転んでいくわたし・・・。
ストックを途中で手放していました。
誰も見ておらず・・・、川に流れていたらそのままプカプカと・・・。
これぐらいで済んで良かった。
事故なんて「自分は関係ない」なんてことはないと思い知りました。
気を取り直して三俣山荘に向かいます。
下りと比べるとなだらかな登りです。
三俣山荘の2階のレストランがいいという噂を聞いていたので、
まずは朝食を頂いてから鷲羽岳に登ろうと決めていたのですが、
レストランの営業時間前だったので、すぐに食べることができる
オレンジを頂きました。
噂通り、窓からは槍ヶ岳がくっきり見えました。
山で果物を食べたのは初めてです。
少々お高い(400円)ですが、気分転換には最高でした。
さて、鷲羽岳に出発です。
写真ではなだらかに見えますが、実際は45度ぐらいある感じ。
あまりの急さに、気持ちがなえます。
しかし、鷲羽岳は百名山。
下ってきた方の「360度の絶景ですよ」との言葉に奮起します。
鷲羽岳にはアタックザックでのピストンですから、軽くて快適なこと。
ザックの軽さを実感しました。
鷲羽岳の前半は、坂道ですから割とマイペースで登れます。
後半はガレた階段状になり、ヒィヒィ言いながら登ります。
頂上からの360度の景色は絶景で、槍ヶ岳も見えました。
(運が良かったんでしょうか、5分ほどで穂先が雲に隠れてしまいました)
実はこの頂上で赤いザックの男性2人組と出会います。
この方々に出会わなければ、その後の槍ヶ岳には行かなかったかも知れません。
これから、付かず離れずの3人山行が始まります。
下山し、三俣山荘のレストランで900円のうどんと300円のカルピスを頂き、双六岳に向かいます。
しかし、双六岳に向かうには、三俣蓮華に登る必要がありました。
その蓮華の登山口に着くまでにヒィヒィ。
双六岳に向かう方たちは巻き道を選択して行きます。
(山頂コースは巻き道と比べ時間的には1時間ほど長くかかります。
巻き道はアップダウンが多いので、余裕があれば山頂コースを選びます)
判断に迷っていた時に双六岳にガスがかかり、先ほど登った鷲羽岳山頂は雲の中でした。
苦渋の選択でしたが、巻き道を選択しました。
途中で鷲羽岳山頂でであった赤ザックの2人組に追いつき、双六山荘までご一緒しました。
お二人は以下のルートで山行をされていました。
双六小屋(テント泊)→高天原(小屋しかない)→双六小屋(テント泊)
→槍ヶ岳→南岳小屋(テント泊)→上高地
双六小屋は、テーブルが8つぐらいあり、各々楽しんでいます。
私の座っていたテーブルに岡山から先生(校長先生を歴任)を退職されたお二人が来られ、
学校と民間企業の人事評価制度の違いなどをお話しさせて頂きました。
わざわざ持ってこられた焼酎を頂き、感謝感激です。
岡山・兵庫という近さが親近感を強くしたんだと思います。
たらふく頂きましたので、夕食は食べずに就寝しました。
<<4日目(8月10日(水))>>
裏銀座は縦走したものの雷雨などの影響で、水晶岳、三俣蓮華岳、双六岳をパスしてきました。
しかし、その縦走の風景の中心には槍ヶ岳がありました。
やり残した感がありましたので、槍ヶ岳に行くことに。
ただ、ここ2〜3日の天候から9時30分ごろには穂先が見えなくなってしまう槍ヶ岳です。
出発は3時と思っていたのですが、4時に。
同時刻に赤ザックのお二人が先行して出発されます。
ガスガスの中の出発です。
ライトがガスを反射してよく見えません。
槍ヶ岳が顔を出してくれるのかは運次第です。
千丈乗越手前にはクサリや痩せた尾根があり、重いザックを背負った私には
あの黒部源流での転落が頭を過ります。
慎重に慎重に一歩一歩進みます。
いつしか3人は「3人組」となり、歩調を合わせて進んでいきます。
「にいさん(私のこと)、槍が見えたよ。走って行っていいよ」
私「いえ、一緒にいきます」
槍を直前に見ながら、何かの縁で鷲羽岳から一緒に行動してきた縁を感じます。
8時47分槍ヶ岳山荘に到着しました。
3人は自然と握手をしていました。
少々の休憩の後、穂先にアタックです。
昨年に登ったとはいえ、新たな感動があります。
山頂では、またまた握手です。
このままずっと山行を一緒にしたい気持ちにかられます。
昨年は休日に来ました。
山荘前から並んで登り、山頂でも撮影待ちなどがありましたが、今年は平日です。
渋滞もなく、頂上も10人程度。
みなさん、各々自分の時間を楽しむことができました。
ここで赤ザックのお二人からオレンジのお裾分け。
重い思いをして運んで来られたオレンジを槍の穂先で頂きました。
私から返すものは何もありません。
「ありがとうございます」の言葉のみを返し、おいしく頂きました。
山頂は少しの時間でガスったり晴れたり・・・。
この日から、ガスるタイミングが変わったようです。
下山し、私は山荘で昼食に、お二人は南岳小屋に別れました。
このお二人との出会いがなければ、この山行はこんなに充実したものにはならなかったと思います。
山荘で牛丼(1000円)を頂き、同じテーブルの方とお話ししていると、兵庫県作用(さよう)町のご夫婦。
私の田舎と近いです。
こんな出合もうれしいです。
何はともあれ、槍ヶ岳まで登りました。
テント泊はしなかったですが、ここまでテントを担いで登ってきたことは、自信になりました。
槍ヶ岳山荘のテント場は区画が小さく、その区画(場所)も山荘のお姉さんが決定するとのことです。
ピークの目的地は踏みました。
これから、槍平小屋へ下っていきます。
しかし、この下りが曲者。
ガレ場で、延々と下りが続きます。
