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Yamareco

記録ID: 1595207
全員に公開
ハイキング
中国山地東部

岡山県鏡野町 恩原湖〜恩原山〜恩原川 原(パラ)ダイス⁉

2018年09月23日(日) [日帰り]
 - 拍手
Machapuchare その他1人
体力度
1
日帰りが可能
GPS
05:10
距離
9.7km
登り
172m
下り
192m
歩くペース
ゆっくり
1.92.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:38
休憩
0:23
合計
5:01
8:48
18
恩原湖野鳥の森駐車場
9:06
9:07
28
探鳥路森のコース入口(舗装道路合流点)
9:35
9:35
22
恩原山&恩原湖分岐
9:57
9:58
35
恩原山南東尾根取り付き点
10:33
10:44
43
恩原山頂上
11:27
11:27
2
辰巳峠撮影地点(舗装道路合流点)
11:29
11:29
14
恩原山南東尾根取り付き点(2回目)
11:43
11:43
25
恩原山&恩原湖分岐(2回目)
12:08
12:09
13
恩原川&恩原湖分岐
12:22
12:22
19
ウスイロヒョウモンモドキ生息地入口
12:41
12:49
6
引き返し地点
12:55
12:55
10
ウスイロヒョウモンモドキ生息地入口(2回目)
13:05
13:05
21
恩原川&恩原湖分岐(2回目)
13:26
13:27
8
恩原ダム
13:35
13:35
14
探鳥路水辺のコース入口
13:49
恩原湖野鳥の森駐車場
恩原高原の旬の動植物観察を楽しむコース
歩行距離9.5km、歩行時間4時間40分、歩行数15,300歩、消費カロリー1,980Kcal
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
 恩原(おんばら)湖の東にある「恩原湖野鳥の森」駐車場<写真01>に自動車を停めました。また、辰巳峠<写真45>撮影地点のスペースに十台程駐車可能です。ウスイロヒョウモンモドキ生息地入口<写真62>すぐ西にもスキー場の駐車場らしき広いスペースがあり、料金看板は徴収台の中にしまい込まれていました。チョウの見学者用に無料開放されているのだろうと思います。
コース状況/
危険箇所等
 立ち入り禁止区域、ヤブコギ地帯、遊歩道(チョウ生息地見学道及び探鳥路)、アスファルト道があります。恩原(おんばら)山<写真41>周辺のみ要注意です。

 恩原(おんばら)山<写真41>の西は絶滅危惧種のチョウの保護のため、ウスイロヒョウモンモドキ生息地入口<写真62>から北は、見学道以外は立ち入り禁止です。立ち入り禁止区域は見学道の東西にまたがる草原で、ジャノメチョウ<写真67>撮影地点で引き返しました。まだ北に道が延びており、どこまで立ち入り禁止なのか未確認です。とにかく、恩原山<写真41>から西方面への登下山はやめましょう。

 恩原(おんばら)山<写真41>へは登山道がありません。辰巳峠<写真45>撮影地点の数m南から適当に取り付きました。基本、高さ2m程のササの間歩きで、踏み跡が断続的にあります。たまに手でササを払ったり、つかんで滑り止め代わりにしたりしながら頂上<写真41>に到達できました。県境尾根はさらに先に進めそうでしたが、ここで引き返すことにしました。
 復路はうっかりして南の尾根に入ってしまい、ヤブコギで引き返しました。そこからさらに県境沿いを歩いてみましたが、標高800m辺りから高さ2m程のササなどをかき分けながらのヤブコギになりました。最後は法面の傾斜が急過ぎてアスファルト道へは下りられず、さらに南へとヤブコギする羽目になりました。往路ピストンが無難です。

 恩原(おんばら)湖東の探鳥路は、水辺のコース、森のコースともにコケのじゅうたん道で階段状の所も多く、歩きやすいです。ただし、水辺のコースは南半分が通行止めだったようです。入口に表示がなかったので知らずに入ってしまい、ロープをくぐって駐車場<写真01>へ戻りました。

