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Yamareco

記録ID: 1533751
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

南ア北部の父子名山欲張りツアー(草スベリ〜肩の小屋〜小太郎山〜北岳〜中白根山:雷鳥親子・名ガイドさんとの遭遇に感動!/間ノ岳は時間切れ断念…)

2018年07月21日(土) ~ 2018年07月22日(日)
 - 拍手
体力度
7
1~2泊以上が適当
GPS
19:39
距離
23.7km
登り
2,951m
下り
2,966m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
9:03
休憩
2:51
合計
11:54
6:28
6:38
23
7:01
7:20
101
9:01
9:09
17
小ベンチ
9:26
9:29
14
水場
9:43
10:09
95
11:44
11:58
18
小平地(軽食休憩)
12:16
12:26
19
12:45
12:51
31
13:22
14:06
4
北岳肩ノ小屋テン場(テント設営)
14:10
14:13
17
(雷鳥撮影)
14:30
14:34
66
15:40
15:44
20
前小太郎山
16:04
16:13
18
16:31
16:34
63
前小太郎山
17:37
17:44
31
2日目
山行
8:32
休憩
2:32
合計
11:04
5:16
9
5:25
5:33
27
6:00
6:30
66
7:36
7:43
41
北岳山荘
8:24
8:35
29
9:04
9:32
39
10:11
10:12
20
10:32
10:37
27
11:04
11:11
16
11:27
11:28
12
11:40
11:40
3
11:43
12:15
22
同・テン場(テント撤収)
12:37
12:38
85
小太郎尾根分岐
14:03
14:15
68
15:23
15:27
26
第1ベンチ
15:53
15:57
16
16:13
16:14
3
16:17
16:17
3
16:20
広河原バスターミナル
天候 (初日)晴れのち時々ガス
(2日目)快晴のち一時曇り(主脈稜線上の山梨側ガス)
過去天気図(気象庁) 2018年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
(往路)甲府昭和ICより国道20・県道20・南アルプス街道にて芦安村駐車場へ(無料)。金曜夜24:00時点でバス乗り場直近の第2駐車場ほぼ満車。午前4時半前後より乗合タクシーの列が出来始め、第1陣約5〜6台(一台当り7人ほど乗車)が04:50過ぎ出発。途中の林道ゲート開門待ち、始発バスより少し早く05:50過ぎ広河原着。(大人一人1,200円)
(復路)広河原からの乗合タクシー(予定では16:30発)が車の手配つかず直前キャンセル。やむなく、甲府行き定期路線バス最終(16:40発;乗客多数のため1台増便)に乗車、芦安駐車場へ(バス車中、山梨交通元ガイドさん〈今は広河原便の車掌役〉の沿線景観案内・歴史解説の名アナウンスを聞くことができ、小生含め乗客一同大感激…。)
コース状況/
危険箇所等
・小太郎山分岐までの登路は特段の危険・不明瞭箇所ナシ(全体に、道標の所要時間表示はあまり当てになりません…)。大樺沢下部ルートは「通行止」の表示あり。突貫での復旧工事の甲斐あって、日曜午後に無事開通した模様。
・草スベリは午後遅くまで登降の登山者多く、特に疲労の溜まった下降時はスライド時の落石・スリップ等注意。
・小太郎山分岐〜小太郎山頂は、ヤブ区間は殆どなく、ルートもほぼ明瞭ながら、赤テープや標識はほぼゼロ、岩混じりの尾根をトラバース気味に進む際にルートを外さぬよう注意。
・小太郎山ピストン時、特に前小太郎山前後の岩・ハイマツ混じりの稜線など、歩きにくい区間やアップダウンも多く、疲労時はコースタイム以上に時間を要するので要注意。
・下山時、白根御池小屋からのトラバース区間を過ぎた後の斜面は滑りやすくハシゴ段も多数の急降下が連続。特に、疲労時やスライドする登山者の多い週末等は落石・スリップ注意。
その他周辺情報 ・北岳肩の小屋テン場:一張り当たりのスペースは狭めながら、総容量はタップリ。平らで縦走路近くの条件の良い場所は、土曜日の比較的早い時間に埋まっていく感じ。(テン場代:一人700円也、水・トイレチップは別払い)
・下山後の日帰り入浴:芦安駐車場前のフロは最終バスで戻ると営業終了。バスの車掌さんに教えて頂いた竜王の「名取温泉」へ。深夜まで営業、甲府昭和ICも近く便利。(大人500円、露天の湯船、食堂・休憩スペースあり。駐車場が狭く、入口も分かりにくいのが難点…。)
ムスコと二人、広河原出発。久々のテント装備で両肩にザックがズシリ!
2018年07月21日 06:15撮影 by  SBM303SH, SHARP
9
7/21 6:15
ムスコと二人、広河原出発。久々のテント装備で両肩にザックがズシリ!
夏休みに入り、芦安からのバスも続々到着!北岳の山小屋も激混み予想…。
2018年07月21日 06:19撮影 by  SBM303SH, SHARP
7/21 6:19
夏休みに入り、芦安からのバスも続々到着!北岳の山小屋も激混み予想…。
目指す獲物、北岳がいきなりド迫力でドーン!
