【遠征】トムラウシ山（霧の中、ナキウサギに出逢う）

2018年07月14日(土) [日帰り]

• GPS: 11:44
• 距離: 17.9km
• 登り: 1,523m
• 下り: 1,503m

コースタイム

日帰り

• 山行: 10:43
• 休憩: 0:52
• 合計: 11:35

3:05 登山口
3:27 3:32 温泉コース分岐
4:14 4:14 カムイ天上
5:45 5:55 コマドリ沢出合
6:51 6:51 前トム平
7:32 7:32 トムラウシ公園
8:22 8:25 南沼キャンプ指定地
8:54 9:16 トムラウシ山
9:53 9:55 南沼キャンプ指定地
10:51 10:51 トムラウシ公園
11:26 11:27 前トム平
12:21 12:28 コマドリ沢出合
13:44 13:46 カムイ天上
14:21 14:21 温泉コース分岐
14:36 14:36 登山口
14:40 ゴール地点

2018-07-14 02:56:09
合計時間: 11時間44分
平面距離: 17.81km
沿面距離: 20.63km
最高点の標高: 2148m
最低点の標高: 943m
累積標高 (上り): 3058m
累積標高 (下り): 3064m
標高データの種類: GPS標高

天候

小雨のち晴れ時々霧

アクセス

利用交通機関：

自家用車 飛行機

前日7:15セントレア発SKY761　9:00新千歳着
バジェットレンタカー　15:30トムラウシ温泉　東大雪荘着

当日1:10起床
2:00出発
2:55短縮登山口から出発

コース状況／危険箇所等

〔往路〕コマドリ沢までは、ぬかるみがひどい。また、猛烈な蚊の大群に襲われ、ホラー映画のようだった。
コマドリ沢上の雪渓は、登りではアイゼン使わず。
その後、岩場あるが、それほど危険ではない。
山頂直下は、大きな岩を越える岩場だが、危険ではない。
〔復路〕コマドリ沢上の雪渓は、下りではアイゼン使った方が楽。無しでも下りれる。
下りでは、ぬかるみはそれほどでもなく、また、蚊の大群もいなかったため、拍子抜けした。

その他周辺情報

【7/13（金）】東大雪荘のトムラウシ温泉に夕食前に入る。内湯１、露天１、サウナ。露天は、少し硫黄臭のあるお湯で、ちょうど良いくらいの熱さ。すぐそばを写真も上げた渓流が流れており、野趣溢れる。評価Ｓ（評価をランク付けし始めてからは、初のＳランク）

【7/14（土）】登山後は、温泉につかる暇もなく、急いで翌日の十勝岳の登山口にある白銀荘へ。白銀荘の吹上温泉は、内湯２（ヒバ・岩）、露天３、サウナ。露天はスーパー銭湯的。駐車場から見られてしまうのは、ご愛敬。評価Ｓ−(ﾏｲﾅｽ)

写真

7/13 7:05

【7/13（金）】
飛行機を使っての山行旅行2回目。今回は、北海道へ。天気が心配

7/13 7:35

雲海に浮かぶ富士山

7/13 7:40

御嶽山を真上から眺める。こんなの初めて

7/13 10:47

ふれあいファームいずみ　にて。天ぷらそば850円

7/13 11:42

セイコーマートにて食料買い出し

7/13 14:15

遅ればせながら、今回の相棒。フィット4WD。バジェットレンタカーにて、免責保障付きで5日間24,620円

7/13 14:15

狩勝峠にて休憩

7/13 14:19

佐幌岳。1,066m

7/13 14:23

リボンナポリンクラシック。北海道限定品

7/13 14:57

東大雪湖の富村ダム

7/13 15:28

林道を通って、

7/13 15:43

東大雪荘へ。今日はここに宿泊

7/13 15:43

流水なのに、ちょっと青みがかっている。硫黄の臭いがする

7/13 15:53

「相部屋」。8,790円（一泊二食）。畳の部屋は、荷物の整理がしやすく、〇。明日は、トムラウシ日帰り。寝袋は置いていく

7/13 17:34

山小屋の料理ではなく、ちゃんとした旅館の料理でした。美味しかった！

7/14 1:45

【7/14（土）】
朝1:10起床。トムラウシ温泉に浸かり、身体を起こす。
朝食をおにぎりに替えてもらった

7/14 2:03

綺麗な鶯色の羽の蛾。おそらく死骸。東大雪荘の玄関にて

7/14 2:59

短縮登山口までの道が意外と凸凹が激しく、また、ナビで出てこなかったので、50分くらいかかった。登山道への入口も、真っ暗かつ小雨降る中で分からず、若干焦り気味で出発

