新穂高温泉→双六岳→三俣蓮華岳→鷲羽岳→水晶岳→黒部五郎小舎でタイムリミット:最終的に家族との時間を優先
- GPS
- 24:30
- 距離
- 49.8km
- 登り
- 4,194m
- 下り
- 3,650m
コースタイム
- 山行
- 11:27
- 休憩
- 2:57
- 合計
- 14:24
- 山行
- 9:40
- 休憩
- 2:16
- 合計
- 11:56
トータル55km程度(内林道部12kmぐらい?)
1日目(往路)、2日目(復路)ともに新穂高温泉〜三俣キャンプ場まではテント装備、それ以外はアタックザックと雨具、行動食、水などの軽装備で行動しています。
天候 | 1日目:晴れ後曇、2日目:朝曇からの晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
片道:5740円/人(ハイウェイバス.comのWeb決済割引あり) 平湯温泉BT15:40発---濃尾バス---16:25着新穂高ロープウエイ駅 片道:890円/人 復路(8月2日):新穂高ロープウエイ駅13:40発---アルピコ交通バス---15:45着松本BT 片道:2880円/人 松本駅17:18発---あずさ30号---20:07着新宿駅 片道:4610円/人(えきねっと35%引き価格) |
コース状況/ 危険箇所等 |
☆双六小屋から双六岳への登りについては通常の夏道で登頂可能です。 ☆三俣山荘から鷲羽岳の登りは急登ですが、つづら折りのトレイルが形成されているため、トレイル通り進むことで負担は緩和されます。 ☆水晶小屋から水晶岳が岩場区間となり、歩行注意箇所です。(実際に8/1の8時前後に山頂付近で救助ヘリがホバリングしていました。) ☆黒部川源流コースは水っぽい箇所が多数でゲイタ―着用をお勧めします。 ☆三俣山荘と黒部五郎までの巻き道に距離50M程度の雪渓ありですが、高低差も大きくないため登りならばほぼ問題ないと思います。右寄りに通常の巻き道の続きの取り付きがあります。あと、薄暗い時間帯だったからなのか、踏み跡通りまんまと沢筋を下ってしまった部分もあり、正確なルートの確認が必要です。(環境整備のみなさま、申し訳ありませんでしたm(_ _)m) 戻りで、三俣蓮華岳の山頂ルートを進みましたが、比較的緩く登ることができました。もっとも、三俣峠から三俣蓮華岳の山頂までのガレ場は登りの場合、堪えそうですけど…ルートは山頂経由の方が良好です。 |
その他周辺情報 | 今回はずーとホテル穂高の温泉を堪能しました。熱めの内風呂と程よい温度の露天風呂、共に泉質良好(Ph6.5弱酸性)でした。 その他、中崎温泉やひらゆの森など温泉にはこと欠きません。 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
着替え
靴
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
ヘッドランプ
予備電池
GPS
日焼け止め
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
ポール
テント
テントマット
|
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感想
家族旅行と称しての「どさくさ紛れ登山」第二弾ですが、当初山中2泊の計画で検討していたところ、「なんのために行くの?最終日に合流?意味ないじゃん!」とあえなく却下。前回のように日々日帰りは難しいことを説明し、何とか山中1泊の予定で合意。どこまでできることやらと、旅行二日目、新穂高温泉からの早朝スタートとなりました。正直ボッカ駅伝の練習で30kgのザックでの歩行トレーニングをしていたので、水の手持ちも2L減らして18kgでの山行ならば問題ないだろうと思っていたのですが、結果はとんでもないことに…
朝の涼しい時間帯からのスタート、長い林道歩きが終了して登山道に差し掛かると汗がバンバン湧いてくる状況。まだ傾斜もそれほどキツくもないのに、呼吸も荒くなる状態。よく考えれば、ボッカ駅伝は各々の区間も短く競技時間も30分前後で終わるもの、北アルプスの山々をテント装備で歩くことといっしょなわけがありませんよね(汗)短距離走の練習を積み重ねてマラソンに出場するようなもんでした。当然勝負は見えているわけで、最初は「鏡平でやめよう」とよっぽど思いましたよ。鏡平でよもぎ大福2個を投入したおかげで、次の双六小屋を目指すことができました。
弓折乗越から双六小屋までは、これまでの急登をしのいだご褒美のようなコースを歩くことができました。でも、このルートも早々に双六小屋は視界に入ったものの、なかなか辿り着けないという修行の道でもありました(汗)その後、双六小屋でよもぎ大福1個投入、飲料水補充。鏡平での大福投入が効いたようで、双六、三俣蓮華、三俣キャンプ場までなんとかテント装備を運ぶことができました。
テント設営後、残りのよもぎ大福3個を昼食として投入、アタックザックに雨具、水、行動食とヘッドライトという最低限の軽装備で鷲羽岳に取付き、50分ほどで登頂成功。この時点で激戦を終えて終了モードになりつつあるマインドを、再度先へ先へと駆り立てて下さった方が、テント場でお隣だったOさんでした。「行けるところまで行ってみよう」ということで水晶岳方面を目指します。水晶小屋まではアップダウンはあるものの比較的小さく、おしゃべりをしながら進むのに良いルートでした。水晶小屋からの取り付きが、やや登りからのスタート。その後、同じような稜線をしばらく進み岩稜へ。岩稜も岩自体はしっかりしており、慎重に進めば問題なしという箇所でした。ほどなく山頂をゲット!眺望はガスで少ないものの、やり遂げた充実感でいっぱいになりました。Oさんのおかげです。ありがとうございます!!