2018年07月21日 06:21撮影 by  SBM303SH, SHARP
1
7/21 6:21
目指す獲物、北岳がいきなりド迫力でドーン!
広河原橋渡ります。トレランの人も。
2018年07月21日 06:24撮影 by  SBM303SH, SHARP
7/21 6:24
広河原橋渡ります。トレランの人も。
さすが、国際的な山エリア。解説板も多言語表示。
2018年07月21日 06:25撮影 by  SBM303SH, SHARP
7/21 6:25
さすが、国際的な山エリア。解説板も多言語表示。
約30年ぶりの広河原の吊り橋。我がムスコも重荷背負って渡っていきます。
2018年07月21日 06:25撮影 by  SBM303SH, SHARP
2
7/21 6:25
約30年ぶりの広河原の吊り橋。我がムスコも重荷背負って渡っていきます。
野呂川源流の山々。
2018年07月21日 06:26撮影 by  SBM303SH, SHARP
7/21 6:26
野呂川源流の山々。
大樺沢分岐着。沢沿いのルートは崩壊、通行止め。ここで遅い朝食とします。
2018年07月21日 07:01撮影 by  SBM303SH, SHARP
7/21 7:01
大樺沢分岐着。沢沿いのルートは崩壊、通行止め。ここで遅い朝食とします。
樹林帯の登りが続きます。登山者の列は引きも切らず…。気温が低く、涼しいのは助かります。
2018年07月21日 08:46撮影 by  SBM303SH, SHARP
7/21 8:46
樹林帯の登りが続きます。登山者の列は引きも切らず…。気温が低く、涼しいのは助かります。
ご本尊がグッと近づきました。
2018年07月21日 08:49撮影 by  SBM303SH, SHARP
7/21 8:49
ご本尊がグッと近づきました。
急登を何とかクリア。勾配が緩み、歩きやすい道となりました…。
2018年07月21日 09:08撮影 by  SBM303SH, SHARP
7/21 9:08
急登を何とかクリア。勾配が緩み、歩きやすい道となりました…。
土砂崩れ、応急補修現場。問題なく通過できます。
2018年07月21日 09:21撮影 by  SBM303SH, SHARP
7/21 9:21
土砂崩れ、応急補修現場。問題なく通過できます。
間もなく白根御池小屋。最高の流水あり、ここでお約束の水浴びします!
2018年07月21日 09:27撮影 by  SBM303SH, SHARP
7/21 9:27
間もなく白根御池小屋。最高の流水あり、ここでお約束の水浴びします!
正面には観音・薬師の鳳凰三山登場。
2018年07月21日 09:30撮影 by  SBM303SH, SHARP
7/21 9:30
正面には観音・薬師の鳳凰三山登場。
御池小屋近し。緑蔭の濃い道は安らぎます。
2018年07月21日 09:38撮影 by  SBM303SH, SHARP
7/21 9:38
御池小屋近し。緑蔭の濃い道は安らぎます。
白根御池小屋着。キレイで立派な小屋。目指す北岳もすぐ背後に。
2018年07月21日 09:43撮影 by  SBM303SH, SHARP
7/21 9:43
白根御池小屋着。キレイで立派な小屋。目指す北岳もすぐ背後に。
掛け値ナシの南アルプス天然水。トイレもキレイで水洗!
2018年07月21日 10:03撮影 by  SBM303SH, SHARP
2
7/21 10:03
掛け値ナシの南アルプス天然水。トイレもキレイで水洗!
白根御池。見事な「逆さ北岳」!
2018年07月21日 10:08撮影 by  SBM303SH, SHARP
5
7/21 10:08
白根御池。見事な「逆さ北岳」!
ここからいよいよ本日のハイライト、草スベリの登りです!
2018年07月21日 10:08撮影 by  SBM303SH, SHARP
2
7/21 10:08
ここからいよいよ本日のハイライト、草スベリの登りです!
御池の背後に鳳凰三山。ステキな構図です!
2018年07月21日 10:10撮影 by  SBM303SH, SHARP
1
7/21 10:10
御池の背後に鳳凰三山。ステキな構図です!
上の方まで登山者が見える珍しいコース。
2018年07月21日 10:10撮影 by  SBM303SH, SHARP
1
7/21 10:10
上の方まで登山者が見える珍しいコース。
見上げると、プチお花畑。。
2018年07月21日 10:18撮影 by  SBM303SH, SHARP
7/21 10:18
見上げると、プチお花畑。。
シナノキンバイでしょうか。
2018年07月21日 10:18撮影 by  SBM303SH, SHARP
7/21 10:18
シナノキンバイでしょうか。
この辺りはマルバダケブキが優勢。(×ウサギギク:訂正しました。)
2018年07月21日 10:20撮影 by  SBM303SH, SHARP
1
7/21 10:20
この辺りはマルバダケブキが優勢。(×ウサギギク:訂正しました。)
だいぶ登ってきました。ここはマルバダケブキ・パラダイス。。
2018年07月21日 10:52撮影 by  SBM303SH, SHARP
7/21 10:52
だいぶ登ってきました。ここはマルバダケブキ・パラダイス。。
昼前になり、稜線方面ガスってきました…。涼しいのが助かります。
2018年07月21日 11:20撮影 by  SBM303SH, SHARP
7/21 11:20
昼前になり、稜線方面ガスってきました…。涼しいのが助かります。
大樺沢の雪渓。今日はほとんど登っている方もいない模様…
2018年07月21日 11:34撮影 by  SBM303SH, SHARP
7/21 11:34
大樺沢の雪渓。今日はほとんど登っている方もいない模様…
足下にミヤマキンポウゲ?
