雨の立山〜快晴の劔岳・スーパー助っ人参上!
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- GPS
- --:--
- 距離
- 18.2km
- 登り
- 2,043m
- 下り
- 2,042m
コースタイム
6:10立山駅-ケーブル・バス-7:10室堂7:45-8:30一ノ越8:55-9:50雄山110:20-10:45大汝山-(昼食)-富士ノ折立-真砂岳-13:10別山-14:30剣山荘
9月18日(二日目)
4:25剣山荘-4:55一服劔-5:45前劔-7:15劔岳8:15-前劔-一服劔-10:20剣山荘11:25-12:45劔御前小舎13:10-14:00雷鳥平14:20-15:00室堂15:10-バス・ケーブル-16:10立山駅
天候 | 9/17 雨時々曇り、いやほとんど雨+強風 9/18 晴れ時々曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
≪悩ましい天候≫
当初は9/3-4に予定していた山行き。
台風12号の影響で、2週間延期した。
今回も台風15号接近中。(まだ沖縄あたり)
出発当日まで悩んだが、予報は9/17は曇り(微雨程度)、9/18曇りのち雨なので決行。
現地へ行って、雨の状況を見て1日目と2日目の行動を逆にしようとも考える。
風の予報は1日目の方がキツイ。
9/16 23:30大阪出発
大阪は降っていないが、滋賀あたりからドシャ降り。
北陸まで雨は続く。
富山ICでは、微雨程度。
9/17 5:30立山駅駐車場に到着。
駐車場もほぼ満杯。
6:10のケーブルに乗り込む。
予想通り大勢の客で、時刻表に関係なく朝一から臨時便を増発している。
ありがとうございます、関係者のみなさま。
ケーブルに乗り込んだときは雨もほぼ降っていなかったが、乗った瞬間から降ったりやんだり。時には強く降っている。
今日は、剱岳は無理だ。風も強いとのことだし…当初の行程で進むことに決定する。
明日、雨降れば、旨いもん食って、温泉入って帰るかぁ…。
そうそう今回は、隊員6号が初参戦。(以下「ハタヤン」と呼ぶ)
私のスキー仲間で、スポーツマン。そのうえマラソンもやっておりスタミナ万全。
さらに周りを愉快にさせる魅力を持ち合わせている強力な助っ人だ。
この人選には、口うるさい姉御も納得することになる。
≪再 会≫
7時過ぎ、室堂到着。
やはり上も降ったりやんだり。雄山山頂、ガスって見えず。
カッパを着こんで、7:45出発。
8:30一ノ越。
今回の楽しみの一つがここにある。
むかし世話になった方が、5年ほど前に、ここの山荘のオーナーになったと聞いていた。
その方がまだいてるかなと…。
薄暗い山荘内に足を踏み入れ、従業員を探す。
カウンター越しに懐かしい顔があった。
もう何年経つだろうか?7年ぶりくらいだろうか?
向こうも、どうやら覚えていてくれていた。
「ご無沙汰です。元気でした?」・・・僕
「何人で来た?コーヒー飲んでけ」・・・オーナー
外で待っていた隊員を小屋内に呼び、暖かいコーヒーをいただく。
雨で寒かったので、この暖かさ、身体にしみる。
「今週はサイコーの天気だったよ。昨日は富士山みえたよ」・・・オーナー
オーナーは昔、兵庫県ハチ北高原スキー場の三浦雄一郎とスノードルフィン・スキースクールで
校長を務められていた方で、そのとき私がお世話になった方なのだ。
富山では立山のCMに出ていたようで、立山の顔的な存在でもあるのだ。
懐かしい方との再会で、ちょっとのつもりが半時間ほど居座ってしまった。
人見知りをしないおしゃべり姉御も加勢したので尚更だった。
稜線に出ると予報通り風がキツイ。(予報では10m/s前後。それぐらいはあったろう)
どのみちこの風では剱岳は無理だったろう。
9:50 雄山山頂
ガスは晴れることはなかった。
雄山神社で祈祷していただく。
本日は悪天候のため、祈祷は社屋内で行われた。
姉御は、この祈祷が効いたのか、首が回らないと言っていたが治ったようだ。
(要は気の持ちようか?・・・(笑))
大汝休憩所で昼食休憩。
このときばかりは幸い雨も上がっており、寒さも感じなかった。
恐るべし、祈祷の力。
真砂岳を過ぎ、雨も風も強いので、姉御・3号はショートカット、私と6号のみ別山を経由して剣御前小舎へ。
あとは下るのみ。
今日の宿泊先:剣山荘を目指す。
14:30剣山荘到着。
軒先がない剣山荘の玄関は、着いた人とタバコを吸う人でごった返す。
タバコを吸う人の言い分もあるだろうが、吸わない我々にとっては・・・あまり良い感じはしなかった。(喫煙者の皆さま、すみません)
剣山荘はきれいで申し分ないが、唯一、乾燥室が意味をなしてなかった。
閉め切る部屋にしないとダメです。
案の定、全く乾かず、吊るしているだけだった。
≪予想外の天候≫
9/18 3時ごろからゴソゴソとしだして、目が覚める。
どうやら雨は降ってなさそうだ。
岩が濡れていたら危険だが、とりあえず4:25出発。
5時頃になってくると、東の空が白んできた。
朝焼けが綺麗だ。朝焼けが綺麗なときは、天気が崩れるって、そんなことを聞いたことがある。
振り返ると富山市内の明かりもバツグンだ。
とりあえず、もう一度剣山荘に帰ってくるまではもってくれ〜っ!
