記録ID: 136685
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科
長野県 茅野市 阿弥陀岳、赤岳、横岳、硫黄岳 寒かったけど素晴らしい日の出を堪能しました。
2011年09月23日(金) ~
2011年09月24日(土)
山梨県
長野県
kintakunte
その他4人
- GPS
- 29:00
- 距離
- 16.1km
- 登り
- 1,684m
- 下り
- 1,684m
コースタイム
〔9/23〕
美濃戸(駐車)8:25-10:50行者小屋11:20-11:35中岳のコル・文太郎尾根分岐-12:40中岳のコル(お昼)13:00-13:10中岳-文太郎尾根-14:20赤岳14:25-14:30赤岳頂上山荘
歩行時間_5時間10分/山行時間_6時間05分/休憩時間_55分
※阿弥陀岳はパスしましたが、別働隊として2名が阿弥陀岳にアタックしました。上記コースタイムに+1:00となります。
〔9/24〕
4:30赤岳頂上小屋6:40-7:20赤岳天望荘7:40-7:50地蔵の頭-8:55三叉峰-9:10横岳(奥の院)9:20-10:20硫黄岳小屋10:35-11:50硫黄岳(分岐)11:30-11:45赤岩の頭11:55-12:45赤岳鉱泉13:45-14:30堰堤広場-15:20美濃戸(駐車場)
歩行時間_5時間45分/山行時間_8時間40分/休憩時間_2時間55分
美濃戸(駐車)8:25-10:50行者小屋11:20-11:35中岳のコル・文太郎尾根分岐-12:40中岳のコル(お昼)13:00-13:10中岳-文太郎尾根-14:20赤岳14:25-14:30赤岳頂上山荘
歩行時間_5時間10分/山行時間_6時間05分/休憩時間_55分
※阿弥陀岳はパスしましたが、別働隊として2名が阿弥陀岳にアタックしました。上記コースタイムに+1:00となります。
〔9/24〕
4:30赤岳頂上小屋6:40-7:20赤岳天望荘7:40-7:50地蔵の頭-8:55三叉峰-9:10横岳(奥の院)9:20-10:20硫黄岳小屋10:35-11:50硫黄岳(分岐)11:30-11:45赤岩の頭11:55-12:45赤岳鉱泉13:45-14:30堰堤広場-15:20美濃戸(駐車場)
歩行時間_5時間45分/山行時間_8時間40分/休憩時間_2時間55分
天候 | 9/23(金)晴れのち曇り一時雪 9/24(土)快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
中野市内6:00-7:00諏訪SA7:15-7:40美濃戸口7:45-8:00美濃戸 〔9/24〕 15:10美濃戸15:40-15:55もみの湯(夕食)17:45-19:00梓川SA19:15-中野市内20:00 |
コース状況/ 危険箇所等 |
<美濃戸口〜美濃戸> 車での移動はギャップや岩・深いわだちが多数有り、慎重に運転をしないとフロント・サイド・アンダーカールや車底等を地面や岩に打ち付けます。また、対向車や歩行者がいるので退避やすれ違いにも注意が必要です。車高が低い車の通行は非常に困難となります。 参考までに移動に使用した車種は平成3年初登録のマツダ MPV 2,000cc でノーマルです。 ギャップの乗り越えは、ギャップに前輪が乗り上げたら一旦停止して、ゆっくり動く方法で運転しました。これでも1回だけフロントカールを地面にすりました。因みに直後に走っていたホンダ オデッセイ(2名乗車)かな、一旦停止せず最徐行でギャップを乗り越えたら、フロントとリアを見事に地面にぶつけた様で「ガツン」と言う大きな音が2回聞えて来ました。 <美濃戸〜行者小屋> 初めはうっそうとした森林地帯を快適に歩く事が出来ます。ぬかるみや木の根に寄るスリップやつまずきにでの転倒に注意です。川を幾つか橋を渡ると石や岩が姿を現します。そして沢を徒歩するのですが、今回は台風15号の影響で水量が増え飛び石では渡れなくなっていました。臨時に丸太を切り出して橋にしていますので、渡る際に踏み外しやバランスを失っての転落に注意が必要です。沢を徒歩する際は岩のスリップや浮き岩に寄る不意の転倒に注意が必要です。