2018年07月21日 11:41撮影 by  SBM303SH, SHARP
7/21 11:41
足下にミヤマキンポウゲ?
標高2,750m、いかにも高山という感じで、ガスが上がってきました…。
2018年07月21日 12:14撮影 by  SBM303SH, SHARP
7/21 12:14
標高2,750m、いかにも高山という感じで、ガスが上がってきました…。
大樺沢分岐着。ここで少々休憩…。
2018年07月21日 12:15撮影 by  SBM303SH, SHARP
7/21 12:15
大樺沢分岐着。ここで少々休憩…。
小太郎山方面も薄いガスの向こうに見えてます。
2018年07月21日 12:22撮影 by  SBM303SH, SHARP
1
7/21 12:22
小太郎山方面も薄いガスの向こうに見えてます。
五色のプチお花畑。
2018年07月21日 12:27撮影 by  SBM303SH, SHARP
7/21 12:27
五色のプチお花畑。
紫の競演。(他の方のレコによると、右がグンナイフウロ、左がヨツバシオガマのようです。。)
2018年07月21日 12:28撮影 by  SBM303SH, SHARP
7/21 12:28
紫の競演。(他の方のレコによると、右がグンナイフウロ、左がヨツバシオガマのようです。。)
南アの主稜線がグッと近づきました。。
2018年07月21日 12:35撮影 by  SBM303SH, SHARP
7/21 12:35
南アの主稜線がグッと近づきました。。
キンバイも花盛り!
2018年07月21日 12:36撮影 by  SBM303SH, SHARP
7/21 12:36
キンバイも花盛り!
広河原方面が見えます。下界は暑そう…
2018年07月21日 12:37撮影 by  SBM303SH, SHARP
7/21 12:37
広河原方面が見えます。下界は暑そう…
稜線に登り着くと、南アの女王、仙丈ヶ岳ドーン!
2018年07月21日 12:50撮影 by  SBM303SH, SHARP
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7/21 12:50
稜線に登り着くと、南アの女王、仙丈ヶ岳ドーン!
天空のトラバース道を行きます。
2018年07月21日 12:54撮影 by  SBM303SH, SHARP
1
7/21 12:54
天空のトラバース道を行きます。
リンドウも花盛り。
2018年07月21日 13:00撮影 by  SBM303SH, SHARP
1
7/21 13:00
リンドウも花盛り。
ガスが上がり、小太郎山が登場。立派な山容です!
2018年07月21日 13:12撮影 by  SBM303SH, SHARP
2
7/21 13:12
ガスが上がり、小太郎山が登場。立派な山容です!
肩の小屋テン場到着!ここに我が家を築きましょう。
2018年07月21日 13:21撮影 by  SBM303SH, SHARP
1
7/21 13:21
肩の小屋テン場到着!ここに我が家を築きましょう。
テント完成!昼食済ませ、小太郎山へ向かいます。
2018年07月21日 13:51撮影 by  SBM303SH, SHARP
3
7/21 13:51
テント完成!昼食済ませ、小太郎山へ向かいます。
ハクサンイチゲほか、高山植物のオールスターズ。さすが標高3,000m!
2018年07月21日 14:07撮影 by  SBM303SH, SHARP
2
7/21 14:07
ハクサンイチゲほか、高山植物のオールスターズ。さすが標高3,000m!
登山道脇に雷鳥の親子出現!
2018年07月21日 14:09撮影 by  SBM303SH, SHARP
7/21 14:09
登山道脇に雷鳥の親子出現!
我々ハイカーを怖がらず、少しずつ斜面を上がってきます。
2018年07月21日 14:12撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
2
7/21 14:12
我々ハイカーを怖がらず、少しずつ斜面を上がってきます。
よく見ると、右の方に子鳥が4羽ぐらいいます。
2018年07月21日 14:12撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
2
7/21 14:12
よく見ると、右の方に子鳥が4羽ぐらいいます。
近くに上がって来ました!
2018年07月21日 14:12撮影 by  SBM303SH, SHARP
7/21 14:12
近くに上がって来ました!
子鳥も近くまで来ました(スマホ撮影のため見にくくてすみません…)。小ぶりの雀ぐらいの大きさですが、たまらない可愛さ!
2018年07月21日 14:13撮影 by  SBM303SH, SHARP
1
7/21 14:13
子鳥も近くまで来ました(スマホ撮影のため見にくくてすみません…)。小ぶりの雀ぐらいの大きさですが、たまらない可愛さ!
親子ショットです!
2018年07月21日 14:14撮影 by  SBM303SH, SHARP
3
7/21 14:14
親子ショットです!