そんな心配は微塵も感じないくらいの快晴だった。
日の出の5:36から少し遅れ、前劔到着。
一本橋を越え(風の通り道でここが私は一番足がすくんだ)、カニのタテバイへ。
下から見ると自然に笑いが出てきた。
岩にへばりついている姿がなんとも滑稽というか、そのスゴさに自然に笑みがこぼれたのだ。
最後の難関も突破し、7:15山頂到着。
360°の展望に富士山、槍もくっきりと。
ほんとサイコーでした。
≪ハタヤン合格点≫
それはさておき、ここまで何度も怪しげなところがあり、いつもなら3号がビビっているはずなのに、今日はなし。
ハタヤンが殿(しんがり)で3号をしっかりサポートしてくれていたのだ。
自分には真似できねぇ〜。
さすがだハタヤン。(実は年上)
姉御は、「韓国の山より全然楽勝〜」と周りの登山者に喧嘩を売っているかのような発言連発。
TPOをわきまえろ!
山頂で朝食、コーヒーを飲み、下山。
10:00剣山荘着。
帰り支度、昼食を食べ、室堂向けて11:25出発。
3号が右足くるぶしに爆弾を抱えながらであったが、ここでも上手くハタヤンがサポート。
別山乗越で、これまたハタヤンが持ってきた水でもどす、きな粉餅で小腹を満たす。
姉御、絶賛!
さあ、後は下るだけ。いざ雷鳥平へ。
途中、河原でトドみたいな動物を発見したが、横目に室堂へ。
15時、室堂到着。
帰りもバス・ケーブルとも増発し、16時過ぎ立山駐車場へ。
なんとか天気ももち、充実した山行きであった。
これも隊員6号こと、ハタヤンのお陰だ。
姉御から、ハタヤン、合格点をもらったのであった。
ps.再来週の山行き、ハタヤン不在で女性陣の愚痴が恐ろしい…by隊長
≪番外・余計なお世話≫
劔岳山頂から剣山荘へ引き返す途中のできごと。
写真をバシバシと撮るお兄ちゃんが、我々の近くにいた。
風景だけでなく、良さ気な光景があればバシバシと。
もちろん我々、おちゃらけ組にもレンズを向ける。
時には自分たちのカメラで撮ってくれたりもする。
いい青年だ〜。
姉御:「山の雑誌の取材か何かですかぁ〜?」
青年:「いいえ違います。心配しないでください、雑誌載りませんから(笑)」
話をしていると、どうやら職業は岐阜県の山岳警備隊らしい。
どうりでいい体つきだ。
しばし青年と離れてから、3号に「どう?」と姉御。
3号:「かっこいい」
この言葉には俺も姉御もびっくり。
いままで数あるバカトークを繰り返してきたが、3号が男性をみて「かっこいい」という言葉を聞いたことがない。
姉御:「メルアド、ゲットしよ」と3号をけしかける。俺も便乗。
けしかけられると、あまのじゃくな3号。
「余計なおせっかいです。」と一蹴。
しかし姉御は、諦めない。目的は不純だが、獲物を狙う眼差しはするどい。
俺に行けというが、俺もそこまでの勇気なし。
一服劔のことろで追いつき、姉御がアタック。
姉御:「あの〜良かったら、さっき撮っていただいた写真、送っていただけません?」
うまい!