 その他、花スポットなどコース状況の詳細は、周辺情報下欄の添付ファイルで確認できます。
その他周辺情報 恩原(おんばら)高原オートキャンプ場は今年は11月4日まで営業で、利用者は「クアガーデンこのか」の温泉割引券がもらえます。また、恩原高原スキー場は例年12月下旬にオープンします。
ファイル
(更新時刻:2018/09/27 21:12)
01恩原湖野鳥の森駐車場
自動車十台程駐車可能です。この案内図にはトイレも描かれていますが、なさそうでした。探鳥路には全長1100mの森のコースと900mの水辺のコースがあり、まずは森のコースに入ることにしました。
01恩原湖野鳥の森駐車場
自動車十台程駐車可能です。この案内図にはトイレも描かれていますが、なさそうでした。探鳥路には全長1100mの森のコースと900mの水辺のコースがあり、まずは森のコースに入ることにしました。
02イヌタデ
周辺の草地にはいくつかベンチがあり、イヌタデが群生していました。たいていは赤に近い濃いピンク色ですが、白いシロバナイヌタデもあります。ここはピンク一色でした。
02イヌタデ
周辺の草地にはいくつかベンチがあり、イヌタデが群生していました。たいていは赤に近い濃いピンク色ですが、白いシロバナイヌタデもあります。ここはピンク一色でした。
03ツートンカラーのキノコ
コケのじゅうたん道は木が茂って少し薄暗く、雨上がりで湿っていました。予想通り、キノコの森でした。カサの直径5cm、高さ12cm程のキノコは、一部変色したのか、ツートンカラーになっていました。
03ツートンカラーのキノコ
コケのじゅうたん道は木が茂って少し薄暗く、雨上がりで湿っていました。予想通り、キノコの森でした。カサの直径5cm、高さ12cm程のキノコは、一部変色したのか、ツートンカラーになっていました。
04テングタケの仲間
カサの直径10cm程でつばがあります。テングタケの仲間には違いありません。
04テングタケの仲間
カサの直径10cm程でつばがあります。テングタケの仲間には違いありません。
05シロシタバ
開張10cm前後の大きな蛾です。シタバガの仲間は後翅の模様がきれいなのですが、翅を閉じて止まっていると見えません。超低空飛行していたので、たまたま植物に引っかかって後翅が見えました。白地に黒い帯状の模様がきれいです。
1
05シロシタバ
開張10cm前後の大きな蛾です。シタバガの仲間は後翅の模様がきれいなのですが、翅を閉じて止まっていると見えません。超低空飛行していたので、たまたま植物に引っかかって後翅が見えました。白地に黒い帯状の模様がきれいです。
06巨大キノコ
カサの直径30cm程の巨大キノコでした。紳士用手袋でも指の長さが足りないほどデカい手の連れが、手が小さく見えると喜んでいました。
06巨大キノコ
カサの直径30cm程の巨大キノコでした。紳士用手袋でも指の長さが足りないほどデカい手の連れが、手が小さく見えると喜んでいました。
07シロオニタケ?
カサの直径6cm、高さ7cm程でつばがありました。ササクレシロオニタケは柄のささくれがもっと大きいようです。いずれにしても毒キノコです。アスファルト道に出ると、シコクママコナ<写真09>、ツリフネソウ<写真14>、ミゾソバ<写真19>などが咲いていました。
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07シロオニタケ?
カサの直径6cm、高さ7cm程でつばがありました。ササクレシロオニタケは柄のささくれがもっと大きいようです。いずれにしても毒キノコです。アスファルト道に出ると、シコクママコナ<写真09>、ツリフネソウ<写真14>、ミゾソバ<写真19>などが咲いていました。
08アキノキリンソウ
この辺りに探鳥路の立ち入り禁止の入口がありました。アキノキリンソウは、花だけ見ればキオンに似ていますが、キオンのほうは葉の形に変異がなく、きれいに整っているので見分けられます。シコクママコナ<写真09>とともに周辺に群生していました。
08アキノキリンソウ
この辺りに探鳥路の立ち入り禁止の入口がありました。アキノキリンソウは、花だけ見ればキオンに似ていますが、キオンのほうは葉の形に変異がなく、きれいに整っているので見分けられます。シコクママコナ<写真09>とともに周辺に群生していました。
09シコクママコナ
   &トラマルハナバチ
シコクママコナは、花の隆起した部分が黄色く、ミヤマママコナとは違って苞に鋸歯がありません。オレンジ色の毛に腹部の先のほうに黒い縞模様のあるトラマルハナバチは、動画を撮っていると、しがみついた花が取れて一緒にドテっと落っこちました。ドジぶりがまたかわいかったです。
09シコクママコナ
   &トラマルハナバチ
シコクママコナは、花の隆起した部分が黄色く、ミヤマママコナとは違って苞に鋸歯がありません。オレンジ色の毛に腹部の先のほうに黒い縞模様のあるトラマルハナバチは、動画を撮っていると、しがみついた花が取れて一緒にドテっと落っこちました。ドジぶりがまたかわいかったです。
10ホコリタケの仲間
直径3cm程の球体に近いキノコです。真ん中に穴が開き、胞子を飛ばした後でした。ミゾソバ<写真19>もたくさん咲いていました。
10ホコリタケの仲間
直径3cm程の球体に近いキノコです。真ん中に穴が開き、胞子を飛ばした後でした。ミゾソバ<写真19>もたくさん咲いていました。
11ツルタケダマシ?
カサの直径6cm、高さ10cm程でつばがありました。カサの表の縁にもひだがあり、ツルタケに似ていますが、ひだがあるので毒キノコのツルタケダマシかもしれません。
11ツルタケダマシ?
カサの直径6cm、高さ10cm程でつばがありました。カサの表の縁にもひだがあり、ツルタケに似ていますが、ひだがあるので毒キノコのツルタケダマシかもしれません。
12キノコ三兄弟
カサの直径4〜6cm、裏には表と同色のひだがありました。仲良く3つ並んで生えていました。
12キノコ三兄弟
カサの直径4〜6cm、裏には表と同色のひだがありました。仲良く3つ並んで生えていました。
13シラヤマギク
秋に咲く白い菊はたくさんありますが、葉の形で一番区別しやすいです。下の方の葉はハート形、真ん中辺りの葉は少し幅広で葉柄が長めです。岡山県ではもっともポピュラーな白菊かもしれません。
13シラヤマギク
秋に咲く白い菊はたくさんありますが、葉の形で一番区別しやすいです。下の方の葉はハート形、真ん中辺りの葉は少し幅広で葉柄が長めです。岡山県ではもっともポピュラーな白菊かもしれません。