雷鳥撮影で10分ほどロスしましたが、恐竜の背のような尾根を乗り越え、小太郎山を目指します。
2018年07月21日 14:17撮影 by  SBM303SH, SHARP
1
7/21 14:17
雷鳥撮影で10分ほどロスしましたが、恐竜の背のような尾根を乗り越え、小太郎山を目指します。
小太郎山分岐点着。お花畑あり。
2018年07月21日 14:30撮影 by  SBM303SH, SHARP
1
7/21 14:30
小太郎山分岐点着。お花畑あり。
キタダケソウではなく、ハクサンイチゲでしょうか…。
2018年07月21日 14:39撮影 by  SBM303SH, SHARP
7/21 14:39
キタダケソウではなく、ハクサンイチゲでしょうか…。
頂上の手前に、険しい岩峰あり。この先の尾根で男性4名のパーティとスライド、聞いてみると「前小太郎山」の由。巻き道はなく、頂上を乗り越えていくしかないようです…<涙>。
2018年07月21日 14:59撮影 by  SBM303SH, SHARP
7/21 14:59
頂上の手前に、険しい岩峰あり。この先の尾根で男性4名のパーティとスライド、聞いてみると「前小太郎山」の由。巻き道はなく、頂上を乗り越えていくしかないようです…<涙>。
前小太郎山着。標高の割に、岩々した鋭いピークです。ここからご本尊・小太郎山までが結構長かった…。
2018年07月21日 15:40撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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7/21 15:40
前小太郎山着。標高の割に、岩々した鋭いピークです。ここからご本尊・小太郎山までが結構長かった…。
肩の小屋テン場から難行苦行2時間、ようやく小太郎山頂に到着。だいぶ年季の入った山百の標柱前で記念にパチリ。
2018年07月21日 16:04撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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7/21 16:04
肩の小屋テン場から難行苦行2時間、ようやく小太郎山頂に到着。だいぶ年季の入った山百の標柱前で記念にパチリ。
長い復路を戻る途中、「波平ピーク」のような小太郎山を振り返ってパチリ。モクモクと湧いていたガスも収まり、背後にキラキラの夏空が拡がってます。
2018年07月21日 16:15撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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7/21 16:15
長い復路を戻る途中、「波平ピーク」のような小太郎山を振り返ってパチリ。モクモクと湧いていたガスも収まり、背後にキラキラの夏空が拡がってます。
長い尾根道を戻る途中、雲間の光がスポットライトのような神々しさ。
2018年07月21日 16:49撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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7/21 16:49
長い尾根道を戻る途中、雲間の光がスポットライトのような神々しさ。
小太郎山を4時間かかって往復、想像以上にタフなコースに父子共々疲労困憊。スマホのバッテリも切れるクリティカルな状況でしたが、何とか無事明るい時間にテン場へ帰還。ガスが晴れ、テン場背後の北岳もバッチリです!
2018年07月21日 18:25撮影 by  SBM303SH, SHARP
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7/21 18:25
小太郎山を4時間かかって往復、想像以上にタフなコースに父子共々疲労困憊。スマホのバッテリも切れるクリティカルな状況でしたが、何とか無事明るい時間にテン場へ帰還。ガスが晴れ、テン場背後の北岳もバッチリです!
夕焼け時、鳳凰三山も再登場!
2018年07月21日 18:46撮影 by  SBM303SH, SHARP
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7/21 18:46
夕焼け時、鳳凰三山も再登場!
北岳もプチアーベントロートです。
2018年07月21日 18:47撮影 by  SBM303SH, SHARP
7/21 18:47
北岳もプチアーベントロートです。
雲が紅く染まってビューティフル!
2018年07月21日 18:53撮影 by  SBM303SH, SHARP
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7/21 18:53
雲が紅く染まってビューティフル!
一瞬の夕日が更にビューティフル!!
2018年07月21日 18:58撮影 by  SBM303SH, SHARP
7/21 18:58
一瞬の夕日が更にビューティフル!!
日が落ちた後の北岳もキレイです!
2018年07月21日 19:08撮影 by  SBM303SH, SHARP
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7/21 19:08
日が落ちた後の北岳もキレイです!
2日目朝、朝食を終えてテントを飛び出すと、雲は多めですが、まずまずのご来光です!
2018年07月22日 04:53撮影 by  SBM303SH, SHARP
7/22 4:53
2日目朝、朝食を終えてテントを飛び出すと、雲は多めですが、まずまずのご来光です!
北岳山頂でご来光遥拝の方も多数。
2018年07月22日 04:56撮影 by  SBM303SH, SHARP
7/22 4:56
北岳山頂でご来光遥拝の方も多数。
仙丈の右後ろに、北アルプス全部見え!
2018年07月22日 05:02撮影 by  SBM303SH, SHARP
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7/22 5:02
仙丈の右後ろに、北アルプス全部見え!
出発前に、富士をバックにパチリ。
2018年07月22日 05:04撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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7/22 5:04
出発前に、富士をバックにパチリ。
さて、日本一を眺めながら、日本第二位の高峰を目指しましょう!
2018年07月22日 05:16撮影 by  SBM303SH, SHARP
2
7/22 5:16
さて、日本一を眺めながら、日本第二位の高峰を目指しましょう!
