きちゃったよ 槍ヶ岳(新穂高から時計回り)小屋・テント泊
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- GPS
- 23:56
- 距離
- 31.8km
- 登り
- 2,706m
- 下り
- 2,687m
コースタイム
- 山行
- 6:30
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 7:30
- 山行
- 7:11
- 休憩
- 2:39
- 合計
- 9:50
天候 | 初日:曇りのち雨 二日目:晴れ 三日目:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
http://www.okuhida.or.jp/archives/5001 無料駐車場は満車と係員に言われました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
新穂高温泉→鏡平→双六小屋 小池新道入口までは未舗装の林道です。危険箇所はありません。小池新道は秩父沢を徒渉しますが橋があります。鏡平から弓折乗越まではちょっとした登りです。乗越から双六小屋までは晴れていれば最高でしょうが、ガスと雨で最悪でした。 双六小屋→西鎌尾根→槍ヶ岳山荘 だんだんと槍ヶ岳が迫る気持ち良い縦走路です。数カ所クサリもありますが、危険箇所はありません。千丈沢乗越から先は、槍ヶ岳への急登です。体力消耗に注意です。 槍ヶ岳山荘〜槍の穂先 岩登りです。クサリ、長いハシゴがあります。基本を知っていれば何ら問題はありません。ただし高度感はすごくあります。小学5年の息子は怖かったといっていますが、それが正しいと思います。また3点支持も知らない初心者もガンガン登るので大渋滞します。特に下りは、先行者に初心者がいると最悪です。今回は、単独女性が岩場でセルフもとらず荷物を降ろして着替えをしたり(後続の方が見ていられなくてフォローしていましたが)、夕日がキレイだからとルートを塞いで手袋を取って撮影してまた手袋をしてと、迷惑極まりない行為を平気でしていました。後ろは大渋滞、前はガラガラ。 槍ヶ岳山荘→千丈沢乗越→槍平小屋→新穂高温泉 飛騨沢経由よりも少しだけ時間がかかりますが、西鎌尾根の眺望を楽しみながら下山できます。良いルートです。時間があれば奥丸山経由もお勧めだそうです。危険箇所は特段ありません。槍平小屋の先の南沢や滝谷、白出沢などは雨天増水時は徒渉ができなくなりますので注意が必要です。穂高平小屋から先のショートカットルートは一部悪く、林道を歩いても時間は一緒のようです。林道は、距離は数百メートル長くなります。 |
その他周辺情報 | 下山後は、新穂高温泉にある「ひがくの湯」を利用しました。実は初めてでした。 http://www.okuhida.or.jp/gourmet/detail?id=1704/ 大人700円、子ども500円です。露天風呂しかありませんが、良い温泉です。 |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
ライター
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
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感想
槍ヶ岳山頂で息子(小5)とまったりしていると、一人のお兄さんが、「きちゃったよ、きちゃったよ」と言いながらハシゴを登ってきました。まさに、とうとう父子できちゃったよの槍ヶ岳でした。8月に登った奥穂高岳もすごく良かったけど、やはり槍ヶ岳は北アルプスの中でもちょっと特別感がありますね。
息子は、穂先の登りは凄く緊張した、怖かったと素直に言ってくれました。確かに足を滑らせたら大けが以上の場所です。しかし、三点支持で岩場を越え、一歩一歩ハシゴを登る姿を見守り、山頂で喜びを分かち合えてことは、父親としてはまさに幸せの絶頂でした。25年前に妻(当時は単なる同じ部員仲間)と登った槍だったこともあり、感極まりました。
コースは、1泊の登山ではもったいないと思って西鎌尾根からの2泊のテント縦走としました。新穂高温泉から時計周り。鏡平、双六小屋(泊)、西鎌尾根、槍ヶ岳(泊)、槍平小屋、新穂高温泉というルートです。
1日目が雨、かつ出発遅れ(交通渋滞)ということで、少しでも荷物を軽くするために、食料を削って噂の山小屋(双六小屋、槍ヶ岳山荘)の食事のみをとる計画としましたが、雨のため初日は結局小屋泊となりました。
睡眠を十分とったので朝の双六ピストンはあきらめて、テント場確保のため西鎌尾根を歩きます。小屋手前の最後の急登はけっこうツラかったです。私は、飲み過ぎたスポドリをリバースしてしまいました。
槍ヶ岳山荘到着が13時過ぎでしたので、テント場は残り10張り程度でした。ギリギリセーフ。14時過ぎには満員となったようです。14時頃までは炭酸飲料も販売していましたが、夕方にはビールも含めて売り切れになりました。さすがの巨大山荘もこの時期には燃料切れになるようです。
槍の穂先は、混んでいなければ往復1時間未満ですが、混んでいると2時間近くかかります。混雑状況をしっかりと把握してアタックすることが肝要かと思います。山頂での思いは、文頭の通りです。
下山は、飛騨沢を直接下らず、また西鎌尾根をくだって飛騨沢に合流しました、正面に三俣蓮華を見ながらの下山は素敵でした。槍平小屋は小屋締めのため軽食等は無しでした。やむをえず、残った食料を食べて最後に軽量化しました。そのため下山は息子のスピードも上がり、多くの大人をごぼう抜きで下山しました。
初日の雨と到着遅れ以外は、極めて満足度の高い山行となりました。
k2saka さん、今日は。
いつも素敵な山のチョイスで、息子さんと登山をされていて羨ましい限りです。
実はウチも子連れで3連休に槍を目指そうとしていたんですが,
息子から連休直前に却下されてしまい涙を飲ん次第です。
僕の心は8割方槍に行く予定だったんですが....
もし行けていればお会い出来たのに残念です。
これからも息子さんとのレコ楽しみに拝見させて頂きます!
olddog様 コメントありがとうございます。
3連休は初日が雨でしたが、二日目、三日目は午前中は雲もない好天で最高でした。双六でも槍でも小学校くらいの子連れが数組いました。
高学年になると自己主張が強くなってきますから、親の言う通りとはいかないことが増えますよね。まあ、それも成長と思うようにしております。しかし、お会いできればよかったですね。
レコ拝見させていただきました。確かに、だいぶカブッていますね。^^;
私は先輩方の親子レコを山行にすごく参考にしているので、子連れではメジャーな所が多くなってしまいます。小屋に逃げられるルート・スケジュールを考えると、似通ったルートにならざるを得ないかもしれませんね。
どこかでお会いできることを楽しみにしております!
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