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Yamareco

記録ID: 1577818
全員に公開
アルパインクライミング
剱・立山

剱岳登攀合宿 八ツ峰Ⅵ峰Aフェース・Cフェース&八ツ峰上半(剱岳登攀合宿9月チーム)

2018年09月04日(火) ~ 2018年09月07日(金)
 - 拍手
GPS
80:00
距離
19.8km
登り
2,610m
下り
2,614m

コースタイム

1日目
山行
3:03
休憩
0:15
合計
3:18
8:34
38
スタート地点
9:15
100
10:55
11:10
42
11:52
2日目
山行
7:37
休憩
0:40
合計
8:17
7:09
70
8:19
11
平蔵谷出合
8:30
8:40
145
長次郎谷出合
11:05
11:35
192
Aフェース魚津高ルート取り付き
14:47
39
懸垂下降終了
15:26
3日目
山行
10:20
休憩
2:02
合計
12:22
5:15
14
5:29
5:52
188
Cフェース剣稜会ルート取り付き
11:58
12:05
21
八ツ峰の頭
12:26
12:35
63
13:38
14:30
75
15:45
15:55
15
長次郎谷出合
16:10
87
平蔵谷出合
4日目
山行
2:48
休憩
3:52
合計
6:40
6:24
6:45
46
7:31
7:35
40
8:15
9:00
14
9:14
11:56
24
12:20
ゴール地点
天候 9/4:曇りのち暴風雨
9/5:曇りのち晴れ
9/6:晴れのち曇り
9/7:暴風雨
過去天気図(気象庁) 2018年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
立山黒部アルペンルートHPを参照:https://www.alpen-route.com/index.php
コース状況/
危険箇所等
【室堂〜剱沢小屋】
整備された登山道

【剱沢小屋〜長次郎谷〜熊の岩】
剱沢雪渓は武蔵谷と平蔵谷の間から雪渓に移る。長次郎谷はⅠⅡ峰間ルンゼ辺りが大きく割れているので、右岸から割れ目をかわす。

【Ⅵ峰Aフェース魚津高ルート】
Aフェースの左のカンテ沿いを登れば間違いない。若干、岩が脆い印象を受けた。

【Ⅵ峰Cフェース剣稜会ルート】
2p目までは緩いスラブ。3p目は傾斜がきつくなりフェースっぽくなる。4p目は鋭いナイフリッジ。5p目でCフェースの頭に出る。

【八ツ峰上半】
Dフェースの頭、Ⅵ峰、Ⅷ峰から懸垂下降をした。八ツ峰の頭の登りは岩が脆いと感じた。Ⅶ峰は三ノ窓側から巻くことができるが、行き過ぎるとクレオパトラニードルの方へ行ってしまうので要注意。
その他周辺情報 【温泉】
みくりが池温泉9:00〜
室堂山荘14:00〜
雷鳥荘 9:00〜
予約できる山小屋
剱澤小屋
8月チーム

