間ノ岳-北岳【キタダケソウと3000mの天空稜線】
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- GPS
- 30:13
- 距離
- 21.2km
- 登り
- 2,445m
- 下り
- 2,420m
コースタイム
- 山行
- 5:59
- 休憩
- 0:48
- 合計
- 6:47
- 山行
- 6:39
- 休憩
- 2:07
- 合計
- 8:46
天候 | 6/24(日)ガス!日の入り直前の19時頃に一気に晴れた! 6/25(月)朝から快晴! |
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過去天気図(気象庁) | 2018年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
▽芦安第2駐車場 ・ここがタクシー乗場となりますので、一番最初に満車になります ・本日は3:40到着時で6割ほど。この天気とはいえ、激混みを想定していたので拍子抜けでした ・6/25(月)の14時頃帰着時で、第2Pは9割ほど。平日でこれは意外でしたが、これからのシーズンはこれが普通なのでしょうか? ・第2Pの向かいがバス乗場。本日は始発タクシー6台、バスは2台出ましたが、バスはガラガラでした ・バス、タクシー共に片道1200円(うち環境保護協力金100円) ・4時頃からタクシー待ちの列に並び始めれば間違いなく始発タクシーに乗れるかと。本日は我々が一番乗りでした ・帰路の広河原発は原則時刻表通りですが、乗客が集まり次第出発してくれるようです。本日も定刻の30分程前に発車 ※芦安駐車場案内図↓ http://www.minamialps-net.jp/ACCESS/pdf_AshiyasuParking.pdf ※バス・タクシー時刻表↓ http://www.minami-alpskankou.jp/2018/05/post-2473.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
☆道の状況(2018年6月24日現在) ▽広河原→白根御池小屋→二俣 ・序盤から急登です。聞いた話によると、大樺沢コースより全然キツイとのこと ※大樺沢コースは、橋の架け替え作業が入るようで、本日現在通行止めとなっています。7/2にヘリで資材の荷揚げをし、そこから作業に入るとのことです ▽二俣→左俣コース→八本歯のコル ・二俣から普通に夏道を辿ると右俣に行ってしまいます(今回間違えました)。雪渓を横切り一つ向こう側の雪渓へ ・夏道が出ていたり雪渓に覆われていたりでなかなか歩き難い。雪渓をずっと歩き続けた方が楽かもしれませんが、所々大きく口を開いている箇所もありました ・雪渓を歩く場合、アイゼンは装着した方がいいと思います ・八本歯のコル直下はイヤというほど階段梯子が連続します ▽八本歯のコル⇆トラバース路⇆北岳山荘 ・トラバース路で一部木段・木道(丸太道?)があります。濡れている場合は注意が必要 ・キタダケソウはトラバース路に群生しています。終盤といった感じでしたが、あの群落を見ることが出来ただけで感動でした ・北岳山荘へは二重稜線になっており、どちらでもOK ▽北岳山荘⇆間ノ岳 ・一箇所ガレた箇所があり、道がわかりにくくなっています ・遠いようで意外と快適。アップダウンもそれほどなく、さすが3000mのスカイラインだなと実感しました ▽八本歯のコル→北岳 ・木段と岩の急登。この区間にもキタダケソウが咲いていました ▽北岳→北岳肩ノ小屋→小太郎尾根分岐→草すべりコース→白根御池小屋 ・岩場の急な下りです ☆登山ポスト 芦安駐車場、広河原インフォメーションにあり |