これを断る男性は世の中には、まずいないだろう。
当の3号は???・・・わざと遠目に離れていた。
俺:「何してるねん?自分で行かれへんかったら、せめて姉御の側におらんかいな。」
3号:「だから・・・余計なお世話です。」
またまた怒らせてしまった俺と姉御。
3号の春はまだ来ぬか?
こんなこと書いてたらまた言われる・・・「余計なお世話ですから」と。
金曜は、滋賀県で営業し、そのまま乗馬。
自宅を22時58分にでないといけないのに、帰宅22時
やばいやばい。前日用意しといて正解
おにぎりとゆで卵だけつくり、シャワーあびて濡れ髪で、雨の中集合場所へ
ここで、hybb1122こと隊員6号ハタヤンにご対面。
最近、ヤマレコ登録したみたいで足跡はつけてるけど謎の男。
隊長の紹介が、「口だけの姉御や」で納得してるんで、「ちやほやされないと機嫌悪くなるのでよろしく」と釘をさしておく。なんせ、隊員5号の私の初の後輩なので、ここは上位関係をしめしとかないと。。。
仕事は、MRとのことで、私が現役当時よく使ってた薬剤メーカーだった。つまり営業マン。。。。これはセバスチャンになるぞ。。。。しめしめ。
そのあと3号を迎えにいき、富山へ出発。
だけど、大雨で車内のムードはどんより。
私と3号は、2週間後のテントの食事をどうするか、延々と相談。
それにしても雨、私はいつものように、剣岳がどこにあるのか、山の形がどんなのかすらしらないけど
みんなは、どこまで何時間とか、落石のときどうするか、その他、もろもろ話しながら、ネガティブモードになる
私は、連休明けの会議資料ができてないまま出てきてしまったのと同年の知人が亡くなってちょっとセンチになるというみんなとは別のことでネガティブに。。。
A型の3号が、「みんなが助かっても、自分は一番運が悪いから、石にあたって死ぬと思う」と言い出し、「まあまあ、前座席の妻帯者2人と違い、私も3号も死んでも誰もこまらんやろ?」と変な慰めをしながら、加賀御前SAで、ぺろっこうどんと葉つきリンゴとチーズかまぼこを購入
リンゴは山頂ポーズで悪い魔女が毒入りリンゴを差し出すのと、それを食べる白雪姫の2人1役をやろうとして購入。
チーズかまぼこは、少ない小遣いでやりくりしてる貧民の夜の宴会用の施しに。。。
その後は、寝る間もなくあっとゆうまに駐車場到着。
車多い。。。。
ここで事件発生するもスルーし、始発までまっとこってことで準備してロープウェイまで。。。。
連休中は、時間関係なく、がんがん走ってるようで、またずに乗れる、そしてバスも爆睡してる間にすぐに室堂に。。。。
私、しらなかったんですけど、室堂って2400M以上もあるんですね。もっと下から歩く気だったんで、すごく得した気分なんですけど、実際、あと500mくらいでいいってことね。しめしめ。
室堂あたりは雨も小降りになり、最初は、一の越小屋まで、とぼとぼ。。。。
頸椎症、腰椎ヘルニア持ちで、首もまわらず、頭痛のする私、重いものを持たないように、長距離あるかないようにと言われているのに、まったく無視。そりゃ、悪化の一途をたどってます。
しかも前夜一睡もしてないし、乗馬で前の馬が跳ね上げた馬糞まみれの砂が目の中に入って目も痛い。。。。絶不調。
うー見えてるのに、小屋までまだか。。。。レインスーツでジケジケで体調も機嫌も悪くなってきたぞ。。。
でも、やっと到着して、隊長が小屋の中へ。。。。そしておいでおいでと。手招き。
なんと、隊長の師匠でスキー教室の校長先生が小屋番されていて、コーヒーをごちそうになる。
校長先生はお茶の水博士みたいで、お話もおもしろく、雨で濡れてなえてた心もすっかり元気になった。
トイレに行って雄山へのぼるも。。。。凄い風で体重30キロ(自己申告上)しかない私は飛ばされそう。
危ない〜。
これが風速10Mなの?台風で、危ないのに港の前でレポートしてる人はもっとすごい風ってことね。。。。
足とかより、転がりおちないように、石を落とさないように、必死。。。。途中10センチ以上あるナメクジ発見。「こんなとこいてると踏まれるぞー気をつけな」っていいながら写真撮影
そうこうしてる間に雄山神社到着。今日は悪天候のため、おはらいは社務所内。
ここの壁に雷鳥の唄ってのが書いてあって、「我が輩は雷鳥である。。。。」とあり、、、最後に「グアーグアーグー」と夏目漱石ちっくなのが書いてあり、私は大変気に入ったけど、院卒の博学3号が「これ、宮沢賢治と夏目漱石のぱくりですよ。」と。。。。
「これこれ、すぐそこに雷鳥の祭ってある祭壇があるから悪口ゆわないように。これは雷鳥オリジナルなんだから。。。。」というけど、
「いいえ、ぜったいパクリです」とがんとしてきかず。。。そんなことゆってる間に、神主さんが出てきて登山の無事を祈願し、きちんとおはらいしてくれた。
それがふしぎな事に、なんてゆうのか忘れたけど神主さんの手に持つ白いのを頭の上で払ってくれてすぐに、身体に変化が足の裏から泡みたいなしびれが湧いてきて、頭のてっぺんまで行き、そのまま足までしびれがさがった。???