終始ガスと雨と闘った
8/24に室堂出発
2018年08月25日 09:26撮影 by  iPhone 6s, Apple
8/25 9:26
8月チーム

終始ガスと雨と闘った
8/24に室堂出発
11:00の天気予報更新

非情な宣告を突きつけられる
11:00の天気予報更新

非情な宣告を突きつけられる
剱沢までしか行けずに無念の敗退
8/25に下山完了
2018年08月25日 10:49撮影 by  iPhone 6s, Apple
8/25 10:49
剱沢までしか行けずに無念の敗退
8/25に下山完了
気を取り直しての9月チーム
2018年09月04日 08:34撮影 by  iPhone 6s, Apple
9/4 8:34
気を取り直しての9月チーム
2018年09月04日 08:41撮影 by  iPhone 6s, Apple
2
9/4 8:41
みくりが池にて
2018年09月04日 08:44撮影 by  iPhone 6s, Apple
2
9/4 8:44
みくりが池にて
2018年09月04日 09:15撮影 by  iPhone 6s, Apple
9/4 9:15
雷鳥坂を登っている途中から天候が急変した。台風の影響と思われる。
2018年09月04日 10:55撮影 by  iPhone 6s, Apple
9/4 10:55
雷鳥坂を登っている途中から天候が急変した。台風の影響と思われる。
2018年09月04日 11:28撮影 by  iPhone 6s, Apple
9/4 11:28
台風をやり過ごすために幕営を止め、小屋泊に変更した。
2018年09月04日 11:52撮影 by  iPhone 6s, Apple
9/4 11:52
台風をやり過ごすために幕営を止め、小屋泊に変更した。
翌日、やる気のみなぎる1年生2人
2018年09月05日 07:09撮影 by  iPhone 6s, Apple
2
9/5 7:09
翌日、やる気のみなぎる1年生2人
クロユリの滝
2018年09月05日 07:30撮影 by  iPhone 6s, Apple
9/5 7:30
クロユリの滝
剱沢雪渓へ
平蔵谷出合
2018年09月05日 08:19撮影 by  iPhone 6s, Apple
2
9/5 8:19
平蔵谷出合
長次郎谷出合
2018年09月05日 08:30撮影 by  iPhone 6s, Apple
2
9/5 8:30
長次郎谷出合
長次郎谷を登る
2018年09月05日 09:04撮影 by  iPhone 6s, Apple
2
9/5 9:04
長次郎谷を登る
Ⅰ・Ⅱ峰間ルンゼ

この先の大きな割れ目をかわすため、ここから右岸へ
2018年09月05日 09:24撮影 by  iPhone 6s, Apple
1
9/5 9:24
Ⅰ・Ⅱ峰間ルンゼ

この先の大きな割れ目をかわすため、ここから右岸へ
例の割れ目
2018年09月05日 09:44撮影 by  iPhone 6s, Apple
9/5 9:44
例の割れ目
2018年09月05日 10:15撮影 by  iPhone 6s, Apple
2
9/5 10:15
Ⅵ峰フェース群か見えてきました
2018年09月05日 10:36撮影 by  iPhone 6s, Apple
9/5 10:36
Ⅵ峰フェース群か見えてきました
Aフェース魚津高ルートに取り付きます
2018年09月05日 11:35撮影 by  iPhone 6s, Apple
1
9/5 11:35
Aフェース魚津高ルートに取り付きます
クライムオン
リードする
(後日、ミスルートであったことが判明する)
1
リードする
(後日、ミスルートであったことが判明する)
1p目をフォローする1年生
2018年09月05日 12:23撮影 by  iPhone 6s, Apple
3
9/5 12:23
1p目をフォローする1年生
2p目をフォローする1年生
2018年09月05日 13:03撮影 by  iPhone 6s, Apple
1
9/5 13:03
2p目をフォローする1年生
2018年09月05日 13:11撮影 by  iPhone 6s, Apple
1
9/5 13:11
下りは同ルートを懸垂下降
2018年09月05日 13:45撮影 by  iPhone 6s, Apple
2
9/5 13:45
下りは同ルートを懸垂下降
2018年09月05日 13:46撮影 by  iPhone 6s, Apple
1
9/5 13:46
幕営地へ向かう
2018年09月05日 15:12撮影 by  iPhone 6s, Apple
2
9/5 15:12
幕営地へ向かう
熊の岩に到着
2018年09月05日 15:26撮影 by  iPhone 6s, Apple
9/5 15:26
熊の岩に到着
翌日
2018年09月06日 05:15撮影 by  iPhone 6s, Apple
1
9/6 5:15
翌日
モルゲンロートに染まる剱岳本峰
2018年09月06日 05:31撮影 by  iPhone 6s, Apple
4
9/6 5:31
モルゲンロートに染まる剱岳本峰
Cフェースの真下に着きました
2018年09月06日 05:29撮影 by  iPhone 6s, Apple
9/6 5:29
Cフェースの真下に着きました
1p目をリード
2018年09月06日 06:16撮影 by  iPhone 6s, Apple
9/6 6:16
2p目の終了点
2018年09月06日 06:39撮影 by  iPhone 6s, Apple
9/6 6:39
2p目の終了点
3p目だったかな
2018年09月06日 07:34撮影 by  iPhone 6s, Apple
1
9/6 7:34
3p目だったかな
4p目の序盤
有名な4p目のナイフリッジ
2018年09月06日 08:13撮影 by  iPhone 6s, Apple
2
9/6 8:13
有名な4p目のナイフリッジ
高度感抜群ですよ
2
高度感抜群ですよ
ナイフリッジにまたがるnakaken
3
ナイフリッジにまたがるnakaken
Cフェースの頭に到着、ここから八ツ峰の上半へ
Cフェースの頭に到着、ここから八ツ峰の上半へ
剣岳本峰
Eフェースの頭

