霧雨の那須岳スピードハイク
- GPS
- 05:00
- 距離
- 10.9km
- 登り
- 948m
- 下り
- 960m
コースタイム
天候 | 曇り、濃霧、霧雨、時々青空 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
峠の茶屋跡避難小屋までは、少々石ゴロゴロ(小さめ)の緩やかな上りの道を上がって行きます。最初は樹林帯ですが、程無く赤茶けた火山質の景色になります。 峠の茶屋跡避難小屋手前は茶臼岳の下方を巻きつつ上りますが、落石注意との事です。避難小屋小屋付近は地形上、冬シーズンは猛烈な風が吹き、突風で飛ばされ遭難した例もある、との事です(現地看板より) 避難小屋から先は、そこそこハードめな岩場になります。難易度がそんな高いという訳ではありませんが、険しい赤い岩だらけの景色の中を、鎖場や高所の巻き等続きます。三本槍方面、朝日岳肩から先はそう大した登りはないです。 後半はハイ松や笹の繁るなだらかでだだっ広い草原や丘の景色です。 下山後は、車で移動すると近辺に鹿の湯温泉があります。名所「殺生石」がある付近で、硫黄の匂いが強い白濁の温泉です。日帰り入浴400円程の所が多いようです。 車でさらに那須高原へと下ると、飲食店(レストラン)や土産物屋が道沿いに多数ならんでいます。 |
写真
感想
天気予報ではイマイチ天気でしたが、茨城の山友さんからのお誘いに乗って、
栃木まで遠征してきました。見れれば紅葉、という計画でしたが、山の上の方では
紅葉のピークはちょっと過ぎてる様です。
土曜日の朝に茨城まで移動してきて、それから那須まで移動、同日は現地近くに宿泊する事に。
まず鹿の湯温泉に行こうとしましたが、震災の影響で早仕舞い、夕方5時半までとの事。着いたのが5時45分でタッチの差でアウトでした。が、親切な方が、近所の旅館でオススメの所を案内してくれました。硫黄の匂いが強めな、いかにも温泉といった感じの温泉に浸かったり休んだりしつつ、翌日朝の登山に向けてじっくり暖まりつつストレッチしてリラックスしました。
翌日朝は、登山前の寄り道で、殺生石を見に行く事に。鹿の湯のすぐ目の前、入口から300m程の所にありました。昔本で読んで、一度は行って見たい名跡でした。
更に車で移動、ロープウェイの駅を通りすぎて、峠の茶屋駐車場に着き、靴を履き替えたりといそいそ準備しました。最近、登り始めはペースを落としじっくりウォームアップをしてるのですが、元々ランナーな山友さんはさっさと先に行ってしまいました。
避難小屋前で再合流、そこから岩肌ゴツゴツ山の剣が峰の横を進み、まずは朝日岳の方へ。落石&滑落注意といった感じの道で、火山らしくかなり尖がった感じで赤い岩ゴツゴツな道でした。
朝日岳の肩へ向けて登りにかかると、鎖場、岩場が連続していて、そこまでコワくはないものの、中々に迫力のある道でした。
朝日の肩まで登ると、今度は左に90度折れて、三本槍を目指しました。
小さな上り下りがある岩場を幾つか越えると、近隣の山全容が見えてきました。
緑色のなだらかな草原(近寄ればハイ松や笹等)が奥までずっと延びているのが
見えます。三本槍を目指すには尾根から一度降りるというトコに、後での登り返しを思い若干悲しさを覚えましたが、とにかく目指して行く事に。
湿原を過ぎると、昨日の雨のせいか、所々ぬかるんでいました。
山友さんの足の早さにつられ、自分も可能な限りはスピード重視で行きました。
三本槍に到着したのが12時、10時に登山開始なので2時間で着けました。
まずは下で買っておいたバクダンオニギリをかぶりつきました。
食べてる間に、コッヘルとストーブを準備、お湯を沸かして、リフィルの
カップヌードルを調理。2味持って来たのですが、両方混ぜて汁なしラーメンに
しちゃいました。山友さんは乾燥ニンニクチップを持って来ていたので、それも
入れました。冷え込む場所だと特に、やっぱこういう暖かいものを食べると
体が暖まります。食後にコーヒーまで付けて十分満足な食事をした後、13時に
帰路に着きました。帰りもガシガシとばして行くと、避難小屋までは約1時間で
着きました。
ここで来た道を下山しても良かったのですが、物足りないし折角なので茶臼岳
に登って、ロープウェイで下りる事に。
ガスが濃くなる中登っていくと、そこらでゴーと言う噴気の出る音がしてたり、
硫黄の匂いが仄かに漂っていました。天気の良い日なら言う事なしですが、
こういう迷いのキケンが少ないルートでの霧の中ってのもまあ涼しかったりで
良い所もありました。
帰りはロープウェイから見下ろす山肌が紅葉していて、今年は各地で寒い日が
不十分で紅葉は不作との事でしたが、それでも赤色が中々にキレイでした。
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