雨の裏銀座逆走-ラストには虹が（新穂高−双六岳−三俣蓮華岳−野口五郎岳−烏帽子岳−船窪岳−七倉ダム））

2018年08月11日(土) ~ 2018年08月15日(水)

• GPS: 90:02
• 距離: 49.5km
• 登り: 4,414m
• 下り: 4,458m

コースタイム

1日目

• 山行: 1:05
• 休憩: 0:05
• 合計: 1:10

距離 4.6km 登り 323m 下り 20m

15:49 新穂高温泉駅
15:55 15:59 登山口(双六岳・笠ヶ岳方面)
16:18 お助け風穴
16:35 16:36 中崎橋
16:46 笠新道登山口
16:59 わさび平小屋

2日目

• 山行: 7:25
• 休憩: 1:22
• 合計: 8:47

距離 14.4km 登り 1,778m 下り 633m

5:35 わさび平小屋
5:55 小池新道入口
6:37 6:43 秩父沢出合
7:33 7:38 シシウドヶ原
8:17 8:18 鏡池
8:19 8:32 鏡平山荘
9:17 9:21 弓折乗越
9:40 花見平
10:24 双六池
10:32 11:03 双六小屋
11:18 11:19 双六岳巻道分岐
11:22 11:27 双六岳中道分岐
12:03 双六岳
12:23 12:24 中道分岐
12:54 丸山
13:19 13:34 三俣蓮華岳
13:44 三俣峠
14:22 三俣山荘

3日目

• 山行: 7:29
• 休憩: 0:43
• 合計: 8:12

距離 14.1km 登り 986m 下り 1,012m

5:59 三俣山荘
6:33 黒部川水源地標
7:39 7:40 岩苔乗越
7:48 7:49 ワリモ北分岐
8:26 8:44 水晶小屋
9:25 9:26 東沢乗越
10:34 真砂岳分岐
10:37 10:38 真砂岳
11:11 11:12 野口五郎岳
11:23 11:43 野口五郎小屋
14:00 烏帽子ひょうたん池
14:11 烏帽子小屋

4日目

• 山行: 7:41
• 休憩: 1:17
• 合計: 8:58

距離 11.4km 登り 1,284m 下り 1,347m

6:11 烏帽子小屋
6:29 6:31 前烏帽子岳
6:43 烏帽子岳山頂分岐
6:55 7:06 烏帽子岳
7:23 烏帽子岳山頂分岐
7:49 烏帽子田圃
8:17 8:26 南沢岳
9:47 10:22 不動岳
12:26 船窪第2ピーク
13:22 13:36 船窪岳
13:49 船窪乗越
14:26 船窪天場
14:52 14:58 七倉岳
15:09 船窪小屋

5日目

• 山行: 3:25
• 休憩: 0:07
• 合計: 3:32

距離 4.9km 登り 56m 下り 1,447m

6:18 船窪小屋
6:47 6:49 天狗の庭
7:19 7:23 鼻突八丁（八合目）
8:08 岩小屋
8:44 8:45 唐沢ノゾキ
9:45 七倉登山口
9:50 七倉山荘

天候

11日　☀→☁
12日　☁時々小雨
13日　小雨→☂強風（時々雷雨）
14日　☀→夕方2時間雷雨→☀
15日　☀

アクセス

利用交通機関：

電車 バス タクシー

11日　博多（新幹線）−名古屋（特急）−高山（濃飛バス）−新穂高　
　※大雨で不通だった高山本線が、この日から松本まで開通(^^;)