これは悪霊が落ちた??
その後、お神酒をいただき、私から隊長、その次と杯をまわす。
それを見て、6号が「お!隊長と姉御、兄弟杯かわしとる。。。。」と大喜び。
私は、「何でやねん。こっちがお金払ってほしいわ。関節キスやんか」と反論。結果、貧乏人からの支払いなし。
おはらい後は山頂で記念撮影。ここで、また??なことが、みんなで集合写真とったあと、新入部員と男同士でとってくれと隊長。。。。
理由はアリバイ工作。コスイわー。
翌日知ったことだけど、毎回、女子とばかり泊まりで山いってることは奥さんに内緒。
帰宅後すぐに自分専用フォルダに移動→女子のみ削除したカメラを見せてるらしい。
全部消したら怪しいから自分の写真は残す。
なので、今日は兄さんがいたから大変助かってるとのこと。
基本的に私は隊長をとってあげない。何故ならモデル専門なので。
頼まれたときだけとってあげるんだけど。
いつも、そんな涙ぐましい努力してたんだ。
そこで新入部員が「カメラ2台もっていたらいいんちゃう?」と
「せやな」と隊長
「あほらし〜」と3号と悪態。
いつも偉そうにしてるんやから、堂々としたらええやん。
あほらしいので、そのあと私は新入部員6号と不倫旅行の証拠写真撮影。
さてここから、今夜のお宿まで縦走。
雨はふってるけど、風で霧が飛ばされ、景色は見えるからまだよかった。
お昼ご飯の時、重大ミス発覚。食料を入れた袋がない。。。。どこ行った??スープやラーメンなど乾物はあるけど、行きに買った宴会用のかまぼこ、リンゴ、持ってきたパン、おにぎりがない。良かったのは、みんなの分のゆで卵。隊長に持たせてたので、それだけが残っていた。
うーん記憶をたどれば、一の越小屋で隊員達の餌付けにパンを出した。
そのあとトイレに行った。
雄山神社でもらったお札をリュックに入れた。
その3カ所しか忘れたとこはない。
自分が山でゴミをだしちゃたこと、山頂ポーズのリンゴがないことで、その後、ずっと落ち込んで、雨の中でそれでなくても機嫌悪いのに、ますます機嫌悪くなってきた。
剱御前からの下りの大きい岩のところのあたりになると、滑らないように、ふんばるのもストレスで剣山荘がみえてるのに、ぜんぜん到着しないし、既に下着までぐっしょりで不快指数300%超えでイライラ
だめだ、これは山だと思ったら。。。磯の岩と思おう。サザエとりや釣りのとき、裸足やビーサンで岩をわたる、フナムシも出てこないしずっとましだと。。。。。
「お前達、わらわは、疲れた。カゴを持って参れ」というも、荷物ももってくれず。。。。あとで思えば、ビール2杯おごったると買収しとけば、何キロもかつぐセバスチャンだった。
やっと山荘到着。でも雨のため喫煙者が外でなく玄関でタバコをすってるので、オエー吐きそう。
レインコートを脱ぎたくてもタバコ野郎がうろうろしてて場所がない。雨の中で傘さして外ですったらいいのに。。。邪魔。
受付してすぐ乾燥室に濡れものいれる。でもぜんぜん乾燥してなさそうな乾燥室だけど大丈夫かな??
