ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 128191
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲信越

北アルプス周遊 (折立→北ノ俣岳→黒部五郎岳→三俣蓮華岳→鷲羽岳→水晶岳→高天原→雲ノ平→薬師沢→薬師岳→折立)

2011年08月12日(金) ~ 2011年08月16日(火)
 - 拍手
体力度
10
2~3泊以上が適当
GPS
33:15
距離
67.7km
登り
5,262m
下り
5,207m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

8月12日(月)
8:15駐車スペース-8:20折立-11:19太郎平小屋-11:40薬師峠キャンプ場

8月13日(火)
4:15薬師峠キャンプ場-4:30太郎平小屋-5:53北ノ俣岳-6:25赤木岳-8:16黒部五郎の肩-8:26黒部五郎岳-10:07黒部五郎小舎-11:19分岐-11:54三俣蓮華岳-12:34三俣山荘

8月14日(日)
3:57三俣山荘-4:49鷲羽岳-5:35ワリモ北分岐-6:09水晶小屋-6:43水晶岳-7:39温泉沢の頭-10:05高天原温泉-10:36高天原山荘-11:42高天原峠-13:38雲ノ平山荘-14:05雲ノ平キャンプ場

8月15日(月)
4:00雲ノ平キャンプ場-4:32雲ノ平山荘-5:00祖母岳-5:50?木道終端-7:07薬師沢小屋-9:43薬師峠キャンプ場

8月16日(火)
3:57薬師峠キャンプ場-4:49薬師岳山荘-5:17避難小屋-5:32薬師岳-薬師峠キャンプ場7:10
<休憩、テント乾燥と撤収>
8:28薬師峠キャンプ場-10:44折立-10:51駐車スペース
天候 8月12日(金):快晴、微風
8月13日(土):曇り時々晴れ、微風。夜小雨。
8月14日(日):快晴、稜線は弱風、それ以外は微風
8月15日(月):曇り時々晴れ、微風。14時以降は断続的に雨。
8月16日(火):曇り後晴れ、薬師岳山頂部は弱風、それ以外は微風
過去天気図(気象庁) 2011年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
・折立の駐車場近くに路駐。
・帰りの有峰林道で、クマ(子グマ?)に遭遇。写真参照。
コース状況/
危険箇所等
<全般>
・登山者はいずれのコースも多く、ルートは明瞭。危険箇所もほとんどなく、鎖場はなし。
・ストックは全行程で利用した。
・ルート上に残雪はなかった。

<各所で気付いた点>
8月12日(金)
・折立→太郎平小屋:三角点付近までは樹林帯で見通しが効かない急登。三角点以降はなだらか。登山者は非常に多く、すれ違いに時間がかかることも。小屋で給水可。
・太郎平小屋→薬師峠キャンプ場:ほとんど木道の上を歩く。

8月13日(土)
・薬師峠キャンプ場→中俣乗越:緩やかな登りが続く。高山植物が豊富、池塘も見られる。登山者はあまり見掛けず静か。中俣乗越付近まで近づかないと、黒部五郎は見えない(と思う)。
・中俣乗越→黒部五郎岳:五郎の肩まで急登が続く。
・黒部五郎岳→黒部五郎小舎(カール経由):カールに下りきると、以降小屋までは樹林帯を歩く。小屋では給水可。
・黒部五郎小舎→分岐:尾根に上がるまでは急登。以降はなだらか。
・分岐→三俣蓮華岳→三俣山荘:登りも下りも急。

8月14日(日)
・三俣山荘→鷲羽岳:急登。落石注意。
・鷲羽岳→水晶小屋:ワリモ岳の頂上は巻く。
・水晶小屋→水晶岳:はじめはなだらかな稜線だが、山頂手前は高度感のある登り。ハシゴあり。落石、転落注意。山頂部は狭い。
・水晶岳→温泉沢の頭:ガレていて歩きにくく、時間がかかる。
・温泉沢の頭→高天原温泉:ガレ場→樹林帯→沢道と変わる。はじめはガレ場の急な下り。ルートは明瞭だが、狭いのですれ違い時要注意。落石、スリップ注意。ガレ場歩きの時は、休憩適地が少ない。2,400m頃から樹林帯に入るが、道幅は狭い。ここもすれ違い注意。樹木の根や張り出しがあり、大きなザックは引っかかりやすい。沢に下りるところに1箇所ロープがかかっている。沢道は、標高差はほとんどないが、沢の中にマーキング(赤丸)がしてあり、それを探しながら右岸、左岸を行ったり来たりしながら歩く。降雨で増水した時は利用を考えるべき。
・高天原温泉→高天原山荘:温泉からの場合登り基調。山荘では給水可。
・高天原山荘→高天原峠:沢を2回渡ると樹林帯の急登。峠で薬師沢方向と雲ノ平方向に道が分かれる。
・高天原峠→雲ノ平山荘:木道と登山道のミックス。途中にハシゴ3本。

