南八ヶ岳周回「八ヶ岳ブルー、穏やかな稜線」美濃戸口
- GPS
- 31:31
- 距離
- 26.1km
- 登り
- 2,088m
- 下り
- 2,091m
コースタイム
- 山行
- 2:42
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 3:00
- 山行
- 6:39
- 休憩
- 2:37
- 合計
- 9:16
天候 | 1/3(水) くもり時々小雪のち晴れ 1/4(木) 晴れ 稜線は諏訪方面からの強風が吹き付ける 風は強いがこの時期としては穏やかな稜線 |
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過去天気図(気象庁) | 2018年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車場(1日/普通車) 500円 2日間なので1000円 ※駐車券と引き換えでコーヒー一杯無料 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■美濃戸口〜赤岳山荘 林道歩き、路面が凍結していて滑りやすいので歩行は要注意 チェーンスパイクなどがあったほうが歩きやすい ■北沢コース〜赤岳鉱泉 一部路面がスケートリンクになっていてる、進むにつれ積雪は増していくがトレースがしっかりできていて歩行は容易、トレースを外れると膝上まで沈む ■赤岳鉱泉〜行者小屋 ここもトレースがしっかりとあるので特に危険個所はない ■行者小屋〜文三郎尾根〜赤岳 小屋から上部はアイゼンピッケル必須 文三郎尾根は傾斜もある滑落注意、階段が連続するが雪が付いてステップが斜めになっていて注意が必要 尾根を登り稜線へ赤岳のピークまで岩稜が続く、鎖付きのトラバースなど 雪の付きは少ないが慎重を要する ■赤岳〜赤岳天望荘 強風が吹き付けて雪煙が舞う 岩稜の急斜面、雪は少ないがスリップ注意 ■赤岳天望荘〜横岳 稜線は風が強いがこの時期としてはかなり穏やかな方 ハシゴなどはしっかり出ているので問題ない 稜線東側は吹き溜まりで雪が多い 横岳付近が核心部 横岳前後付近は岩稜、西側は断崖なので高度感がかなりある、滑落要注意 ■横岳〜硫黄岳 横岳の先は岩稜でクサリが数か所あるが通過すれば後は緩やかな登りと下り 雪はほぼなく地肌が出ている、岩が多くアイゼンでの歩行は非常に歩き辛い 硫黄岳の爆裂火口はいつ崩れてもおかしくないらしくあまり近づかないほうが良い ■硫黄岳〜赤岩の頭〜赤岳鉱泉 赤岩の頭から下は樹林帯、ジグザクの登山道を下る ■行者小屋〜南沢コース〜美濃戸山荘 トレースがしっかりあり問題ない しばらくは積雪もしっかりあり12本爪アイゼンで丁度良かったが だんだんと岩が多く歩き辛くなる、たまらずアイゼンを外したが滑りやすい、チェーンスパイクがベストだな感じ。 ■美濃戸山荘〜八ヶ岳山荘 ツボ足でも歩けるがチェーンスパイクが無難 |
その他周辺情報 | 八ヶ岳山荘 日帰り入浴:500円 |
写真
装備
個人装備 |
アイゼン
ピッケル
テント一式
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感想
折角遠くまで来たので年末年始の鳳凰三山に続いてもう一つ、鳳凰三山からも見えていた八ヶ岳に登ることにした。一日インターバルを挟んで八ヶ岳山荘から出発、赤岳山荘までは車でも入れるのだが、4WDかチェーン装着でないと入れない。しかたないので徒歩で歩いていると親切なご夫婦が車に乗せてくれた。
美濃戸山荘から北沢コース赤岳鉱泉経由で行者小屋へ向かう。赤岳鉱泉で冬季有名なアイスキャンディーでアイスクライミングを楽しむ人が大勢いた。初めてアイスクライミングを見たが楽しそうではあるが待機中はかなり寒そうだ。約3時間で行者小屋に到着、行者小屋のテン場は木々に囲まれて風は弱そう、赤岳、阿弥陀岳も見え景色も素晴らしい場所だ。装備を軽くしようと昼食、夕食は小屋で注文、暖かい部屋で食べる食事は最高です。
翌朝、日の出前。文三郎尾根で赤岳に向かった。階段が連続する急登、階段には雪が付いてステップが斜めに、アイゼンとピッケルで慎重にのぼって行った。
稜線に出た所で日の出を迎えた、稜線は強風が吹き付ける。岩稜を登り赤岳のピークに立った。360度の展望の赤岳山頂からは南アルプス、中央アルプス、富士山、そして北アルプスまで望めた。夢中で写真を撮っていたが低温のハードコンディションでカメラのバッテリーがダメになってしまった。しかたないのでスマホのカメラで撮っていくことにしよう。
赤岳を後にして縦走開始、風は強いままだが、この時期としてはかなり穏やかな方だと思う。前日は風速20m以上吹いてたらしい。稜線はハシゴがいくつかあったり横岳付近は岩稜で西側がすっぱり切れ落ち高度感抜群、緊張を強いられた。
横岳を通り過ぎるとあとは危険個所もなく緩やかな下りと登りが続き縦走最後の硫黄岳に辿り着いた。硫黄岳の爆裂火口は大迫力、もっと近づいてみたかったが危険なのであまり近づかないほうが良いらしい。最後に歩いて来た稜線を眺めて下山開始、赤岳鉱泉まで樹林帯で眺望はほぼなし。行者小屋に戻りテントを撤収、帰路に着いた。
念願の八ヶ岳、人気の山なこともあって山小屋の充実っぷりはスゴイ。今回はテン泊で登ったが冬山は暖かい小屋で過ごしたいのが本音である、装備も軽く済むしね…
初日は曇りと雪だったが翌日は快晴の天気、風も弱まり絶好の登山日和となった。
風が強ければ赤岳ピストンで我慢しようとしていたが予定通り縦走が出来て大満足な山行になりました。
manimaniさん。
今年も素敵な山旅を拝見させて頂きます。(*^^)v
gikyuさん、あけましておめでとうございます。
今年も素敵な山との出会いがあることを祈っています
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