リトル比良縦走(岳山〜釈迦岳〜八雲ヶ原〜イン谷口)
- GPS
- 13:49
- 距離
- 17.6km
- 登り
- 1,583m
- 下り
- 1,421m
コースタイム
- 山行
- 9:44
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 10:28
天候 | 2日とも晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
イン谷口と近江高島駅近隣の有料駐車場(300円/24hr)に駐車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
コース全般はおおむね危険な箇所はないが、昨年の台風や雪の影響で倒木が多く歩きにくい。八雲ヶ原近くで若干の崩落箇所あり。 |
その他周辺情報 | 下山後は、マキノ高原温泉さらさで入浴(700円/人、モンベルカード割引有) |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
食器
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
シェラフ
シュラフカバー
シュラフ用マット
|
---|---|
共同装備 |
調理用食材
調味料
コッヘル
調理器具
ナイフ
ポール
テント
テントマット
ツェルト
ファーストエイドキット
|
感想
リトル比良をテント泊縦走しました。
今回のテーマは2つ
1)北アルプス夏山に向けたテント泊縦走トレーニング
2)山岳会でファイントラック カミナドーム4を導入したのでとりあえず試す
2年前に岡山の山友達をこのリトル比良のテント泊縦走にご招待したところ、ほとんどのメンバーがバテバテになり二度と参加したくないと思う人多数という事になりましたが今回はどうなることやら。
今回のパーティは、テント泊縦走が初めてのSさん、昨年、穂高の夏山でテント泊デビューしたけどその後はテント泊していないI君、そして縦走経験豊富(ホントか?)なリーダー(私)の3人。
出発前にザック重量チェック。テント泊初めては15kgぐらいかなと思ってましたがSさんはもっと持てます!!(初めてなのにホントか?)とのことで17kg、I君も穂高に比べたら全然大丈夫!!ということで19kg、私もとりあえず17kgを担ぐことにしました。無理だったら寒風峠で途中下山しようという算段です。
2人とも意気揚々、私は若干心配しながら出発。最初は心配して大丈夫かと頻繁に声をかけていましたが、全然平気そうだったのでそのまま登ることに。でも鳥越峰あたりから2人のペースが上がらないことがちょっと気になってました。
最初のアクシデントは2人ではなく実は私の方。岩阿砂利山手前で片脚(内転筋)がつってしまいました。2年前はつることはなく今回も水分補給には充分気を使っていたはずなのですが、まだ体力・筋力が充分戻っていないからなのか。。。直ぐに芍薬葛根湯を飲んで痛みをちらして復帰。
またアクシデント発生。今度はSさんのペースが目に見えて落ちてきて頻繁に立ち止まるぐらいに。寒風峠に到着した際に下山するのを提案したが「頑張ります!!」と根性を見せる。北アルプスだったら遭難リスク高くなるので強制下山する事になるが、今回は低山トレーニングで環境的にも遭難リスクは低いので、八雲ヶ原へ向けて再スタートすることに。
でもそのうち、ペースが更に遅くなって八雲ヶ原到着が相当遅くなりそうだったのでヤケオ山でSさんの荷物をもらって担ぐ事にしました。もらった荷物は合計4kg程。私の荷物は飲んだ水量を差し引いても19kgぐらいは担ぐことになった計算。今度は自分が大丈夫かなと一抹の不安が。。。でもお陰でSさんの状態は良くなってペースは上がってきました。
今度はI君のペースが落ちて遅れがちに。私よりも若く体力も相当あるはずだが、とてもしんどそうな顔をしていました。本人曰く、こんなロングロート初めてで昨年の穂高よりしんどいとのこと。。。ゆっくりペースのまま登っていましたが釈迦岳山頂手前の急登で、私のもう一方の片脚がつってしまいました。今日2回目のつりアクシデント。たぶん荷物を4kg余計に担いだからやろなーと思いつつ芍薬葛根湯をまた飲んで痛みをちらして縦走復帰。
3人ともバテバテになりつつも、日が落ちるギリ手間でテント泊場所の八雲ヶ原に到着。滋賀県の救助ヘリが八雲ヶ原で30分も周囲を飛んでいて、私達を発見した途端に戻ったのは私達のパーティの動向を心配したからか?救助要請はしていないんだけど。。。
八雲ヶ原に着いたらついたで、皆でワイワイとテントを建てて癒やしのビールカンパイ。晩ご飯では、食料担当のSさんの持ってくる食材が多すぎることが作っている途中で発覚したり、私がご飯を炊くのを初めて失敗したりするハプニング発生を皆で笑いつつ楽しく過ごせました。
2日目は武奈ヶ岳山頂へ登ってイン谷口へ下山する予定でしたが、さすがに1日目がハード過ぎたのと、武奈ヶ岳山頂には皆さん既に何度も登っているので、そのまま八雲ヶ原からイン谷口へ下山しました。ダケ道は色々なお花が咲いて新緑もキレイでしたよ。下山はお昼だったので駐車場近辺で余った朝食の食材で昼食を摂りました。
参加した2人からは、しんどかったけど色々な経験ができて夏山縦走に向けて課題も見えてきたので良かったと言ってもらえてトレーニングした甲斐がありました(笑)
私の方は、つった両足が下山後に驚異的な回復をしているので、もう少しトレーニングを重ねたら以前の体力の状態に戻りそうなのが見えてきた事が確認できた(良い経験できた)山行でした。
今回初使用したカミナドーム4は、他メーカーの4人用テントより床が広くて天井も高く使い勝手が良かったです。これなら荷物があっても4人が快適に過ごせると思います。他メーカーの3人用テント並に軽いですし。ファイントラックいいね。
ちなみに、何故リトル比良というのか。。。(諸説あるとは思いますが)
比良山系は、地図でみると山の稜線形状が大きなYの文字に見えます。Yの重なり部分がおおむね八雲ヶ原ですね。Yの右上に該当するのがリトル比良となる岳山〜釈迦岳のルート。実はリトル比良も小さいYの文字になっているのです。Yの右側が牛山、左側が岳山〜岩阿砂利山のルートになります。小さいYの重なり部分が滝山、寒風峠あたりでしょうか。それでリトル比良って言うそうなんです。面白いでしょ。
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