14ツリフネソウ
舟を吊り下げたような独特の形の花です。小さな株で花は2つしかありませんでした。乗客が1匹いますが、アブのようです。よく見ようと近づいたら、ツーリングの団体さんに驚いて逃げていきました。この道は人気なのか、大型バイクを多数見かけました。
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14ツリフネソウ
舟を吊り下げたような独特の形の花です。小さな株で花は2つしかありませんでした。乗客が1匹いますが、アブのようです。よく見ようと近づいたら、ツーリングの団体さんに驚いて逃げていきました。この道は人気なのか、大型バイクを多数見かけました。
15カワラタケ
カサの直径2〜4cm、サルノコシカケの仲間では一番身近なキノコでしょう。放置された丸太にびっしり生えていました。
15カワラタケ
カサの直径2〜4cm、サルノコシカケの仲間では一番身近なキノコでしょう。放置された丸太にびっしり生えていました。
16ぬめぬめキノコ群生
カワラタケ<写真15>と同じ丸太ではないかと思います。カサの直径3〜6cm、ぬめりがとても強いキノコでした。こんな感じのキノコはよく見かけます。
16ぬめぬめキノコ群生
カワラタケ<写真15>と同じ丸太ではないかと思います。カサの直径3〜6cm、ぬめりがとても強いキノコでした。こんな感じのキノコはよく見かけます。
17ヨシノアザミ
   &トラマルハナバチ
ヨシノアザミの葉の形には変異があり、楕円形や羽状に裂けた形があります。総苞片は多少広がり反り返りますが、しっかり粘着したものも見られます。ちなみに、「ヨシノ」は発見者の吉野善介氏(岡山県高梁市出身)の名前です。トラマルハナバチ<写真09>がいたので動画も撮りました。
17ヨシノアザミ
   &トラマルハナバチ
ヨシノアザミの葉の形には変異があり、楕円形や羽状に裂けた形があります。総苞片は多少広がり反り返りますが、しっかり粘着したものも見られます。ちなみに、「ヨシノ」は発見者の吉野善介氏(岡山県高梁市出身)の名前です。トラマルハナバチ<写真09>がいたので動画も撮りました。
18ムラサキツメクサ
ヨーロッパ原産で、牧草として日本に持ち込まれた帰化植物です。品種改良され、いくつか種類があるそうです。ここにだけ少し生えていました。
18ムラサキツメクサ
ヨーロッパ原産で、牧草として日本に持ち込まれた帰化植物です。品種改良され、いくつか種類があるそうです。ここにだけ少し生えていました。
19ミゾソバ
花はママコノシリヌグイやアキノウナギツカミ<写真47>などに似ていますが、葉は肩が張り出した三角形にくびれをつけたようなアサガオの葉に少し似た形をしています。茎のトゲはママコノシリヌグイほど痛くはありません。群生していました。
19ミゾソバ
花はママコノシリヌグイやアキノウナギツカミ<写真47>などに似ていますが、葉は肩が張り出した三角形にくびれをつけたようなアサガオの葉に少し似た形をしています。茎のトゲはママコノシリヌグイほど痛くはありません。群生していました。
20サンインヨロイグサ?
シシウドによく似ていますが、茎に毛がありませんでした。葉の裏にも毛がないそうですが、そこまで見ていなかったのであまり自信はありません。周辺の南側はススキらしき植物が開花しかけた茅場でした。
20サンインヨロイグサ?
シシウドによく似ていますが、茎に毛がありませんでした。葉の裏にも毛がないそうですが、そこまで見ていなかったのであまり自信はありません。周辺の南側はススキらしき植物が開花しかけた茅場でした。
21ゲンノショウコ
薬草のイメージが強い植物ですが、花もきれいです。岡山県では赤花もありますが、東日本に多い白花のほうがよく見かけます。
21ゲンノショウコ
薬草のイメージが強い植物ですが、花もきれいです。岡山県では赤花もありますが、東日本に多い白花のほうがよく見かけます。
22クロバナヒキオコシ
5mm程の黒っぽい濃い紫色の花は、よく見るとシソ科らしい形をしています。2,3株ありました。
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22クロバナヒキオコシ
5mm程の黒っぽい濃い紫色の花は、よく見るとシソ科らしい形をしています。2,3株ありました。
23ヤナギタンポポ?
花は真上から見るとコウゾリナに似ていたのですが、萼や茎に毛がないことに気づいて慌てました。葉は細長く、鋸歯がありました。ヤナギタンポポは岡山県では絶滅危惧粁爐忙慊蠅気譟∨明症瑤砲靴標本の記録がありません。鏡野町第一号かもしれないので、もっとしっかり調べておけばよかったです。
23ヤナギタンポポ?
花は真上から見るとコウゾリナに似ていたのですが、萼や茎に毛がないことに気づいて慌てました。葉は細長く、鋸歯がありました。ヤナギタンポポは岡山県では絶滅危惧粁爐忙慊蠅気譟∨明症瑤砲靴標本の記録がありません。鏡野町第一号かもしれないので、もっとしっかり調べておけばよかったです。
24イヌホオズキの仲間
オトコエシ<写真26>やオタカラコウ<写真54>を見ながら歩いていると、少し群生していました。花の直径は1cm程でした。イヌホオズキの仲間はよく似ており、花の付き方や大きさ、種子の数などもチェックしないと区別が難しいそうです。
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24イヌホオズキの仲間
オトコエシ<写真26>やオタカラコウ<写真54>を見ながら歩いていると、少し群生していました。花の直径は1cm程でした。イヌホオズキの仲間はよく似ており、花の付き方や大きさ、種子の数などもチェックしないと区別が難しいそうです。
25ヤマハギ
ハギは秋の七草の一つです。花枝は葉の付け根から突き出て、翼弁が龍骨弁よりも短いので、ヤマハギだろうと思います。花はあまり開いていませんでした。
25ヤマハギ
ハギは秋の七草の一つです。花枝は葉の付け根から突き出て、翼弁が龍骨弁よりも短いので、ヤマハギだろうと思います。花はあまり開いていませんでした。
26オトコエシ
直径5mm程の小さな花はカノコソウに似ていますが真っ白です。スイバやイタドリなどのタデ科の植物の実に似た実ができていました。この辺りからしばらく道沿いに断続的に見られました。
26オトコエシ
直径5mm程の小さな花はカノコソウに似ていますが真っ白です。スイバやイタドリなどのタデ科の植物の実に似た実ができていました。この辺りからしばらく道沿いに断続的に見られました。