勾配が少しきつくなり高度を上げると、間もなく沢の水量が減って来ます。一部のルートは水のない沢を歩きますので、荒天時、特に大雨の際は増水して身動きが取れなく恐れが有りますので、天候には注意が必要ですね。 前方に八ケ岳の稜線が見始めると水のなかった沢に水量が戻って来ます。そして広がった河原の脇を暫く歩くと、沢を徒歩する最後の場所が出て来ます。沢幅が少し有り、増水時は慎重にコースを選んで徒歩をお願いします。ここを渡ると間もなく行者小屋が目の前に出てきます。 登山道にはマーキング(赤色と黄色)が有り、それと踏み跡の両方を確認すれば迷い道はない筈ですが、一部沢歩きから山道・山道から沢歩きが交互になる所が有りますので、この時、間違いをしなければ普通に進む事が出来ます。 <行者小屋〜中岳のコル> 小屋を出発して沢の左を歩きますが、その沢を渡って右へ行ける様な道?が有りますが、それは間違いなので注意が必要です。少し先に左へ行く踏み跡が登山道となっています。間もなく赤岳と阿弥陀岳への分岐となり、ここは右へ向かいます。暫く林を歩きそこを抜けると、以前に崖が崩れた跡地に出て来ます。このルートはマーキングが少なく踏み跡が頼りとなり、そしてルートファイティングが必要となります。私達も間違えたのですが、一旦沢を徒歩する右の踏み跡を行ったのですが、どうも旧道の様で道幅や狭く草木が生い茂り一部かき分ける状態でした。正解は沢を徒歩せず、左側の崩れた斜面にある踏み後を歩来ます。何れも踏み跡は確りしていますのと、遠回りするだけで最後は合流しますのでさほど問題はないと判断します。このコースは阿弥陀岳につながる尾根の左斜面を登ります。高度を上げると次第に道は土とガラの混ざった状態となり、少しスリップしますので足元に注意です。登山道崩壊場所が2箇所有り巻き道を利用しますが、取って付けた道なので少し歩くのに無理な場所となりますので、気を付けての通過となります。中岳のコル手前は左が谷の斜面をトラバースしながら上る為、つまずきやバランスの崩れによる転倒は、即転落につながり大怪我の元となりますので、気を引き締めての歩きが必要です。 <中岳のコル〜赤岳山頂> 中岳のコルは少し広くなった場所で眺めも良いので、お昼ご飯や休憩場所には都合が良いです。中岳へは一部道が狭い場所や切り立った場所が在りますので、慎重に歩いて通過をします。また、登山道は岩や石がかなり多くなりますので、浮石・浮き岩によるスリップや転倒に注意が必要です。下りはちょっと高度感ある斜面を降りますので、不意な転倒や転落に注意が必要なので、一歩一歩確実に地面を踏んで進みます。 降り切ると少し平らな所を歩き、赤岳へのアタックとなります。 前半はガラ場を九十九折で登って行きます。大小の岩や石が織り交ざった登山道で、少し歩きにくい所が有りますが、浮石によるスリップに注意しながら登って行きます。後半は岩場に取り付き、鎖やハシゴを使っての登攀が織り交ざった、本格的な登山となります。一部ギャップをパワープレイで乗り切る所も有りますので、三点指示を確り行い、浮岩や抜ける岩に注意しながら登攀を行います。また、落石や落石を起こさない様に注意しながら登ります。ここで一気に高度を稼ぎ3,000mの世界へ突入しますので、呼吸を整えながら無理せず登ります。岩場ではストックは利用しない方が良いと思います。 そしてここの岩場の登攀が終ると、目の前に山頂と一等三角点、祠が現れてますが、岩場のため踏み外しやスリップに寄る転倒・転落・滑落に注意が必要です。そしてお疲れ様でした。 <赤岳頂上小屋> 残念ながらこの時期の山頂、特に寒気が流入すると外にいる事が変寒く大変辛いです。汗が冷えない内に小屋へ入りましょう。入口は小屋の左側を降りた2階?より入ります。重たい引き戸を開いて入ると土間が有り、先ずはスタッフに話しかけて指示や説明を受けて下さい。スタッフが居ない場合は入口正面のフロントへ行きます。 トイレは男女兼用で一つ下の階に有り、溜め式ですが強力な換気システムが働いていますので匂いは余りしません。入って正面奥に男子小用、奥から1個目と2個目が簡易洋式トイレとなっています。 