奥に見えるのがたぶんⅥ峰
1
Eフェースの頭

奥に見えるのがたぶんⅥ峰
Ⅵ峰の頭から懸垂下降
2018年09月06日 10:16撮影 by  iPhone 6s, Apple
9/6 10:16
Ⅵ峰の頭から懸垂下降
Ⅶ峰の三ノ窓側にある巻道
1
Ⅶ峰の三ノ窓側にある巻道
チンネ左稜線を登っているクライマーを捕捉
2018年09月06日 10:16撮影 by  iPhone 6s, Apple
3
9/6 10:16
チンネ左稜線を登っているクライマーを捕捉
ヤマケイの表紙になりそう
3
ヤマケイの表紙になりそう
Ⅷ峰の頂上
2018年09月06日 11:09撮影 by  iPhone 6s, Apple
1
9/6 11:09
Ⅷ峰の頂上
Ⅷ峰からの懸垂下降
三ノ窓側に振られないように気を付ける
2018年09月06日 11:30撮影 by  iPhone 6s, Apple
4
9/6 11:30
Ⅷ峰からの懸垂下降
三ノ窓側に振られないように気を付ける
Ⅷ峰と八ツ峰ノ頭のコル

ここが最も厄介だったと個人的に感じる
2018年09月06日 11:47撮影 by  iPhone 6s, Apple
1
9/6 11:47
Ⅷ峰と八ツ峰ノ頭のコル

ここが最も厄介だったと個人的に感じる
八ツ峰ノ頭の登りから八ツ峰を振り返る
2018年09月06日 11:55撮影 by  iPhone 6s, Apple
2
9/6 11:55
八ツ峰ノ頭の登りから八ツ峰を振り返る
三ノ窓谷とクレオパトラニードルがみえる
2018年09月06日 11:55撮影 by  iPhone 6s, Apple
3
9/6 11:55
三ノ窓谷とクレオパトラニードルがみえる
八ツ峰の頭にたどり着く

長く険しい稜線だった
2018年09月06日 11:58撮影 by  iPhone 6s, Apple
3
9/6 11:58
八ツ峰の頭にたどり着く

長く険しい稜線だった
池ノ谷乗越
2018年09月06日 12:26撮影 by  iPhone 6s, Apple
9/6 12:26
池ノ谷乗越
ガレ場と化した長次郎谷右股を下る
2018年09月06日 12:41撮影 by  iPhone 6s, Apple
9/6 12:41
ガレ場と化した長次郎谷右股を下る
熊の岩
2018年09月06日 13:38撮影 by  iPhone 6s, Apple
9/6 13:38
熊の岩
この日のうちに剱沢小屋まで下りた
2018年09月06日 15:44撮影 by  iPhone 6s, Apple
1
9/6 15:44
この日のうちに剱沢小屋まで下りた
最終日、暴風雨の中の下山
2018年09月07日 05:40撮影 by  iPhone 6s, Apple
9/7 5:40
最終日、暴風雨の中の下山
2018年09月07日 06:24撮影 by  iPhone 6s, Apple
9/7 6:24
2018年09月07日 07:31撮影 by  iPhone 6s, Apple
9/7 7:31
2018年09月07日 07:41撮影 by  iPhone 6s, Apple
9/7 7:41
温泉が故障中とのこと
2018年09月07日 08:15撮影 by  iPhone 6s, Apple
9/7 8:15
温泉が故障中とのこと
雷鳥荘まで戻って入浴
2018年09月07日 09:14撮影 by  iPhone 6s, Apple
9/7 9:14
雷鳥荘まで戻って入浴
なんとか無事下山
2018年09月07日 12:20撮影 by  iPhone 6s, Apple
2
9/7 12:20
なんとか無事下山
お疲れ様でした
2018年09月07日 12:26撮影 by  iPhone 6s, Apple
1
9/7 12:26
お疲れ様でした
黒部ダムを通った
2018年09月07日 13:29撮影 by  iPhone 6s, Apple
1
9/7 13:29
黒部ダムを通った
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ 長袖インナー ソフトシェル ハードシェル タイツ ズボン 靴下 防寒着 雨具 着替え 予備靴ひも ザック ザックカバー サブザック アイゼン ピッケル 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 水筒(保温性) 食器 ライター 地図(地形図) トポ コンパス 計画書 ヘッドランプ 筆記用具 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ナイフ カメラ シェラフ クライミングシューズ ハーネス ヘルメット ロックカラビナ カラビナ スリング セルフビレイランヤード
共同装備
調理用食材 調味料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル 調理器具 ファーストエイドキット 針金 ポール テント ロープ クライミングシューズ ロックカラビナ カラビナ スリング ロープスリング キャメロット ストッパー カム ナッツキー ギアスリング ディッセンダー プーリー ナイフブレード ロストアロー