27アケボノソウ
オタカラコウ<写真54>と一緒に咲いていることが多く、人気の花です。道の西側が湿地のようで、オタカラコウ、ミゾソバ<写真19>、ツリフネソウ<写真14>も見られました。
27アケボノソウ
オタカラコウ<写真54>と一緒に咲いていることが多く、人気の花です。道の西側が湿地のようで、オタカラコウ、ミゾソバ<写真19>、ツリフネソウ<写真14>も見られました。
28シラカンバ
正式名はシラカンバですが、シラカバのほうが通りがいいようです。周辺はちょっとした白樺林だったのですが、湖と反対側なので、湖畔の白樺林とはいきませんでした。
28シラカンバ
正式名はシラカンバですが、シラカバのほうが通りがいいようです。周辺はちょっとした白樺林だったのですが、湖と反対側なので、湖畔の白樺林とはいきませんでした。
29タマゴタケ
国道482号線から恩原(おんばら)山の南東斜面に取り付き、現れた踏み跡を辿っていると、連れに呼び戻されました。白い卵から赤いキノコが生まれてくるようなおもしろい生え方をするので人気があります。テングタケの仲間には珍しく、食べられます。形がよく似た黄色のテングタケモドキは毒キノコです。
29タマゴタケ
国道482号線から恩原(おんばら)山の南東斜面に取り付き、現れた踏み跡を辿っていると、連れに呼び戻されました。白い卵から赤いキノコが生まれてくるようなおもしろい生え方をするので人気があります。テングタケの仲間には珍しく、食べられます。形がよく似た黄色のテングタケモドキは毒キノコです。
30白っぽいキノコ
カサの直径6cm、裏には白いひだがあり、つばやつぼはありませんでした。同じキノコが数本かたまって生えていました。この辺りから高さ2m程のササの間を、たまに手でよけながら進みました。ササの葉は幅が6cm程だったので、根曲がり竹(チシマザサ)ではなく、チマキザサのような気がします。
30白っぽいキノコ
カサの直径6cm、裏には白いひだがあり、つばやつぼはありませんでした。同じキノコが数本かたまって生えていました。この辺りから高さ2m程のササの間を、たまに手でよけながら進みました。ササの葉は幅が6cm程だったので、根曲がり竹(チシマザサ)ではなく、チマキザサのような気がします。
31両面ひだのキノコ
カサの直径5cm、高さ5cm程で裏には白いひだがありました。表にもひだが見えています。
31両面ひだのキノコ
カサの直径5cm、高さ5cm程で裏には白いひだがありました。表にもひだが見えています。
32ドクツルタケ?
カサの直径12cm、高さ15cm程で裏には白いひだがありました。全体が白くつばがあることから、ドクツルタケかもしれないと思いました。食べたら死ぬこともある猛毒キノコです。しばらくすると、少し傾斜がきつくなり、雨上がりで崩れやすい斜面をササをつかんで登りました。
32ドクツルタケ?
カサの直径12cm、高さ15cm程で裏には白いひだがありました。全体が白くつばがあることから、ドクツルタケかもしれないと思いました。食べたら死ぬこともある猛毒キノコです。しばらくすると、少し傾斜がきつくなり、雨上がりで崩れやすい斜面をササをつかんで登りました。
33イグチ科のキノコ
真上から見ると直径7cmの球体に見えましたが、ちゃんと柄がありました。イグチ科のキノコのようです。
33イグチ科のキノコ
真上から見ると直径7cmの球体に見えましたが、ちゃんと柄がありました。イグチ科のキノコのようです。
34白い縁取りのあるキノコ
カサの直径3cm、高さ10cm程で裏には表と同じ色のひだがりました。白い縁取りがおしゃれです。連れの話では、近くに体長3cm程のスズメバチの仲間が1匹いましたが、「気づかないでちょうだいオーラ」を出していたのでそっとしておいたとのことです。
34白い縁取りのあるキノコ
カサの直径3cm、高さ10cm程で裏には表と同じ色のひだがりました。白い縁取りがおしゃれです。連れの話では、近くに体長3cm程のスズメバチの仲間が1匹いましたが、「気づかないでちょうだいオーラ」を出していたのでそっとしておいたとのことです。
35しわしわキノコ
カサの直径3cm、高さも3cm程のひょうひょろでカサがしわしわの弱々しいキノコでした。この辺りから踏み跡がまたわかりやすくなりました。
35しわしわキノコ
カサの直径3cm、高さも3cm程のひょうひょろでカサがしわしわの弱々しいキノコでした。この辺りから踏み跡がまたわかりやすくなりました。
36黄土色のキノコ
カサの直径5cm程でつばがありました。傷んで変色しているのか、カサが微妙なツートンカラーです。
36黄土色のキノコ
カサの直径5cm程でつばがありました。傷んで変色しているのか、カサが微妙なツートンカラーです。
37ひらひらキノコ
直径2cm程でアカマツの根元に生えていました。標高850mの小ピークはやせ尾根で、境界標柱があり歩きやすかったのですが、そのうちにたまに高さ2m程のササを手でよけながら歩くようになりました。
37ひらひらキノコ
直径2cm程でアカマツの根元に生えていました。標高850mの小ピークはやせ尾根で、境界標柱があり歩きやすかったのですが、そのうちにたまに高さ2m程のササを手でよけながら歩くようになりました。
38傷のあるキノコ
カサの直径8cm、高さ5cm程で裏には白いひだがありました。柄の白さが目立ちました。
38傷のあるキノコ
カサの直径8cm、高さ5cm程で裏には白いひだがありました。柄の白さが目立ちました。
39キホウキタケ?
直径6cm程の株が2つありました。色と形でキホウキタケかと思いましたが、この仲間はあまり研究が進んでおらず、色合いで何種類にも分かれるそうなので断定はできません。
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39キホウキタケ?
直径6cm程の株が2つありました。色と形でキホウキタケかと思いましたが、この仲間はあまり研究が進んでおらず、色合いで何種類にも分かれるそうなので断定はできません。
40重なりキノコ
カサの直径5cm程で、裏には表と同色のひだがありました。恩原山頂上三角点<写真41>のすぐ側で、写真を拡大してみるとちゃんと写っていました。
40重なりキノコ
カサの直径5cm程で、裏には表と同色のひだがありました。恩原山頂上三角点<写真41>のすぐ側で、写真を拡大してみるとちゃんと写っていました。
41恩原山頂上三角点