山小屋横の平地にも結構テント多数。
2018年07月22日 05:17撮影 by  SBM303SH, SHARP
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7/22 5:17
山小屋横の平地にも結構テント多数。
朝日に目を覚ましたイワギキョウ。
2018年07月22日 05:22撮影 by  SBM303SH, SHARP
1
7/22 5:22
朝日に目を覚ましたイワギキョウ。
これはハクサンイチゲ?
2018年07月22日 05:24撮影 by  SBM303SH, SHARP
7/22 5:24
これはハクサンイチゲ?
山頂も間近。ワンツーショットです!
2018年07月22日 05:51撮影 by  SBM303SH, SHARP
1
7/22 5:51
山頂も間近。ワンツーショットです!
北岳山頂着。早くも山頂は大賑わいですが、立派な山頂標識の前で父子記念の1枚。
2018年07月22日 06:03撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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7/22 6:03
北岳山頂着。早くも山頂は大賑わいですが、立派な山頂標識の前で父子記念の1枚。
小生は約30年ぶりの登頂。前々回は暴風雨、前回ガスガスでしたので、三度目の正直です。折角ですので、ムスコに山百標柱前で撮ってもらいましょう。
2018年07月22日 06:04撮影 by  SBM303SH, SHARP
9
7/22 6:04
小生は約30年ぶりの登頂。前々回は暴風雨、前回ガスガスでしたので、三度目の正直です。折角ですので、ムスコに山百標柱前で撮ってもらいましょう。
山頂パノラマその1。南ア主脈方向。荒川〜赤石以南は間ノ岳の後ろに隠れてますが、間ノ岳の右に特徴ある塩見の3ピークが見えてます。
2018年07月22日 06:06撮影 by  SBM303SH, SHARP
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7/22 6:06
山頂パノラマその1。南ア主脈方向。荒川〜赤石以南は間ノ岳の後ろに隠れてますが、間ノ岳の右に特徴ある塩見の3ピークが見えてます。
パノラマその2。恵那山が意外にデカイです。
2018年07月22日 06:07撮影 by  SBM303SH, SHARP
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7/22 6:07
パノラマその2。恵那山が意外にデカイです。
パノラマその3。中央ア全部見え。
2018年07月22日 06:08撮影 by  SBM303SH, SHARP
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7/22 6:08
パノラマその3。中央ア全部見え。
山頂パノラマその4。一際デカイ仙丈の右後ろに、北ア全部見えです。
2018年07月22日 06:11撮影 by  SBM303SH, SHARP
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7/22 6:11
山頂パノラマその4。一際デカイ仙丈の右後ろに、北ア全部見えです。
パノラマその5。鋸〜甲斐駒の後ろに、蓼科〜八ツが全部見え。
2018年07月22日 06:12撮影 by  SBM303SH, SHARP
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7/22 6:12
パノラマその5。鋸〜甲斐駒の後ろに、蓼科〜八ツが全部見え。
パノラマその6、鳳凰の後ろは金峰山〜甲武信の奥秩父方面。
2018年07月22日 06:15撮影 by  SBM303SH, SHARP
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7/22 6:15
パノラマその6、鳳凰の後ろは金峰山〜甲武信の奥秩父方面。
パノラマの締めは、やはり日本一の…。だいぶ山頂で長居してしまいましたが、先も長いのでそろそろ出発しないと…。
2018年07月22日 06:18撮影 by  SBM303SH, SHARP
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7/22 6:18
パノラマの締めは、やはり日本一の…。だいぶ山頂で長居してしまいましたが、先も長いのでそろそろ出発しないと…。
山頂直下のプチお花畑。
2018年07月22日 06:33撮影 by  SBM303SH, SHARP
7/22 6:33
山頂直下のプチお花畑。
険しい吊尾根。北岳山荘が近づきました。
2018年07月22日 06:39撮影 by  SBM303SH, SHARP
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7/22 6:39
険しい吊尾根。北岳山荘が近づきました。
八本歯のコル分岐通過。北岳山頂アタック前に、休憩する方多数。
2018年07月22日 06:50撮影 by  SBM303SH, SHARP
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7/22 6:50
八本歯のコル分岐通過。北岳山頂アタック前に、休憩する方多数。
昨日の雷鳥に続いて、野呂川側の斜面に野生サル登場。遠目ながらエサを探している様子で、雷鳥の親子が少々心配です…。
2018年07月22日 06:53撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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7/22 6:53
昨日の雷鳥に続いて、野呂川側の斜面に野生サル登場。遠目ながらエサを探している様子で、雷鳥の親子が少々心配です…。
だいぶ下ってきました。振り返ると、複数の岩峰を従えた北岳がスゴい迫力。帰りの登り返しが思いやられます…<汗>
2018年07月22日 07:11撮影 by  SBM303SH, SHARP
7/22 7:11
だいぶ下ってきました。振り返ると、複数の岩峰を従えた北岳がスゴい迫力。帰りの登り返しが思いやられます…<汗>
北岳山荘到着。絶好のロケーションに建ってます。
2018年07月22日 07:36撮影 by  SBM303SH, SHARP
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7/22 7:36
北岳山荘到着。絶好のロケーションに建ってます。
富士山が真正面。診療所もあり、まるで要塞のようです…
2018年07月22日 07:37撮影 by  SBM303SH, SHARP