感想

今年の山岳部の登攀系の夏合宿で、私は剱岳の八ツ峰Ⅵ峰のフェース群をその場所に選んだ。昨年の文登研でチンネ左稜線を登攀した時に、アプローチでⅥ峰の近くを通り、登攀意欲をそそられたことがきっかけだった。メンバーを募ったらなんと私以外は全員新入生だった。若干不安に感じたため、メンバーには厳しい訓練を課した。4人を8月チームと9月チームに分けた。8月チームは悪天のため剱沢までしか行けなかったため(8月チームの記録→https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1578087.html)、本記録は主にほぼ計画通り行程を完遂した9月チームの記録である。

9/4
室堂ターミナルを予定通り8:50頃に出発した。大型で非常に強い台風21号が接近していたため、午前中で行動を止め、テントを張らず剱沢小屋で台風をやり過ごすことにした。午後から天気が崩れると読んでいたが、早くも雷鳥坂を登っているときから小雨がちらついてきた。風も強くなりはじめる。台風の影響がでてきたのだ。なんとか午前中に剱沢小屋に到着した。普段テントでしか泊まらない我々にとって山小屋はとても快適に感じた。シャワーはある、コンセントはある、温かいお茶は無料で飲めるし、コーヒーだって100円払えば飲める。布団もあるし、面倒な撤収もない。しかも台風の影響だろうか、この日に剱沢小屋に宿泊した人は我々を含めて5人しかおらず、のびのびとした小屋泊ができた。夕方から台風の暴風域に入り、外は激しい風雨に見舞われた。テントを張っていたらひとたまりもなかっただろう。

9/5
この日は長次郎谷を経由して熊の岩まで行き、Aフェースの登攀を狙った。台風の余波を考慮して、少し遅めの7:00頃に出発した。小屋の従業員の方から雪渓の情報を仕入れていたので、ほぼ想定通りに進むことができた。剱沢雪渓は武蔵谷と平蔵谷の間から雪渓に降りた。ここでアイゼンとピッケルを装着した。長次郎谷出合から長次郎谷を上部へ詰める。長次郎谷はⅠⅡ峰間ルンゼの上部が割れていたため、右岸から巻いた。Ⅳ峰あたりから再び雪渓に戻り、直接Aフェースを目指した。Aフェース魚津高ルートは傾斜がきつかった。正に「フェース」といった感じである。1p目は最初はⅢ+(RCCグレード)の方から取り付いたが、登っていると予想外に難しく、後輩が上がってこれない可能性を感じたのでⅢの方から登った(後日調べたら、lllと思って登っていたところはlll+だった。lll+と勘違いしたクラックは全くの間違えルートだったことが判明)。取り付きから見て右のカンテ沿いを登れば間違いない。2p目は傾斜こそあれ、そんなに難しく感じなかった。3p目は風が強くなってきたため断念し、同ルートを懸垂下降で降りた。取り付きで登攀装備を片付け、熊の岩で幕営した。