部屋に入ってすぐにシャワーを浴びる、暑いお湯が出て快適〜生き返った。
ご飯までしばらくあるので1時間ほど爆睡。そして17時にご飯を食べて食後すぐに爆睡し、
1時まで目がさめず。。。。
トイレにいきたいけど、みんなが起きるので我慢。。。。だけど2時くらいに上のベットの人がごそごそし始めた。そこから目が覚めたまま3時半まで寝転んでるが、とうとう起き上がった。やっぱり神経質な3号も全然寝てなかった。後で聞くと隣の私の寝相が悪くて余計寝れなかったらしい。。。ごめんごめん。
でもこんなに神経質ならテントも山小屋も無理やな〜と加害者の意識なし。
用意をして4時半出発。
前日見ていて、借りようと思ってたレンタルヘルメット。
受付にきくと本日分は終了と。。。。
がーん。。。17時に寝たのが私の生死の運命をわけた?
昨夜のうちに借りときゃよかった。
それにしても、靴もレインコートも乾いてない、帽子も濡れて臭いし。。。しゃあないな。
雨がふってないし荷物は少ないので、昨日よりずっと快適。さらに首がいたいのが、ずいぶんまし。いつもの山より涼しいし楽だわ〜
でも、いつも朝の弱い3号の呼吸がおかしい。いつもは胃腸が弱くて胃けいれんみたいになるけど、今日は過呼吸でめまいがすると。検診でも貧血でひっかかったらしい。女性らしいけど、登山のときは大変。みんなで食べる酸素を舐め、ゆっくりのぼる。一服剣と前剣の真ん中で朝日がのぼっちゃった。でもこの道が暗かったらあぶないだろう。
雨じゃなくて本当によかった。さて、途中、山ガール発見。今までおっさんしか見てなかったので、さっそうと歩く彼女は光ってた。思わず、「かっこいいですね」と声をかける。隊長に「何回も登られてるんですか?慣れてらっしゃる感じします」とガールが声をかけてくれた。隊長、やった!こんな若いコに声かけてもらえるなんて一生の思い出になるんちゃう?
「いえいえ、うちら超初心者のヨチヨチでゆっくりいってるから先にいってくださいね。」
私は、ガール一人と思ってたら、大分あとで彼氏がそばにいてたんだったと気づく。女の子に比べると男ばっかの登山道。よっぽどオーラがないと存在感なし
それにしてもコーヒー飲みたい。いつ山頂なん??
かにのたてばいやってきました。
ちゃんと信用できる錆びてない鎖がついている。「韓国とちがうわー」ということで、私の命は鎖に預ける。
そして頂上到着。展望最高。
日頃の行いか。。。。山頂ポーズのリンゴはないけど諦めていろんなポーズで撮影。年賀状用にできるかしら??
私の知識のなさはある意味疲れを半減させるかもしれない、剣岳のギザギザのステゴザウルスの稜線のとこに鎖がかけてあって、断崖絶壁をぶらさがって渡るようなイメージだったので、それに比べたら、普通の登山でよかったねと思えた。ステゴザウルスと思えばそれにしか見えないのです。
ここで、コーヒー係り2名がせっせとお湯を湧かしてくれ疲れを癒す。なんか3号は呼吸もきつくて、へたりこんでる。
貧血だから血中酸素濃度が低いのと寝不足で酸欠なんだ。
はあはあゆってるのに、まだ、濡れたレインコート着たままなので皮膚呼吸させるためレインコートを脱がせ、フリースにすると寒いというので、私のダウンを着せる。貧血と体重が10キロほど軽いとこんなに体感温度ちがうのね。
私は六甲と同じ衣装でクソ暑いんですけど、身体の3分の一ほど脂肪だから今、燃えてるんかもね。
下山後どれだけ痩せてるか楽しみじゃ。
それにしても新入部員は心得てるわー。女子へのちやほや完璧。「姉御にゴマすっといたら人生いいことあるかも。」よくわかってる。そうよ。私の機嫌をとるくらいMRなら簡単なはず、「これからの新入部員の条件として営業職じゃないと入部させないということにする」と勝手に会則を宣言。
山頂でさんざん遊んだあとは、カニのよこばい。撮影しまくりで隊長も大変。
これこそ、リポビタンDのCMみたいな絵図らじゃ〜。
前剣手前の鎖場で、本格的カメラを持つお兄さんに上から写真をとってもらう。ついでに隊長の背中も。。。。「カメラ持ってたらとりますよ」と声かけていただき、最後尾の新入部員が撮影係なんですということで、カメラを渡してもらうまで、上の棚で待つ。
隊長と、雑誌のカメラマンかも?どうする雑誌にのったら?なんていいながら、聞いてみようと声をかけると、なんと「岐阜警察です、警備隊です」とのことでした。うわ、岳にでてくる人達やん。凄い。
足の早いお兄さんには先にいってもらい。3号に「さっきの人、岐阜警察の山岳警備隊やって」というと、「かっこいい」との台詞?え?今、なんとおっしゃいました?