7/22 7:37
富士山が真正面。診療所もあり、まるで要塞のようです…
自販機あり!PET600円、缶ジュース500円也。
2018年07月22日 07:40撮影 by  SBM303SH, SHARP
7/22 7:40
自販機あり!PET600円、缶ジュース500円也。
今、越えてきた北岳を振り返る。青空にスックと聳える姿は、さすが南アのリーダーの貫禄。
2018年07月22日 07:47撮影 by  SBM303SH, SHARP
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7/22 7:47
今、越えてきた北岳を振り返る。青空にスックと聳える姿は、さすが南アのリーダーの貫禄。
中白根山頂着。コースタイムをビミョーにオーバー、残念ながら間ノ岳を眼前に、今回はここで引き返します…(涙)
2018年07月22日 08:33撮影 by  SBM303SH, SHARP
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7/22 8:33
中白根山頂着。コースタイムをビミョーにオーバー、残念ながら間ノ岳を眼前に、今回はここで引き返します…(涙)
仙丈ヶ岳をバックに、去り際にパチリ。
2018年07月22日 08:35撮影 by  SBM303SH, SHARP
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7/22 8:35
仙丈ヶ岳をバックに、去り際にパチリ。
富士山も、だいぶ雲が増えてきました…
2018年07月22日 08:35撮影 by  SBM303SH, SHARP
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7/22 8:35
富士山も、だいぶ雲が増えてきました…
ここから振り返る北岳の雄姿、最高でーす!
2018年07月22日 08:36撮影 by  SBM303SH, SHARP
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7/22 8:36
ここから振り返る北岳の雄姿、最高でーす!
北岳山荘にて、カップ麺昼食。お湯付きで300円也、安ーい!
2018年07月22日 09:11撮影 by  SBM303SH, SHARP
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7/22 9:11
北岳山荘にて、カップ麺昼食。お湯付きで300円也、安ーい!
お気に入りのオダマキ発見。
2018年07月22日 09:47撮影 by  SBM303SH, SHARP
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お気に入りのオダマキ発見。
この赤い玉状のものがハイマツの花でしょうか?
2018年07月22日 10:19撮影 by  SBM303SH, SHARP
7/22 10:19
この赤い玉状のものがハイマツの花でしょうか?
地獄の登り返し、ハイライトのハシゴ2連発…。
2018年07月22日 10:21撮影 by  SBM303SH, SHARP
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7/22 10:21
地獄の登り返し、ハイライトのハシゴ2連発…。
山頂直下、白と黄色のお花畑。急登の疲れも癒されます…。
2018年07月22日 10:39撮影 by  SBM303SH, SHARP
7/22 10:39
山頂直下、白と黄色のお花畑。急登の疲れも癒されます…。
稜線がガスをブロックしてます。。
2018年07月22日 10:41撮影 by  SBM303SH, SHARP
7/22 10:41
稜線がガスをブロックしてます。。
小生お気に入りのオダマキ群落〜!
2018年07月22日 10:47撮影 by  SBM303SH, SHARP
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7/22 10:47
小生お気に入りのオダマキ群落〜!
ここも見事に登山道脇にオダマキ整列〜!
2018年07月22日 10:49撮影 by  SBM303SH, SHARP
7/22 10:49
ここも見事に登山道脇にオダマキ整列〜!
仙丈ヶ岳バックに、手前の稜線(両俣小屋方面へ下る尾根)手前に雷鳥No. 2登場。
2018年07月22日 10:56撮影 by  SBM303SH, SHARP
7/22 10:56
仙丈ヶ岳バックに、手前の稜線(両俣小屋方面へ下る尾根)手前に雷鳥No. 2登場。
コンデジでアップしてみると、今回は親子でなく成長1羽で ”孤高” の凜々しい出で立ち。
2018年07月22日 10:56撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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7/22 10:56
コンデジでアップしてみると、今回は親子でなく成長1羽で ”孤高” の凜々しい出で立ち。
2度目の北岳山頂。展望は仙丈ヶ岳のみとなりましたが、感動もひとしお。後は下るだけです!
2018年07月22日 11:03撮影 by  SBM303SH, SHARP
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7/22 11:03
2度目の北岳山頂。展望は仙丈ヶ岳のみとなりましたが、感動もひとしお。後は下るだけです!
ムスコ殿も無事元気に帰還。
2018年07月22日 11:39撮影 by  SBM303SH, SHARP
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7/22 11:39
ムスコ殿も無事元気に帰還。
我が家に無事帰還。撤収の前に、甲斐駒バックに1枚。
2018年07月22日 11:43撮影 by  SBM303SH, SHARP
7/22 11:43
我が家に無事帰還。撤収の前に、甲斐駒バックに1枚。
御池がグッと近づきました。お腹も減ってきましたが…
2018年07月22日 13:47撮影 by  SBM303SH, SHARP
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御池がグッと近づきました。お腹も減ってきましたが…
だいぶ下ってきました。北岳もそろそろ見納めでしょうか…。
2018年07月22日 14:53撮影 by  SBM303SH, SHARP
7/22 14:53
だいぶ下ってきました。北岳もそろそろ見納めでしょうか…。
最終タクシー時間が迫る中、広河原に戻ってきましたー。北岳も2回登りました!