7/14 4:13

ひどいぬかるみと、蚊の大群と戦ってきた。既に十数個、蚊に刺されている。カッパを着ていると暑いので脱いだが、長袖でもグローブ装着でも関係なく、その上から蚊が刺してくる。とにかく止まると一斉攻撃を受けるので、止まらずにカムイ天上まで来た。CT−0:15。まだまだ先は長い

7/14 4:28

空が白み始めた

7/14 4:38

太陽かな

7/14 4:54

前日、登山道の笹を刈ったらしい。藪蚊が棲み家を追い出されて、登山道をウロついていたものと思われる。ということは、この笹がなくならない限り、蚊に付きまとわれ続けるということ。観念し、1秒でも早く、先に進む

7/14 5:02

遠くは、幻想的

7/14 5:02

ミツバオウレン（三葉黄蓮）。キンポウゲ科オウレン属

7/14 5:05

サンカヨウ（山荷葉）。メギ科サンカヨウ属。雨露に透けて

7/14 5:10

水場を越えて振り返る。エゾコザクラ群生

7/14 5:36

急激な下りを経て、コマドリ沢近くまで来た。気温は13℃。涼しい。雪融けが進んでいて、春の山菜も伸び盛り。
ようやく蚊の大群から解放される

7/14 5:44

前日の雨と雪融け水を集めて、流麗

7/14 5:46

コマドリ沢分岐。沢近くまで来てからが、意外と長かった。CT−0:40。

5:49。雪渓。前夜、ここを下ってきたパーティーにお話を伺って、登りはアイゼンなしでOK、下りは付けた方が安全と確認。検証がてら、アイゼンなしで上がってみるが、大丈夫。ただ、このような雪庇状態になっているので、踏み抜きには注意した