食堂(禁煙)はフロントと同じ階に有り、天気が良いと左は富士山から右は八ケ岳の稜線を眺める事が出来、素晴らしい絶景を見ながら食事やひと時を過す事が出来ます。ここは絶対お薦めの場所ですね。 食堂のとなりに喫煙室と更衣室が準備されていますので嬉しいですね。 水は雨水を利用していますので大変貴重です。飲料水は500mlのペットボトル400円の購入となります。お湯は保温水筒位(500ml程度)の大きさで100円となります。 <赤岳頂上小屋〜横岳> 歩き始めは緩い斜度の岩場を下ります、左側はかなり斜度のキツイ斜面で危険ですが、通常歩く限り滑落の危険はありません。右も斜面ですがハイマツがある為こちらも滑落などの危険は低いです。赤岳展望荘手前で急斜面の岩場を下ります、時に少しギャップの有る場所や、ガレ場・ザレ場が有りますので、浮石・岩によるスリップやつまずきに寄る転倒に注意が必要です。 赤岳展望荘・地蔵の頭を通過し暫くすると岩場に到達します。ここより今回の山行の核心部横岳難所の通過となります。幾つかの岩場のピークを左や右に巻き通過しますが、この時道幅が狭く切り立った高度感ある場所を通過します。鎖や岩の登攀を含めた本格的な登山の場所も有りますので、三点指示やバランス、浮き岩や石に注意しながら慎重に進みます。難所はすれ違いも容易に出来ず、多少渋滞をしますので焦らず譲り合ってゆっくり進みます。ストックはしまって進んだ方が良いと思います。 以外とアップダウンが有りやキレットの様な所を通過するので、危険ですが楽しめる所でも有りますので、注意しながら進んで行きましょう。 <横岳〜硫黄岳> 横岳山頂は少し広くなっているので休憩や食事をするのに適しています。但し風が強いと退避する所が殆どなさそうです。岩場を少し下ると道幅も広がりガラ場・ザレ場的な道を快適下る事が出来ます。但し不意の転倒やスリップに注意が必要です。 硫黄岳は広く風除けの場所も有りますので休憩に持って来いの場所となります。特にトイレは素晴らしく一部ウォッシュレットや水洗を完備していますので、利用をお薦め?します。 ここから硫黄岳は広大で気持ちが良い開放的な場所をを進みますが、逆に濃霧などは目標が解りにくく踏み跡も板状の石や岩でほぼ不明となり、荒天時は迷い道となってしまう可能性が有り、場合によっては左側の崖より転落する可能性があります。ケルンを見失わず慎重に歩く事が必要となります。 また浮き岩や石に寄る転倒に注意が必要です。 <硫黄岳〜赤岳鉱泉> 下り始めは岩場なのでスリップやつまずきに寄る転倒に注意が必要です。赤岩の頭はちょっとした広場となっていますが、道標を見落とすと真直ぐ進んで、峰ノ松目へ行ってしまうので注意が必要です。ここから下り初めは岩場とガレ場の道を進みますが、次第に高度を下げると森林地帯へと入ってきます。道は岩や石が減り大分歩きやすくなりスピードが出やすくなりますが、木の根や時々出てる浮き岩や石に注意が必要です。同心沢がへの分岐を過ぎると、沢道と登山道が交互に現れて来ますが、マーキングが余りなく踏み跡も沢で良く判らなくなりますので、多少のルートファイティングが必要です。橋を渡ると間もなく赤岳鉱泉が見えてきます。 <赤岳鉱泉> 赤岳鉱泉兆着直前はギャップのある岩を降りますが、スリップや踏み外しによる転落に注意が必要です。 ここでは休憩の為の机や椅子など多数の設備が有り、快適に休憩や食事を頂く事が出来ます。また、水は無料で頂く事が出来ます。お風呂や食事の注文も可能ですが、時にご飯がなくなりカレーライスが食べられない事が有るので注意が必要です。快適な為ついつい長居をするので時間管理に注意が必要です。 <赤岳鉱泉〜美濃戸> 沢沿いを進む快適な登山道です。一部は木道や橋が架かって整備がかなり行届いています。つまずきや踏み外しに寄る沢への転落や転倒に注意が必要です。一部沢を徒歩しますので、岩のスリップに注意が必要です。 最後に比較的大きな橋を渡り林道に出ると1時間弱で美濃戸へ到着となります。 <駐車場> 美濃戸/利用料金:1,000円/日×2日=2,000円 <宿泊の山小屋> 赤岳頂上山荘/赤岳直通:090-2214-7255/料金(1泊2日):8,700円 <帰りの一風呂> 樅の木荘内、天然温泉「もみの湯」/〒391-0100/ 長野県諏訪郡原村中央高原保健休地17217-1729 0266-74-2311/入場料 500円 |