2018年07月22日 16:11撮影 by  SBM303SH, SHARP
7/22 16:11
最終タクシー時間が迫る中、広河原に戻ってきましたー。北岳も2回登りました!
北岳よ、素晴らしい山旅を有り難う!
2018年07月22日 16:16撮影 by  SBM303SH, SHARP
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北岳よ、素晴らしい山旅を有り難う!
乗り合いタクシーがまさかの「クルマの手配付かず」のため、最終の定期路線バスで芦安に戻ります。今日中に灼熱の大都会に戻るのは心残りですが…。
2018年07月22日 16:18撮影 by  SBM303SH, SHARP
7/22 16:18
乗り合いタクシーがまさかの「クルマの手配付かず」のため、最終の定期路線バスで芦安に戻ります。今日中に灼熱の大都会に戻るのは心残りですが…。
南ア週末欲張りツアーの締めは、広河原からの帰路バスで車掌のおばさまから教わった竜王・名取温泉。中央道はまだ渋滞中のため、ここでゆっくり日帰り入浴&夕食済ませ、時間調整。ムスコはサッパリとざる蕎麦、小生はカツ丼注文。甲府も「ソースカツ丼」なのですね!
2018年07月22日 19:54撮影 by  SBM303SH, SHARP
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7/22 19:54
南ア週末欲張りツアーの締めは、広河原からの帰路バスで車掌のおばさまから教わった竜王・名取温泉。中央道はまだ渋滞中のため、ここでゆっくり日帰り入浴&夕食済ませ、時間調整。ムスコはサッパリとざる蕎麦、小生はカツ丼注文。甲府も「ソースカツ丼」なのですね!

装備

備考 ・水分は入山時に2名で水2.5函PETボトル5本(お茶2、ソルティライチ3:うち4本は初日にほぼ消費)、ガッツギア・Qooゼリー3本持参。白根御池小屋、北岳山荘で無料給水可、肩の小屋では1100円也。

感想

下界は2週連続で文字通りの「殺人的]暑さ、堪りかねて社会人のムスコを誘い出し、かねてより計画の南ア北部・欲張りツアーにテント持参で出かけてきました。オヤジのターゲットは山梨百名山(&日本百高山)の難関・小太郎山、ムスコは数年前の富士登山に続き、日本第2位・第3位の高峰踏破を目指します。
 詳しい山行記録は前半・写真キャプションに記載の通りで、結果的には間ノ岳は時間切れ断念となりました。それなりの計画を立てて臨んだものの、いくつもの教訓、反省点が残った山行でした。以下、備忘録代わりに箇条書きで記しておこうと思います。
・ハイシーズン、芦安駐車場の前夜着は出来るだけ早めに!(金曜深夜、日付が変わる頃にはバス停近くの駐車場は満杯!)
・南ア北部の「山と高原地図」・ヤマプラのコースタイムはかなりキツめ。最初から余裕をタップリ見込んだ計画を!(超メジャーコースのため、登山者同士のスライドに相当時間を食われることもあり、テン泊装備持参区間はもとより、軽装ピストンの区間も結構いっぱいいっぱいです…。目標時間を設定し、達成が厳しければ計画縮小・撤退の勇気が必要かと。)
・一泊二日で北岳〜間ノ岳の連続踏破を目指す場合、初日に北岳を越えて北岳山荘に一泊、翌日間ノ岳ピストンとするか、肩の小屋に宿泊後、2日目に日の出前の早発(4時には出たい:北岳山頂で御来光遙拝できます)のいずれかとすべきでしょう。(実際、間ノ岳踏破を断念しての帰路、すれ違う軽装の登山者何組かにリサーチしたところ、やはり皆さん肩の小屋連泊〈2泊3日〉の計画のようでした…。大樺沢ルートも今週から再開通した由ですので、八本歯コル経由で行程を組めば、もう少し余裕を持った行動ができるかもしれませんが…。)我々は、中白根山のピークに辿り着いた時点で帰りの最終バス・タクシーが危うい時間となり、繰上げ日本第三位の名山を目前に、無念のリタイア…。
・盛夏の稜線歩きでは、日焼け止めはタップリと念入りに!(ムスコは一応顔と耳の後ろ、両腕に日焼け止めクリーム塗り歩いたものの、森林限界越え尾根上の強烈な紫外線は半端なく、日焼け止めを突き破って見事な土方焼け状態に!小生はいつもの腕カバーを両腕に着けたため、土方焼けは避けられたものの、Tシャツの袖をまくって長時間歩いたため、上腕部がマダラ焼け状態に…。)

 他方、ほぼ丸2日青空と好天に恵まれたこともあり、ムスコ共々、以下の通り数々の忘れ難い思い出を作ることもできました。
・初日午後、肩の小屋のテン場から片道2時間の険しい岩混じりの稜線を越え、南ア北部の秘峰、小太郎山頂を踏破!北岳のメジャーぶりからすると信じられないマイナーぶりで、ピークシーズンの晴天の土曜でも、我々2人以外には途中スライドした男性4名のパーティのみ。苦労して辿り着いた分、山頂を踏んだ際の達成感はハンパなし!(願わくば、もうちょっとキャッチーな山名を付けてもらっていれば、今少し訪れるハイカーも増えたのでは?)