8月15日(月)
・雲ノ平→木道終端:アルプス庭園、アラスカ庭園などを見ながら歩く。ほぼフラットな木道。
・木道終端→薬師沢小屋:急坂。しかも登山道に丸岩が多く、それがどれも湿っていて、苔が生えている。大変に滑りやすい。ペース上がらず、登りも下りもしんどい。小屋の直前にハシゴあり。
・薬師沢小屋→太郎平小屋:木道と登山道が交互に。初めは薬師沢を右手に見ながら歩く。休憩用のベンチ多数。2つ目の橋を渡ると登り。途中、架橋の工事と登山道の整備の工事が行われていた。

8月16日(火)
・薬師峠キャンプ場→薬師岳:はじめは樹林帯の急登。樹林帯では足下は沢のように水が流れている場所もある。薬師平には木道がある。薬師平より上は樹木がなく、風に吹かれると真夏でも寒い。要防寒着。山頂までなだらかな道が続く。避難小屋は、大人が立って2人もすればいっぱいになる程度のスペースしかなく、緊急避難的な利用以外はできない。ドアや天井もない。

<テント場>
・薬師峠キャンプ場:敷地は広いが、斜めな箇所が多い。水場(沢水を引水)、トイレ完備。受付はキャンプ場内の管理所で可能、ビールやジュース等も購入できる。携帯(ドコモ、フォーマ)使用可能。
・三俣山荘:小屋に近いところから斜面の雪渓近くまでとエリアは広い。水場はキャンプ場スペースか小屋で。トイレは小屋内を使用(きれい)。受付は三俣山荘で。携帯は使用できず。
・雲ノ平キャンプ場:岩場の中の開いたスペースを利用する。水場(沢水を引水)、トイレ完備。受付は雲ノ平山荘(片道徒歩25分くらい)。携帯は使用できず。
8月12日(金)
朝8時前で既に路駐が。
2011年08月12日 08:17撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
8/12 8:17
8月12日(金)
朝8時前で既に路駐が。
太郎平への道
2011年08月12日 10:20撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
8/12 10:20
太郎平への道
太郎平小屋
2011年08月12日 11:23撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
8/12 11:23
太郎平小屋
薬師峠への道
2011年08月12日 11:30撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
8/12 11:30
薬師峠への道
8月13日(土)
北ノ俣岳への途中
2011年08月13日 05:10撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
8/13 5:10
8月13日(土)
北ノ俣岳への途中
このルートは花が多い
2011年08月13日 05:39撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
8/13 5:39
このルートは花が多い
北ノ俣岳山頂。ガスで展望ゼロ。
2011年08月13日 05:54撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
8/13 5:54
北ノ俣岳山頂。ガスで展望ゼロ。
はじめはこれが五郎だと思った
2011年08月13日 06:59撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
8/13 6:59
はじめはこれが五郎だと思った
乗っ越して見えた黒部五郎岳
2011年08月13日 07:25撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
8/13 7:25
乗っ越して見えた黒部五郎岳
五郎の肩から
2011年08月13日 08:17撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
8/13 8:17
五郎の肩から
黒部五郎岳山頂
2011年08月13日 08:29撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
8/13 8:29
黒部五郎岳山頂
カールに下りながら
2011年08月13日 08:59撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
8/13 8:59
カールに下りながら
カールの底部から
2011年08月13日 09:09撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
8/13 9:09
カールの底部から
黒部五郎小舎
2011年08月13日 10:07撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
1
8/13 10:07
黒部五郎小舎
三俣蓮華岳山頂はやっぱりガスで何も見えない
2011年08月13日 11:57撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
8/13 11:57
三俣蓮華岳山頂はやっぱりガスで何も見えない
三俣蓮華岳からの下りで見た鷲羽岳
2011年08月13日 12:17撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
8/13 12:17
三俣蓮華岳からの下りで見た鷲羽岳
8月14日(日)
日の出前に鷲羽岳山頂に到着
2011年08月14日 04:53撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
8/14 4:53
8月14日(日)
日の出前に鷲羽岳山頂に到着
槍ヶ岳方面と鷲羽池
2011年08月14日 04:55撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
8/14 4:55
槍ヶ岳方面と鷲羽池
水晶小屋への道
2011年08月14日 05:27撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
8/14 5:27
水晶小屋への道
水晶小屋
2011年08月14日 06:11撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
8/14 6:11
水晶小屋
水晶岳山頂付近
2011年08月14日 06:33撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
8/14 6:33
水晶岳山頂付近
引いた写真がなかった。山頂からは北アルプスが一望できる。
2011年08月14日 06:46撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
8/14 6:46
引いた写真がなかった。山頂からは北アルプスが一望できる。
