笈ヶ岳 〜 ホワイトロード分岐点からジライ谷ルートで 〜


- GPS
- 11:41
- 距離
- 22.1km
- 登り
- 2,114m
- 下り
- 2,123m
コースタイム
- 山行
- 10:40
- 休憩
- 1:02
- 合計
- 11:42
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
◇スタート時にホワイトロードのゲート前には7台の車が駐車。あと1〜2台は駐車できそうでした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【駐車スペース⇔中宮温泉ビジターセンター】 ◆約4kmの舗装路歩きです。 【中宮ビジターセンター⇔野猿広場(ジライ谷渡渉点)】 ◆ほぼトラバース気味に進みます。 ◆散策路を辿ってしまうと、明後日の方向に進んでしまいます。ビジターセンターから5分ほどでトンネルを潜ればO.K.。 ◆渡渉は、増水している際は、流れが激しく、川幅も1mほどあるため、それなりに難しくなります。雪解けの時期は気温が上がると増水するので注意が必要です。 【野猿広場(ジライ谷渡渉点)⇔ジライ谷の頭】 ◆要所要所にロープが架けられたかなりの急斜面が続きます。ちょっとした岩場もあり、山慣れていない人を連れてくると、泣きが入るはず。 【ジライ谷の頭⇔稜線との合流点】 ◆多少人の手が入っていますが、木枝が引っかかる箇所が何か所かあります。 ▼雪がついている区間と尾根筋の土の上の踏み跡を交互に歩きました。 【稜線との合流点→シリタカ山】 ◆冬瓜山西側直下は、岩や木枝、お助けロープを手掛かりに登る垂直に近い斜面で、それなりの慎重さが必要です。 ◆積雪があるとナイフリッジとなる岩場(「刃渡り」)はそれほど危険を感じませんでしたが、その直前に50cmほどの裂け目があるので要注意です。 ▼ほぼ雪道も、冬瓜山手前は藪の中を歩く区間もありました。 ▼踏み抜くような所はほぼなし。ただ、暑さのため、雪が緩んでおり10cmほどは沈み込む状態でした。アイゼン、ピッケルは使用せず。雪の状態と雪山装備は以下同じ。 【シリタカ山→笈ヶ岳】 ▼一か所2mほどだけ藪を突っ切りましたが、あとは雪の上を歩けました。 【シリタカ山手前→ジライ谷の頭の尾根への分岐点】 ◆一度下ってから、緩やかに登り返します。 ▼雪崩に注意が必要です。 |
その他周辺情報 | ◇白峰温泉で入浴。 ・大人650円。 ・カルキ泉も綺麗な施設。水風呂が冷たすぎ! |
写真
感想
車を買い替えたので、慣らし運転がてら、少し遠出しようかと考えていたところ、kitainotoriさんからお誘いいただいたので、笈ヶ岳に登ることにしました。
雪の状態はまずまず。
まず、踏み抜きを心配しましたが、踏み抜くようなことはありませんでした。
ただ、雪は暑さでだいぶ溶けかけて、表面は柔らかくなっており、稜線では常時10cmほど沈み込むような状態。
この状態は、メリット半分、デメリット半分でした。
沈み込むので、アイゼンやピッケルを使用せずに安全に歩ける半面、砂浜を歩いているような感じで体力は消耗しました。
雪の上を歩ける区間がほとんどで、藪漕ぎをそれほどする必要もなかった点はよかったです。
問題は暑さ。
暑さのせいで汗だくとなり、2ℓ担いだ飲料はすっかり空になってしまいました。
春らしく少し靄がかかり遠望は効きにくい状況でしたが、北アルプスや白山の展望は楽しめ、満足のいく一日となりました。
笈ヶ岳は「日本百名山」の深田久弥があとがきに、未踏を理由に遺憾にも割愛したと記した曰く付の山で幻の百名山と呼ばれます。
夏や秋では藪が凄いので、残雪期限定で登ることができる200名山です。
昨年はゴールデンウィークに中宮温泉まで車で入って初登頂しました。
今年は一里野温泉から山毛欅尾山経由で登ろうかと思いましたが、雪解けが早く藪が出ていそうなので、林道を歩きジライ谷コースに変更しました。
4kmの林道歩きと序盤の超の付く急登で足を使って、緩んだ雪に苦しめられました。
麓では各地で夏日を記録するくらいに暑く、水も底をつき大変な思いをしました。
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