写真
感想
1日目は午前中まで天気は良いものの、風が冷たく雲がかなり速く流れていました。ちょっと気になったのが当り、頂上小屋へ着いて間もなくアラレが降り始めて、その内雪となりました。積雪とはなりませんでしたがかなり寒かったです。
都心に近い山なのか、結構山ガールが多かったですね。特にカップルや夫婦と思われる若い人たちが目立ちましたし、服装もカラフルでおしゃれです。
早めに小屋へ到着してのノンビリタイムは非常に楽し時を過す事が出来ました。が、余りにもお酒が美味し進んでしましました。(ちょっと反省)
その代わり夜はぐっすり寝かさせて頂きました。
2日目は朝から快晴で、夜明けとご来光を堪能しました。これこそ山小屋へ泊まる醍醐味ですね、でも一時間ちょっと頑張りましたので寒かったです。その分美味しい朝ご飯を頂きました。
終日天気は快晴で風も弱くなり好日登山日よりでした。
また、午後にはガスが上がってくるのですが、さほど多くなく富士山や北・中央・南アルプスが終日見えていました。この素晴らしさを体験すると次の山を考えてしまいます。
事故なく皆無事に帰宅できた事は何よりでした。
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Inoと申します。
kintakunteさんのヤマレコ記録を楽しく見ませていただきました。私も9/23・9/24と八ヶ岳に行ってきました。
私は9/24に硫黄岳から赤岳へ向かって歩いていて、8:40頃地蔵ノ頭のあたりでしたので、どこかですれ違っているのではないかと思います。
9/24は快晴で、すばらし景色でしたね。ご来光と富士山の写真がステキですね。
稜線上は雪が降りましたか。赤岳鉱泉も朝は0℃でした。
これからもkintakunteさんの記録を楽しみにさせていただきます。
kintakunteさん、おはようございます。
赤岳山頂からの素晴らしい夜明け、いいですね
八ヶ岳もそろそろ冬に足音が聞こえてくる季節ですね
ついつい飲み過ぎ
⇒飲み過ぎたことを反省する為⇒反省会
⇒その反省会でまた飲み過ぎ
⇒また反省会⇒またまた飲み過ぎ・・・
永遠に続く、酒と反省の連鎖
いや、
自分に言っているんですよ
Inoさん、おはようございます。
多分地蔵の頭前後でのすれ違いですね。黄色いザックカバーにアマチュア無線のアンテナをつけているのが私の特徴です。しかもアンテナの先にピンク色のテープがついてますよ。
この日の天気は素晴らしかったですね!朝方は冷え込みがきつかったですが、頑張ってご来光を堪能しました。また何処かの山で出会えれる事を楽しみにしています。
kusさん、どうもです。
今年は天候の良い山行と悪い山行が両極端となっています。今回は「晴れ」の女神様が強かったようで楽しんできました。長野は数日前までは暑くクーラーが欲し位でしたが、台風が過ぎ去ったら今度はストーブが欲しい感じですよ。暑さ寒さも彼岸までとは良く言ったものです。そちらはまだまだ暑そうですね。
keiさん、おはようです。
今回は「もう、酒やめた」とはならないのが不思議でした。次の日すっきりと起きれましたね。但し胃腸はちょっとやばかった。やはり程ほどが宜しいようですね。山小屋はもっとも行くに困難な「居酒屋」かもしれませんね、どこぞの小屋には確か赤提灯が下がっていましたね。(あっ、赤岳から近くですね)
keiさんも行ける口ですかな?
赤岳山頂でのご来光が素晴らしいですね。
これを見ることが出来たらもう言うこと無しでしょう。
山頂での宿泊を最大限に生かしましたね。
MASUさん、おはようございます。
まさしくこれを狙っての頂上小屋ですね。山仲間からの提案でした。「また行くなら頂上小屋!」、大正解でした。荒天だと最悪ですが、それでも3,000m級の山の頂に泊まれる場所は数える位しかないです。(富士山を除く )
展望荘の「お風呂」も魅力でしたが、今回は頂上で です。
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