標高877.8mの恩原(おんばら)山頂上三角点(点名:恩原山)です。金属盤でほとんど埋まっていました。側にコンクリートの図根点があり、そちらのほうが目立ちます。団体で休憩するには狭く、展望は効きません。しかし、地元では恩原富士と呼ばれて親しまれているようです。県境尾根はさらに先に進めそうでしたが、ここで引き返すことにしました。
41恩原山頂上三角点
標高877.8mの恩原(おんばら)山頂上三角点(点名:恩原山)です。金属盤でほとんど埋まっていました。側にコンクリートの図根点があり、そちらのほうが目立ちます。団体で休憩するには狭く、展望は効きません。しかし、地元では恩原富士と呼ばれて親しまれているようです。県境尾根はさらに先に進めそうでしたが、ここで引き返すことにしました。
42巨大シロオニタケ?
県境尾根を下っていると、うっかり南尾根に入ってしまいました。低木や高さ2m程のササのヤブコギになったので引き返し、白いキノコを見つけました。取れてしまっているカサの直径は15cm程でシロオニタケ<写真07>ではないかと思いました。ここからしばらくは踏み跡を辿りました。
42巨大シロオニタケ?
県境尾根を下っていると、うっかり南尾根に入ってしまいました。低木や高さ2m程のササのヤブコギになったので引き返し、白いキノコを見つけました。取れてしまっているカサの直径は15cm程でシロオニタケ<写真07>ではないかと思いました。ここからしばらくは踏み跡を辿りました。
43灰色のキノコ
カサの直径10cm、高さ7cm程でつばはありませんでした。この辺りから往路から逸れて県境沿いをさらに下ることにしました。連れには、もっと南に下らないと法面が高過ぎてアスファルト道には下りられないと言われましたが、このときはなんとかなるだろうと思っていました。
43灰色のキノコ
カサの直径10cm、高さ7cm程でつばはありませんでした。この辺りから往路から逸れて県境沿いをさらに下ることにしました。連れには、もっと南に下らないと法面が高過ぎてアスファルト道には下りられないと言われましたが、このときはなんとかなるだろうと思っていました。
44キシメジ科のキノコ
標高800m辺りから低木や高さ2m程のササのヤブコギになりましたが、そのまま突き進みました。法面の真上に出た瞬間、この急傾斜は無理!と判断、少し遅れていた連れに下るなと声をかけて多少南寄りに進みました。不意に周囲が少し開け、シメジに似た小さなキノコがびっしり生えていました。喜んだのも束の間、すぐにヤブコギになりました。
44キシメジ科のキノコ
標高800m辺りから低木や高さ2m程のササのヤブコギになりましたが、そのまま突き進みました。法面の真上に出た瞬間、この急傾斜は無理!と判断、少し遅れていた連れに下るなと声をかけて多少南寄りに進みました。不意に周囲が少し開け、シメジに似た小さなキノコがびっしり生えていました。喜んだのも束の間、すぐにヤブコギになりました。
45辰巳峠
やっと下りられたと思ったら、高さ1m程のススキ?などが茂った道で、たまに足元が見えない所もありました。アスファルト道と並行していたようです。アスファルト道に出ると広いスペースがあり、十台程駐車可能でした。振り返ると2、3m向こうに辰巳峠の道標が見えたので写真を撮りました。
45辰巳峠
やっと下りられたと思ったら、高さ1m程のススキ?などが茂った道で、たまに足元が見えない所もありました。アスファルト道と並行していたようです。アスファルト道に出ると広いスペースがあり、十台程駐車可能でした。振り返ると2、3m向こうに辰巳峠の道標が見えたので写真を撮りました。
46オミナエシ
秋の七草の一つです。直径5mm程の小さな花がかたまって咲きます。オトコエシ<写真26>よりも弱々しいのでオミナ(女)だというのですが、花だけ見ているとあまり変わらないような気がします。
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46オミナエシ
秋の七草の一つです。直径5mm程の小さな花がかたまって咲きます。オトコエシ<写真26>よりも弱々しいのでオミナ(女)だというのですが、花だけ見ているとあまり変わらないような気がします。
47アキノウナギツカミ
花はミゾソバ<写真19>やヤノネグサなどに似ていますが、葉が細く茎を抱きます。ここにだけ群生していました。
47アキノウナギツカミ
花はミゾソバ<写真19>やヤノネグサなどに似ていますが、葉が細く茎を抱きます。ここにだけ群生していました。
48アキノノゲシ
ケシではなく、キク科です。直径2cm程の白っぽい黄色の花なのでわかりやすいです。タンポポのような綿毛ができていました。
48アキノノゲシ
ケシではなく、キク科です。直径2cm程の白っぽい黄色の花なのでわかりやすいです。タンポポのような綿毛ができていました。
49ノコンギク
ヨメナ<写真51>に似ていますが、花の直径は3cm程で葉や茎に毛があります。1株だけでした。
49ノコンギク
ヨメナ<写真51>に似ていますが、花の直径は3cm程で葉や茎に毛があります。1株だけでした。
50クサキョウチクトウ
オイランソウともいいます。元々は北米原産の園芸品種ですが、各地で野生化しています。これも民家の前で野生状態でした。
50クサキョウチクトウ
オイランソウともいいます。元々は北米原産の園芸品種ですが、各地で野生化しています。これも民家の前で野生状態でした。
51ヨメナ
実物はもう少し青みがかって見えました。ノコンギク<写真49>などに似ていますが、花茎はあまり枝分かれしません。また、葉にはあまり毛がありません。群生していました。
51ヨメナ
実物はもう少し青みがかって見えました。ノコンギク<写真49>などに似ていますが、花茎はあまり枝分かれしません。また、葉にはあまり毛がありません。群生していました。
52キクイモ
キクイモモドキに似ていますが、茎に毛があり、総苞片が反り返ります。これも半野生化していました。
52キクイモ
キクイモモドキに似ていますが、茎に毛があり、総苞片が反り返ります。これも半野生化していました。
53マユタテアカネ♀
いわゆる赤トンボの仲間です。顔を正面から見ると黒斑が2つあり、これを眉に見立ててマユタテと名付けられました。ブタの鼻にならなくてよかったです( *´艸`)メスの翅は透明なタイプと、このように先端に色がついているタイプがいます。
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53マユタテアカネ♀
