【六甲Α枡わう六甲山から難関バリで静寂の裏六甲・有馬三山へ、六甲山を見直しました;兵庫百3座踏破(仁川→甲山→六甲山→湯槽谷山→有馬温泉)
- GPS
- 06:26
- 距離
- 19.5km
- 登り
- 1,549m
- 下り
- 1,228m
コースタイム
- 山行
- 5:52
- 休憩
- 1:32
- 合計
- 7:24
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
一般道については他のレコやガイドブックを参照ください。 以下、バリルートについて記載します。 ▼仁川駅〜甲山登山口(キャンプ場) 道はしっかりしていますが、登山向けの道標はありません。 ▼鷲林寺〜観音山;鷲林寺の右側から、山と高原地図にはない、最短距離で直登する尾根にあった踏み跡をたどって登っています。山と高原地図の道を行こうと思っていましたが、自然にこの踏み跡の入っていました。GPSを見てすぐに違う尾根を登っていることには気づきましたが、細くてしっかりした踏み跡が続いていたのでそのまま登り続けました。途中岩場の急登ややせ尾根がありましたが、山頂手前では絶景の岩場もあり、本日のコース中で一番気持ちの良いルートでした。 ▼六甲山〜湯糟谷峠;途中の紅葉谷道以外は完全なバリルート(廃道)で、六甲では最難関のルートと思われます。 ]珊短鎧劃困ら、北西の尾根へつづく踏み跡を下ります。この尾根上の道はしっかりしています。 白石谷へ降りる破線ルートと交差し、左折して白石谷へのざれてとても滑りやすい急斜面を下ります。古いロープがかかる岩の崖を下ると、白龍滝のある沢に降り立ちます。倒木もありました。 9藩嫦道出合まで堰堤を乗り越える部分以外は沢床の中を下ります。上から降りていくとゴルジュの向こうが見えず、沢床を行けるとは思わなかったので無駄に高巻き道を探しに急な斜面をよじ登ったりしてしまいました。 踏み跡はかすかで、テープ等の目印もほとんどありませんので、沢の中の歩けるとことをさがして歩くルートファインディングの能力が必要です。。最近の沢登りの経験が生きました。渡渉の連続ですが、ゴアテックスショートカットの靴の中を濡らすほどではありませんでしたが、浅い流れを靴底を濡らして歩いたりするので、浸み込む素材だと仲間で濡れると思います。また、両岸が切り立った崖になっているところが多いので、増水時は危険です。 途中いくつかの古い堰堤を越えますが、標高600mの堰堤は左から、550mの堰堤は右から越えます(この部分は踏み跡やテープがあります)。550mの方ははじめ左側を越えようとして堰堤にある急な階段をよじ登りましたが、堰堤の下流側は完全な崖になっていて降りられず、対岸を見たら柵のようなものが見えたの戻って沢を渡ってそちらへ行くとテープや踏み跡があり、難なく超えることができました。 この区間、とても時間はかかりましたが、予想外で綺麗な沢でちょっとした沢下りが楽しめました。 す藩嫦道から湯糟谷峠への道(朽ちた木橋あり)は入口に「危険通行止め」の表示があり、湯糟谷山登頂を諦めるようかと思いましたが、最近はすっかり道のないところを歩きなれているので、谷沿いに歩けるところを探したら、左岸に踏み跡があり、これをたどって登りました。堰堤は右側を越え、一度堰堤の上で流れに降りてもまたすぐに右の斜面をトラバースするようについている踏み跡に戻って登っていくと沢が狭くなって川床を歩くようになり、踏み跡もあやふやになりますが歩けるとことを適当に登って沢山の倒木を乗り越えくぐって時々現れる踏み跡をたどり、最後は水がなくなって枯れた急な沢を直登し、上に峠が見えてくるとロープをたどって急斜面を登り、尾根上の一般道に合流します。こちらの入口には特に通行止めの表示はありませんでしたが、途中道がなくなり、ルートファインディングが必要なので、下らない方がいいと思います。 |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ
予備電池ライト用&gps用
カメラ用)
1/25
000地形図
コンパス
笛
筆記具
保険証
飲料
ティッシュ
ファーストエイドセット
バンダナ
携帯電話
計画書
折りたたみ傘
レインスーツ(ヤッケをかねる)
GPS(ルート登録済)
時計(コンパス
高度計)
非常食
カメラ1
|
---|
感想
距離は20キロ弱と標準的ながら、思いの外に変化に富んでいて楽しいルートでした。
六甲山山頂までの前半は公園や観光地のようなところをつなぐ風光明媚で気楽な遊歩道やハイキングコース、そんな中で観音山の登りにはバリルートを使って展望良好な岩場を楽しみ、
裏六甲の後半は誰もいない静かでちょっと危険で本格的なバリルートで、真剣なルートアフィンディングと綺麗な沢歩きを堪能できました。
六甲山といえば、舗装路と観光地歩きの全山縦走路のイメージが強く、つまらないところ、と思っていましたが、完全にそのイメージが覆され、見直しました。いいじゃあないか六甲山!
詳しくはコース状況の欄や写真のコメントをご参照ください。
今回は急きょ思いついての登山で、今年から始めた兵庫百名山踏破の一環で、六甲地区の甲山(43座目)と湯糟谷山(44座目)を、途中の六甲山頂経由でつないで縦走するルートとして、ほとんど事前情報なしでヤマプラのマップでルートを決定しただけで出かけました。
もともと観光地と六甲全縦走のイメージの強い六甲山には多くを期待していなかったので、裏六甲の破線ルートも、破線とは言えたかが六甲山、と高をくくっていましたが、行ってみると予想外に手ごわい本格的なバリルートで時間がかかりましたが久々にいい沢を歩けて行ってよかったと思える場所でした。
紅葉谷から湯糟谷山へのルートは、入口に通行止めの表示があり、いったんは当初の目的である湯糟谷山の登頂を諦めかけましたが、ここも沢沿いの本格バリルートをたどることで無事目的を達することができました。
ちなみにこの湯糟谷山は、そのあと縦走した灰形山と落葉山と三つ合わせて有馬三山と呼ばれている山だったことが分かりました。この有馬三山はそのうち登ってみようと思っていましたが、ついでに片付いてしまいました。
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