【北アルプス】表銀座【縦走】【テント泊】
- GPS
- 21:00
- 距離
- 38.5km
- 登り
- 3,126m
- 下り
- 3,072m
コースタイム
- 山行
- 7:00
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 8:30
- 山行
- 6:30
- 休憩
- 2:30
- 合計
- 9:00
- 山行
- 5:30
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 6:30
天候 | 8/4 はれ 8/5 はれ 8/6 はれ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
東鎌尾根はハシゴ、クサリの連続なので注意されたし。 |
その他周辺情報 | 小梨平の温泉が気持ちいい。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
調理器具
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
テント
テントマット
シェラフ
|
---|
感想
★★★8/4(土)★★★
朝6時に中房温泉登山口を出発。去年の常念山脈縦走もここから始まったな、と感慨に耽りながらのスタート。しかし今年はテント泊装備が体に重くのしかかる。おまけに登山道は最初から渋滞。さすが北アルプスでも屈指の人気を誇る燕岳。
渋滞のおかげか、ゆっくり登ることができて、朝9時30分に燕山荘に到着。裏銀座の山々が揃い踏みで壮観!槍ヶ岳から西鎌尾根を経て、樅沢岳、奥に笠ヶ岳、双六岳、三俣蓮華、黒部五郎、鷲羽、赤岳、水晶、野口五郎、高瀬ダムまで続く。さらに立山、さらに後立山の針ノ木岳、蓮華岳。去年は何が何だか分からなかったが、今年は多少分かるようになった。裏銀座も歩いてみたいが、コースの長さがよく分かる、だって見えてる山全部だもん(笑)
燕岳も相変わらず優美だ。さすが北アルプスの女王。白く美しい姿を見せつけてきやがる。頂上には行かず、燕山荘から景色を眺める。
さて、今日はここから大天井岳方面に向かう。表銀座縦走コースの始まりだ。槍と裏銀座の山々を眺めながらの縦走、最高かよ!目的地の槍をロックオンしながらのこのコースはやっぱり素晴らしい。時々、槍とヤギを言い間違えながら進む。槍に失礼だ(笑)
しかし前方に見える大天井岳になかなか近づかない。山体が大きいからか、全然近づかない。大天井岳はやっぱり迫力ある!
多少のアップダウンがありながらも、ようやく大天井岳の大天荘と大天井ヒュッテの分岐に到着。大天荘までのトラバースがなかなかつらい。ここにきてテント泊装備の重さがボディブローのように効いてくる。それでもゆっくり進み、13時に何とか大天荘に到着!
テント設営して、お昼ご飯食べて、大天井岳登る。槍が近い!小槍まではっきりでかく見える。槍見ながら明日のコースを確認する。喜作新道からの東鎌尾根はそれほど長くはなさそうだ。核心部はやはり東鎌尾根か。クサリやハシゴに注意して進もう。
ってか、北鎌尾根のギザギザ度合いがヤバい(笑)大天井岳あたりから下って北鎌尾根に取り付くバリエーションルートがあるらしいが、行ける気がしない(笑)
ちょっと休んで夕食食べた。夕食はハンバーグその他もろもろ。おかず多くていいね!今回はテント泊だけどご飯は小屋からもらうので、楽だし、エネルギーもつく。
夕暮れの槍を眺めて、この日は就寝。ユニクロのエアリズムとドライステテコで快適に寝れた。
★★★8/5(日)★★★
夜中に爆風で目が覚める。稜線上の小屋だから、多少の風は予想していたが、桁違いだった。テント飛ばされるかもしれないとビクビクしながら横になって眠れない夜を過ごす。
結局、爆風は明け方まで続き、吹き飛ばされないようにテントを慎重に片付けてご来光を拝む。コーヒー飲みながら朝日を眺める、格別だ。
今日は喜作新道から東鎌尾根で槍ヶ岳に向かう。表銀座縦走コースのハイライトだ。
朝5時に出発し、まずは大天井ヒュッテで朝ごはんのお弁当を食べて、歩を進める。喜作新道は小さなアップダウンをしながらも歩きやすい道。西岳ヒュッテまではわりと早く到着した。西岳からの槍ヶ岳は真正面に大きく見えてかっこいい。
西岳からは水俣乗越まで下るが、なかなかしんどい道が続く。ハシゴやクサリが多く、ザレてるところもあるので注意して進む。
水俣乗越からは東鎌尾根核心部。途中のハシゴがヤバい。特に、ハシゴを登りきった後の、下りの2連ハシゴのつなぎが角度着いてて、足置いた瞬間焦る。あれは要注意だ。
その後もテント泊装備を体に食い込ませながら進み、11時にヒュッテ大槍に到着。ここからはあと一息。眼下に殺生ヒュッテや槍沢からの九十九折を見据えながら進む。目の前には巨大な槍ヶ岳。遠くから見てると分からないものだが、近づくとゴツゴツの塊で登れる気がしない(笑)
12時に槍ヶ岳山荘に到着!いやー疲れた!昨日の大天井岳の暴風があったから小屋泊かテント泊か迷ったが、せっかくだし、ということでテント設営。
お昼ご飯食べて、いよいよ槍にアタック!と言っても渋滞してて、ちょっとずつ進んだので全然怖くなかった。最後のハシゴも、東鎌尾根の方がよっぽどきついし怖い。
そんなこんなで槍ヶ岳登頂!ついに来た。いつも眺めるだけだったあの鋒に今立っている。感慨深い。
槍ヶ岳からは360度のパノラマが広がる。北は立山、東は後立山、常念山脈、南は穂高連峰、西は裏銀座。特に穂高連峰は一際かっこいい。どうせ下りても渋滞なので、しばらく山頂でまったり景色を眺める。
下りたあとは夕食食べて(この日もハンバーグ!)、すこしまったりして夕暮れ眺めてテント戻ってうとうと。
夜8時くらいに目が覚めて外に行ったら満点の星空!山の上ならではの夜景が素晴らしい!しばし見とれてしまった。テント戻って就寝。この日もエアリズムとドライステテコで快適に寝れた。
★★★8/6(月)★★★
夜中に昨日よりも恐ろしい爆風で目を覚ます。ちゃんとペグ打ったし、念のためテント内部の四隅にも石配置したけど不安で仕方ない。そんな中、朝ごはんを食べてぼんやりする。
今日も日の出を見て、槍を見て、裏銀座の山々も見て、朝から気持ちいい。テント飛ばされそうになりながら片付けて、キッチン槍の焼き立てパンも食べて、いざ出発!
今日は下りるだけだが、何せ距離が長い。22kmあることを後で知った(笑)
ババ平まで下ると、あとはひたすらに平地を歩いていく。ガシガシ進んで13時頃、上高地に到着。小梨平の温泉で汗を流す。非常に疲れたが、ものすごく達成感のある山行だった。
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