仙丈ヶ岳 白銀の南アの女王は美しかった
![情報量の目安: S](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
- GPS
- 31:12
- 距離
- 34.5km
- 登り
- 2,554m
- 下り
- 2,546m
コースタイム
- 山行
- 3:51
- 休憩
- 1:01
- 合計
- 4:52
- 山行
- 10:32
- 休憩
- 1:19
- 合計
- 11:51
2日目は3:45起床。仙丈ヶ岳下山後、テント撤収およびこもれび山荘で休憩の時間含みます。
天候 | 1日目:山頂付近は曇り 2日目:晴天、仙丈にしては弱風のベストコンディション |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
千住新橋IC〜首都高〜中央道〜伊那ICで降りて下道で戸台駐車場まで行く。 戸台駐車場には40台位駐車していたかな? 登山届受け付けていました(自分たちは手前の仙流荘の登山ポストに入れる) |
コース状況/ 危険箇所等 |
●参考資料 山と高原地図 北岳・甲斐駒 ●戸台駐車場〜丹渓山荘跡 3mくらいの渡渉1回あります。河原歩きが地味に長い。 堰堤を越えた辺りから凍結箇所が増えてきます。 丹渓山荘跡の手前の渡渉地点には木橋が設置されていたので助かりました。 ●丹渓山荘跡〜北沢峠 最初急ですがつづら折れなのでそれほどきつくなかったです。 つづら折れなので急斜面は急斜面。地面が凍っているのでスリップ滑落注意。 ●北沢峠〜小仙丈ヶ岳 樹林帯になります。2合目で北沢峠からのルートと合流。トレース明瞭で踏み固まったいるので歩きやすいです。YAMAは4合目までアイゼン等はつけずに行きました。 今年は比較的雪が少ないですね。 ●小仙丈ヶ岳〜仙丈ヶ岳 森林限界を超え3000m級の山だけあって吹き曝しになります。防寒はしっかりとしていくこと。小仙丈ヶ岳から降って登り返し急坂辺りで一瞬風がさえぎられる箇所がありましたのでそこで休憩して行くと良いかと思いました。 ここらも風で雪は飛ばされていて少なかったですね。 小仙丈ヶ岳より上は展望が最高です。 |
その他周辺情報 | ●温泉 仙流荘で汗を流しました(500円也)。露天はこの時期使えません。 貴重品入れあり。 休憩室、自販機あり。休憩室が暖かかったです。 ●食事 伊那ICに戻る途中、少し入ったところにあるシャトレにてソースかつ丼いただきました。1,150円也。 カツは200g以上の肉厚なのでボリューム満点。腹ペコでしたが何とか完食って感じ。ローメンも食べたかったッス。 http://www.shatore.jp/ |
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
感想
2018年最初の山は雪を纏った南アルプスの女王・仙丈ヶ岳。
当初はluckyriverさん企画幹事の4名パーティでの計画だったのですが、直前にluckyriverさんの体調不良で急遽YAMAさんが代打でリーダーを務めることになった、この山行。でもお天気が味方してくれたこともあって最高の山行で2018年の山行幕開けとなって本当に良かったです。
初日は早朝に都内を出発して戸台に車を置いて、長い河原歩きの末に北沢峠のテント場まで。
河原歩きは目印も乏しく、正解ルートが解らぬままに無駄な渡渉などもしながら、それでもコースタイムよりもかなり短い時間で丹渓山荘跡へ到着。YAMAさんもkokさんも歩けるメンバーなので、順調そのもの。
丹渓山荘跡から北沢峠までは一転して前半に急登もある登りルート。チェーンスパイクを装着し、冬装備&幕営装備でパンパンに膨らんだデカザックを背負う2人ですが、そんなハンデも感じさせない歩きっぷりで、余裕で明るいうちにテント場へ到着。
正月休みに幕営整地されたのであろう跡地を拝借して、効率よくテント設置も完了し、まだ明るいうちから、まずはビールでお疲れさん乾杯からそのままkokさんがササッと料理してくれたお酒のツマミを肴に宴会にそのまま移行し、これまたkokさんが準備してきてくれた「きりたんぽ鍋」でますますお酒は進んで、焼酎のお湯割りで気分も絶好調に。鍋で温まったテントで男3人、山談義などで楽しい宴会となりました。暗くなってからは想定外のサプライズで、別パーティでこっもれび山荘泊で山に入ったkoba823さんとS田夫妻が陣中見舞いに来てくれて、しばしの談義と翌日の登頂をお互いに祈願して初日は無事に終了。
翌日は仙丈登頂後にテント撤収して一気に戸台まで降りる計画だったので、暗いうちから行動開始しようと、早朝3時起床&4時出発ということにして就寝。
さて2日目。
3人のテントは暖かく快適に眠れてしまったこともあってか、気づくと3時45分過ぎ、ぐっすり眠っている2人に完全に寝坊していることを知らせて、てんやわんやに朝食・お湯作り・身支度し、当初予定よりも大幅に遅れた5時15分すぎになんとか行動開始。おかげで星空の下を歩くことも森林限界を越えた展望地でご来光を見ようなんてのも計画倒れ。でも順調に歩けば当初予定通り帰れるだろうと焦ることなく登り始めました。夜明け前でも月が明るく、やがて樹林帯でご来光を迎えるとあたりはオレンジ色に包まれて、お天気は上々、登って何も見えないということは無さそう。
四合目あたりからは北西風がそれなりに強く吹き付けてきたため、防寒・防風装備を厳重にして、森林限界を突破すると、青空に真っ白で巨大な小仙丈への斜面が目の前にドーンと出てきて、目の前に広がる雪面と青空にテンションは俄然とUP。
耐風姿勢をとらないと飛ばされるというほどではないけれどそれなりに横から襲ってくる風と上手く折り合いをつけつつ、高度を稼ぎ、小仙丈に到達すると、真っ白で巨大な小仙丈沢カールが目の前に。まさに南アルプスの女王な眺めです。
ここから先も風と折り合いをつけつつ、堂々とした仙丈の姿はもちろん、四囲に見える峰々の眺めにますますテンションUPしつつ、山頂に無事到達。
山頂からは南アルプスの名峰のほとんど、富士山、八ヶ岳、浅間山、中央アルプス、御嶽山、乗鞍岳、白い屏風のように広大な北アルプス、そして遥かかなたに白山(御嶽の右奥に真っ白に)や上越国境の峰々など、日本全国が快晴で遮るものなく見渡せる大絶景を存分に堪能出来ました。
山頂からの360°→
登り途中でペースを少し落としていたkokさんも入れ替わりに山頂まで到達し、また山頂から下りて小仙丈へのルート上で前夜に陣中見舞いしてくださったkoba823さん、S田夫妻にも再会できました。(この後、無事に登頂したそうです)
小仙丈から下りる際は、白くておおらかな姿も見納めかと名残悪しくなるくらいの最高な眺望をプレゼントしてくれた仙丈ヶ岳、嫌になるくらいの河原歩きをしても来た甲斐があるものでした。
戻ってきたテント場は、昼下がりのポカポカな雰囲気、登頂に喜びに浸りつつテントを撤収し、荷造りを終えて、こもれび山荘へ寄り道して、私はお疲れさんビールと小腹にカップラーメンで小休止し、駐車場到着がギリギリ暗くなってしまうかもな13時40分にようやく下山開始となりました。
帰りは行きに学習した河原歩きのベストルートで順調に歩けたこともあって、ヘッデンを点けずに済むギリギリ、17時過ぎに駐車場へ戻れました。
帰りは仙流荘のお風呂で疲れて冷えた身体を充分にケアし、行動時間ほぼ12時間のがんばった体にエネルギー補給するべく、伊那名物のソースかつ丼をお腹一杯に食して、渋滞のない中央高速を快適に走って、無事に2日間を終えることが出来ました。
急遽のリーダーを引き受けてくれたYAMAさん、食事担当でおいしい鍋に腕を振るってくれたkokさん、本当にありがとうございました。またご一緒しましょね(^^)
年はじめの山行は、いつも一緒に歩く仲間のluckyさんの仙丈ヶ岳でしたが、体調不良で急きょYAMAがリーダーをやることになりました。いつも一緒に歩くkazさんに、沢でご一緒させてもらうkokさんと心強いメンバーなので3人で決行することに。
当初は2泊3日であわよくば甲斐駒もと思ってましたが、3日目が天候不良のようなので2日で切り上げました。
戸台駐車場から北沢峠まで河原歩きは辟易でしたが、白銀の南アの女王様があまりに素敵すぎて登ってきた甲斐があったものです。仙丈沢カールが純白のウェディングドレスをまとっているようでとても気品がありました。
今回は、3000m級の山にしては風は比較的弱く(それでも10m以上はあったと思いますが。予報では17mってなっていたか)、陽光が暖かくベストに近いコンディションだったでしょう。山頂からの360度の大展望、北ア、中央ア、南ア、富士山、八ヶ岳、白山まで。いつまでも留まりたくなる景色でした。
今回はkokさんの食担のきりなんぽ鍋が旨かったな〜。最近はアイスが多いkokさんさんですが、たまには縦走行こうね〜。
そしてYAMAにとって非常に足があうkazさん、今年もお世話になります。
最初から会心の山行で今年はいい年になりそうです。
YAMAさん、ヤマレコUPありがとうございます!
ちょっとだけ写真追加しました。
雪の仙丈ヶ岳、めちゃ綺麗でしたねー!
河原歩きが短ければ何度でも行きたいです。
天気も良くて、これは3人とも?普段の行いが良いからでしょう!
今年は良い山行ができそうです。
YAMAさん、KAZさん二人とも健脚なので、めちゃくちゃ迷惑かけちゃうかなーと心配しておりましたが、案の定迷惑かけちゃって申し訳ないです!!
またよろしくお願いします!
手ぶらでテンバに押しかけて失礼いたしました( ;∀;)
でも、新年の挨拶ができてよかったです。
厳冬期のテント泊山行に参加出きるようなパワーがあればネ~(^o^;)
雲竜渓谷、ご一緒できること楽しみにしています~♪
koba823さまYAMAです。
新年一発目でこれだけ素晴らしい山行ができて大満足です。
わざわざ夜中にテントまでお越しいただきありがとうございました。
今年は素晴らしい時間と場所を共有できる人が1人でも増えることを楽しみにしています。
kobaさま、今年もよろしくお願いします!
此度は幕営地合流出来ず誠に残念ではありましたが、またの機会を楽しみにしてます
CKoneさんこんばんは、山行中に近くにいるんじゃって話してました。
こちらこそまたの機会楽しみにしております。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する