・小太郎山への往路、稜線が一時ガスに覆われたタイミングで、登山道のすぐ脇に雷鳥の親子が出現!まだヒヨコぐらいの可愛い小鳥も4羽、親から少し離れて元気にお散歩、思わず居合わせた登山者と共にシャッターを切りまくります。天候悪化の前触れではなかったのも幸いでしたが、2日目の午前中、同じ野呂川側の斜面にてエサを探す野生のサルを目撃。思わず、昨日遭遇したいたいけない雷鳥親子の無事を願わずにいられませんでした…。
・小生3度目の北岳山頂は、この上ない上天気で山岳眺望もパーフェクト!北ア・中ア・八ヶ岳ほぼ全部見えに加え、間ノ岳に隠れた荒川・赤石以南の主脈を除く南アの雄峰、そして心なしか自分達の目線より少し低く見える日本一の富士と、暴風雨・ガスガスの前2回をリベンジして余りある素晴らしいパノラマでした。もちろん、北岳お初の我がムスコにとっては、これからの人生(山ライフ?)を彩る何よりのステキな思い出となったはず。。
・間ノ岳踏破を断念、傷心の我々父子を温かく迎えてくれた北岳山荘の充実したサービスには思わず感動!水事情の悪い稜線上の小屋にも拘わらず、飲料水や温かいお茶は無料供給、カップ麺もお湯付きで何と300円という破格の安値!チップ制のキレイなバイオトイレや診療所も完備、山小屋ビギナーの我がムスコも、「次に泊まるなら絶対ここ!一夏のアルバイトもここなら耐えられる」と太鼓判の素晴らしさでした…。
・最終バス間際の時刻に広河原へヘロヘロ下山、芦安へのバス車中でお疲れモードのムスコ殿は爆睡状態。2台目の臨時バスを案内してくれた車掌のオバサマの沿線ガイドが秀逸!横切る沢筋や山岳展望の丁寧な解説は言うに及ばず、南ア林道開通秘話や天皇・皇后両陛下ご行幸の折のエピソード、夜叉神峠の信仰伝説など、休むことなく感動モノの案内を他の乗客各氏と共に“無償”で楽しむことができました。(聞けば、かつては山梨交通の名物?ガイドで活躍したものの、今は仕事が減り、この広河原便で長年仕込んだ名調子を披露されている由。下山後の日帰り温泉の所在も丁寧に教えて下さり、バス下車時には感激のあまり去り難い衝動を覚えつつ、お礼と今後のご健勝をお祈りする旨お伝えしてお別れしました。お名前は伺いそびれましたが、これからもどうぞお元気で、益々のご活躍を!)

 ということで、いくつもの「宿題」や教訓は残りましたが、好天と猛暑の中、この夏の一大イベント・南ア北岳父子ツアーが大きなトラブルなく、無事終了しました。社会人1年生のムスコにとっても、今後の人生や山歩き生活の良い自信となってくれるのでは、と期待しています。小生の方は、しばしの3,000m級稜線の快適な「天然クーラー」から一転、下山後の下界の酷暑ぶりに辟易、筋肉痛が癒えるに伴い、早くも次なる山歩きのターゲットを物色中です。(これもある種の「ビョーキ」でしょうか…?)まだまだ「夏山Joy!」の季節は続きますが、ヤマレコユーザーの皆様も、熱中症と「山登り依存症(!?)」にはくれぐれもご注意の程を。。

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コメント

男性4名パーティの一員です
詳細なレポート興味深く拝見しました。レポート中に小太郎山の途中ですれちがった男性4名パーティの一員です。私どもは尾根の分岐に荷物を置いて小太郎山を往復しました。その後、肩の小屋でテント泊、白峰三山を縦走して23日に奈良田に下山しました。小太郎山の往復は思った以上に大変でしたが、山梨百名山の難峰を一つ登頂できたことが大きな成果でした。
M.K
2018/8/1 20:43
Re: 男性4名パーティの一員です
Masa550501さま:メッセージ有り難く拝読しました。北岳の大人気ぶりに比し、小太郎山は山行レコが相当少なく、「空身の楽なハイキング」程度の心構えで小太郎尾根に入った結果、見事「返り討ち」に遭いました…。前小太郎の手前で貴パーティから頂いた残り区間の情報は、疲弊した我々父子にも一筋の光明となる、貴重で有り難いものでした。
貴グループは無事に白嶺三山の縦走を完遂された由、何よりでした。当方は、小太郎山と引き換えに間の岳を断念する仕儀となりましたが、ムスコも「小太郎山ツアーは一生忘れぬ思い出」となったと申しており、“名山フリーク”の親としては喜んでよいやら、申し訳ないやら複雑な心境です。
今夏はまだまだ猛暑が続く見通しにて、早く次の高山ツアーに出かけたいところですね。お互い、くれぐれも熱中症と事故・トラブルには注意致しましょう!
2018/8/2 8:39
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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