0mからの富士山(↑村山古道〜富士宮口↓吉田口)


- GPS
- 15:49
- 距離
- 47.5km
- 登り
- 3,847m
- 下り
- 1,555m
コースタイム
- 山行
- 14:37
- 休憩
- 1:12
- 合計
- 15:49
天候 | 晴れ深夜一時雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:スバルライン五合目〜河口湖駅(バス:1,540円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
・村山古道は分岐が多く、暗いと迷うリスクが大きいと感じました。 |
予約できる山小屋 |
八合目池田館
|
写真
感想
親交のあるsat4さんが5月に100kmマラソンを完走、これには刺激を受けました。
自分も何かチャレンジしたいと思ったものの、走るのは苦手でレースに興味なし。
やはり自分には赤線繋ぎしかない、ということで、
未踏の富士宮口を絡めて、海からの富士山を計画。
調べると村山古道と富士市が宣伝している「ルート3776」の2種類ありましたが、
登山道メインの村山古道を選択します。
このルートは大きく分けると、
‖嫉垣間神社までのロード区間、
∀珊臾椶琉貳姪仍各擦帽舂するまでの村山古道、
山頂までの富士宮ルート、の3つのステージに分かれますが、
最初のロード20km&梅雨明け後の猛暑が一番の懸念事項でした。
ちょうどこの日の7/1から吉田口五合目からの最終バスが20:10に。
コースタイムはヤマケイガイドと山と高原地図を組合わせると24時間35分、
コースタイムの70%で歩いて、出発時間を3時前と定めます。
睡眠時間を確保するために、前夜にスタート地点の吉原入りします。
朝起きるとまさかの雨で熱帯地方のような猛烈な湿度。
雨具の下を履くのを怠り、靴下を濡らしてしまったのは痛かったです。
(後半、足がふやけて足裏痛に悩まされました)
かつ、防波堤工事中の田子の浦の波打ち際に真っ暗闇の中近づくのは大変でした。
今の季節は日の出時刻も早く、スタートして1時間もすると明るくなり始めます。
姿を現した富士山を見て愕然、遥か遠くに見えて、今日の内にたどり着けるのか、
不安になります。
ステージ1はほぼ計画通りで順調、続いての村山古道は延々と樹林帯が続きます。
あまりの単調さは睡魔との闘いでもありました。
予想外にステージ2では村山古道を下ってくる登山者と数名遭遇、
一人の方と話をすると、昨日の午後に田子の浦出発の同志が3人ほどいたとか。
意外と海からの富士山は人気なのですね。
六合目の宝永山荘に合流すると大勢の登山客で賑わっていました。
ここでラーメンとジュースを補給、13時という遅い時間帯に富士山目がけて出発。
最初のうちは下山者と多くすれ違いましたが、その内に下ってくる人もまばらに。
一方で、山頂目指して登っている人に何組か遭遇しました。
そうなんです、この時間帯に登っている方は田子の浦出発の面々。
そして私も含めて皆さんペースはとてもスロー。
六合目までに既に富士山2往復分の標高差を登っているので、無理もありません。
皆さん苦しそうですが、それでも頑張っている姿はとても励みになりました。
各小屋ごとに休憩を取らざるを得ない疲労度、波のように押し寄せる睡魔。
それでも1歩1歩足を前に出すと何とかたどり着くんですね。
約14時間かけて3776mの標高差を登り切り、これまでで最も感動の登頂でした。
こんな時間なので山頂は独り占めです。
山開き前の富士宮口はほぼ日本人の登山客で占められていましたが、
山開きした吉田口は6,7割は外国人という極端な差があったのは面白い発見。
下りは1時間半で五合目に到着、予定より1本早いバスに乗ることができました。
せっかくの久々の電車山行にも関わらず、
ビールを求めようとも思わなかったことに、疲労度の深さが伺い知れます。
ステージ3では思わぬ苦戦を強いられましたが、
靴下を早々に濡らしてしまい、かつ最初のロード区間のダメージが効いたような気がします。(と思いたいだけ?)
それでも1歩1歩進むことによって到達できる喜びを味わうことができました。
これで富士山を中心に5本の赤線(精進湖、富士山駅、山中湖、沼津、田子の浦)
が裾野に延び、自己満足の世界に浸りました。
コメント
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hirokさん コンばんは
とても日帰りでは出来ん行程
まー当然マネ出来んワイ
この日で良かったですね!