水晶小屋で乾杯休憩後、今度は黒部源流経由で三俣キャンプ場まで下ります。実はOさんは、今朝雲の平キャンプ場から三俣キャンプ場まで移動されたため、このルートは本日2回目の模様。途中、黒部源流の一滴の場所なども教えて下さいました。このルートはお花の宝庫でした。源流ルートと言われるように、水気が多く渡渉も何か所かありました。歩き難いという程ではないですが、水晶小屋から来た場合は稜線の方が断然歩きやすいと思いました。
ご一緒して下さったOさんには、三俣山荘でジンジャーエールをプレゼント、再度乾杯後、各々のテントで夕食、その後自分が寝落ちして気が付くと20時過ぎという状況。その頃にはOさんもお休みされていました。
翌朝2:30頃目が覚めました。夕食までに新穂高温泉に戻るというミッションがあります。このままのんびり下ろうか…それとも、黒部五郎を目指して行けるところまで行こうか…しばらく思案。行けるところまで行くと決心!アルファ米とみそ汁の朝食後、3:59に巻き道経由で黒部五郎を目指しスタート。ヘッデンで照らしながら30分弱進んだところに50M程度の雪渓登場。斜度はあまりないのですが、早朝で凍り気味、暗い中ヘッデンに照らされ不気味でした(汗)慎重に登り、右手に巻き道の続きの取り付きがありました。その後踏み跡は沢筋へと続いていて、まんまとそのまま進んでしまいました(汗)100m程度の場所で間違いに気付いて、戻って修正。暗い時間帯や悪天候時には注意が必要と感じました。目印もさほど多くはないため、わかり易いルートとしては一旦三俣蓮華岳に乗り上げる方が良いのかもしれませんね。ただ日中の視界の良い時に通る場合は、お花も楽しめて良いと思います。こんなこともありほとんどコースタイムが縮まらず…稜線ルートと合流後は、黒部五郎小舎を出発された方々との行き違いが多く発生。5:50に黒部五郎小舎到着。残念ですが、ここでタイムアップと判断し戻ることにしました。小屋から覗いた黒部五郎の雄姿を焼き付けて…
帰りの登り返しは強烈で、テント装備だったらどうなっていたか(汗)しかし、登り切ってからの眺望は素晴らしく、特に笠から抜戸岳の眺望が気に入りました。分岐から三俣蓮華岳までの稜線のルートも、小屋からの登り返しほど強烈ではなかったのですが、朝日の照り返しが強くサングラスは必須!自分は忘れました(汗)眩しくて足元すら見えない状態にしばし困惑…何があるかわかりませんね。小物も大事!2度目の三俣蓮華岳山頂から、双六小屋までの巻き道ルートを見て「帰りはラクをしよう。このルートは気持ちよさそうだ!」とプラン。
テント場へは7:36帰還。もうすでにOさんのテントはありませんでした。改めてご挨拶ができずに残念…今になって逆算すると、3:00に出発すれば小屋からのすれ違いもなく5:00前に黒部五郎小舎に到着。コースタイム通り4時間で山頂往復しても10:30までにはキャンプ場に戻れたのか…最初の計画というか心持ちが大切ですね(汗)。それ以上に素晴らしい場所だったんで、また来たいとも思いました!この時間からのキャンプ場出発ですので、登りと同じ時間で下っても十分間に合います。のんびりとパッキング。三俣山荘でお手洗いとジュースで一服後に出発。
三俣峠からの巻き道も景色がよく、時折雲が切れては槍の姿が見えました。お散歩気分で進んでいましたが、やはり途中に登り返しもあり疲弊しました(汗)。双六小屋から弓折乗越までも、来る時はそんなに気にならなかったアップダウンがあり、意外に疲れました(汗)弓折乗越に荷物をデポして弓折岳に寄り道したり、鏡平小屋でかき氷を頂いたり(思わずおかわりしてしまいました)、秩父沢で水浴びしたり、ワサビ平小屋でお疲れコークしたりしながら16:00に妻の待つホテル穂高到着。夕食前にのんびり温泉を楽しむことができました。
