冬の気配、立山剣
- GPS
- 32:00
- 距離
- 17.2km
- 登り
- 1,999m
- 下り
- 1,998m
コースタイム
2日目 4:15剣山荘-5:11前剣-6:18剣岳山頂6:43-8:13剣山荘9:04-10:19剣御前小屋10:45-11:34雷鳥沢キャンプ場-11:58雷鳥荘12:29-12:57室堂タ-ミナル
天候 | 23日ガス、一瞬晴れ、あられ、雪 24日どぴーかん |
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過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
ちなみに扇沢からちょっと下ったところの柏原新道登山口(爺ヶ岳、鹿島槍方面)の駐車スペースもすでにあふれていた。 トロリーバスチケット売り場の行列は数十名。 扇沢-室堂ターミナルまでは往復8800円、トロリーバス、ケーブルカー、ロープウェイ、トロリーバスと4回乗り換えての単純乗車時間は38分、移動&待ちで行きは1時間25分、帰りは2時間20分。特に連休は途中の待ち時間が計算できないので帰りは注意が必要。1日目室堂でトイレ(大)を使おうとしたら2か所とも10人ちょいの行列、しかも大は合計5つしかない(私が探した範囲で)。途中の待ち時間で用足ししたほうが賢明かも(1本遅らせたとしても)。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
1日目 室堂山に登り始めてすぐ雪が出現(うっすら)、霜柱や氷もちょこちょこ。危険なほどではありませんでした。真砂岳山頂付近(1989年10月に大量遭難があった)と別山山頂付近はガスだと道がわかりづらい。 9月の連休は剣界隈の山小屋はすべて予約制です! 2日目 前夜雪でコースの凍結が不安でしたが積雪もうっすらでところどころ凍っていましたが危険なほどではありませんでした。タテバイ、ヨコバイ、その他のクサリもみなさんの情報通りで、慎重に行けば危険はない、と思う。大人のフィールドアスレチックみたいで楽しかったです。 下山後は大町温泉郷に行く人が多いと思いますが、おすすめはブナ立尾根の登山口七倉ダム手前の葛温泉です。扇沢から車で15分-20分。3件の温泉宿があっていずれも日帰り入浴可です。高瀬館、仙人閣は遅い時間まで外来入浴可。どちらも泉質のよい源泉がかけ流し。かじかは受付15時までなのでまだ一度も入ったことがありません。 |
予約できる山小屋 |
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写真
感想
白峰三山縦走を計画していたが台風15号の影響で南アルプス林道が通行止めに。前日管轄に問い合わせしたら復旧は早くても24日以降とのこと。黒戸尾根から甲斐駒でもいいが連休じゃなくても行けるし。
で、北アでまだ行ってない立山か後立山に変更。立山は連休で激混みかも。扇沢があまりにも混んでたら柏原新道から鹿島槍ー五竜縦走にしよう、後立山のほうがたぶん空いてるはず。まあどこも混んでるだろうけど。
安曇野の実家へ前泊。
朝5時出。扇沢手前の柏原新道の駐車スペースはすでに飽和状態で路上に車が溢れている。嫌な予感。扇沢の無料駐車場満車は想定範囲内。有料は半分ぐらいか。問題はチケット売場。行列は数十人ぐらい。想定よりも少ない。立山剣に決定。
23日の予報はイマイチ、本命の剣は天気がよさそうな24日にして初日に立山を縦走することに。
6:30の始発になんとか乗れ、人混みに耐えて室堂に着くとさらに激しい人混み。おまけに立山連山はガスの中。人が少なさそうな室堂山からのアプローチ。室堂山への登りすぐから昨夜降ったと思われる雪がうっすら、霜柱、氷、霧氷がちょこちょこ。歩くのは支障なし。9月下旬だからアリと思うが、少し早くないか?一ノ越からは一般観光客も混じって人で溢れる。子供も多い。ま、連休ですから。
雄山途中から大汝山まで少し晴れたがこのあとは悪化。ガスはまだいい、砂が当たると思ったらあられですよ。徐々に降りが激しくなり別山あたりからプチ吹雪に。ひたすら剣山荘を黙々と目指す。山荘手前で雪が止む。
やっとの思いで山荘につきほっとしながら宿泊申し込みをすると、予約がないとだめだといわれる。視界不良でまったく気付かなかったが途中にも看板があったらしい。まあそれでも山小屋は泊めてくれるわけだがなんとなく後ろめたく居心地が悪い。ちゃんと調べなかった私のミスだが山友情報では予約不要って。帰ってからネットで調べると9月の連休は必ず予約をと確かに書いてある。不覚。
あてがわれたしゃくなげという部屋は私のような予約無しのアウトローばかりの専用部屋で今日はひとつの布団に何人寝るのかと気が滅入ったが結局2つの布団に3人ですんだ。じゅうぶん許容範囲内。
夜からまた雪が降り出し、みな明日のコース状況を心配している。宿のアナウンスが連休で明日は数百人が繰り出し渋滞するのでCTはいつもより多めに考えてと言っている。渋滞を避けるために早出したいところだが凍結が怖い。とりあえず明朝起きてから状況確かめて、だめならとっとと帰ることに。
明朝未明に山荘を出発したが思ったほどコース状況は悪くない。雪は大して積もってないし、一番危惧していた凍結も危険なほどではない。何より天気は最高。途中鹿島槍からの御来光を拝み人の少ないルートを自分のペースで快適に登る。タテバイもすいすいクリア。
すいてればなんてことはないが混雑してたら大変そう。頂上は先客数名。早月尾根からきた登って来た人もいた。空いてる頂上で絶景をじっくり堪能。北アの主峰はもちろん富士山も拝むことができた。早月尾根、北方稜線に魅かれつつ下山。
登りの方たちをかわしつつさくさく降りる。下山第1号だったようでコース状況を多くの人にきかれた。「もう登って来たんですか?」「健脚ですね」等の言葉をいただき舞い上がるおっさん。
剣山荘にもどりに荷物を整え、カレーを注文。美味し!朝8時でもオーダーOKとは。どこの山小屋もそうなのか?予約しなかった非礼をわびお礼を言って山荘を後にする。
天気はピーカンのまま。時間も余裕があるのでゆっくりと剣御前小屋を目指す。剣御前経由で行くつもりが黒ゆりのコルで分岐がわからずいつのまにかトラバース道を歩いてた。地図にも道が分かりにくいと書いてあるが。戻る気もしなかったのでそのまま剣御前小屋、雷鳥坂を経由して室堂へ。最後まで好天で立山の素晴らしい景色をずっと楽しめた。1日目は冬だったが2日目はさわやかな秋の山。
室堂からは行きよりも激混みで2時間30分かけて扇沢へ帰還。大観峰で韓国人の団体とぶつかってずいぶん待ったのと、黒部ダムのトロリーバスにタッチの差で間に合わず30分後の次便になってしまった。ちゃんと時刻表をチェックしていた人たちはダッシュしていました。最後のツメが甘かった。
総括:剣はイイッ!
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