今日は午後からガスと強風
寒くて上着着たワイ
もちろん仕事中ずら
kazuhagiさん、こんばんは
やはりこのルートは1泊2日で行くのがいいですね。
ロード区間が長いので、いつも以上に疲れたような気がします。
それでも最後まで天気に恵まれラッキーでした。
やはり山頂が晴天とガスでは大違い。
寒くて上着を着るとは富士山のことでしょうか?
kazuhagiさんの仕事、謎が多いですね
hirokさん、こんばんは。
ゼロ富士、素晴らしいチャレンジです。
剣が峰の山頂に着いたときは、
いままでの登山の山頂とはひと味ちがう
感動だったのではないでしょうか。
標高差は、いつものhirokさんかなと思いますが、
山頂までの距離が40kmもあるのですね。
(もっと近いと思ってました)
私は、ゼロ富士やるつもりありませんでしたが、
hirokさんのレコみて、下りでやってみよう(笑)とおもいました。
sat4さん、こんばんは
今年の計画に今回のルートはなかったのですが、
sat4さんのお蔭で実現しました。
いずれ富士宮口を一度は登らねば、とは思っていましたが。
今回は一つの山しか目指していませんでしたが、
登頂までに14時間近くもかかったのは、人生初めてです。
それだけに達成感はありますね。
山の鉄則からすれば、最初にハードな区間を登って、
ロードは最後に持ってくるべきでしょうが、今回ばかりはそういうわけにもいかず。
赤線繋ぎだけの目的であれば、逆もあるのでしょうが。
同じような試みをしている人が多かったのにはびっくり。
その方からゼロ富士というワードを初めて聞きました。
hirokさん、おはようございます!
遂にゼロ富士ですか
朝から驚かさないで下さいよ。
憧れはするものの、とても無理だと諦めていた山業です。
タイム的には余裕すら感じます。凄いですね〜
それにしても、進化し続けるhirokさん。
この先、いったい何を目指すのでしょうか?
こうなると、海外遠征も視野に入ってきそうですね
挑戦し続けるそのスピリッツに、敬意を表します!
tailwindさん、こんばんは
tailwindさんもゼロ富士という言葉を御存じなのですね
富士市も大々的にHPにルート図公開してますし、結構有名なんですね。
同志がそれなりにいたことはびっくりでした。
憧れがある、ということは、秘かに狙っていますね。
赤線繋ぎマニアには、富士山南西部の空白地帯を埋めるには最適ですよ
人間、時にはチャレンジも必要だなあと感じました。
これからもtailwindさん同様、赤線繋ぎを頑張っていきます。
まだ太平洋〜日本海も完成していませんし、
関東平野周囲を繋ぐ赤線もまだまだです。
赤線マップと睨めっこの日々が続きそうです
hirokさん、こんにちは。
先週末は富士山日和でしたよね。下界から見上げていました。
それにしても毎度見事な健脚ぶりとプランニングであっぱれです。
村山古道はいつか歩いて見たいと思っていましたので、参考にさせていただきます。
お疲れさまでした。
YossiTさん、こんばんは
100年ぶりに復活したという村山古道、
苔に覆われたとても地味なルートでした。
展望がないので、時折睡魔との闘い。
でもしっかり周囲を見ていないと、作業道?に引き込まれそうなルートです。
夜に歩く方もいるようですが、不安になりそうな箇所もありました。
YossiTさんはもしかしてご自宅から富士登山が可能でしょうか。
私よりもスピードをお持ちのようなので、
機会があればゼロ富士チャレンジいかがでしょうか。
hirokさん、返信ありがとうございます。
もちろん自宅から富士登山可能ですよ〜♪
村山古道もお中道も双子山もまだ見ぬ行ってみたい富士山です。
因みにゼロ富士は田子の浦からロードでピストンした事がありますが、今度は村山古道で行きたくなりました〜(^_^)v
YossiTさん、こんばんは
自宅から富士山なんて羨ましい環境ですね。
富士御坂エリアは最も頻繁に訪れる山域の一つだけに、なおさらです。
双子山はとてもお勧めです。
小富士同様、このような景色を楽しめる山は他ではなかなかないので、感動でした。
お中道の大沢崩れもダイナミックで、
どちらかというと富士山は山頂よりも山麓の方が好きかもしれません。
さすがYossiTさん、既に田子の浦ピストン成し遂げているのですね。
羨ましいスピードの持ち主ですね。
累積標高3900mにCTが24時間半。それを日帰りで。
またまた伝説を作られましたね〜〜。超人というより、神ですね。
すばらしい!!
小河内岳で富士山を撮影したときに、hirokさんも写って
いたんですね。ゼロ富士を私も挑戦するときが来るのかなあ〜
なにはともあれ、お疲れさまでした!!
yama-ariさん、こんばんは
yama-ariさん達が小河内岳から富士山を眺めていた頃、
私はまだ五合目にも達していませんでした
海から歩くと五合目までがとても遠く、この日のうちに歩ける気分がしませんでした。
富士山の裾野はとても広いということを改めて実感しました。
吉田口への下山にとりかかると、既に吉田口は影になっていて、
遅い時間に登頂したものだなあと、しみじみでした。
yama-ariさんはおそらく私と歩くスピードはほぼ同じだと思われますので、
きっとゼロ富士日帰り可能でしょう。
2度目はない企画ですが、是非一度チャレンジしてみてください!
hirokさん、こんばんは。
ゼロ富士でしたか!!