3号と山に頻繁に行きだすこと1年強。
男を褒めたの初めて聞いた。これは、なんとかせねば
私「連絡先追いかけて聞いてきて」
3号「嫌です。何でそんなことしないといけないんですか」
私「かっこいいなんてゆったの初めてやんか」
3号「めったにいいませんけど、結婚してるって言われたらどうするんです?」
私「結婚?そんなん関係ない」
隊長「略奪や」
と、また無責任調の会話が始まった。
これは、あかん、あまのじゃく3号は絶対連絡先きかないし、お兄さんはプロなんで、あっとゆう間に先にいってしまう。メルアドゲットするには、足が弱すぎる。
くそーと諦めかけたとき、一服剣で休憩するお兄さん発見。隊長に、「行ってきて」というも、「オレそんな勇気ない」と、3号は絶対いかんし、これは私がいくしかない、このチャンスのがしてなるか、「あの。さっきとってくれた写真、メールで送ってもらえますか?」「いいですよ」とメルアド交換。
お兄さんは、「明日もお休みなんで、早く帰っても仕方ないし、どこかに行こうか考え中なんです」とのこと??
早く帰っても仕方ないし??
これは、独房に拘束されてる終身刑の妻帯者は使わない自由人の言う台詞→独身。
「よっしゃ!」と3号の為にガッツポーズしてると??
なんで。私一人、3号はどこ行った??
みんなのとこに行くと、
隊長が3号に「お前、自分でよう行かんのやから、せめて姉御の後ろについていかんか。」
3号「何でですか!絶対意地でも近寄りません」
新入部員「お!だんだん元気になってきた」
3号「元気なんちゃいます。怒ってるんです」
私「毎回、3号をからかうのは、うちらの暇つぶしやねん」
実際、後半、隊長の悪口を話しているときは、足の痛みも訴えず、呼吸も普通だった。
3号と2人の山行ではずっと悪態ついてたら元気なので朝一から隊長の悪口で調子整えとけばよかったかもしれん。
剣山荘でお弁当食べて、下山といっても、ずっと登り。
3号の足が靴で圧迫され、赤くなってきてかなりつらそう。
でも、できる新入隊員がメンタルケアを後ろでしてくれて、なんとか頑張ってる。
悪意なく人を傷つける、O型の隊長とB型の私には、できない技だわー。
あの繊細さはAB型の新入部員しか同調できない。
さて、バスターミナルがみえるとこまでのぼってきた。ここで、またまたコーヒータイム。
そして、新入部員の必殺技、きなこ餅を作ってくれる。
なんかテレビで紹介してて美味しいと聞いて持ってきてくれた乾燥餅。
即席なのに、美味しい。疲れた身体に甘さがいい。またポイントアップ。
これは、あんこ、餅好きなmichさんのご機嫌もよくなるはず。
次回は娘の運動会とバッティングしてる新入部員が不参加なので甲斐駒に持ってきてって隊長に指示をだす。
「なんでオレがお前らの機嫌とらなあかんねん」
「え?何でってセバスチャンやからやん。」初参加の新入部員ができることがなんでできないの?
さて、麓までおりる最中に、朝会った山ガールカップルと再会。
凄い大荷物、あんなに可愛いのに?