9/6
この日はⅥ峰Cフェース剣稜会ルート(5p)を登攀し、Cフェースの頭から八ツ峰上半を縦走(縦走とはいっても、事実上の登攀である)、そこから剣岳の本峰を狙った。朝早くからCフェース剣稜会ルートに取り付く。1p目と2p目は緩いスラブだった。左のカンテを見失わなければ迷うことはない。実質、どこからでも登れる印象を受けた。3p目からは傾斜が強くなり、フェースらしくなってくる。ホールドやスタンスに困ることはない。ナイフリッジの手前でピッチを切る。4p目は本ルートのハイライトのナイフリッジだ。高度感は抜群だが、そんなにムーブに困ることはない。困ることがあるとすれば、終了点がやや狭いことだろう。最終ピッチは階段状の岩壁をよじ登り、Cフェースの頭でピッチを切った。Cフェースの頭からは八ツ峰上半の縦走に取り掛かった。どのピナクルもロープを使用するほどではないが、中途半端に厄介な岩場で、緊張を強いられた。Dフェースの頭、Ⅵ峰、Ⅷ峰では懸垂下降をした。いずれも支点はあるが、Ⅷ峰〜の懸垂下降は三ノ窓側に振られないように注意する必要がある。Ⅵ峰の懸垂下降の終了点からは三ノ窓側に巻道があるが、行き過ぎるとクレオパトラニードルの根本を抜けて三ノ窓の頭へ行ってしまうので気をつけなければならない。我々はⅦ峰だけこの道で巻き、Ⅶ峰とⅧ峰のコルから稜線に復帰した。八ツ峰の頭への登りは見た目ほど難しくはない。長次郎谷側のガリーから三ノ窓側のカンテを登ると簡単だ。八ツ峰の頭からは北アルプス北部を一望できた。少し休み、先を急ぐ。池ノ谷乗越へは落石に気をつけながら慎重にクライムダウンした。計画では池ノ谷乗越から剱岳を目指す予定だったが、メンバーの疲労と明日の天候が悪いことを考慮して、剱沢小屋まで下山する決断をした。池ノ谷乗越からは長次郎谷右股を下降したが、雪はほとんど残っておらず、急峻なガレ場の下降を余儀なくされた。熊の岩のデポを回収し、ひたすら下山し続け、17:30頃に剱沢の野営場に到着した。剱沢の野営場に着いた頃には風が強くなっていた。強引にテントを張って幕営した。

9/7
朝からすさまじい暴風雨だった。フライが引っぺがされ、テントの中は水がたまり始めた。なんとか撤収し、帰路を急ぐ。別山乗越は特に風が強く、台風と変わらないほどだった。みくりが池温泉で入浴するはずだったが、温泉が故障していると言われ、仕方なく雷鳥荘までもどり入浴した。ロビーでゆっくりした後に室堂ターミナルまで下山し、山行を終了した。

ここ最近は天候不良が続いたが、9月チームは数少ない好天下で充実した登攀ができてよかった(8月チームは残念な結果となり、後輩2人には気の毒に思う)。9月チームの後輩2人は1年生で北アのバリエーションルートを登攀するというこの上ない経験ができたと思う。これで満足せず、来年も充実した登攀系の山行に挑戦してもらいたいと願っている。今回はお疲れ様でした。

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訪問者数:3004人

コメント

熊ノ岩にて
お疲れ様でした。熊ノ岩にて幕営を共にした者です。
台風一過の下、6日の登攀は快適そのものでしたね
山岳部の新一年生と共に、八ツ峰6峰フェース群の登攀には情熱、闘志と山へ対する熱い気持ちが伝わってきました。
一年生の今後の成長も期待できそうですね。安全登山でこれからも山と向き合って行って下さい。
陰ながらレコを拝見しつつ応援させて頂きたいと思っております
2018/9/8 17:44
Re: 熊ノ岩にて
コメントありがとうございます!

登攀の技術、経験はまだまだですが、これからもどんどんいろんなルートにトライしていきたいと思っています💪

これからも安全登山で、チャレンジしていきます!
2018/9/8 21:05
プロフィール画像
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