甲斐駒ヶ岳は雲の中、そして快晴仙丈ケ岳


- GPS
- 28:56
- 距離
- 39.2km
- 登り
- 3,426m
- 下り
- 3,402m
コースタイム
- 山行
- 5:40
- 休憩
- 0:22
- 合計
- 6:02
- 山行
- 8:42
- 休憩
- 1:18
- 合計
- 10:00
- 山行
- 7:12
- 休憩
- 0:52
- 合計
- 8:04
- 山行
- 4:11
- 休憩
- 0:04
- 合計
- 4:15
天候 | 12/28 曇り後晴れ。 12/29 朝は快晴 10:30より2800mより上はガスの中。 12/30 風は強かったですが快晴。 12/31 晴れ後曇り。 |
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過去天気図(気象庁) | 2017年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
甲斐駒は仙水峠からラッセルのようでしたが、先行者がいたので助かりました。特に駒津峰から先は積雪量が多くなりました。 |
その他周辺情報 | 帰りの温泉は定番仙流荘。 |
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
防寒着
ゲイター
ネックウォーマー
バラクラバ
毛帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
アイゼン
ピッケル
スコップ
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
水筒(保温性)
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
ヘルメット
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感想
12/27の納会が中止となったため、午後から年休をとり甲府でレンタカーを借り、諏訪まで走りその日は下諏訪で宿泊しました。
12/28
翌日(12/28)はルートインで朝食をとったため、昨年より1時間ほど遅くに戸台を出発となりましたが、北沢峠までなので余裕をもってゆっくりと歩きました。
出発当日まで塩見岳or仙丈ケ岳・甲斐駒ヶ岳を目指すか迷ったのですが、ここ最近の積雪量の多さを考えると、入山者の少ない塩見岳のラッセルを懸念して、昨年同様戸台より北沢峠へ、そして今年は昨年より一泊予定が長いので、甲斐駒ヶ岳・仙丈ケ岳両方を目指しました。天気も29日、30日は強風ではあるものの、晴天の予報であったので、期待を持てる出発でした。唯一ラッセルだけが気がかりでした。
戸台からは3時間ほどのいつもながらの退屈な河原歩きなのですが、昨年は、右岸、左岸、右岸、左岸と3回の渡渉が有ったのですが、今年は昨年に比べ水量が少なく渡渉は発電所ダムの手前1か所だけで済み、その他は伏流となってました。また、昨年に比べて凍結してる枝沢が多く寒さが厳しいのでしょう。
丹渓山荘でアイゼンを装着しましがが、正直ノーアイゼンでも北沢峠までは問題ないでしょう。(実際下りはノーアイゼンでしたから)
昨年は長衛小屋のテント場の水場は、沢から引き込まれた水が蛇口から給水できたのですが、やはり冷え込みが厳しいのでしょか、今年は橋のたもとで沢から直接給水となってました。
12/29
予報通りの快晴の中を出発。ここ数日の降雪の影響でトレースはあるものの坪足にワカン、スノーシューが混在し、かつ雪に締まりがなくさらさら状態のため、歩きにくくかなり体力を消耗する。それでも、ラッセルしトレースをつけた方の苦労を思えば贅沢は言えない。そんな状態が駒津峰まで続く。駒津峰までは快晴の状況であったが、ここで休憩している瞬く間(10分ほどの急転直下)に甲斐駒頂上が雲の中に隠れる状況となりがっかり。これでは登っても仕方がないとは思いつつ、先行する登山者もいたので、奮起して駒津峰を後に出発しました。ここらから先はどうやら完全ノートレース状況らしく、先行者も四苦八苦の様相で退散模様となり、途中からは自らがラッセルの番となり、しばらく進む(多分100mほどか)も岩場のラッセルは思わず潜り込む場所も多々あり、疲労困憊となり途中で休憩し、そこから先は4人パーティーに道を譲ることに。標高も2800を過ぎるころからは、吹きさらしの場所が多くなり落石に中止ながらようやくと頂上へ到達。出発から6時間も費やしていました。
ガス中の下りのためコースを外さに無いように、登りの時の踏み後そしてマーキングを見失わないようにいつも以上に慎重に下りましたが、こういった状況だとトレースが明確でもやはり精神的に疲れます。向かい風の強風なので余計疲れるのでしょう。
六方石まで下りてると視界もだいぶ良くなり、駒津峰も見渡せ気が楽になるのですが、やはり雪が深くかなり体力消耗をしているのか、そこまでの登り返しが大変でした。
駒津峰からは双児山へのトレースがあったため、それを辿って下りかけたのですが、途中よりトレースは無くなり(引き返したのでしょう)これからのラッセルは避けたかったの、致し方なく再び駒津峰へ上り返し。これが厳しかった。
夕方近くなると強風がかなりひどくなり、駒津峰から森林帯にはいるまではこの日一番の強風に。森林帯に入ったところでアイゼンを外し、ここからは滑るように仙水峠へと降りました。
途中仙水小屋にて小屋前の水場(井戸水らしくて凍ってない)で水を補給してテント場へ戻りました。
12/30
昨日と同様、この日の朝も快晴。強風であるものの、昨日に比べれば若干弱め、されに言えば昨年の爆風に比べればかなり弱い。
入山の日にはトレースがなかった、2合目へのトラバース道もしっかりとレースがつけられており、労せずして2合目尾根に到達する。ここから森林限界までは風が弱いはずであるが、予想外に強風。森林限界手前の昨年と全く同じ場所(甲斐駒ヶ岳が見渡せる)にて、ゴーグル、そしてオーバー手袋、ピッケルを装着して完全防備。
いよいよ森林限界を超えると猛烈な強風に身がすくむが、しばらくすると慣れてくるのかそれほどの感覚でなくなるし、昨年に比べればかなり弱い。昨年はここで退散する登山客が大多数だったが、今年はほとんど引き返す登山者はいない。小仙丈ケ岳への登りの斜面も昨年はクラストして一面真っ白だったが、ことしは岩肌が少し出ており、雪質も新雪さらさら状態でしまりが悪い感じだ。
小仙丈から仙丈ケ岳までの登りは昨日と同様雪の締まりが悪く、また向かい風のせいか足に堪えるが、快晴のなか真っ白な女王仙丈ケ岳を眺めながらの登りは嬉々とした気分になる。
頂上手前のナイフリッジを過ぎ、小ピークを越える最後の斜面を登りきると仙丈ケ岳頂上に到達。昨年に比べると登山客はやはり多い。下山時にもかなりの登山者とすれ違った。驚いたことに地蔵尾根からは11人パーティーの隊列で登ってきていた。
この日は昨日とは違い終日晴天に恵まれ、本当に素晴らしい一日だった。
12/31
入山者のピークを迎えたらしく昨日からテント場はかなりの賑わいとなった。
明るくなったころにテント撤収をして、昨年とほぼ同様に7:00くらいに出発となった。昨年は確かアイゼンを装着したが、今年は装着しなかったが多少足元に気を付ければ問題ないと思う。
今年は、河原歩きで多少迷ってしまいぼさの中を歩てしまったが、渡渉地点は予定通りの場所を難儀なくわたれたので、これもご愛敬だ。途中甲斐駒ヶ岳方面を振り返ると雲が低く垂れ込み天気は下り坂の様相となったきた。いいタイミングで登れてよかった。それにしても、今の天気予報(特に冬の天気予報)は実に正確だと実感だ。
最後に。今回は予定通り、甲斐駒、仙丈と登れ大満足だ。2泊3日で行けないかと考えたが、それは今の年・体力では無理だから、やはりゆっくりとと登ろう。
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