埼玉県境ルートを歩く 十文字峠〜滝谷山/埼玉深奥部周回コース(破線・バリあり)
- GPS
- 36:09
- 距離
- 40.1km
- 登り
- 3,499m
- 下り
- 3,485m
コースタイム
- 山行
- 9:17
- 休憩
- 0:49
- 合計
- 10:06
- 山行
- 11:41
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 12:51
天候 | 両日とも晴れ 気温は暖かだが、稜線に出ると風強く冷たい 十文字小屋では夜半は氷点下まで下がり、水が凍るほどだった様子 |
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過去天気図(気象庁) | 2018年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
1日目 彩の国ふれあいの森の駐車場から、林道を進み10分弱で吊り橋 吊り橋を渡り1時間弱で展望小屋 展望小屋の先からは破線ルートのタツマノ・シャクナゲ尾根 ルートは不明瞭な箇所多い 小若沢の手前からは尾根沿いではなくだいぶ西側を歩く感じ 二里観音への合流手前ではシャクナゲの藪漕ぎあり、ルートらしき踏み跡はあるがガシガシと無理やり登っていく感じ 二里観音から十文字峠までは一般ルート アップダウンが多いもののルートは明瞭で危険箇所は特になし ところどころ倒木がルートを塞いでいるところあり 2日目 十文字峠から三国山までは一般ルート 下りルートだがアップダウンが多い 途中、弁慶岩、梓白岩は長野県側を巻いて進む 三国山から滝谷山をへて南天山沢コースまでは低山のバリルート 基本尾根沿いに進むがルート不明瞭、もしくは完全に藪漕ぎになるところもあり ピークから枝尾根が出ているところはルートミスに注意、分かりやすい踏み跡を辿ったら間違いというところ数カ所あり 岩場は直登するか、巻くかは状況判断、但し脆い岩面が多いので直登する場合は要注意 滝谷山からは県境を外れ東方向に伸びる尾根で下山 薄い踏み跡があるものの藪漕ぎ、痩せ尾根、脆い岩場と随所に要注意箇所あり 南天山からの下り沢ルートに合流した後は、のんびりとした一般ルート 中津川林道に合流し、30分ほど車道を歩くとゴールの彩の国ふれあいの森に到着 全体的にアップダウン多く、なかなか疲れるコース 三国山から先では、下り藪漕ぎでルートが切れる場所と、ピークから伸びる一見明瞭な踏み跡で何度かコースミス 岩場の通過も痩せた場所や、脆い岩肌も多く注意が必要 一番難儀したのが滝谷山から200mほど下った所にある崖、南側に回り込むように下って何とかクリア 2日間で22時間、40kmオーバーのハードコースな上、三国山から先はエスケープるーともなし 今回は事前の情報収集とあわせ、地図アプリ(ジオグラフィカ)をフル活用 何度かルートミスするもすぐにリカバリ ※GPSのデータはコースアウトしているところあるので参考程度に |
その他周辺情報 | 十文字小屋に宿泊 連休中だが宿泊客は7名、寝室も1部屋に3段ベットが4列で区切られていてゆったりと眠ることができた |
写真
装備
個人装備 |
ザック
ストック
水筒
ヘッドランプ
ナイフ
コンパス
地図
ストーブ
ガスカートリッジ
ライター
コッヘル
カトラリー
食糧
携行食
帽子
グローブ
レインウェア
フリース
着替え
タオル
GPS
ファーストエイドキット
予備電池
ツェルト
ゴミ袋
携帯電話
健康保険証/運転免許証
|
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感想
ゴールデンウィーク後半の山行は
参考計画のストックとしてずいぶん前からあった奥秩父のタツマノ・シャクナゲ尾根の破線ルート
これに折角の長期連休なので山行明けの残疲労を全く考慮せず、十文字峠から滝谷山の埼玉県境ルートを組み合わせた、破線・バリありの埼玉深奥部周回ルートで計画
計画段階で1日目10時間、2日目12時間のかなり無理目な設定
いろんな人のレコも参考にさせて頂いての事前調査と、現地ではスマホの地図アプリをフル活用
少々、邪道のような気もするがリスクには代えられないので使える手段は全て利用
大幅なコースアウト防止には役だった
...それでも何度かコースを外しているが
分かっていたものの奥秩父特有のアップダウンの多いコース
その上、破線、バリの区間では倒木や藪漕ぎで必要以上に体力を削られ、想像以上に疲れた