15日　七倉ダム（タクシー）ー信濃大町ー松本（特急）ー名古屋（新幹線）ー博多

コース状況／危険箇所等

双六小屋〜野口五郎先　強風

烏帽子小屋〜七倉岳　山の崩壊がかなり進んでいる。足元注意しないと落ちる。

その他周辺情報

11日　ワサビ平小屋8800円　（湧水無料　小さなお風呂、ゴミ箱あり）
　　　 布団２枚に３人　ご飯、美味しい
12日　昼食（双六小屋　カレー1000円）
　　　三俣小屋10000円　布団１枚に２人　湧水無料
　　　　※濃いジビエシチューは私は苦手　朝食ー焼き鮭
13日　昼食　野口五郎小屋　カップヌードル500円
　　　烏帽子小屋9500円　布団１枚に１人　水-有料
　　　　※ボルシチは、あっさりめで美味しい
14日　昼食　烏帽子小屋おにぎり700円　
　　　船窪小屋9500円　布団１枚に一人　湧水-有料
　　　　※ご飯　とても美味しい
温泉　七倉山荘650円（お湯熱め）ご主人が優しい💛

写真

8/11 15:37

やっと着いた、バス停前の新穂高ロープウェイ駅

8/11 16:17

風穴。ここ以外もこの辺りは、石から冷風が出てずっと涼しかった。

8/11 16:58

わさび平小屋。ここまでは、車道と林道を行きました。

8/11 17:48

ワサビ平小屋の夕食。マッシュポテトのポテサラ以外は、美味しかったです。

8/11 18:48

キューリ100円、バナナ100円、りんご250円、オレンジ200円

8/12 5:07

食べる途中のわらび平小屋の朝食。煮魚はヤズ、ワカメの酢の物。

8/12 5:55

小池新道入口　歩きやすい。

8/12 6:36

秩父沢　鏡平小屋まで、2h30とあったが、普通に歩いて1h40分でした。

8/12 6:37

休憩所になっています。

8/12 7:37

シシウドヶ原だけあって、たくさん咲いてました。

8/12 8:16

鏡池。ガスで槍は写っていません(-_-;)

8/12 8:31

鏡平小屋のかき氷は、あまり暑くはなかったのでバス。（500円〜）

8/12 9:20

弓折岳分岐。

8/12 10:06

山裾に、双六小屋が見えます。ここで昼食、カレー1000円（なぜか味噌汁付）、美味しかったです。

8/12 11:17

双六岳分岐。お腹がいっぱいで、少しくるしい歩き始め。

8/12 11:21

中道との分岐ですが、双六岳へ進みます。

8/12 11:29

双六岳を登ってきたところ。小屋が見えます。

8/12 12:02

双六岳、ガスって展望なし！

8/12 11:45

三俣蓮華岳まで、アップダウンあまりなし。晴れていたら、きっと天空の道。

8/12 13:24

三俣蓮華岳山頂。束の間の展望。

8/12 13:32

三俣蓮華岳の長野、富山、岐阜の3県の三角点。

8/12 13:43

雨が落ちてきました。旅行ツアーさんが分岐から上がって来ました。

8/12 14:14

鷲羽岳が、見えました！

8/12 14:17

三俣小屋手前の広いテン場。三俣小屋は幼い兄弟がしっかりお手伝いしてました。夕食は、鹿肉のジビエシチューで臭みはないですが、私には味が濃く、全部食べられませんでした。

8/12 16:43

夕方、やっと槍が顔を出してくれました。この後、強い雨になりました。

8/13 6:03

昨夜は雨でしたが、朝は小雨に。天気予報も?で、鷲羽岳はバスし、沢沿いの道を行く。

8/13 6:29

黒部川水源だそうです。雨は強くなったり、弱くなったりしましたが、だんだん強くなってきました。

8/13 7:39

岩苔乗越　ここまでもずっと登りで、結構きつかったです。

8/13 7:48

ワリモ岳分岐。たくさんザックを置いてました。

8/13 8:24

右下に水晶小屋。雨が強く、濡れて体が冷え、ホットミルク600円で温まりました。

8/13 9:24

雨は小降りに。これから、いつくもの山を越えるアップダウンが始まります。

8/13 9:41

岩のアップダウンで、楽しい〜

8/13 9:43

岩は続く〜、濡れているから、滑らないように注意。

8/13 10:08

奥が野口五郎岳、手前は真砂岳。

8/13 10:31

湯俣との分岐

8/13 10:43

野口五郎岳が目の前に。遠くで雷がゴロゴロと！

8/13 11:20

雷が鳴り、野口五郎小屋に駆け降りました！怖かった！

8/13 11:40

野口五郎小屋。昼食、この日はカップヌードルしかありませんでした( ;∀;)　山岳レスキューの方に、「烏帽子から船窪岳が、今回の本番ですね」と言われ、少し緊張する。