水晶岳からの下り
2011年08月14日 07:07撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
8/14 7:07
水晶岳からの下り
薬師岳
2011年08月14日 07:50撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
8/14 7:50
薬師岳
ここから下る
2011年08月14日 07:51撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
8/14 7:51
ここから下る
ガレて歩きづらい登山道
2011年08月14日 08:36撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
8/14 8:36
ガレて歩きづらい登山道
温泉沢は赤丸のマークを頼りに歩く
2011年08月14日 09:10撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
8/14 9:10
温泉沢は赤丸のマークを頼りに歩く
ようやく温泉
2011年08月14日 10:05撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
1
8/14 10:05
ようやく温泉
高天原山荘
2011年08月14日 10:37撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
1
8/14 10:37
高天原山荘
高天原
2011年08月14日 10:58撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
2
8/14 10:58
高天原
高天原峠を越えて雲ノ平に向かう道。ハシゴが数カ所。
2011年08月14日 12:19撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
8/14 12:19
高天原峠を越えて雲ノ平に向かう道。ハシゴが数カ所。
雲ノ平から見た水晶岳。
2011年08月14日 13:10撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
8/14 13:10
雲ノ平から見た水晶岳。
雲ノ平山荘
2011年08月14日 13:36撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
8/14 13:36
雲ノ平山荘
8月15日(月)
アルプス庭園
2011年08月15日 04:59撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
8/15 4:59
8月15日(月)
アルプス庭園
アラスカ庭園
2011年08月15日 05:48撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
8/15 5:48
アラスカ庭園
薬師沢小屋と立派な吊り橋
2011年08月15日 07:05撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
1
8/15 7:05
薬師沢小屋と立派な吊り橋
太郎平への道
2011年08月15日 08:18撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
8/15 8:18
太郎平への道
太郎平
2011年08月15日 09:17撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
8/15 9:17
太郎平
8月16日(火)
薬師岳山頂はガスで何も見えず。風も強く寒い。
2011年08月16日 05:34撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
8/16 5:34
8月16日(火)
薬師岳山頂はガスで何も見えず。風も強く寒い。
下山中に見た雷鳥の親子
2011年08月16日 06:26撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
8/16 6:26
下山中に見た雷鳥の親子
チングルマの綿毛
2011年08月16日 06:46撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
8/16 6:46
チングルマの綿毛
薬師峠キャンプ場
2011年08月16日 07:11撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
8/16 7:11
薬師峠キャンプ場
折立へ下山
2011年08月16日 09:02撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
8/16 9:02
折立へ下山
折立
2011年08月16日 10:49撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
8/16 10:49
折立
おまけ:帰りの車中、折立付近で見たクマ。多分子供と思う。1分くらい路傍にいて、元の藪の方へ戻っていった。
by  NM705i, Nokia
3
おまけ:帰りの車中、折立付近で見たクマ。多分子供と思う。1分くらい路傍にいて、元の藪の方へ戻っていった。
撮影機器:

感想

・天候には非常に恵まれた。行動中は雨にあたることはなかった。
・気温は全般に高く、快晴時には大変暑く感じた。日焼け止めの塗り直しが何度も必要に。
・お盆の時期であったため、どこも人が多く、特にキャンプ場はどこも早い時間(午前中)に到着していないと快適な場所の確保が難しかった。そのため、行動開始の時間が毎回夜明け前となった。(毎度結露して重くなったテントを担ぐハメに、、、。)
・高天原温泉まで、雲ノ平から日帰りで軽装のままピストンする人を多く見たが、ルートは本格的な登山道なので、しっかりした装備があったほうがよいと思う。
・日程の都合上、日の出前の時間帯から行動したが、満月の時期に当たり、場所によってはヘッドライトが要らないくらいに明るかった。
・下山後、クルマで有峰林道を走っていたら、折立付近で子グマ?に遭遇。行動中ではなくてほっとした。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:2302人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [4日]
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [4日]
高天原と雲ノ平
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら