絶対おススメ!御坂山地縦走(笹子駅→本社ヶ丸→清八山→御坂山→黒岳→節刀ヶ岳→十二ヶ岳→毛無山→河口湖駅)

2011年12月04日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 32.5km
• 登り: 2,088m
• 下り: 1,831m

コースタイム

07:40　笹子駅
08:27　発電所
09:21　清八峠
09:40　本社ヶ丸　09:53
10:13　清八峠
10:16　清八山
10:45　八丁峠
11:06　天下茶屋下山堂分岐
11:26　御坂山
11:48　御坂峠
12:17　黒岳(山頂より200m離れた地点に展望地)12:32
12:41　すずらん峠
12:50　破風山
13:04　新道峠
13:21　中藤山
13:51　不逢山
13:58　大石峠
14:12　金堀山
14:34　節刀ヶ岳-金山分岐
14:38　節刀ヶ岳　14:51
14:53　節刀ヶ岳-金山分岐
15:00　金山
15:29　十二ヶ岳
15:45　吊り橋
15:50　十一ヶ岳
16:15　一ヶ岳
16:17　毛無山　※長浜まではトレランで下山
16:26　長浜-文化洞トンネル分岐(1)
16:32　長浜-文化洞トンネル分岐(2)
16:47　長浜バス停あたり
17:51　河口湖駅

天候

快晴にもほどがある

アクセス

利用交通機関：

電車

■行き
<電車>
6:35 八王子駅発→(JR中央線)→7:33 笹子駅着

■帰り
<電車>
18:09 河口湖駅発→(富士急行線・フジサン特急<乗車券1100円+特急券300円>)→18:51 大月駅着
[フジサン特急　時刻表・停車駅]
http://www.fujikyu-railway.jp/forms/info/info.aspx?info_id=19342

コース状況／危険箇所等

■コース状況

<笹子駅〜本社ヶ丸>
・登山道に入るまでは車道を歩くので車の往来に注意
・清八峠まで危険箇所なし。登山道はやや急登ではあるがジグザグなので登りやすい
・清八峠から本社ヶ丸は岩場が多いので慎重に通過しましょう

<本社ヶ丸〜黒岳>
・登山道は明瞭
・清八山から先、三ッ峠山への分岐から御坂峠までは登山者が減ります(ところどころ富士山の展望を得られる場所あり)

<黒岳〜節刀ヶ岳>
・富士山の好展望ポイント多数あり、道も明瞭で歩きやすい
・新道峠から先はめっきり登山者がいなくなります
・大石峠でエスケープできます
・大石峠〜金堀山の間で笹薮がうるさい

<節刀ヶ岳〜毛無山>
・十二ヶ岳が登りも下りも長いクサリ・ロープ場があり危険度高い(ところどころ岩が凍結している)。落石注意
・十二ヶ岳と十一ヶ岳間の吊り橋の通過がややスリリング(かなりゆれる)
・十一ヶ岳〜一ヶ岳間もところどころロープがあり気を抜かないこと

<毛無山〜河口湖駅>
・毛無山から長浜部落までの登山道は非常に歩きやすい(危険箇所なし)
・河口湖駅までは車道沿いを歩くので車の往来に注意

写真

12/4 7:40

JR中央線「笹子駅」に降り立ちました。標高600mが本日の出発点。

12/4 7:45

国道20号に出て西に進みます。屋影橋を過ぎてから少し歩くと清八峠・本社ヶ丸方面を示す指導標が出てくるところで道路を左折。

12/4 8:00

笹子雁ヶ腹摺山方面だと思います。いや〜〜ぁぁ・・・良い天気だ!

12/4 8:03

指導標どおりに進めばやがて追分トンネル登場。くぐっていきますが、足元はかなり暗いです。障害物があったら気づかないでつまづきそう。

12/4 8:29

ながい、ながい、車道歩きの果てに東京電力東山梨変電所に到達します。標高940mくらい。結構登ってますね。

12/4 8:30

変電所を通過して橋を渡ると林道に入ります。橋を渡ったところに車を数台駐車できたと思います。

12/4 8:39

林道を少し歩くと開けた場所に出ます。登山届を提出できる箱が設定されており、ここからが登山スタート。高台にあがって振り返るとお坊山あたりの山が良く見えます。

12/4 9:02

登山道はそこそこ急登ですが歩きやすい。途中で休憩ができるベンチがあり、大菩薩連嶺方面の展望が得られます。やや木が煩い。

12/4 9:19

ジグザグの登山道を登るとやがて・・・

12/4 9:21

清八峠到着。右に行けばすぐ清八山ですが、まずは左側の本社ヶ丸に行って戻ってこよう。ここからは明るい稜線歩き。

12/4 10:08

途中ですこぶる展望の良い岩場があり絶好の撮影ポイントになります。三ッ峠山とのコラボレーション。手前の岩場を入れて撮ることをお勧めします!

12/4 9:27

「御坂のマッターホルン」釈迦ヶ岳のバックには白い南アルプス!(聖岳〜赤石岳〜荒川三山あたり)

12/4 9:27

少し右に目を向ければ白峰三山、鳳凰三山。手前に広がる甲府盆地。

12/4 9:39

最後に岩場をよじ登ると・・・

12/4 9:43

本社ヶ丸登頂(標高1631)。読み方はホンジャガマル。ホンジャマカじゃないよ。

12/4 9:44

富士山ばっちり。大月市選定の秀麗富嶽十二景のひとつだからね。

12/4 9:43

都留市方面。

12/4 9:46

さて、山梨百名山標柱の向こう側、北面は・・・

12/4 9:41

右手に目を向ければ大菩薩連嶺。10月に大菩薩嶺から滝子山まで縦走しました。

12/4 9:42

奥秩父の山々です。金峰山、国師ヶ岳、甲武信ヶ岳あたりですが、、、まだ白くないですね!

12/4 9:42

もっと左に目を向けて見ませう。手前は達沢山あたりかな。

12/4 9:42

八ヶ岳はさすがに白い。左奥には北アルプス。この写真ではわかりにくいですが、槍・穂高連峰。目視でははっきりわかりました!(9月に縦走しました)

12/4 9:42

さらに左に行くと南アルプス。10月に登った北岳も真っ白。

12/4 9:46

本社ヶ丸山頂よりパノラマ。

12/4 9:49

良い山だ!!塩むすびで乾杯!暫しの間山頂を独占できました。

12/4 9:52

さ、来た尾根道を戻りましょう。

12/4 10:05

これから向かう黒岳はでかいが遠いなぁ。。。

12/4 10:07

甲斐駒ヶ岳、鳳凰三山。やっぱ山梨サイコーだね。

12/4 10:13

清八峠に戻ってきました。

12/4 10:17

少し登ればすぐに到着。清八山(1593m)。

12/4 10:18

ここも秀麗富嶽十二景。

12/4 10:18

手前の松が良い感じ。

12/4 10:19

あんた、、、やっぱ日本一の山だよ。

12/4 10:22

行こう。御坂山、黒岳へ。

12/4 10:33

道にところどころ氷の塊あり。

12/4 10:35

八丁山(1580m)あたりのピークだと思いますが、標識とかはなかったような気が・・・(見落としたかな?)

12/4 10:44

八丁峠近く。御坂山へ向かって歩く縦走路です。送電線が邪魔。。。

12/4 10:45

八丁峠到着。標識には1505mとあります。

12/4 11:06

登山道は概ねこんな感じ。明るい道は気持ちが良い。スキップでもしたい気分。

12/4 11:10

途中で富士山の見えるポイントありますよ。河口湖が大分近くなってきた。

12/4 11:26

やがて御坂山に到着(1596m)。樹林帯で展望はなし。この時期は葉が落ちているので見えることは見えますが。

12/4 11:29

木にはまったくの無知ですが、ブナでしょうか?立派な木です。

12/4 11:44

御坂峠に近づいてくると笹が広がります。

12/4 11:48

御坂峠に着きました。標高1525m。天下茶屋からの道に合流します。正面は休業中の御坂茶屋。

12/4 11:51

黒岳への道ははじめは笹原のゆるやかな道。

12/4 12:09

やがて細い尾根の急登へと変化していきます。

12/4 12:17

「やまなしの森林100選 黒岳のブナ・ミズナラ林」の看板を過ぎるとすぐに山頂です。標高1792.7m。日本300名山。

12/4 12:18

山頂は樹林に囲まれていますが、富士山側に200mほど進むと・・・

12/4 12:20

有名な富士山展望台のお出ましだ!!!

12/4 12:20

これが見たかったんだぁあぁぁー!

12/4 12:21

最高のビューポイントだね。

12/4 12:21

遠く山中湖が見えます。

12/4 12:21

河口湖アップ。下山後、帰りは河口湖まであの辺りを歩きました。

12/4 12:22

後ほど歩く節刀ヶ岳への縦走路。御坂山地です。南アルプスも南部が良く見えます。

12/4 12:23

黒岳展望台からのパノラマ。三脚を立てて撮影している方もいらっしゃいましたよ。

12/4 12:27

再び山頂へ。展望台から歩いて3分もかかりません。

12/4 12:29

本日2個目の塩むすび。バックは山梨百名山の標柱です。山のおむすびは格別だ。

12/4 12:34

黒岳を後にします。

12/4 12:51

すずらん峠を越えて破風(はふ)山へ。山頂からは一応富士山が見えます。標高は1674m。

12/4 12:53

破風山から新道峠までは短い区間ですが、素晴らしい展望地が点在します。

12/4 12:53

節刀ヶ岳はまだ遥かかなた。

12/4 12:54

しかも黒岳山頂付近のビューポイントのように混雑していないのが尚グッド。

12/4 12:54

赤石岳方面。

12/4 12:54

高いところから俯瞰する湖はきれいだ。

12/4 12:57

またブナかな?

12/4 12:58

余計な説明は要らないでしょ。この景色。

12/4 12:59

手前の岩場とか入れると遠近感が出ていいね。

12/4 13:04

新道峠とうちゃく。節刀ヶ岳までなんと4時間10分の表記!(でも正直言って、このルートに出てくるコースタイムはかなりゆるい設定ですね)

12/4 13:22

新道峠から先はめっきり人がいなくなります。中藤(なかっとう)山 山頂より富士山。標高は1665mなり。

12/4 13:25

河口湖と奥に山中湖。

12/4 13:44

何度でも撮ってしまう。

12/4 13:44

そしてこの方をズームアップ。「オレを撮れ!」とでも言わんばかりの風格だ。

12/4 13:47

中藤山を振り返る。

12/4 13:48

足場は落ち葉のじゅうたんです。今日もトレランシューズが大活躍。あまりにも登山道が気持ちよかったのでくだりで200mくらい走ってしまいました。

12/4 13:51

不逢(あわず)山(標高1562m)。

12/4 13:58

不逢山からほどなくして草原上の大石峠に到着。

12/4 14:08

大石峠から先は一部笹藪が煩いポイントがあります。ここも足元が見えません。

12/4 14:12

金堀山(標高1608m)到着。本日通過したピークの中では珍しく、完全に樹林に囲まれた山頂です。

12/4 14:18

少し歩くと崩壊地から東側の展望が得られます。

12/4 14:18

黒岳と三ッ峠山。

12/4 14:36

金山への分岐を右に行くと節刀ヶ岳です。山頂よりも少し下がったところにある岩場のほうが景色は良いです。自分のシルエットが入りました。

12/4 14:36

今日は最後まで雲が出そうにない。これぞ初冬の山行の醍醐味ですね。

12/4 14:37

好きな景色。

12/4 14:37

手前の黒い影は後で向かう十二ヶ岳。

12/4 14:37

富士山も相変わらず健在だ。

12/4 14:38

節刀ヶ岳山頂!標高1736m。

12/4 14:38

山梨百名山の標柱と富士。

12/4 14:42

パノラマ[1]

12/4 14:42

パノラマ[2]

12/4 14:43

八ヶ岳が良く見える!

12/4 14:43

河口湖に向こうに見えるは、杓子山あたり。

12/4 14:46

本日最後の塩むすびを食す。

12/4 14:51

遠くの南アも健在。

12/4 14:51

しつこく撮っちゃいます。

12/4 14:53

金山への分岐。ここでは右手側に歩を進めます。

12/4 14:57

近づく十二ヶ岳。待ってろよ〜!

12/4 15:00

金山(標高1686m)到着。できれば往復1時間なので鬼ヶ岳と雪頭ヶ岳まで足を伸ばしたかったけど、日が短い時期なので潔くあきらめた。

12/4 15:05

十二ヶ岳へ向かう。

12/4 15:11

岩場アリ。

12/4 15:11

手前の湖は「西湖」。

12/4 15:18

ハシゴを降ります。このあたりの道はなかなかに険しいですね。

12/4 15:21

長いロープの登り。北面なのでところどころ凍結してます。足を滑らさないように細心の注意を払って登りました。ロープに頼り過ぎないようにしましょう。岩場の基本は三点支持です!

12/4 15:28

長い岩場を登ったところ。富士山の麓には青木ヶ原の樹海が広がります。スバラシイ。

12/4 15:29

着きました。十二ヶ岳山頂!標高1683m。

12/4 15:29

山梨百名山標柱のバックに富士山。本日4つめの山梨百名山ピークです。

12/4 15:31

今日はいつ見ても美しい・・・

12/4 15:39

さぁ、日没まであまり時間が残されていません。毛無山に向かいましょう。下山も長い鎖場やロープの連続です。滑落・落石注意!

12/4 15:44

吊り橋。めちゃくちゃ左右に揺れます・・・十二ヶ岳側の板が地面に打ち付けられていないからですね。

12/4 15:45

そりゃそうだ。

12/4 15:46

吊り橋を渡るとすぐに十一ヶ岳への長いロープの登りです。

12/4 15:50

十一ヶ岳着(後ろは十二ヶ岳)。ちなみにここから一ヶ岳まで続きます。数分おきに●●ヶ岳が出てきます。

12/4 16:09

夕方ですね。この色合いがまた良いんだ。

12/4 16:11

「三」まで来ました。

12/4 16:14

夕日で地面が赤っぽくなってきました。そろそろ日没間近。

12/4 16:17

一ヶ岳の標識を過ぎるとまもなく本日の最終ピーク・・・

12/4 16:17

毛無山(標高1500m)。

12/4 16:18

富士山の周辺には200名山の「毛無山」があるますが、富士山の眺望は勝るとも劣らない、といった感じです。

12/4 16:18

嗚呼、最後まで良く見えたなぁ。

12/4 16:19

下山中です。杓子山方面の山々も赤くなってきました。明るいうちに麓に下りたいのでここからはトレランしてみました。(トレランシューズ履いてるし)

12/4 16:20

さらば、富士山。また会おう!

12/4 16:21

十二ヶ岳の近くに沈む太陽。

12/4 16:22

毛無山から長浜までの道は非常に歩きやすい(※というか走りやすい)。

12/4 16:26

長浜部落と文化洞トンネルの分岐。今日は長浜に下ります。

12/4 16:44

長浜まで下りてきたところで紅葉の写真を1枚。もう枯れかけですけどね。

12/4 16:44

なんとか暗くなる前に人里までたどり着きました。ここから河口湖駅まで歩きます。

12/4 17:09

すっかり暗くなりました。河口湖の向こうに見えるの先ほどまでいた毛無山、十二ヶ岳です。

12/4 17:51

河口湖駅とうちゃ〜く!ホント、キレイな駅ですよね。

12/4 18:01

大月駅までフジサン特急に乗車。

12/4 18:02

ゆったりシートで快適!疲れた後はこういうので帰れるとうれしいですね。オツカレー。

撮影機器：

DSC-TX10 SONY

感想

ken-G

御坂山地を縦走しました。
清八山〜御坂峠、黒岳〜節刀ヶ岳の区間は歩いたことがなかったので
自分の中での未踏ルートをつなげることが目的です。

新道峠〜大石峠の区間は距離が長いせいか人も少なく、
静かな山歩きが楽しめます。

黒岳山頂近くの展望地はさずがに有名なだけあって三脚を立てた
カメラマンがいたりと混雑しますが、少し足を伸ばせば
破風山〜新道峠間にもそれに負けないくらいすばらしい展望地が
点在するので、ゆっくり景色を楽しみたい方には是非お勧めします。


[今回の主な装備・携帯品]
・トレラン用ザック(走りません)
・トレランシューズ(走りません)
・防寒用に薄手のダウンジャケット1枚
・ペットボトルの飲み物
　⇒スポーツドリンク500ml×1
　⇒はちみつ金柑ジュース500ml×1
　⇒コーヒー330ml×1
　※河口湖駅までにすべて消費
・ウィダーインゼリー×2　→消費せず
・塩むずび×3　→本社ヶ丸、黒岳、節刀ヶ岳で1個ずつ消費
・ミックスナッツ×1　→袋開けず
・手袋、タオル、帽子、山と高原地図(大菩薩嶺/富士山 御坂・愛鷹)、熊除けの鈴、貴重品 etc.