羅臼岳と知床五湖
- GPS
- 09:15
- 距離
- 15.3km
- 登り
- 1,445m
- 下り
- 1,439m
コースタイム
- 山行
- 9:25
- 休憩
- 1:06
- 合計
- 10:31
天候 | 快晴。山頂は西から風が強かったです。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
岩尾別温泉駐車場(無料) 登山者は木下小屋手前(6〜7台)とホテル地の涯の脇の芝生部分(ホテル駐車場には駐車できません)に駐車するようにとのことです。(10台〜15台ぐらいかな) 登山者用トイレあります。 なお、平日でしたが、私が到着したとき(5時前)、 木下小屋手前に4台ぐらい空きがありましたが、地の涯の脇の芝生部分は満車でした。 <知床五湖> 五湖有料駐車場(500円) 植生保護期はレクチャー(250円)を受けると五湖すべてを回ることができます。 高架木道で一湖だけを見る場合は無料です。 https://www.goko.go.jp/index.html 熊鈴をもっていったほうがよいでしょう。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
<登山ポスト> 木下小屋の横に台帳があるので、氏名や予定コースを記入するタイプです。 今回はピストンなので下山時にも下山時刻を記入しました。 <登山道について> ヒグマが生息するエリアなので、そのヒグマに会わない状況を作ることが大事です。熊鈴は必須。私はホイッスルを首にぶら下げてたまに吹きました。 登山道中、小屋はなく携帯トイレブースが1つあるだけです。 登山口から山頂の標高差は約1,400mあり、延々と登っている感じでした。 ただし、登山道は整備されているので岩場を登るところもありますが、歩きやすいです。 ちなみに平日のこの日に出会った登山者は全部で30名(内、外国の方が10名)ぐらいでしょうかね。 |
その他周辺情報 | <最寄りのコンビニ> ウトロ町にセイコマート2件、セブンイレブン1件 ただし、24時間営業はセブンのみ。 <その他> 〇当麻鍾乳洞 http://www.densukesan.net/2018/miru.html#t03 〇旭川ラーメン村 http://www.ramenmura.com/ 〇旭山動物園 http://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/asahiyamazoo/ |
写真
感想
道の駅「うとろ・シリエトク」で車中泊していたところ、北海道胆振東部地震が起こりました。
震源から遠い(東京と名古屋ぐらい)こともあり、寝ていたのでちょっと揺れたかなぐらいで気が付きませんでしたが、実家から連絡があって目が覚めました。
明かりがあった道の駅や信号がまったくついておらず、
辺りは暗闇に包まれていました。スマホが使えたので情報収集したところ、
地震が発生し、北海道中が停電とわかりました。
停電なので慌てて実家に戻るにしても、いくつも市街地を通るので
信号が止まっていると逆に危ないと思い、発電状況の改善を祈りつつ
登山をすることにしました。
さてさて、羅臼岳登山ですが、やはりヒグマの生息数が非常に多いとのことなので
普段の登山とは違って緊張しますね。しかも、北海道の山の平日は人が少ないので
一人というのもちょっと不安だったりしますね。
道の駅から移動して、ホテル地の涯に到着すると登山の方がちらほらと
同じく到着しました。すると、出発も大体同じ時間になるので、10名ぐらいが
順々に登っていく展開に。おかげさまでほかの方が近くにいるので、まったくの単独登山のような形ではないのでありがたかったですね。結局、同じくらいのペースだったのか10分ぐらいの幅で皆さん山頂に到着してましたよ。
その山頂からの展望は見事な絶景でした。
雲がほとんどない青空。硫黄山を挟むように広がるオホーツク海。まさにすぐそこに見える北方領土の国後島。約1時間たっぷりと目に焼き付けるのでした。
ーーーここからは地震の記録みたいな感じですーーー
下山後、山バッチを買うために木下小屋に立ち寄ると、
ご主人から、道東の停電の復旧の見込みは1週間後とか、ガソリンスタンドは2,000円ぐらいまでらしいとの情報をいただきました。このときはなるほどね。ぐらいでしたが。。。。
とりあえず、翌日は斜里岳登山を予定していたため、道の駅「パパスランドさっつる」に車中泊のため、時間的に余裕があるので、知床五湖を回りました。