月並みな言葉しか思いつきませんが、
ほんと、山頂での達成感は歩いた人でないと
分からないでしょうね。
以前、ヤマレコでゼロ富士が流行った?
ことがありました。結局私はあるきません
でしたし、すっかり忘れていました。
今は歩ける気がしません
でもいつかと思っていたいですね。
自分は富士山の線は一本だけ。。。赤線を見て
自己満足、いいですよねえ
それにしても、もう一つ驚いたのはsat4さんとの
シンクロ率です。私もhirokさんとのニアミスが
多いですが、sat4さんとは別次元ですね
youtaroさん、こんばんは
山の景色が素晴らしい朝の時間帯に、海付近を歩く計画は自分らしくないのですが、
sat4さんの偉業を聞いて、何かチャレンジしたい気分になりました
そうしたらsat4さんとは一日違いの富士山登頂、
とても不思議な感じです。
シーズンに入ると人が多過ぎるので、考えることは同じなのかもしれません。
ゼロ富士、流行ったことがあるんですね。
あまり富士山の記録を見ることはないので、全然知りませんでしたが、
登頂までに14時間もかかる山行は、一生に一度限りでしょうね
縦走の楽しさとは全く違いますが、時間がかかるだけに達成感は味わえます。
唯一、山頂から田子の浦が見えなかったのが残念です
hirokさん おはようございます
日本最高の標高差コース、お疲れ様でした。とても自分には
歩けませんが、剣が峰に行っていないので、もう一度富士山
に登りたいと思っています。それにしても遠いですねー。
埼玉のchii
chii1961さん、こんばんは
新幹線や東名高速から見てもかなり小さな富士山ですが、
それよりもさらに南にある海からなので、
最初に富士山の姿を見た時は明るいうちに着けるのか、不安になったものです。
それでも一歩一歩歩けば、何とかなるんですね。
人間の足ってすごいなあ、と感動です。
剣ヶ峰はこれ以上日本に高い場所はないので、
是非一度は行ってみたいですよね。
hirokさん、こんにちは😃
すっごいです 3920メートル(@_@)
さすがです、
エキヤツでは、なくゼロフジですねー
達成感も、ハンパないと思います。
おめでとうございます。
なかなか、マネできるものでは、ありませんので、パクリもしません(笑)
それにしても、一直線に登るわけではないんですね、
0メートルからだから登り標高は、
3776メートルかと思ったのですが
さらに150メートルプラスですね、
tsui ♨
tsuiさん、こんばんは
駅〜駅登山はtsuiさんの得意分野でしたね
おまけに
是非、tsuiさんにはパクっていただきたかったですが。
途中で
私も標高差は3776mか、と思っていましたが、
お鉢巡りのアップダウンや、最後のスバルライン五合目へは少し登りがありますね。
それでも150mはなかったような気がしますが。
体力的に余裕があれば富士山駅まで歩こうと考えていましたが、
途中からそんな考えは、吹っ飛びました
hirokさん、こんばんは。
ゼロ富士と聞いて、コメントしないわけにはいきませんね。
私ははるか昔、ゼロ富士という概念がなかった35年前に、
元祖ゼロ富士をやりました
もちろんそのころは古道や「ルート3776」?(初めて知りました)
なんていうゼロ富士向けのありがたい道はなくて、
道路歩きが一番短くて済む御殿場口から登頂しましたが、
そこまではひたすら酷暑の道路歩きで、テント担いで登頂に4日もかけました
それが、今や日帰りで登頂できてしまうなんて、隔世の感があります
最近では7年前に吉田口ゼロ合目からは日帰りで登りましたが、
ゼロ富士を日帰りでとは考えたことはありませんでした。
このhirokさんの記録をみて、自分もやってみたくなってしまいました
shigetoshiさん、こんばんは
35年間も前に、しかも御殿場口からですか
御殿場口だと海がかなり遠いような気がしますが、
村山古道は100年ぶりに復活、と聞いたので、その頃はなかったのですね。
しかもテント担いでとは、ずいぶんとハードはゼロ富士でしたね
ルート3776はロードが多そうで、トレラン向きのような気がしました。
日帰りだと、荷物を軽量にできるのがいいですね。
最終コンビニで食料補給、その後自販機は何ヶ所かあったので、
担ぐ水も少なめで済みました。
丹沢24で鍛えられているshigetoshiさんには、いとも簡単にできそうですが、
自分の足で3776mを登るのは達成感ありますので、
一度是非チャレンジしてみてください
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