6:13。雪渓を20分ほど上がっていくと右手側に夏道が見える。雪渓の右手側を踏んで行けば、見落とさない筈

7/14 6:14

ハクサンイチゲ（白山一花）。キンポウゲ科イチリンソウ属

7/14 6:15

7/14 6:16

ナナカマド（七竈）。バラ科。花は初めて意識した

7/14 6:16

キバナシャクナゲ（黄花石楠花）。ツツジ属シャクナゲ亜属

7/14 6:17

エゾノツガザクラ（蝦夷の栂桜）。ツツジ科ツガザクラ属

7/14 6:18

ミヤマキンバイ（深山金梅）。バラ科キジムシロ属

7/14 6:20

岩稜帯へ入る

7/14 6:48

何でしょう？
ナキウサギの声はすれども、姿は見えず

7/14 6:50

前トム平。CT−0:40

7/14 6:59

？

7/14 7:02

ケルンとペンキ矢印で、道が分かります。ありがたや

7/14 7:15

イワヒゲ（岩髭）。ツツジ科イワヒゲ属。群生している。ネーミングが秀逸！

7/14 7:15

白花が清楚

7/14 7:28

トムラウシ公園

7/14 7:30

何となく、「公園」と呼ばれるのが分かる気がする

7/14 7:30

キバナシャクナゲ

7:31。ハクサンイチゲ

7:32。バイケイソウ

7:32。さながら庭園の中の置石と盆栽のよう

7:32。キバナシャクナゲ。開花から時間が経つと、中心部が桃色がかってくるらしい。個人的には、こちらの方が好み♥

7:36。チングルマ（稚児車）。バラ科ダイコンソウ属

7/14 7:37

アオノツガザクラ（青の栂桜）。ツツジ科ツガザクラ属

7/14 7:40

ゴゼンタチバナ（御前橘）。ミズキ科ミズキ属ゴゼンタチバナ亜属

7/14 7:52

アキノキリンソウ（秋の麒麟草）？

7/14 8:19

トムラウシ分岐。CT−1:15

7/14 8:24

7/14 8:25

7/14 8:29

人面岩。ヤバいでしょ、これ

7/14 8:46

イワウメ（岩梅）。イワウメ科イワウメ属

7/14 8:51

チングルマ群生

7/14 8:54

トムラウシ山に登頂。2,141m。CT−1:10

7/14 8:55

一等三角点。
山頂で、20分ほど晴れてくるのを待ったが、気配がないので、諦めて、9:17下山開始。CT−0:50

9:56。少し霧が晴れてきた

10:07。ミヤマキンバイ

7/14 10:07

ミヤマキンバイ

10:09。雪渓が十分に残っている

10:14。晴れ間が顔を出す

10:20。このような大きな岩の塊が点在する

7/14 10:20

キバナシャクナゲ

7/14 10:34

エゾヒメクワガタ（蝦夷姫鍬形）。クワガタソウ属。絶滅危惧種�粁�

7/14 10:34

アップ

7/14 10:37

エゾコザクラ。サクラソウ科

7/14 10:37

下りが終わって、トムラウシ公園へ

7/14 10:39

ようかんパン（ホイップ＆カスタード）。セイコーマートにて購入したもの。まぁ、確かに、あんパンはあるけれども…

7/14 10:44

今日一番の晴れ間！w

10:45。まだ花が元気で、でも雄蕊等が桃色になっている最高の状態♥

7/14 11:00

イソツツジ（磯躑躅）。ツツジ科イソツツジ属。アップの写真は、7/16の十勝岳の記録で上げます

7/14 11:05

亀に酷似した岩

7/14 11:10

岩稜帯は終わり

7/14 11:36

所々に雪渓あり。
この辺りで、水2Lが底をつく。まさか、こんなに早くなくなると思っていなかったので、しばし茫然とする

7/14 11:47

甲高い鳴き声が聞こえたので、辺りを見回すと、先の方にナキウサギが！

7/14 11:53

7/14 11:57

エゾナキウサギ（蝦夷鳴兎）。ウサギ目（重歯目）ナキウサギ科。準絶滅危惧種

7/14 11:57

こうして全身を捉えることができると、けっこうカッコいい

7/14 12:00

今回のビタミン補給。親戚からもらった、チェリーを乾燥させたもの。プルーンのような感じ

7/14 12:04

軽アイゼン装着し、雪渓へ！

7/14 12:12

雪渓を下る

7/14 12:14

融けてきていて、怖いです。
CT−0:05。前トム平まで保っていたCT−0:45をナキウサギの撮影でほぼ使い果たした。今夜の宿は、20時までにチェックインしなければならない。間に合うか？

7/14 12:50

コマドリ沢の後の急激な登りを、蚊対策でカッパを着て登ったら、汗だくになった。しかし、水はない。我慢しながら、カムイ天上までの道を急ぐ

7/14 13:02

トムラウシか？行きは霧の中だったので、全く分からん！

7/14 13:44

シャクナゲ（石楠花）。
結局、カッパは暑さに耐えきれず、脱いだ。何故か、蚊も数匹レベルまで落ちていたので、ほとんど攻撃されなかった

7/14 13:44

キバナではなく、普通のシャクナゲのよう

7/14 13:44

よく見ると、花弁に、シロヤシオと同じような斑点があった！

7/14 13:45

喉の渇きとトイレを出発から我慢していて、歩き続ける。CT−0:30まで回復

7/14 14:19

温泉コース分岐。CT−0:50まで回復。通常は、下りで縮めることはできないのだが、ほとんど写真撮ってないからか

7/14 14:22

朝は暗くて見れなかった光景

7/14 14:39

短縮登山口まで戻ってきた！！CT−0:45。
この後、東大雪荘で、着替えさせてもらって、今夜の宿の十勝岳登山口の吹上温泉白銀荘へ。GoogleMapで、3h05

7/14 18:40

富良野の原生林の辺り。学生の時以来来ていなかった、パッチワークの丘に帰ってきたなぁ……

7/14 19:21

チェックイン締め切り時間が20時。なんとか間に合った〜

撮影機器：

IXY 610F CANON

PowerShot SX720 HS CANON

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 着替え 靴 予備靴ひも ザック ザックカバー サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ハイドレーション 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 日焼け止め 携帯 時計 サングラス タオル ナイフ カメラ 携帯トイレ

備考

前回、九州山行旅行の時に反省したレンタカー用にＣＤを持って行くことを、今回も忘れた。

コメント

petit-prince

すばらしい！
北海道での山行、お疲れ様でした！

お写真を見て、やはり北海道の山は独特の雰囲気があるのだなと感じました。
ナキウサギ、すごくかわいいですね！一度見てみたいです。

50枚目のお写真は華道の巨匠の作品の様ですね。自然の造形にはしばしば驚かされます。

ミシェル

Re: すばらしい！
petit-prince さん、コメントありがとうございます。

そうですか。独特の雰囲気ありますかね。
あんまり景色の写真が撮れなかったのですが、感じ取って下さいましたか。

歩いていると、ポイントとポイントの間が長い！「まだ、カムイ天上に着かないの〜(> <)」って感じで歩いてました

50枚目の写真は、トムラウシ公園の岩ですね。晴れていれば、楽園のような感じの場所でしたよ。

最終日の17日は、富良野岳から絶景を見ることができましたので、記録お楽しみに （現時点でまた書けていませんが…）