秋のコブ尾根〜ジャンダルム
- GPS
- 31:51
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 1,777m
- 下り
- 1,771m
コースタイム
- 山行
- 11:22
- 休憩
- 0:49
- 合計
- 12:11
- 山行
- 6:06
- 休憩
- 1:07
- 合計
- 7:13
過去天気図(気象庁) | 2018年09月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
3連休、コブ尾根からの飛騨尾根ジャンダルムを計画していたが、天候が優れず、日、月での山行に変更。
コブ沢をつめ、スラブ状の壁面を右に登っていくが、ココではザイルを出したほうが良い。もしくは、左へ回り込み滝を超えたルンゼを詰めると少し簡単だが足元は不安定。
コルからマイナーピークへは尾根沿いに踏み跡あり。
そこからクライムダウンし、階段状のルンゼを詰めると右のハイマツ帯に踏み跡があり、そこから尾根に乗る。
喫はリッジを行くルート、真ん中ルンゼ状の所をつめてフェイスを登るルート、詰めて上高地側から登るルートとある。我々は後者。1P30m。
そこから懸垂25m
登り返しが少し微妙なので1Pザイルを出したほうが安心。
そこからは、岩は上に乗っているだけなので落石をしないように慎重にいく。
ジャンが右に見え、縦走者が近くなってくるとコブの頭に出る。
そこでビバーク。
大分遅くなってしまったので、次の日は飛騨尾根登攀をせずに下った。
兄貴みたくソロでの山行もルーファイ力もない、まだまだ勉強中の私からみた感想。
北アルプスのボロ岩稜帯はこれまで経験してきた八ヶ岳や南アルプスのバリエーションルートとは全くの異質でした。南アとも違ったボロさ、危うさがありました。
登攀ルートは1ピッチとあっという間で簡単なのに対して、アプローチは危険でボロくて長い。
核心はとりつきまでのボロルンゼだと思います。
そして斜度のある草付きは踏み跡をよくみて行かないと登りにくいだけじゃなく、トゲのある枯れた植物が体じゅうに刺さり痛い目にあいます。(←あいました)
何が起こるかわからない、いつ崩落するかわからない脆さの岩に全神経を張り積めて、緊張感のなかコブ尾根まで登りました。
残雪期のトポが多く、この時期が少ないのはそれなりの理由があることを身を持って経験。
経験値のあるルーファイ力のある慣れた人と行くことをおすすめします。
ただ、大休止したピーク(名前がわからない)からの景色は本当に最高です。
そして
コブ尾根に乗り上げた瞬間に見える、ジャンダルムの天使は本当に感動します。
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