立山三山縦走~五色ヶ原~黒部湖
![情報量の目安: S](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![](https://yamareco.org/include/imgresize.php?maxsize=90&crop=1&fname=%2Fuploads%2Fypb85e8e444e9279a.jpg)
- GPS
- 25:33
- 距離
- 34.7km
- 登り
- 2,810m
- 下り
- 3,815m
コースタイム
- 山行
- 2:39
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 3:04
- 山行
- 5:38
- 休憩
- 0:26
- 合計
- 6:04
- 山行
- 5:34
- 休憩
- 0:54
- 合計
- 6:28
天候 | 1日目:大雨 2日目:晴れ、風 3日目:快晴 4日目:快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
飛行機
【帰路】黒部湖→(徒歩)→黒部ダム→(トロリーバス)→扇沢→(バス)→松本駅→(特急あずさ)→新宿 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【1日目】室堂〜剣御前小屋 4.76km ・室堂〜雷鳥荘:大雨のため視界不良。雷鳥沢にてしばし休憩。 ・雷鳥荘〜剣御前小屋:登山道は沢と化していたが靴上までくるほどではなく歩くことは可能なレベルだったが風雨が強かった。キャンプ場近くに橋(架橋の上に広めの板2本)の通過があり流れが強く慎重に渡った。 【2日目】剣御前小屋〜一ノ越山荘 累計10.54km この日 5.78km ・別山、真砂岳、富士の折立、大汝山:ザレ、ガレ多いが整備されている道。アップダウンはそれほど大きくない。富士の折立には登れません。大汝山の休憩所はこのルート唯一の休憩所なのでここで休憩したり食事を取ったりしている人が多かったのは映画のロケ地だったから?大汝山の山頂に登ったりホッコリしたひとときでした(寒かったけど)。雄山の山頂からの下山が急でザレており登山者と下山者と行き交うので落石を起こさないように慎重に。路面は乾いていたので滑りやすかった。 【3日目】一ノ越山荘〜五色ヶ原山荘 累計17km この日6.46km 浄土山までは比較的緩やかな登り。龍王岳、鬼岳は巻いたが結構狭いところや岩場や梯子などがあるため慎重に。獅子岳へ登り返すがその後急なザレた坂をザラ峠まで下る。最後に登って五色ヶ原山荘。最後は木道でほっと一息。 【4日目】五色ヶ原山荘〜黒部湖 累計34.68km この日17.68km 最初はなだらかだが途中から急な下り。刈安峠を越えて平の小屋まで来ると下り終わったような気がするが、そこからが本日のメーンイベント。ここからロッジくろよんまでの道はおそらく7〜8割程度が細かいアップダウンが続く普通の山道だが残りの3割程度は木製階段、橋、5階レベルの梯子1カ所を含む梯子が数えきれないほどで渡渉のたびに湖岸近くまで下らされたりする。ところどころ狭いところや崩落気味の箇所もあるので気が抜けなかったが前評判を聞かされていたのでなんとか頑張れた。CTの距離は14.5kmだったが実際のログでは細かい距離を拾うと18匐瓩になった。 |
その他周辺情報 | 黒部ダムから扇沢へのトロリーバスは夏休み中で日曜日のため混雑。待ち時間等、時間に余裕を持ってのぞみたい。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
エマージェンシーシート
|
---|
感想
心に残る短編小説のような山行でした。しかも起承転結というより前触れもなく事件が勃発して物語の世界に引き込まれるような。
【1日目】室堂に着くとアラレのようにたたきつける大粒の雨と風。以前にも沢と化した登山道を歩いたことはありましたが、目が開けられない風の中を歩いたのは初めて。猛暑から寒さへ、別世界の扉を開きました。
【2日目】朝一番、寝ぼけまなこで見たブロッケン現象、虹の中に自分の姿がありました。昨夜の雨が残した霧と今日からの太陽からのプレゼントでした。昔の人が仏の姿と思ったのも無理はないと思いました。別山北峰では雷鳥の親子がお散歩をしていました。大汝山の休憩所の不思議なネパール風の雰囲気。小屋に飾られたネパールの旗は映画「春を背負って」というよりヒマラヤに心が飛んでいく。そして雄山の山頂に立つ神主さんの神々しい御祓いの姿。まさに霊山。
【3日目】雄山と違って人の少ない浄土山から龍王岳、鬼岳を経て獅子岳の登山道の厳しさ。そしてチングルマの花穂で埋め尽くされた天国のような五色ヶ原。夜は満点の星。
【4日目】今回の山行の中で一番厳しい日だったので夜明け前に出発。2日目に比べると暖かく風もほとんどない穏やかな日で朝焼けの山々を見ながら下るのは最高。その後、平の小屋からはアドベンチャーワールド。それでも予定時刻に黒部ダム到着。リーダーの魔法にかけられた長時間歩行でした。
【立山から五色ヶ原で見た花たち】
今回も写真を撮る余裕がなく思い出すままに
<白い花>
ヤマハハコ、
<黄色い花>
アキノキリンソウ、オトギリソウ、トウヤクリンドウ
<紫>
チシマギキョウ、トリカブト、タテヤマリンドウ、ミヤマリンドウ
<ピンク>
ハクサンフウロ、ミヤマママコナ(湖沿いの道)、
<花穂>
チングルマ(五色ヶ原は大群落でした、一面のチングルマ、一面のチングルマ…)
山はいつも非日常ですが、今回はまさに別世界を歩いた4日間でした。濃密な4日間をともにした仲間たちに感謝。素敵な山行をリードしてくれた講師の方々、TDの方、ありがとうございました。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する