いわゆる赤トンボの仲間です。顔を正面から見ると黒斑が2つあり、これを眉に見立ててマユタテと名付けられました。ブタの鼻にならなくてよかったです( *´艸`)メスの翅は透明なタイプと、このように先端に色がついているタイプがいます。
54オタカラコウ
   &ハキリバチの仲間
花穂が縦に伸び、花びらのように見える舌状花がメタカラコウよりも多いので見分けられます。2株しかありませんでしたが、体長1cm程のハキリバチの仲間がいたので動画を撮りました。お腹側に白い毛がびっしりついており、もぞもぞ動く姿がかわいすぎました。
54オタカラコウ
   &ハキリバチの仲間
花穂が縦に伸び、花びらのように見える舌状花がメタカラコウよりも多いので見分けられます。2株しかありませんでしたが、体長1cm程のハキリバチの仲間がいたので動画を撮りました。お腹側に白い毛がびっしりついており、もぞもぞ動く姿がかわいすぎました。
55ゴマナ
花は直径1.5cm程で、楕円形の葉は大きく毛が生えており、いかつい感じがしました。オタカラコウ<写真54>の生育地などでよく見られるそうです。
55ゴマナ
花は直径1.5cm程で、楕円形の葉は大きく毛が生えており、いかつい感じがしました。オタカラコウ<写真54>の生育地などでよく見られるそうです。
56メマツヨイグサ
マツヨイグサの仲間はよく似ていますが、メマツヨイグサは花の直径が4cm程で茎は赤みを帯びることが多く、花はしぼんでも赤くなりません。ジャノメチョウ<写真67、69>がいたので動画も撮りました。周辺の法面はメマツヨイグサの花畑でした。
56メマツヨイグサ
マツヨイグサの仲間はよく似ていますが、メマツヨイグサは花の直径が4cm程で茎は赤みを帯びることが多く、花はしぼんでも赤くなりません。ジャノメチョウ<写真67、69>がいたので動画も撮りました。周辺の法面はメマツヨイグサの花畑でした。
57恩原湖畔より西南西方面
恩原(おんばら)湖畔より西南西方面を望むと、標高800m級の名もなき山々が見えました。下に茅場が広がっていたので、ススキ?が風になびくさまを動画に撮りました。
57恩原湖畔より西南西方面
恩原(おんばら)湖畔より西南西方面を望むと、標高800m級の名もなき山々が見えました。下に茅場が広がっていたので、ススキ?が風になびくさまを動画に撮りました。
58茅場より
  恩原山南南西尾根
恩原(おんばら)川にかかる橋を渡ると、恩原(おんばら)山<写真41>の南南西尾根が見えてきました。ちょうど東側が茅場だったので、秋らしい風景が撮れました。ススキは尾花ともいい、秋の七草の一つです。
58茅場より
  恩原山南南西尾根
恩原(おんばら)川にかかる橋を渡ると、恩原(おんばら)山<写真41>の南南西尾根が見えてきました。ちょうど東側が茅場だったので、秋らしい風景が撮れました。ススキは尾花ともいい、秋の七草の一つです。
59イシミカワの実
花は淡い黄緑色であまり目立ちません。周辺に群生しており、もう実ができていました。完全に熟すと青色になります。
59イシミカワの実
花は淡い黄緑色であまり目立ちません。周辺に群生しており、もう実ができていました。完全に熟すと青色になります。
60ウツボグサ
花穂が矢を入れて背負うウツボ(空穂)に似ているというのが名前の由来です。夏の花なので、さすがに咲いているのはこの1株だけでした。
60ウツボグサ
花穂が矢を入れて背負うウツボ(空穂)に似ているというのが名前の由来です。夏の花なので、さすがに咲いているのはこの1株だけでした。
61オオウラギンスジ
      ヒョウモン♀
恩原(おんばら)高原ではよく見られるチョウだそうです。動画も撮りましたが、翅の裏側が全く見えませんでした。メスは前翅の表側の先端に白い部分があります。ヒョウモンチョウの仲間の翅の表側はみんなとてもよく似ています。前翅の付け根付近の一番上の模様や二列目の小さい黒斑などを手掛かりにしました。
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61オオウラギンスジ
      ヒョウモン♀
恩原(おんばら)高原ではよく見られるチョウだそうです。動画も撮りましたが、翅の裏側が全く見えませんでした。メスは前翅の表側の先端に白い部分があります。ヒョウモンチョウの仲間の翅の表側はみんなとてもよく似ています。前翅の付け根付近の一番上の模様や二列目の小さい黒斑などを手掛かりにしました。
62ウスイロヒョウモンモドキ
        生息地入口
スキー場の駐車場らしき広いスペースの右奥にこの案内板がありました。ウスイロヒョウモンモドキは岡山県では絶滅危惧砧爐忙慊蠅気譴討い襯船腑Δ任后J甞佑箴渡は禁止で、違反すると5年以下の懲役または500万円以下の罰金が科せられます。ここからはすべての動植物や岩石などの採集は禁止、見学道以外立ち入り禁止でした。
62ウスイロヒョウモンモドキ
        生息地入口
スキー場の駐車場らしき広いスペースの右奥にこの案内板がありました。ウスイロヒョウモンモドキは岡山県では絶滅危惧砧爐忙慊蠅気譴討い襯船腑Δ任后J甞佑箴渡は禁止で、違反すると5年以下の懲役または500万円以下の罰金が科せられます。ここからはすべての動植物や岩石などの採集は禁止、見学道以外立ち入り禁止でした。
63ツリガネニンジン
花の長さ2cm程で、先端が少し広がりめしべは花の長さよりも短いです。萼に鋸歯がないように見えたのですが、他の特徴はツリガネニンジンと一致しました。よく似たサイヨウシャジンは岡山県の沿岸部のみらしいので、ツリガネニンジンだろうと思います。
63ツリガネニンジン
花の長さ2cm程で、先端が少し広がりめしべは花の長さよりも短いです。萼に鋸歯がないように見えたのですが、他の特徴はツリガネニンジンと一致しました。よく似たサイヨウシャジンは岡山県の沿岸部のみらしいので、ツリガネニンジンだろうと思います。
64茅場道
このような草刈り道が続きます。両サイドの草原がウスイロヒョウモンモドキ保護のための立ち入り禁止区域です。道沿いにはヨシノアザミ<写真17,68>、シラヤマギク<写真13>、クロバナヒキオコシ<写真22>、アキノキリンソウ<写真08>などが咲き、その奥にススキ?が群生していました。歩きながら茅場を動画に撮りました。
64茅場道
このような草刈り道が続きます。両サイドの草原がウスイロヒョウモンモドキ保護のための立ち入り禁止区域です。道沿いにはヨシノアザミ<写真17,68>、シラヤマギク<写真13>、クロバナヒキオコシ<写真22>、アキノキリンソウ<写真08>などが咲き、その奥にススキ?が群生していました。歩きながら茅場を動画に撮りました。