意外と観光客の方はいましたし、売店も営業してたので、あまり気にしていなかったのですが、ウトロ町に戻るとやはり信号も止まっていて停電です。
とりあえず、停電の中、営業していたセイコマートに入ると、
レジが動かないので電池で動くバーコードリーダーのようなもので会計をしていました。なお、飲料水は通常のものと在庫と思われるものを段ボールに積み上げていました。お弁当やパンは全くなくて、お菓子とつまみぐらいしかなかったので、ポテチとウーロン茶を買って移動することにしました。
そして、斜里町、清里町と移動しましたが信号はついておらず、停電のままで、警察の方が交通整理にあたっていました。
その移動中に踏み切りがありましたが、なぜか遮断器がおりて、警報機が音と点滅していましたが、一向に開く気配みせず。そういえばJRは動いていないはずなのに。
ということで、開かずの踏切のおかげで遠回りしましたよ。
道の駅「パパスランドさっつる」に着きましたが、停電で機能していませんでした。とりあえず、スマホで情報収集しようかと思いましたが、基地局も停電なのか電波が届かず、ラジオで情報収取することに。。。
でも、札幌と震源地の厚真町の情報ばかりで自分がいる清里町付近の情報は得られず。一応、広報車がまわっていて「停電の復旧の見込みは不明です」というのは聞こえてきましたが。食料も持ち合わせていないので、さきほど購入したポテチが夕食になりました。
翌日は斜里岳に登ろうかと思っていましたが、食料がないのと札幌に戻るガソリンもないので、翌朝の停電復旧状況を待つことにしました。情報がないのはほんと困りました。
翌朝もラジオでもいまいち自分がいる付近の情報がないので、斜里岳にのぼっている場合じゃないなと思いやめることにしました。
札幌に向けて移動しながらなんとかガソリンをいれない戻れないので。
移動してみると、スマホが使える状況になったので車を止めて情報収集したところ、北見市の一部まで停電が復旧しているのがわかりました。そこまでならガソリンは持つので、移動しながらガソリンスタンドを探すことに。
小清水町、大空町はだめで美幌町でなんとか2,000円分(12.5ℓ)を入手できました。これで札幌まで戻れるので安心です。旭川によると停電は復旧していたので、お昼にラーメンも食べることができました。朝食もポテチだったのでうれしかったですね。
旭川から札幌を結ぶ国道12号線ですが、信号が付いていたり、ついていなかったりの状態でした。信号がついていない地域は停電が復旧していないのでまるでゴーストタウンのように思えましたよ。
そして、高校時代の同級生が住んでいる美唄市で飲む約束をしていたので寄りましたが、飲食店は開いてなくて、コンビニでアルコールとお菓子を購入して、地震の話題をしながら宅飲みをしました。
その翌日、札幌まで戻るわけですが、その途中では開いているガソリンスタンドには必ずといっていいほどの行列があり、途中で江別市にあるイオンモールに立ち寄ると、レジに300人ぐらい並んで驚きましたね。それでもこの日までに停電はほぼ復旧したそうなので、物流が回復すれば問題ないでしょうね。
あくまで個人的主観ですが、今回襲った北海道のブラックアウト教訓です
1.正しい情報発信と収集が重要
正しい情報が得られれば、慌てる必要はないと思います。
例えば、停電の回復が翌日なのか一週間なのかではぜんぜん対応が変わってくると思います。あくまで極端な話となりますが、翌日なら何も食べなくても体がもつとしても、一週間では無理なので、翌日に回復ならない物資を買い占める必要もないので正しい情報が過剰対応を避けることができるのではと思います。
ただ、地方だと圧倒的に少なすぎ・・・(または、私の情報収集不足かも)
やっぱり、これが一番かなぁ。
2.備えあれば憂いなし。
今回は遠征中なので食べ物に困りました。
しかし、自宅であれば、登山用のガスバーナーもあるし、アルファ米もあるし、カップラーメンももあるので何日か持たすことができたはずなのです。
最後に北海道胆振東部地震に被災された方には心よりお見舞い申し上げます。
また、台風21号で同じく停電を経験された関西の方がむしろ復旧に時間がかかると思いますので、同じく心よりお見舞い申し上げます。
北海道胆振東部地震の記録も興味深かったです。
arukuecotourさん こんにちわ
興味深く読んでいただきありがとうございます。
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