「こんにちわ、また会いましたね。テントですか?」
「そうなんです」
テントの荷物かついでる他の若者がザックが重いと道中でゆってたの聞いておっさん隊長が「あんな兄ちゃんでもしんどいゆうてんねや、オレ無理や。。。」と普段、体力を自慢してるくせにへたれな意見をいってたので
「やっぱり、男はタフなのがいいねって後ろからゆってたんですよ。」と返す。
言われた彼氏にっこり。
うちのおっさん2人「うちら、暗にタフじゃないって言われてるけど、いいもんシャワー浴びれたもん」
私「貧乏人なんだから、山小屋代9000円を浮かしたかったら、少々重くても頑張りや。ビールくらいおごったるやん」
隊長「嫌じゃ!ビール一杯くらいで無理、2杯やったらやるわ」とあっさりお金に釣られた。。。
それにしても、貧乏人のアル中を買収するのって簡単。
川が流れていて、ここで団体にはさまれたので、休憩。
靴下を脱ぎ、足を川につけると、すぐ真っ赤になる冷たい雪解け水に癒される〜
ここで、岩の上の写真をとってもらう。「人魚姫?」というと、全員から却下される。「じゃあ、山バックに後ろからとってや」「なんでトドみたいな写真ばっかりとらなあかんねん」と隊長
「はい?もしもし?おっさん?今何ゆった?家族いるくせに崖から突き落とされたいん?」ということで、あとで美女と立山の構図はどんな感じか見るの楽しみ。
ここからも、ゆるやかなのぼりだけど、遊歩道のようになっている。
けっこうだらだら長いし暑い〜。だめだ、登山とおもったら気持ちが萎える。
海辺のプロムナードをビーサンで歩いてると妄想しよう。リュックサックがちょっとおもいけど。
まだかまだかとのぼったりおりたり雷鳥がいると言われてダッシュするもいないし、それでも歩き続けたら、やっとバスターミナル到着。あとは、お風呂と私が検索した海鮮丼の安いお店。当初、白エビかき揚げ丼とゆってたけど、みんなそれぞれ好きなのを注文。
家路を急ぎ、12時頃我が家まで隊長が送り届けてくれました。次回2週間後、料理何しようかな〜、それより、会議資料できてない〜。
今から仕事しよ。
なんとか無事山行終えました。これも同行いただいた皆様のおかげです。感謝感謝の3号です。
1日目は胃痛、2日目はめまいと足痛にヘロヘロになりながらの山行でした。
今回はそんなに距離歩いてないのに…、どんどん他の隊員に技術・体力・気力全てにおいてに置いていかれている。悲しいかな、残念ながら、予想以上に老化スピードが速まっているようです。
1日目は天気予報通り雨。こんなんで剱岳行ったら滑って崖下落ちて確実に死ぬ。少なくとも私は無事では済むまい。ほんまに行くのかしら?行きたくないんですけどワタシ…と出発直前までネガティブモード。
少し雨がおさまり、立山へ出発するも風雨が強くメゲそう。
でも今回は1つご機嫌ポイントが!そう、今日はおニューの合羽デビューなのです。さすがゴアテックス、雨が入ってこない。って今までどんな雨装備?そう、これまでの合羽はもはや合羽の役割を果たしておらず、ずぶぬれのまま下山後「しまむら」で全身コーディネート大人買いなんてことやらかしてました。それに比べて今回は快適。
しかし、風が強すぎ、合羽やザックカバーが風をはらみ、身体のバランスが票emj:211:ez]黷鬘落ちる〜恐怖で足が前に出ない。いっそこのまま頂上まで飛んでいけたらどんなに良いか…。今回は2日とも高さの恐怖との戦いでもありました。
1日目はとにかく風が強く、ガスもあり、周りを見る余裕もなく終了。下ばかり見てたな―という感じ。一時視界が開け、翌日天気が良ければ登るという剱岳を見てオエ―っとなったくらい?
剣山荘は清潔でシャワーがあったのが嬉しかった。雨で身体が冷えていたので暖かいシャワーで生き返りました。ただ、乾燥室が…。まあ、あんなに靴やら、合羽やら詰め込んだら到底無理だと思いますが、全然、これっぽっちも乾いてませんでした。
いつものことながら夜はほとんど眠れない。(姉御、短パン生足寝姿拝見させていただきましたが、エロすぎます。)
後で、姉御と分析、私には個人のパーソナルスペース感覚に問題があるそうな。自分のテリトリーと思っている場所に他人が侵入する余地があるとだめらしい。車やバスなら問題なし。電車はちょっと厳しい。複数部屋でもベッドならオッケー。それなら、逆にテント泊、寝袋だったらいけるかも?と言うと、姉御より「地面がごつごつして痛い!嫌!とか言いそう〜。無理だね。」とあっさり却下。そうかもね。
