乗鞍岳 出会いの山旅
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- GPS
- 06:34
- 距離
- 8.6km
- 登り
- 456m
- 下り
- 471m
コースタイム
- 山行
- 4:20
- 休憩
- 2:05
- 合計
- 6:25
天候 | 晴れのち曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2018年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
東北自動車道白石ICから高速道利用。岩舟JCTから北関東自動車道へ。高崎JCTから関越自動車道を長野、東京方面へ。関越自動車道藤岡JCTから上信越道を藤岡、長野方面へ。上信越道更埴JCから長野自動車道を更埴、松本方面へ。松本ICから国道158号線を上高地方面へ。県道84号線を乗鞍高原方面へ。乗鞍高原観光センターへ駐車。駐車料金は無料です。駐車台数は200台可能とのことです。燃料は1回給油。高速料金はETC割引きで6850円。通常9780円です。休日割引を狙って0時以降に松本ICを出ました。白石ICから約6時間ほどで(休憩込み)で到着しました。 【バス】 乗鞍高原センターから畳平まで往復2,500円です。始発6:10。ご来光バスもあります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険なところはないのですが。人が多いので落石等十分注意してください。 それと、熊の目撃情報が多数あるようです。 |
その他周辺情報 | 入浴に『乗鞍高原 湯けむり館』を利用しました。入浴料720円です。白濁した良いお湯でした。観光センターのすぐ近くですのでオススメです。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
タオル
ストック
カメラ
携帯トイレ
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感想
初の北アルプスと3,000m峰を経験すべく、高速を乗り継いで、乗鞍岳まで来てしまった!金曜夜に出発し、前日入りし車中泊で北アルプスというパターンを実践してみたかった事もある。
深夜1時に乗鞍高原観光センターへ到着し、仮眠を取っていると思っている以上に寒い。標高1500メートルもあるのだから当然と言えば当然か。
寝袋に包まって寝ていると、やたら騒がしい時間帯があった。御来光バスに乗る方々だったようだ。
朝、5時には目が覚め、準備をしバスチケットを購入。慌てて並んだが、急がずとも全員乗れるようにバスは台数調整しているようだった。
バスでの道中から早くも絶景が始まった。槍ヶ岳や穂高連峰が姿を現したのだ。いやが上にも気分が盛り上がる。
1時間ほどで畳平へ到着した。いきなりコマクサやイワギキョウといった高山植物が出迎えてくれた。展望が良いうちに北アルプスの展望を得ようと、すぐ近くの大黒岳へ向かう。すると、その途上で嬉しい出会いが待っていた。ライチョウだ!良い天気だったので会えるとは思っていなかったのだが、嬉しい誤算だった。
大黒岳からの眺めはとても素晴らしいものだった。槍ヶ岳、穂高連邦、焼岳と行った名だたる名峰が視界を埋める。山好きにとってはたまらない光景だ。これだけでも来た甲斐があると言うものだ。
しばらく絶景を堪能し、剣ヶ峰へ向かう。展望の効くうちに登っておきたい。が、降り始めて間も無く、大勢の登山者がシャッターを切っている。みれば先ほどのライチョウが再び現れたようだ。脅かさないよう極力、忍び足で歩く。話を聞いて見るとどうやら親子連れのようだ!皆さん大興奮でシャッターを切る。さながらアイドルの撮影会のようだ。
しばらくライチョウと戯れた後、天候が良いうちに剣ヶ峰を目指そう。肩の小屋までの道中も絶景の連続だった。何しろ畳平ですでに自身の最高到達点を更新している。目にするもの全てが新鮮だった。
肩の小屋に着くと目の前に雄大なピークが現われた。剣ヶ峰を筆頭に蚕玉岳、朝日岳が眼前に迫る。余力もあったので休憩も取らずに登り始めたが、コレが失敗。簡単に息が上がる。やはり3,000m峰をナメてはいけない。もともと、この高度でどれほど動けるのかを試したかったので乗鞍岳にやって来たのだ。少しペースを上げるとすぐに息が切れるので、ゆっくり高度を上げていくことにした。一度ペースをつかんでからは順調に歩くことができた。高度が上がれば上がるほどペース配分の重要性を痛感する。
間も無く山頂という所、山頂手前の分岐に差し掛かった。わたしは右に進んだのだが、ここで一人の青年、Kさんと出会った。聞くと山口県から9時間かけて車で来たと言う。しばらく山談義に花を咲かせた後、行動を共にすることにした。
再び歩き始めてすぐに山頂に到着!今まで見えなかった南側の展望が一気に開けた。中央アルプスや、あの御嶽山もすぐの前に見えた。山頂の神社で山バッジを購入し、下山開始。頂上小屋で買い物をし、喋りながら歩くとあっという間に肩の小屋へ到着してしまった。
肩の小屋で小休止し、畳平へ戻りそこで、昼食を取った。すくな鍋と言う郷土料理だったが、何となく地元宮城の芋煮に似ていて非常においしくいただけた。
昼食後、お花畑の散策に向かう。残念ながらクロユリは終わってしまっていた。残ってないか目をこらすと、何とか最後の一輪を見つけ出すことができた。聞けば2週間ほど前が良かったらしい。咲いていれば結構な群落だろう。また訪れなければならない理由ができてしまった。
お花畑の散策も終え、Kさんは岐阜側へ、私は長野側へと別々のバスに乗る事になる。来年、白山で会うことを約束し、お別れとなった。
今回の山旅は3,000メートル峰と北アルプスを経験することが目的だったが、ライチョウと出会い、絶景と出会い、美しい花々と出会い、そして新たな山友と出会った得難い旅になった。
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