一応リスク分を見込んでの行動予定だったが、予定時間を越える結果になり体力的な見積もりが甘かったと少々反省
天気良好、気温は高めだが風が涼しく快適なコンディション
加えてゴールデンウィークにもかかわらず全く人と会うこともなく、出会ったのは鹿とカモシカくらいという静か山行
久々にハードな山行を楽しんだ
宿泊した十文字小屋も、この日の登山者は7名
ゆっくりを食事をして、夜はぐっすりと就寝
雰囲気の良い山小屋でお世話になれた
最後の南天山が、体力と時間が足りずパスすることになったのが少々心残り
それでも十文字峠から滝谷山までの県境区間を踏破
埼玉県境の山間部踏破もあとは、十文字峠から甲武信ヶ岳と、滝谷山から帳付山のバリ区間と、帳付山から倉門山をへて赤岩岳までの区間を残すのみ
3行程くらいで赤線を繋げることができそうである
コメント
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はじめまして、Boulder05と申します。
本日、王冠>1546m峰>滝谷山>南天山>鎌倉橋を森林科学館起点で周回しました。
今日も暑くて藪が嫌になりました。
Boulder05さん、こんばんわ
秩父の山はアップダウンが多くて大変ですね
下山のはずなのにいつの間にか登り返しになっていて、何度も心折られました
昨日は強めに西風が吹いていましたので気候的には快適でした
蒸し暑い中での藪漕ぎは確かに大変そうですね
はじめまして、Noromatanukiと申します。昔、仕事で登山道点検をした区間を歩かれていたので、懐かしさもあって、ついついじっくりレコを読ませてもらいました。奥秩父のクラシックルートとバリの藪漕ぎ、お疲れさまでした。5日は気持ちの良い風が吹いていたのも救いでしたでしょうか?南天の沢コース途中のあの黄色いテープの先、なかなか厳しいルートのようですね。残りの県境区間、どうぞ気を付けて楽しんでください。
Noromatanukiさん、こんばんは
なかなかハードなルートでしたが、岩場や藪で断絶する区間はありましたが、人の踏み跡は思ったよりはっきり残っていました。
時々、藪の下や、岩の間など、とんでもないような所に埋められた境界杭を見つけると、設置された方の苦労に頭が下がる思いです。
山間部は、あと2か3行程で繋がるのですが、残りの平野部をどうするかが悩みどころですね。
ウォーキング?
またはサイクリングでしょうか?
本当に山が好きなんですね、日本の山を楽しむ原点はこのような行動にあると思いますよ、何も雪山、北、南アルプスに出かける、そんな傾向が残念、日本の緑、自然あふれる山の原点は奥秩父に」あるようですね。
asamaoroshiさん、こんばんは
「登山」も好きですが、単純に歩くことを目的にした「山歩き」も好きです。
ただ、ガイドブックの影響が大きいのでしょうか、ルートとして記されているところと、そうでないところで、荒れ具合の差の大きさが気になります。
タツマノ・シャクナゲ尾根も、自分が持っている山と高原地図だと、2012年度版では破線ルートで、2017年度版「奥多摩・奥秩父総図」だとルートが無くなっています。
今後さらに荒廃していく一方なのだと思います。
ノーリスクでは歩けない場所なので、面白いと思っても、他の人にはオススメできないところが難しいですね。
ARAQさん、こんにちは。
先日私が辿ったルートとほぼ同じルートを、ARAQさんは既に辿られていたのですね。
いやぁ~、このレコ、もう少し早く拝見したかったです。。。
私のリサーチ不足でした。
ところでARAQさんの直近のレコを拝見したら、3月に左手を抜釘手術したとありましたが、「抜釘」って??
よっぽどすごいケガか何かしたのでしょうか?
お大事にしてください。
johro さん、こんにちは
昨年の5月に自転車で転倒して、左手首を骨折してしまいました
今はもう回復して特に不自由はありません
私も昨年県境歩きをしていた時は、色んな方のレコを参考にしたり、直接メッセで情報交換させて頂きました
登山道だけでなくアプローチの道路の通行止めもありますので、県警の山岳情報もチェックするようにしています(昨年の台風17号後は特に)
今年は和名倉山や、両神山のマイナー尾根を歩いてみたいので、現在情報収集しているところです
その前に増えた体重を落とすことが先なんですが...
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