8/13 12:08

写真に雷鳥が6匹ですが、全部で10匹は居ました。

8/13 13:31

別の場所でも、雷鳥の親子。ガスると出てくるそうです。

8/14 5:29

烏帽子小屋の朝食は5：30より。次回は持参しようかな。
夕食のボルシチは、とても美味しかったです。

8/14 6:18

念願の晴。赤いのは、赤牛岳。

8/14 6:26

前烏帽子岳。

8/14 6:30

烏帽子岳ですが、ガスの中。

8/14 6:44

ガスのお陰で、ブロッケンです！

8/14 7:00

烏帽子岳山頂。

8/14 7:02

この降りるところが、ちょっと怖い。岩の上のお兄ちゃんは、烏帽子小屋から、サンダルで来ました。

8/14 7:10

高瀬ダム。

8/14 7:19

反対側からの烏帽子岳

8/14 7:44

池塘がたくさん。

8/14 7:50

烏帽子岳

8/14 7:54

南沢岳。燕岳のような砂地で、コマクサが咲いてた。

8/14 8:16

南沢岳山頂。ガスです。

8/14 8:36

崩壊地を進みます。

8/14 8:40

高瀬ダムが見えます。

8/14 8:46

崩れています。

8/14 9:48

不動岳。昨日船窪小屋でテン泊された方が、カッパを乾かしてました。雷が怖かったそうです。

8/14 10:00

烏帽子小屋のお弁当のおにぎり2こ700円。甘味噌が唐辛子がきいて美味しかった！＋持参したそのまんまコロッケとメザシ。

8/14 13:07

これから、ロープとはしごが続きます。

8/14 13:21

船窪岳山頂

8/14 13:48

船窪乗越

8/14 14:47

七倉岳に登ったら、虹が〜。今回の最大のご褒美です。

8/14 14:50

虹全ぼう

8/14 14:55

左が針の木岳、右が蓮華岳。

8/14 15:07

船窪小屋前からの薄れかけの虹。

8/14 16:01

船窪小屋のいろり。順番で食事を取ります。今日の宿泊者は17名ととても少ないので、部屋もゆったり。

8/14 16:52

船窪小屋の夕食食。山菜のてんぷら、シチュー、山芋、ピクルス、マッシュポテトの揚げ物。

8/15 4:41

日の出前の、光のグラデーションがきれい。

8/15 4:53

雲海もすばらしい〜

8/15 5:06

槍も見えた。

8/15 5:06

右は富士山、その左は八ヶ岳。

8/15 5:12

船窪小屋の朝食。卵焼きは、イマイチだったが、他はとても美味しかった！なめこ汁、ハム、ゼンマイと糸こんと人参の煮物、特におたふく豆は絶品。

8/15 6:21

唐沢岳

8/15 6:36

槍の左が奥穂岳、その左が前穂。

8/15 6:48

槍と七倉ダムと記念撮影！

8/15 9:46

七倉山荘。とてもやさしいご主人でした♥

8/11 16:05

ここから、お花です。名前が違っているかもしれません。
よつばひよどり（四葉鵯）

8/11 16:23

ソバナ（岨菜）

8/11 16:25

つるにんじん（蔓人参）

8/11 16:34

クサボタン（草牡丹）

8/12 5:45

ジャコウソウ

8/12 6:00

いわおとぎり（岩弟切）

8/12 6:47

みそがわそう（味噌川草）

8/12 7:43

カニコウモリ

8/12 7:59

カラマツソウ

8/12 8:07

ハクサンフウロ

8/12 8:39

ゴゼンタチバナ

8/12 9:07

みやまとりかぶと（深山鳥兜）

8/12 9:31

ウメバチソウ