これでもかというぐらい下ります。
3時間ほど下り続けて、槍平小屋に到着です。
ベンチでビールを飲んでいると、登って来られた方が。
3年前にテントを購入して、今回初めてのテント泊とのこと。
(私も7月の連休に涸沢でテント泊デビューし、隣の人に手伝ってもらったけ・・・)
テント泊3回目の私がお手伝いすることになりました。
メーカー(モンベル)や方式(吊り下げ式だった)が異なったため四苦八苦しながらも設営完了。
雨なんか降らないから大丈夫でしょうと言っていたら、夜に雨が・・・。
大丈夫だったみたいです。
<<5日目(8月11日(木))>>
長いような短いような4泊5日の縦走の最終日。
新穂高温泉に下るだけです。
3時間30分の下りは長かった。
このルートで槍ヶ岳まで行くにはきついと思います。
槍平小屋で頂いた新穂高温泉の温泉の割引券(800円が700円)を利用して5日間の汗を流します。
生きかえります。
山行自体は完了しましたが、今回は山行の後に関西へ帰省しました。
11時30分新穂高温泉発のバスで新大阪に、バスを乗り換え22時10分に自宅近くの高速のバス停に。
槍ヶ岳からの下山の長かったけど、バスの時間(11時間)も長かった。
ピークを逃した裏銀座縦走でしたが、
いろいろな方に支えられた山行でした。
<<山行で出会った方々>>
●女性2名(会社の先輩後輩・ブナ立尾根〜烏帽子小屋)
先輩は皮靴を履き山の経験はありそうです。
後輩は初めての2000m級がここで、日本3大急登とは。
北アには楽で景色のいい山も多く、唐松岳などを勧めておきました。
今日は天候が悪く、烏帽子岳にも行かれず小屋から下山。
その後、天気が急変しすごい雷雨。
先輩が一緒なので大丈夫と思いますが、無事に下山されたでしょうか。
初めての2000m級が展望なしと雷雨でしたが、山を続けて欲しいと思います。
●赤ザックの男性2名
結果的には鷲羽岳から槍ヶ岳までご一緒させて頂きました。
お二人は山のベテランでしたが、重いザックを背負っておられたため、私のペースにピッタリ。
双六への巻道、双六のキャンブ場も隣、槍ヶ岳へのほとんどをご一緒しました。
このお二人がおられなければ、槍ヶ岳には行かなかったと思います。
槍ヶ岳山頂では、重い思いをして持ってこられたオレンジを頂きました。
今までの人生で、これほど美味しいオレンジはありませんでした。
●双六山荘のデッキでお酒を共にした岡山の元校長先生
退職され、それぞれ小学校、中学校の校長を歴任され退職されたお二人。
関西出身の私が東京にいることから、仕事の話になり・・・。
公務員(先生)と民間企業の人事制度の違いについてお話しました。
(なんでこんな山奥で・・・)
岡山と兵庫という近さからだったのかもしれません。
重い思いをされ持ってこられた焼酎を頂きました。
人生の先輩と貴重な時間をご一緒させて頂きました。
●多摩市の方で裏銀座から表銀座まで縦走されていた方
●高瀬ダムまでのタクシーが一緒で、三俣山荘のレストラン目当てで来られた方
途中で、コンタクトと地図を落とされたようで、その後無事に山行を終えられましたでしょうか。
●烏帽子岳から野口五郎小屋に移動され、野口五郎岳を拠点の水晶方面に向かわれ、
天候を考慮され、途中で野口五郎小屋に戻られた、女性3人組とご夫婦。
●槍ヶ岳頂上でお出会いし、槍平小屋のテント場で、新穂高温泉で再開したご夫婦。
●槍平小屋でテント設営をお手伝いした方
ビールを飲んでいると新穂高温泉から登って来られた。
私がテント泊だというと、「初めてなんです。手伝ってもらえませんか」と。
私も涸沢でデビューしたときに隣の方に手伝ってもらったので、お手伝いしました。
(初めてで練習して来ないのは私だけではありませんでした)
テントの構造が異なったので、少々試行錯誤して設営。
でも、こんな出合もいいですね。
翌日は槍ヶ岳まで登り、横尾でテント泊とのこと。
長い距離になるので、槍沢(お風呂あり)も紹介しておきました。
無事に行かれたんでしょうか。
今回も、たくさんの方に支えられていい山行を終えることができました。
ありがとうございました。
コメント
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tatomoさん、裏銀座縦走お疲れさまでした。
それにしてもすごいです。4泊5日で縦走とは 。
しかも雷雨あり転倒あり波乱万丈の山行だったようですね。
テント泊装備だとちょっとバランス崩しただけで、大きくふられますよね。
最後の槍登頂はクライマックスにふさわしい、絶景です。
自分が重い荷物背負うと、山上での物の有難味が違いますよね。
まさに有難いものなのに、それを与えてくれる人の優しさは心に沁みます。
いろいろな人との出会いもあり、素晴らしい山行だったのではないでしょうか ?
本当にお疲れ様でした。
PS
雲取は9月から10月上旬の週末あたりでどうでしょうか?
またメッセージの方にお送りします。
morotomoniさん
だんだんエスカレートしてきました。
(山にはまってしまったって感じ)
もっと若いときに山を知っていたら・・と思います。
(若いときは子供と遊ぶのが楽しかったですけど)
期間が長いと、思いつきで予定を変更できるのがいいです。
行けないピークもありましたが、(2度目ですが)槍ヶ岳に行けて良かったです。
連絡、お待ちしております。
お酒を持っていけるよう、体力を作っておかなければ・・・。
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