[セミナー付き] お盆休み蝶ヶ岳・常念岳縦走(三股発着1泊2日)



- GPS
- 19:56
- 距離
- 16.4km
- 登り
- 2,155m
- 下り
- 2,129m
コースタイム
6:00三股駐車場ー6:30三股分岐ー8:40まめうち平ー13:10大滝山分岐ー13:30蝶ヶ岳ヒュッテ
行動: 7.5時間
【17日】
3:10蝶ヶ岳ヒュッテー4:10蝶槍ー6:00, 2592mピークー7:10, 2512mピークー9:30常念岳ー9:40前常念分岐ー10:40前常念岳ー12:30森林限界ー15:25三股分岐ー15:45三股駐車場
行動: 12.5時間
天候 | 【16日】 晴れ 【17日】 曇り->雨->晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2011年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
新宿駅 -> 松本駅: JR特急あずさ号 普通車指定席 料金等:1,960円 運賃 :2,520円 ーーーーーーーー 小計:4,480円 割引料金 トク35 *トク35: https://my.jreast.co.jp/eki-net/yoyaku/PC/Personal/JRTicket/help/special-price.html 松本駅 <-> 三股駐車場: 自家用車 片道約26km 三股駐車場:無料 (台数限定) 【帰り】 松本駅 -> 新宿駅: 高速バス 運賃:3,400円 Sクラス料金:1,000円 ーーーーーーーー 小計:4,400円 *Sクラス: https://www.highwaybus.com/html/gp/cp/10/matsumoto/index.html ーーーーーーーー 合計:8,880円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【装備】 約13kg(水2.5L, 食料含む) 【危険箇所、道迷い個所】 三股ー蝶ヶ岳間: 特になし 蝶ヶ岳ー前常念岳直下森林限界まで: ルートは赤ペンキで表示 蝶槍付近、常念岳前後はガレ場、岩場あり 鎖場:無し 梯子:数カ所 難度は高くないが雨スリップ注意 前常念岳ー三股間の樹林帯内: 特になし 常念小屋〜前常念間の巻道は通行止め 【水場】 三股付近の沢に数カ所あるのみ。縦走路にはなし。 蝶ヶ岳ヒュッテにて150円/Lにて販売。 【トイレ】 三股駐車場、蝶ヶ岳ヒュッテ 【登山ポスト】 三股分岐(指定書式のみで受付) 【宿泊】 蝶ヶ岳ヒュッテ 1泊2食付き(朝食は弁当に変更):8,500円 【避難小屋】 前常念岳 【温泉】 ほりでーゆ〜 四季の郷 日帰り500円/人(蝶ヶ岳ヒュッテにて割引券あり) レストラン、宿泊施設、キャンプ場併設 詳細:http://www.holiday-you.co.jp/index.html |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
感想
実は蝶ヶ岳への登りでバテてしまいました。
以前から高所での登山活動時に息苦しさ、山小屋での宿泊時に寝苦しさを感じており、
高山病にかかりやすい体質なのかな?と思っていました。
[1] 蝶ヶ岳ヒュッテで夜に行われた名古屋市立大学ボランティアによるセミナーで、高山病への予防と対策について学びました。
0. 高山病は概ね標高2,500m以上で発生する。
1. 高山病の症状としては
頭痛、吐き気、睡眠不足、めまい、疲労、むくみ...
重症になると、肺浮腫、脳浮腫
2. 高山病を予防するためには
・水を飲む
水分摂取量[mL] = 体重 [kg] * 行動時間 [Hr] * 5 mL/Hr/kg
例:体重50kg*6時間行動*5mL=1,500 mL
子供は上記例(成人)より多めに摂取すること。
・腹式の深呼吸をすること
口をすぼめ、腹を凹ますようにゆっくりと息を吐くつもりで。
ほかに
・ゆっくり登ること
・寝不足で山に登らないこと
・お酒を飲み過ぎないこと
・普段から鉄分を多く含んだ食事を取るよう心掛けること
3. もし高山病にかかってしまったら(※治療に関しては医師の指導の下)
・下山する
・上記の深呼吸をする
・酸素を吸う
・眠ると呼吸数が下がって却って酸素を取り込みにくくなるで逆効果。
・ベルトなど、呼吸を妨げるものを緩める
等を指導されました。
セミナーについては以上です。
[2]高山病かどうかの目安のひとつとして、動脈(心臓から全身に運ばれる血液)に含まれる
酸素(O2)の飽和度(SpO2, エスピーオーツー)を測定する方法があります。
SpO2(と脈拍数)を簡単に測定するパルスオキシメーターという装置を使います(写真上)。
採血せずに、指を差し込むだけで外部から光を当てて測定します。
単位は%(パーセント)で示されます。とても小さく、電池1本だけで動き、持ち運びに適しています。
蝶ヶ岳ヒュッテ(標高2,600m)で夕食後に自パーティ5名のSPO2を測定したところ、
最大92%,最小86%,平均89%でした。下山後に同様の測定をしたところ最大99%, 最小95%, 平均97%でした。
これほどきっちり差が出たのは正直驚きでした。セミナーで習った通り、個人差こそあれ
標高2,500m程度で高山病になっても全くおかしくないということがたいへんよくわかりました。
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