燕岳・常念岳・槍ヶ岳スノトレ(中房温泉in/上高地out)
- GPS
- 31:39
- 距離
- 53.3km
- 登り
- 4,684m
- 下り
- 4,616m
コースタイム
- 山行
- 9:09
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 10:39
- 山行
- 11:05
- 休憩
- 1:34
- 合計
- 12:39
- 山行
- 12:28
- 休憩
- 2:54
- 合計
- 15:22
天候 | 3日とも快晴! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰路は、上高地→(バス)→新島々→(電車)→松本→(電車)→新宿というルートで上京。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【中房温泉→燕山荘】 北アルプス3大急登と呼ばれる合戦尾根をひたすら登る。第2ベンチを越えた頃から残雪がチラホラ。第3ベンチを越えた辺りでチェーンスパイクを装着し、燕山荘でチェンスパを外した。 ※アイゼンも持っていったが、チェンスパで十分な雪量・雪質。 【燕山荘⇔燕岳】 稜線は風で飛ばされるので、雪はほぼなし(夏道と大差ない)。燕山荘にザックをデポし、軽装で往復! 【燕山荘→大天井岳(大天荘)】 稜線は風で飛ばされるので、雪はほぼなし(夏道と大差ない)。蛙岩(げえろいわ)を越えた場所にある大岩は、冬季は中(穴)をくぐらねばならず、大変狭いので、ザックが大きいと大変。 切通岩(喜作レリーフ)から大天井岳山頂までは、冬季は大天荘までの巻き道が閉鎖させ、山頂へ直登するしかなく、最後の修羅場。山頂直下のみ残雪たんまりで、チェンスパを装着。 【大天荘→常念岳】 稜線は風で飛ばされるので、雪は少なく、チェンスパを履くほどではない。 東天井岳過ぎで道を誤り、15分ほどロス。「標識に忠実に進むこと」「常念岳を同定し稜線を見定めること」の2点を忠実に行えば迷う余地はなかった・・・。 常念小屋から常念岳は、ガレガレの急登。山頂直下のみ残雪たんまりで、チェンスパを装着。 【常念岳→蝶槍】 稜線途中までは、たいした雪もなく、チェンスパを履くほどではない。 無名のピーク(山と高原地図だと2,592mのピーク)手前より、完璧な雪山に早変わり。チェンスパかアイゼンが必須。以降、蝶槍山頂直下まで、途切れることのない雪道が続く。 【蝶槍→横尾山荘】 横尾分岐までの下り稜線は雪はない。横尾分岐を右折してほどなく、雪山に早変わり。チェンスパかアイゼンが必須。 横尾(登山口)まで、ほぼ途切れることなく、腐った雪質の急下降が続く。横尾に近づくと雪が途絶える場所もあるが、少し歩くとすぐに雪が登場するので、アイゼンだと付け外しはツライ。チェンスパが最適。 【横尾山荘→槍沢ロッヂ】 残雪が所々にあるが、アイゼンをつけるほどではない。 【槍沢ロッヂ→槍ヶ岳山荘】 途切れることなく雪道が続く。槍沢以降の急登ではチェンスパより、蹴り込めるアイゼンが最適。なるべく先人のトレースを辿ると、少し楽をできる。 【槍ヶ岳山荘⇔槍ヶ岳】 絶対にアイゼンを持っていくこと!(自分が槍の肩まで下りた後、ノーアイゼンで登ろうとしたハイカーがいたので、アイゼンを持っていくことを勧めました) 途中までは、雪が付着してもいない、むき出しの岩場のため、アイゼン不要。むしろあると危険。山頂直下は凍り気味の雪が張り付いているので、アイゼン必須。帰りも同じような場所でアイゼンを外しました。アイゼンをすばやく取り付け・取り外しできる技術力は最低限必須。 【槍ヶ岳山荘→槍沢ロッヂ】 傾斜があり、滑走可能な所は、アイゼンつけたまま、ピッケルでスピードを殺しながら、シリセードで進んだ。大曲の少し上あたりまでは、結構シリセードで行けた。槍沢ロッヂでアイゼンを外し、しまった。 【槍沢ロッヂ→上高地】 随所に腐った残雪があるが、アイゼンやチェンスパが必要な場所はない。 |
その他周辺情報 | 2日目に宿泊した横尾山荘には、内風呂あり。 |
写真
感想
GW前半、3日間とも快晴という奇跡の中、残雪の燕岳、大天井岳、常念岳、槍ヶ岳を縦走してきました。3日計で30時間、13万歩、53km、9,500kcal消費、累積標高(登り)は5,200m♪。
Day1,2は、燕岳〜蝶槍までの稜線上、ずっと槍ヶ岳が見えてて、Day3は逆に槍ヶ岳からDay1,2に歩いた稜線(表銀座縦走路)を見返せました。全日、ほぼ雲のない快晴で、富士山、南北中央アルプス、八ヶ岳、上越方面、果ては埼玉の両神山まで、稜線や山頂のあちこちで、360度の絶景パノラマビューが常時楽しめました。
槍ヶ岳以外の雪道は、アイゼンではなく、着脱が容易なチェンスパで対応しました。常念岳→蝶槍までが、思いのほか深雪で、下りで足を滑らせ、数mの滑落も経験し、ヒヤリハット体験となりました。
Day1,2は、17kgのテン泊装備を背負って登り下りしましたが、、、Day1は大天荘に冬季避難小屋があり、テン泊せず。Day2は朝5時行動開始、夕方5時に横尾山荘下山を果たすも、疲れ果てて、横尾山荘に部屋泊。結局、テントは使わずじまい。ショベルまで持ってきたのに。。。結果的には無駄な荷揚げとなりましたが、これもまた教訓、新たな経験値と前向きに考えます。
Day3は、朝2時に横尾を出発することで、通常は難しい「槍ヶ岳日帰り往復&当日中に東京へ帰宅」を達成。Day3は重たいザックを横尾山荘にデポしたので、いつもの日帰り山行と同様、軽快な足取り!と思いきや、2日分の疲労蓄積&槍沢の急登により、想定外に登りペースは上がらず。
帰りはシリセードでかなりペース上がりましたが!
百名山巡りも、常念岳が46座目、槍ヶ岳が47座目。半分(50座目)が段々と視野に入ってきました。50座目はどこだろう?順当なら、尾瀬3山(至仏山、燧ヶ岳、会津駒)のいずれか、かなぁ?
今回の事故なき壮大なスノーハイク(縦走)は、恵まれた天候と、己の健脚のおかげですね。
happygoyeahさん、はじめまして。
私は燕岳〜大天井岳〜常念岳〜蝶ヶ岳〜横尾経由で涸沢〜奥穂高岳を夢見ております。
GWが明けて、休みが取れそうなら実現できるのですが、どうだろうε-(´∀`; )
沢山の情報をありがとうございました。
3日間でのこの縦走はかなり健脚でないと達成できませんねー。
コメント、ありがとうございます。そのルートもよさそうですね!
私は田中陽希さんよろしく、なるべく一筆書きしたいので、そのルートなら、奥穂からは岳沢経由で上高地ですねw。ただ、最低でも3泊4日はかかりますね。ペースによっては+1日。長期縦走は、会社を休めるか?と荷物の軽量化が最大のポイントですね!
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