65リンドウ
他の山域で見るものよりも大きめで花数も多く、生育状態がいいようでした。近くに恩原(おんばら)川があり乾燥しすぎないのがいいのかもしれません。
65リンドウ
他の山域で見るものよりも大きめで花数も多く、生育状態がいいようでした。近くに恩原(おんばら)川があり乾燥しすぎないのがいいのかもしれません。
66ウラギンヒョウモン♀
オオウラギンスジヒョウモン<写真61>とともに恩原(おんばら)高原ではよく見られるチョウだそうです。これまた翅の裏側が全く見えなかったので、前翅の先端周辺や付け根付近の模様をチェックして特定しました。白っぽく細い横筋模様がないのでメスです。ウラギンヒョウモンはさらにヤマとサトに分かれるらしいのですが、翅が破れているので形で見分けるのはあきらめました。
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66ウラギンヒョウモン♀
オオウラギンスジヒョウモン<写真61>とともに恩原(おんばら)高原ではよく見られるチョウだそうです。これまた翅の裏側が全く見えなかったので、前翅の先端周辺や付け根付近の模様をチェックして特定しました。白っぽく細い横筋模様がないのでメスです。ウラギンヒョウモンはさらにヤマとサトに分かれるらしいのですが、翅が破れているので形で見分けるのはあきらめました。
67ジャノメチョウ
ジャノメチョウの仲間には目玉のような模様がたくさんありますが、ジャノメチョウは少ない方です。前翅に同じくらいの大きさの模様が2つずつあります。道はまだ続いていましたが、ここで休憩して引き返しました。
67ジャノメチョウ
ジャノメチョウの仲間には目玉のような模様がたくさんありますが、ジャノメチョウは少ない方です。前翅に同じくらいの大きさの模様が2つずつあります。道はまだ続いていましたが、ここで休憩して引き返しました。
68ヨシノアザミ
    &アサギマダラ♀
アサギマダラは渡りをするチョウとして有名で、これから日本列島を南下していきます。運が良ければ岡山県南部の岡山市などでもみられるそうです。この個体は後翅の裏側の下の方に黒い部分がないのでメスです。ヨシノアザミ<写真17>の蜜を吸っているところを動画にも撮りました。
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68ヨシノアザミ
    &アサギマダラ♀
アサギマダラは渡りをするチョウとして有名で、これから日本列島を南下していきます。運が良ければ岡山県南部の岡山市などでもみられるそうです。この個体は後翅の裏側の下の方に黒い部分がないのでメスです。ヨシノアザミ<写真17>の蜜を吸っているところを動画にも撮りました。
69風に耐えるジャノメチョウ
<写真67>と同じ個体かどうかはわかりませんが、人懐っこく、あまり逃げようとしませんでした。じっとこちらを見ていましたが、風が吹いてきて動けなくなってしまいました。動画も撮ってみました。
69風に耐えるジャノメチョウ
<写真67>と同じ個体かどうかはわかりませんが、人懐っこく、あまり逃げようとしませんでした。じっとこちらを見ていましたが、風が吹いてきて動けなくなってしまいました。動画も撮ってみました。
70オオカマキリ
アスファルト道の真ん中にいたので、踏みそうになりました。チョウセンカマキリよりも少し大きく、カマの付け根が黄色っぽいです。体長7cm程しかありませんでしたが、腹部は少し幅広なのでメスかもしれません。にらんでいるようだったので、すぐにお暇しました。
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70オオカマキリ
アスファルト道の真ん中にいたので、踏みそうになりました。チョウセンカマキリよりも少し大きく、カマの付け根が黄色っぽいです。体長7cm程しかありませんでしたが、腹部は少し幅広なのでメスかもしれません。にらんでいるようだったので、すぐにお暇しました。
71ウツギ
卯の花ともいいます。5〜6月の花のイメージですが、秋にも咲きます。マルバウツギやヒメウツギに似ていますが、萼は先端が尖って毛があり、白いおしべの翼の先端はほぼまっすぐですが、角度により両端が角状に尖ったように見えます。
71ウツギ
卯の花ともいいます。5〜6月の花のイメージですが、秋にも咲きます。マルバウツギやヒメウツギに似ていますが、萼は先端が尖って毛があり、白いおしべの翼の先端はほぼまっすぐですが、角度により両端が角状に尖ったように見えます。
72恩原ダムより恩原山
恩原(おんばら)湖畔の道は木が茂っており、湖はあまり見えませんでした。ダムの上からは恩原山<写真41>が見えました。ダムの下に下りる道は立ち入り禁止で、管理事務所に寄るようにと掲示がありました。正面からバットレスダム独特の姿を見るには、事務所で許可をいただいて下に下りなければならないようですが、あまり時間もなかったので、今回はスルーしました。
72恩原ダムより恩原山
恩原(おんばら)湖畔の道は木が茂っており、湖はあまり見えませんでした。ダムの上からは恩原山<写真41>が見えました。ダムの下に下りる道は立ち入り禁止で、管理事務所に寄るようにと掲示がありました。正面からバットレスダム独特の姿を見るには、事務所で許可をいただいて下に下りなければならないようですが、あまり時間もなかったので、今回はスルーしました。
73恩原湖畔より恩原ダム
恩原(おんばら)ダムは1928年に建設されたバットレスダムで、「日本の近代土木遺産」に選定されています。また、国の登録有形文化財です。鉄筋コンクリート製の遮水板をバットレスと呼ばれる擁壁で支える構造で、正面からはコンクリートの壁が格子状に見えます。コンクリートの量が少なくて済む反面、定期的なメンテナンスが欠かせないため、1923〜1937年にしか建設されなかった珍しい構造のダムです。また機会があればゆっくり見学してみたいと思います。
73恩原湖畔より恩原ダム
恩原(おんばら)ダムは1928年に建設されたバットレスダムで、「日本の近代土木遺産」に選定されています。また、国の登録有形文化財です。鉄筋コンクリート製の遮水板をバットレスと呼ばれる擁壁で支える構造で、正面からはコンクリートの壁が格子状に見えます。コンクリートの量が少なくて済む反面、定期的なメンテナンスが欠かせないため、1923〜1937年にしか建設されなかった珍しい構造のダムです。また機会があればゆっくり見学してみたいと思います。