2日目、天気は良かったものの前日とは比べ物にならない恐怖感。「怖すぎる。イヤ」と速攻文句垂れてると、姉御より「キャーキャーうるさいわ」と一喝され反省、意地でも騒ぐまいと心に誓う。しかし怖いもんは怖い。頭もクラクラするけど、しゃんとしてないとホンマに死ぬ。予定時間オーバーし、ようやく山頂にたどり着いた途端、視界がギューっと狭まってくる「ヤバい、このままでは倒れる、かっこ悪すぎ。」
向こうの方で、他のメンバーは笑顔で記念撮影。私もせっかくなので取ってもらいましたがおそらく能面状態になっているかと…。怖くて見てませんけど。しかし、写真は興味ないので良いですが景色が楽しめないのが悔しい。姉御が看病してくれ、長袖にフリース、ダウンまで着たけれど寒い。(姉御、これは脂肪量の差ではないでしょう。私と姉御は10圓眤僚徹磴い泙擦鵑辰董きっと私が変温動物に近付いているのでしょう。)
休憩後は、頑張ってついていこうと気合を入れるもやっぱりダメ。ついていけない。最後までノロノロで悔しい。
一番記憶に残っているのは帰り車中で見た「トイストーリー1、2」。邪悪な子どもと少々情けないキャラクターに所々突っ込み入れつつ楽しんでいる間に大阪到着。運転するとしないのでは疲労の度合いも違います。下山後のアルコールで乾杯を我慢して運転してくれた隊長と6号に感謝です。
最後に、今回もヘロヘロになりながらも、なんとかゴール出来たのは、6号さまが、焦らせない程度に間をあけ、後ろからサポートしてくれたおかげです。ありがとうございました。新入社員、セバスチャンなんて口が裂けても言えません。
隊長も姉御も、毎度毎度、手のかかる3号にキレずに最後までお付き合いありがとうございました。
そうそう、帰りにすでに感じていた筋肉痛は、なぜか翌日治まっており、元気に街中へ呑みにいきました。
ただし、岩登りの代償は大きく、全身大小のあざだらけ、登山靴に圧迫され続けたくるぶしは、腫れあがり、靴下の圧迫にも痛みが…。今日、病院に行ってきます。再来週の甲斐駒、仙丈ヶ岳、危険信号点滅中です。
ワクワクしながらレポUPお待ちしてました。
皆様 登頂おめでとうございます。
名作「槍と三号」に匹敵する
画像も沢山ありますね。
PTって
面白いですね(笑)
皆様、お疲れ様です。
記録を拝見していて
以前、別山からみた剱岳の雄姿が
よみがえって来ました。。
早月尾根からの登頂経験はあるけど
やっぱり、この王道ルートを歩いてみたいですね〜
maron9393さんの姐さん的視点からの
記録、見てて面白すぎです。
私らみたいなんが、登頂成功してよかったんでしょうか…何十年の夢がかなったと、山頂で興奮してたオジさんたちに申し訳ないです。
雄山神社の雷鳥様のおかげです。高山から念をおくっていただきありがとうございました。
取りあえず言っておこう。
まったく、人をおちょくるのも大概にしときましょう。
カッコイイと言ったのは雪山でスキー上手な人見てステキ!というのと同じですよ。相手の方にも迷惑でしょうが。まったくもぅ。
これからは一切男性コメント無し。
そうそう、足は幸い大した事にはなってませんでした。骨が出っ張ってきてるのプラス最大の要因はむくみによる圧迫。簡単にいうと床擦れ手前?だそうな。痛さ感じる内で良かったねと言われました。そうなのか?
しばらく痛いけどしょうがないね〜だって。なんかよくわかりませんが、体操教えてもらいました。
あと、綺麗な骨ですね大丈夫ですよ〜って何が?骨ほめられても…複雑。
ただの床ずれなら甲斐駒で足が当たらないように靴の調整してもらわないとあかんね〜
同じとこあたり続けるとまたなるわ。(これでも病院でフットケアの指導してる人)
男性コメントいっさいなし?。。。
それは、おせっかいな隊長と一緒の職場でいる限り無理だね〜
3号のしらんとこで、私にも世話しろとかいってきてんで〜
近所の世話好きのおばちゃんか父親きどり?
クレームは隊長へ
長い記録だけど読んでしまいました。面白かったです。みなさんとっても楽しそう。おもろい仲間がいればどこの山でも輝くなあと、思った。
コメントありがとうございます。今回は新入部員のナイスフォローで、喧嘩することなく?なんとかなりました。心配なのは、二週間後ですよ。
姫三人を怒らせないようにできるか?
隊長が粗相しそうです。
やっぱり、お仕えする家来は、同じ数か倍いないと無理ですね。
勘違いするなよ、家主が一番強いことを・・・
文句あるなら、外で寝ろ
テントの持ち主!
追い出されたら、キャンプ場で、ナンパしてよそのテントに潜り込む
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