その他周辺情報 | ☆登山後の温泉 ♨韮崎旭温泉 ・日本有数の名湯として有名 ・源泉掛け流しの炭酸泉 http://www.yamanashi-kankou.jp/kankou/stay/p5_5064.html ☆飲食店等 ▽JA南アルプス市 ・4/1に「JAこまの」から名称変更したようです ・白桃ソフトは絶品です。今が旬の桃もたくさん売っています https://www.ja-minami-alps-city.or.jp ▽釈迦堂PA(上り) ・よく立ち寄る、お気に入りのPA ・変わったメニューも時々出され、目が離せません。昨秋は巨峰カレーもあった https://sapa.c-nexco.co.jp/sapa?sapainfoid=117 ☆宿泊施設 ▽北岳山荘 ・小屋の方々の対応が皆さんとても素晴らしくとてもよかった ・本日の宿泊は25名程度でした。夏の最盛期はどのようになるのでしょうか ・8名部屋を2人で使わせてもらいました ・トイレはちょっと |
写真
警備員さんは4時から誘導するよう会社から指示されているようですが、それでは遅いので自主的に3時半頃より活動しているようです
感謝です
写真右が第2駐車場で、左がバス乗り場
感想
生きているうちに見ておきたい絶景は、これまで何度か拝ませてもらっているが、生きているうちに見ておきたい花、というものもいくつかある。
その中でも筆頭に挙げられるのが、北岳でのみ咲く高嶺の花「キタダケソウ」。
開山直後の比較的空いている日・月を狙って、行ってきました。
キタダケソウはもちろん、北岳自体も初めてで、アクセス面で色々と制約の多い南アルプス、駐車場の確保が一番の心配どころ。
幸か不幸か、日曜はガス・小雨だったためでしょうか、3:40到着で芦安第2駐車場は6割ほどの駐車率で済みました。
ガスで展望がなかったためイマイチ実感がわきませんでしたが、レコでよく見る広河原の吊り橋を渡ると緊張感が高まります。
白根御池小屋までの急登で汗だくになるも、小屋前の冷たい南アルプス天然水と左俣雪渓でクールダウン。
八本歯のコルでも相変わらずのガスガスですが、いよいよトラバース路に入ります。
今年は花が早く、キタダケソウもほぼ終盤だという話も聞いていたため心配でしたが、途中すれ違う方々にお聞きしたところ、「山側の斜面にいっぱい咲いてるよ!」とのこと!
歩き始めて早々、ありました。
キタダケソウとの出会いです。
ハクサンイチゲと間違える人も多いと聞いていましたが、その違いは一目瞭然で間違いようがありません。
花の形も花弁も葉っぱも全てが異なる、世界でここにしか咲かない北岳の固有種。
愚かな踏み込み跡もあり残念でしたが、永遠にここだけに咲き続けてほしいものです。
この日はガスが切れることもなく、夕食まで飲んだり本を読んだりと自由時間を過ごします。
久々の山中の泊まりでしたが、やっぱいいですね。
そして夕食後、外に出て見ると、まさかのとてつもなく素晴らしい夕焼けが広がっていました。
ここまで染まる空は初めて見たかもしれません。
翌朝、強風のため出発を1時間遅らせましたが、まずは間ノ岳ピストンへ。
雷鳥には出会えませんでしたが、間ノ岳への3000mスカイライン、間ノ岳山頂からの大展望は本当に素晴らしいものがありました。
※今年は北岳以南ではほとんど雷鳥は見かけていないとのことです。
小屋に戻り朝食を食べて、北岳へ。
当初、北岳直登の予定でしたが、快晴のキタダケソウも見てみようかということになり、再びトラバース路へ。
昨日はガスで視界10mだっただけに、このルートの素晴らしさを実感。
展望のみならず、そこにキタダケソウをはじめとするお花畑が広がっているのですから、直登コースがどのようになっているかは知りませんが、こっちを通らないのは勿体無い!