8/12 9:32

ウサギギク？

8/12 9:34

ヨツバシオガマ（四葉塩竃）

8/12 9:34

ミヤマダイモンジソウ

8/12 9:37

はくさんいちげ（白山一華、白山一花）

8/12 9:38

エゾシオガマ（蝦夷塩竃）

8/12 11:17

トウヤクリンドウ

8/12 11:37

ヨツバシオガマの花のあと

8/12 12:05

ミヤマアキノキリンソウ

8/12 12:05

ミヤマリンドウ (深山竜胆)

8/12 13:04

アポイハハコ（アポイ母子）

8/12 13:10

ミヤマコウゾリナ

8/12 13:53

コバイケイソウ（小梅�濮陝�

8/13 10:25

シラタマノキ

8/13 13:16

コマクサ

8/14 6:47

タカネツメクサ（高嶺爪草）

8/14 7:06

ミヤマホツツジ（深山穂躑躅）

8/14 7:45

チングルマ

8/14 8:45

やまははこ（山母子）

8/14 7:57

白のコマクサ

8/14 8:46

イワギキョウ

8/14 8:57

タカネナデシコ　（高嶺撫子）

8/14 9:21

キヌガサソウ

8/14 10:52

ラン？

8/14 11:02

たかねまつむしそう（高嶺松虫草）

8/14 11:16

ミヤマシシウド（深山猪独活）

8/14 11:32

ミヤマコゴメグサ（深山小米草）

8/14 11:36

ミヤマガラシ（深山芥子）

8/14 12:45

シナノナデシコ

撮影機器：

iPhone 6 Apple

TG-5 OLYMPUS CORPORATION

装備

個人装備

ＧＰＳ ヘッドライト ダウンジャケット エマージェンシーシート スマホ

共同装備

チェルト 行動食多め 地図 ガラケー ポット

備考

持って行ってよかったものー個包装のお茶とコーヒー、ウイスキー

感想

ベス

2月に相方が左足腓骨にヒビが入り、7月にやっと登山の許可がでた。
（その前から訓練で登っていました）
今回は、それで危なくない裏銀座に行くことにした。

船窪小屋のご飯と、雰囲気がとてもいいと聞いていたので、ここに泊まることにし、皆さんのレコを参考に、逆コースの計画を立てた。

二人だと小屋の予約は要らないと記載された小屋も、電話をかけてみると、込む時期なので予約されたほうがいいと言われ、予約した。

前半から中盤は、ガスと雨に降られ、眺望目的だったの鷲羽岳、水晶岳に登れず、とても残念でした。私の皮靴もぐしょぐしょに濡れ、1.5倍の重さ！
でも最後に、疲れて登りたくなかった七倉岳に、相方に誘われ登り、虹が眼下に見えた時は、疲れが一気に吹き飛び、子供のように嬉しかったです！

その夜、5~7時は、また雷雨でした。
夜、相方が出ていく音で目が覚め、窓から外を見ると、星が見えたので、後に付いて外に出ました。天の川やたくさんの星、流星までが見えました。
星が多すぎ、星座がよくわからないほど。

翌日、窓から明るくなるのが分かり、人が起き上がる音で、そうだ日の出を見に行こうと、外に出ました。裏の小高いところに行くと、雲海と、光のグラデーションが、刻一刻、色が変わり、すばらしい。寒さも忘れ、見入ってしまいました。
船窪小屋まで来て、本当によかったです。

ここは常連さんたちがいて、今年5回目の富山のお兄さんがとても印象的でした。
私達が着くと、お茶とサンダルを持ってきてくれ、部屋にも案内してくれました。
（彼は、半分小屋の人？）
彼が醸し出す温かさが、小屋全体を優しい空気にしてくれてました。
私も少し見習わなくては(^^;)