翌日は、新穂高ロープウエイで展望台まで行きました。さすが展望台!笠ヶ岳のカルデラの様子(筋が入っているなんて初めて知りましたわ!)、槍ヶ岳から双六までの稜線、昨日まで麓に居た鷲羽岳がちょこっと覗いたりと景色を堪能。妻もこの景色には感動。さすがに登るとは言いませんでしたけど(笑)、山に対する理解が少しは芽生えてくれたのではないかと…
最後に、水晶岳までお付き合い下さったOさんにこの場をお借りしてお礼を申し上げます。本当にありがとうございました!また、富山のお山で会いましょう!!
airdiverさん、こんにちは!
家族旅行の合間に「どさくさ紛れ登山」ですか。。
しかし中身はハードでロングな登山ですね
とてもどさくさ紛れに行けるコースではありませんが
プラン通りに進んだようですね。
天泊装備で三俣キャンプ場をベースに効率的に登られています
黒五は残念でしたが薬師とセットで登る楽しみが残りましたね
無事に奥さんの待つホテルに帰還してミッション完了
ほぼプラン通りに楽しめたようで良かったですね
wazaoさん、コメントありがとうございます!
そうですね。どさくさ紛れの計画的犯行、いやいや計画的山行でした
黒部ゴロちゃんは、気持ちが中途半端だったんだと思います スタート時刻がちょっと遅かったように思います。
仰るように、薬師とのセットで再訪できる時を楽しみにしたいと思います
水晶登頂おめでとうございます!でも、これって1泊2日のルートじゃないですよね
3時前スタートだなんて凄過ぎですよ またしても家族をダシに登山されるとはairdiverさんのガッツが漲っているのが読んでて分かりました
黒部五郎ピストンは何気に時間掛かったと思いますし、結果的に次回の薬師セットで丁度良かったのではと思いました。が、時間切れまで山頂を目指そうとするその意気込みが実に素晴らしいと感じました
私もその意気込みを少しでも見習いたいところですが、現在、重度のクーラー病に掛かっておりまして、治るまで少し時間が掛かりそうです(笑)
yoshiさん!コメントありがとうございます
まずは、重度のクーラー病とのことですが、大丈夫ですか 全国の灼熱地帯の中で、新潟も例に漏れないとお聞きしていますが 東京よりも強めにクーラーをかけないといけない状況だったのかも?どうぞお大事になさってくださいね
yoshiさんも黒部五郎ピストンの経験者ですもんね。シチュエーションが共有できて嬉しいです 仰るように、今は薬師とのセットで再訪できる時を楽しみに日々を過ごしますわ 夏場朝早く出るというのは、2年前の夏にに笠新道で笠ヶ岳を目指した時のスタート時刻が8:30で、非常に天気も良く、完全に暑さにノックアウトされたという苦い思い出がありましてね 今回も、あと2時間遅ければ、再度暑さの餌食になっていたかもしれませんわ
airdiverさん。ス テ キ (⋈◍>◡<◍)。✧♡
素晴らしいコースを歩かれたご様子で良かったですね。
奥様も三泊同じ宿にお泊りのご様子で偉いです。
airdiverさん、愛されてますね
久しく行けてない景色を堪能させて頂きました。m(__)m
追伸
ところでご使用のテントは儀燭任靴茲Δ、それとも況!?
かっぱのおじさんにス テ キと言われて光栄です
とてもNiceルートでしたよ 暑いのと、荷物が重いのを除けば
gikyuさんを見習ってマキくんといっしょに訓練しないといけないと感じました
テントについてですが、2名用なので況燭隼廚錣譴泙 取説を探さないと コメントありがとうございました
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