結果オーライ! かな。。。赤岳〜横岳〜硫黄岳
- GPS
- 32:00
- 距離
- 15.1km
- 登り
- 1,492m
- 下り
- 1,479m
コースタイム
11:15 赤岳山荘駐車場(美濃戸)出発
11:20 登山口
13:27 行者小屋(昼食)
13:58 行者小屋出発
15:12 文三郎尾根分岐
15:47 赤岳山頂
16:03 赤岳山頂小屋
16:23 赤岳展望荘
<2日目>
6:08 赤岳展望荘出発
6:13 地蔵ノ頭
6:50 三叉峰
7:00 横岳
7:26 硫黄岳山荘(休憩)
7:43 硫黄岳山荘出発
8:00 硫黄岳山頂
8:20 赤岩ノ頭
9:05 赤岳鉱泉(休憩)
9:17 赤岳鉱泉出発
10:27 赤岳山荘駐車場(美濃戸)
天候 | 1日目 晴れ 2日目 晴れ/曇りのち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
美濃戸 (130台) \1000 ←美濃戸口より林道に入るが、かなりボコボコ道 |
写真
感想
PEAKS 11月号に硫黄岳山荘が載っていた。
八ヶ岳在住のバックパッカー、シェルパ斉藤さんが山小屋に滞在し紹介する企画。
権現岳で八ヶ岳に魅せられた私にとって、これは絶対見逃せない。
魅力に感じた点は…
●バランスのよい食事(オーナーの畑で採れた新鮮野菜で味噌も自家製)
●水洗トイレ(浄化槽設備など8000万かけたという代物)
●飲める水(雨水ではなく沢水をポンプで汲み上げている)
●スマートで紳士的なオーナー(以前は会社員だったという)
なんだか硫黄岳山荘の宣伝になってしまったが、食いしん坊の私は
メニュー豊富な食事の写真がどうしても頭から離れなかった(笑)
師匠に打ち明けると、すぐに一泊の話が決まる。ヤッタ!!
当日朝は、レンタカーでお迎えに来てくれる約束だったので
お弁当を作って待つが、これが失敗だったのかもしれない。
せめて、出発時間を早めに設定するか前日泊にすればよかった。
都内を走行中、ナビがあるのにまさかの道間違え。しかも2回も。
師匠のテンションが最初から低いのは何となく感じていたけど
大渋滞にハマり、そこから更に険悪な雰囲気に………
行き先を変更するか? 山行きを止めるか? って。。。そりゃないよー!
助手席でのフォローが足りなくてごめん。
でも、私の気持ちは既に八ヶ岳へ。悪いけど戻るつもりなど全くない(笑)
今週行かなければ山小屋は終わってしまうし。
そこで、私が運転を代わり師匠には寝ていてもらう。
案の定、すぐにイビキをかき始めた。ふー。
重い気持ちを切り替え運転に集中する。
渋滞を抜けると、車窓から見える山々に気分がだんだん高揚し、
それと同時に自分の猪突猛進ぶりがおかしくてならない。
諏訪南ICまで結構飛ばしたが、当然のことながら到着はかなり遅い時間になる。
赤岳は手強い山だった。
というか、あんな急登を焦りながら登るのは無理があると思う。
もっと楽なコースもあったが、赤岳〜横岳経由で登ろうと提案したのは私なのだ。
両神山の時とは逆で、今回は、私が初頭からバテていた。
譲り受けたザックは肩も凝らず体にフィットしていたが、とても重く感じる。
夏よりも荷物が多いせいか?足だけでなく手も妙にだるい。
師匠がザックを持ってくれたり、荷物の入れ替えしたり試行錯誤。
足が攣りかけたのも初めて。少し休むとすぐに治ったがショックだった。
水も食事も摂っていたのに何故だろう?心理的な影響もあるのかな。
急かされてひーひー言いながら登り、やっとやっと、赤岳の頂上へ。寒い。
頂上から硫黄岳山荘に電話すると、1時間半はかかりますねとのこと。
とりあえずもう少し先まで進んでから決めよう。
赤岳の下りは、気をつけて降りても滑りそうでキツい。これでも急いでるんだけどな。
先を行く師匠がじれったいのか何か怒鳴っている。うー、こんな短気な人だったっけ? 鬼コーチめ!
赤岳展望荘に着くと、もう少しで陽が沈むところ。
行きたい気持ちはあるが無理はしないほうがいいと判断し、
硫黄岳山荘にキャンセルを入れ展望荘に急遽泊まることになった。
ポットに作り置きのコーヒーとほうじ茶は無料。早速コーヒーを頂く。
10月下旬でも、日が暮れると外は真っ暗で寒い。
別館の談話室にはストーブとコタツがあり、食事待ちの宿泊客でいっぱい。
談話室に放送が入ると該当するグループが本館に食事に行くシステム。
食事はバイキングでお代わり自由だが、メニュー数が思ったより少ない。
から揚げと豚汁がとても美味しかった。
食後にまたコーヒー持参で談話室へ。
知り合ったばかりの男女グループが大はしゃぎしている。
山で意気投合しても、その後もし街で会ったら印象が違ったりするのかな?
などと一人で勝手な妄想をしながら雑誌をめくる(笑)
師匠がコタツでうたた寝をし始めたので、まだ早いけど大部屋に戻ることに。
21時の消灯まで時間があるが、翌日の準備と歯磨きを済ませ
YouTubeでクライミング動画を見たりしてシュラフでのんびりと過ごす。
消灯後は、師匠含め男性数人のイビキの競演が始まり、結構笑えた。
翌朝は5時に起き朝食を摂ってから、すぐに出発する。
もう朝日は昇っているが天気は曇り気味。
まだ殆ど人気のない静かな稜線を歩いて行く。ぐっすり寝たのでペースは順調。
急な冷え込みに手袋をしたり、徐々に暑くなって脱いだり着たりしながら進む。
険しい岩をいくつか登るとまもなく横岳に到着。
硫黄岳山荘までは比較的楽ちん。
とりあえず、昨日キャンセルしてしまったお詫びに立ち寄る。
PEAKSで見た通りのダンディーなオーナーさんにお会いできて感激〜
そのオーナーさんが自らデザインしたという山バッヂとお茶を買い
絶対にまた来ます!と約束して硫黄岳に向かう。
平べったい岩の並んだ傾斜がこれでもかと続く。
大きなケルンをいくつか越えたら、なだらかな山頂に。うわーすごい眺め!
硫黄岳標柱まえでダイナミックなポーズをとるグループが。
私も、本当はああいうのやりたいなぁ〜〜(汗)
写真だけ撮ると、ここでも長居はせずにすぐ下山。
途中で師匠が雉打ちに行ったので、その間に一人でどんどん下る。
心配になって後ろを数回振り返るが、いつものように何の音も聞こえない。
でもまぁiPhoneあるし大丈夫だろう…(後で聞いたら赤岩ノ頭付近で軌道修正したそう)
下山はいつも転びそうになるので特に慎重に。
でも、LOWAの靴のグリップが良いのか転ぶことはなかった。
林道の最後あたりで雨がパラつき、赤岳山荘の駐車場で大粒の雨に変わる。
下山が間に合ってよかった。運がいい!
もみの湯で汗を流し帰路に就く。
高速に付きものの、事故が珍しくひとつもなく渋滞が全くなかったことに驚いた。
行きはよいよい帰りは…の逆バージョンだ。15時前には帰宅できた。
登山前に大渋滞にハマったぶん、帰りに楽をさせてもらったのだと思う。
結果オーライ! ということで。。。
今回も無事に目標の山を制覇できたことに感謝感謝♪
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