快晴の北岳で、360度の大展望を堪能。
ここ最近未踏の山に多く登っており、次はどこにしようか?南部南アルプスはどうだろうか?などと考えながら下山の途に。
ガスの中の花の美しさ、雨後の綺麗な空、そして3000mの天空の稜線を堪能した2日間となりました。
キタダケソウを見に北岳へ。お正月に立てた、我が家の年間山行計画の1つです。
混雑が予想される為、平日にお休みを取ってあったものの、お花もお天気も微妙な様子で、ギリギリまで二人で悩みました。
初日のスタートは、予報通り小雨とガス。思えばそのお陰で涼しく登れてkazu405は熱中症にならず、入山者が少なくて静かに歩け、濡れてほんのり透けたキタダケソウが見られるという嬉しい想定外の数々が待っていました。初志貫徹して良かった…なんて、他の山へ行ってたとしても、きっと感動してたと思いますが。笑
翌日足を伸ばした間ノ岳からは、白嶺三山の北岳と農鳥岳への日本一高い稜線が両翼に伸び、火山ではなく隆起により押し上げられたと思うと不思議な気持ちになります。間ノ岳が標高第4位から3位になったのは有名ですが、今も年間4mm以上標高が高くなっているのだそう。
この山域の山々が、3000m以上になる年月…1億5千万年?を思うと気が遠くなりつつ、その頂きに立てた事は感慨深いです。
今回、久々の小屋泊で利用させていただいた北岳山荘。宿泊者も少なく個室で利用させていただいたり、お茶が24時間飲み放題だったり、間ノ岳から戻ってお弁当を食べた時にお味噌汁を出してくれたりと、スタッフの方々がとても親切で、気持良く滞在できました。この場を借りて、感謝申し上げます。
Kazu405さん、moricocoさん、初めまして。
hkyagiと申します。
確か中白峰頂上でお会いしたお二人かと。
一瞬のすれ違いでしたが、「完全装備です」とおっしゃったのを聞き覚えています。
当方は山によくいるオジサンですので、ご記憶にないかもですが。
ほとんど同時間に歩いておられるので、レコに見入りました。
数々のお花や山々の写真があまりに素晴らしくて、何度も見てしまいました。
24日の夕食後にあんな美しいアーベントロートが待っていたのですね。
私はといえば、さっさと布団の中に潜り込んでいました。
なんともったいないと、お二人の写真を見て後悔しきりです。
本当に素晴らしい写真の数々をお見せいただきありがとうございます。
またどこかの山でお会いしましたら、どうぞよろしくお願いいたします。
hkyagiさん、はじめまして。
コメントありがとうございます。
いつも写真が多過ぎて、厳選しないといけないなとは思っているのですが、今回はいつも以上に多くなってしまいました。
山に関係ない写真が多いことが原因なのですが、、、
最後までご覧いただきありがとうございます。
北岳山荘泊も同じだったのですね。
あの日は人も少なく、とてもゆったりできましたね。
我々も富士山側のベンチでのんびりしていて、あの日の入りを見逃すところでした。
テントの方も合わせて、当日は25名ほどが宿泊していたと思いますが、小屋の西側にいたのは5人ほどでしたので、「みんな勿体無いねー」と話しておりました笑
梅雨どきになかなかあそこまで良い天気に恵まれるとは思っていなかったので、とても思い出深い山行となりましたね。
今後とも素晴らしい山行を!
hkyagiさん、こんばんは(^^)/
完全装備のmoricocoです。
hkyagiさんのレコを拝見しまして、どこかでお会いしてるはず…と思っておりましたが、中白峰でお会いした方でしたか。
私の防寒…というよりテロリストの様な装備を見て、驚いている?呆れている?お顔のhkyagiさん、よ〜く覚えております。笑
あの後、北岳から小太郎山へ行かれたのですね。
小太郎山からの北岳の写真、とても素敵なので次回は足を運びたいと思います♪あと、スルーしてしまった御池カレーと北岳Tシャツ!良いですねぇ。これまた次回の楽しみにしたいと思います。
またどこかの山でテロリストの風貌を見かけましたら、お声がけください。笑
コメントありがとうございました☆
Kazu405さん、moricocoさん、初めまして。
北岳山荘、同じ縦走路を歩かせてもらってました
梅雨時期にも関わらず、初日はガスの掛かったお天気でも
この時期では最高の景色が見れましたね
fujimonさん、こんばんは(^^)/
写真、ちゃんと撮れていて良かったです。
高級カメラを持つのは緊張しましたが、シャッター音やらレンズやらカッコ良くて、欲しくなっちゃいました…あ、被写体のfujimonさんもカッコ良かったです☆
快晴の北岳山頂、絶景でしたね。キタダケソウの時期に登頂されるのは、今年で4期目とか。私は初めてだったので、色々と感動しました。また行きたくなるのも納得です。来年もお天気に恵まれて、キタダケソウに会いに行けると良いですネ。
コメントありがとうございました☆
fujimonさん、こんばんは。はじめまして!
月曜はほぼ同じ時間帯に歩かせて頂きました。
赤が好きなので赤いヘルメットがとても印象的でした。
赤といえば、前夜の夕焼けは本当に凄かったですね。
忘れられない景色になりました。
コメントいただきありがとうございました!
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