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下(厚手) 軍手 雨具 日よけ帽子とフード 雨用帽子 登山靴(防水加工) 靴ひも予備 アタックザック ザックカバー 地形図 コンパス マップケース 筆記用具 携帯 時計(防水) タオル カメラ 飲料水(スポドリ&茶) 水筒(保温) 非常食(栄養補助食品) スマホ(山使用可能) eTrex30(GPSナビゲーター)

感想

 この日は岡山県の最北にある恩原(おんばら)高原を訪問しました。キャンプで賑わう夏、紅葉の美しい秋、初級者から上級者までスキーを楽しめる冬、こうした時季は人気スポットでたくさんの人で賑わいますが、シーズンの狭間の時期である9月下旬は閑散としています。
 逆に、人がいない時期は動植物がたくさん見られます。今回の最大の目的はウスイロヒョウモンモドキの観察でした。岡山県では絶滅危惧砧爐忙慊蠅気譴討い訥海任后成虫のみならず、卵・幼虫・蛹の捕獲も禁止されており、違反すれば、5年以下の懲役、または500万円以下の罰金を科せられます(*_*; なお、生息地では動植物や岩石などの採集もすべて禁止、見学道以外は立ち入り禁止です。植物が機嫌よく茂っているのを見れば立ち入る気にはならないと思いますが(^^)

 出発点は恩原(おんばら)湖の東にある「恩原湖野鳥の森」です。野鳥の森というよりも、“キノコの森”でした。アスファルト道に出るとシコクママコナやミゾソバ、アキノキリンソウなどの花もたくさん咲いていました。

 続いて向かったのは恩原(おんばら)山です。地図上には山名がない無名峰ですが、地元では「恩原(おんばら)富士」と呼ばれており、877.8mの三角点(金属盤)や図根点が設置されています。尾根に取り付くまでのアスファルト道沿いには、オタカラコウやツリフネソウなどの色鮮やかな花をたくさん観察できました。
 取り付き点からしばらくは木の間を適当に歩きましたが、境界標柱がたまに現れるようになると、頂上まで少し歩きやすいキノコロード?が続きます。
 頂上から西に下りると、30分程でウスイロヒョウモンモドキの生息地に直接行けそうでしたが、立ち入り禁止エリアに入ってしまうので、県境尾根を最後はヤブコギで下り、恩原湖畔、恩原川沿いを経て、ウスイロヒョウモンモドキの生息地に向かいました。この間にも、ススキや白樺の群生をはじめ、多種多様な花や昆虫に出会いました。

 結局、ウスイロヒョウモンモドキは観察できませんでした。7月が適期らしいので時期が遅かったのかもしれませんし、一瞬、視界に飛び込んできて、すぐに飛び去ったヒョウ柄の蝶がそうだったのかもしれません。少し残念でした。
 しかし、蝶を必死に探していたおかげで、おかやま蝶図鑑によると恩原高原で5月下旬から9月にかけて、年に2〜3回観察できるというアサギマダラを観察できました。
 世界で唯一(?)の渡りをする蝶なので、もうすぐ2,000km前後離れた南西諸島に帰っていくかもしれません。運が良ければ、南下中に、岡山市の芥子山などの岡山県南部の低山で見られるかもしれません。

 全体的には花、蝶、菌類(キノコ)が絶えることなく観察でき、また、ススキらしき茅場や白樺林も多く、9月ならではの風物詩を十分楽しむことができました。恩原(おんばら)はまさに原ダイス(パラダイス)でした\(^o^)/
 山行後には道の駅奥津温泉の食事処「温泉亭」でランチバイキングを楽しみました。三連休中だからか、ラストオーダー15分前に飛び込んだにもかかわらず、いつも通りの客入りでした。前回閑散としていたのは、単に天気が悪い平日だったからのようです。ほっとしました。



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