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Yamareco

記録ID: 1598377
全員に公開
アルパインクライミング
甲信越

秋のコブ尾根〜ジャンダルム

2018年09月23日(日) ~ 2018年09月24日(月)
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
31:51
距離
12.4km
登り
1,777m
下り
1,771m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
11:22
休憩
0:49
合計
12:11
2日目
山行
6:06
休憩
1:07
合計
7:13
5:51
129
8:00
8:36
96
10:12
10:40
67
11:47
11:48
22
12:10
12:11
13
12:34
17
12:51
12:52
4
12:56
8
13:04
ゴール地点
過去天気図(気象庁) 2018年09月の天気図
アクセス
3:30に沢渡タクシー乗り場に並び、一番のタクシーで釜トン到着
3:30に沢渡タクシー乗り場に並び、一番のタクシーで釜トン到着
微妙に予報が外れて良くなりそう。
微妙に予報が外れて良くなりそう。
5:30 岳沢登山口
樹林帯を抜けると天気は最高。雲ひとつない穂高連峰。
2
樹林帯を抜けると天気は最高。雲ひとつない穂高連峰。
7:10 岳沢小屋へ到着
装備を整えいざコブ尾根へ
7:10 岳沢小屋へ到着
装備を整えいざコブ尾根へ
ヘリ発着所の方からコブ沢を詰めていく。
雪がないとやっぱりあるきにくい。
ヘリ発着所の方からコブ沢を詰めていく。
雪がないとやっぱりあるきにくい。
右に行ったり左に行ったり、巻きも直登も交えて好きに登る。
1
右に行ったり左に行ったり、巻きも直登も交えて好きに登る。
ルートはコレをあがる。途中ハーケンが結構あった。
一人偵察でフリーソロで突破したが、他の4名は左へ巻く。
ルートはコレをあがる。途中ハーケンが結構あった。
一人偵察でフリーソロで突破したが、他の4名は左へ巻く。
左の方が濡れていたのでザイルを出したようだ。
左の方が濡れていたのでザイルを出したようだ。
途中ハーケンもあったらしい。こちらのほうが簡単だがガレている。
途中ハーケンもあったらしい。こちらのほうが簡単だがガレている。
後はルンゼを詰めてマイナーピークへ。
1
後はルンゼを詰めてマイナーピークへ。
マイナーピークからの眺め。
コブ1峰、ロバ耳、馬の背が見える。
2
マイナーピークからの眺め。
コブ1峰、ロバ耳、馬の背が見える。
マイナーピークから岳沢方面
3
マイナーピークから岳沢方面
ここで大分休憩。写真タイム。
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ここで大分休憩。写真タイム。
今回の勇者たち。
6
今回の勇者たち。
コブ喫へは、ルンゼを上がりハイマツの中の踏み跡から尾根沿いに上がっていく。
コブ喫へは、ルンゼを上がりハイマツの中の踏み跡から尾根沿いに上がっていく。
拡大すると先行PTが見えた。
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拡大すると先行PTが見えた。
ちょっとすると、救助ヘリ。軽装備の学生だったらしい。
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ちょっとすると、救助ヘリ。軽装備の学生だったらしい。
尾根にのった所
核心へ。ルートは何本かある。先行PTはリッジを上がっていっていたようだ。
1
核心へ。ルートは何本かある。先行PTはリッジを上がっていっていたようだ。
我々は真ん中のルンゼ状の所を詰めていく。慣れていれば上部までザイルはいらないだろうが、詰めた先で30mいっぱいまで伸ばした。
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我々は真ん中のルンゼ状の所を詰めていく。慣れていれば上部までザイルはいらないだろうが、詰めた先で30mいっぱいまで伸ばした。
その先へ一段降りたところに懸垂下降の支点がある。
30ザイルなら写真左手の方に途中支点がある。
2
その先へ一段降りたところに懸垂下降の支点がある。
30ザイルなら写真左手の方に途中支点がある。
コブ喫懸垂下降中。
3
コブ喫懸垂下降中。
コルから登ってくる所が少し悪い。念のために皇族は確保。
コルから登ってくる所が少し悪い。念のために皇族は確保。
やっとジャンが見えた。
この先は浮石だらけ。
石と向き合い、慎重に登る。
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やっとジャンが見えた。
この先は浮石だらけ。
石と向き合い、慎重に登る。
本日は、コブの頭でビバーク。
ツエルト張るのもだるかったので岩陰にシュラフとビバークシートにくるまって快適に寝る。
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本日は、コブの頭でビバーク。
ツエルト張るのもだるかったので岩陰にシュラフとビバークシートにくるまって快適に寝る。
朝日はジャンから。
2
朝日はジャンから。
これを見るために皆で頑張って来たんだ。
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これを見るために皆で頑張って来たんだ。
7:00 コブの頭出発
後は天狗のコルまでしっかりした一般道を降りるだけ。
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7:00 コブの頭出発
後は天狗のコルまでしっかりした一般道を降りるだけ。
8:00 天狗のコル ここで十分に休憩をとる
8:00 天狗のコル ここで十分に休憩をとる
天狗のコルからのザレ場。
ひどいと聞いていたが全く大したことがない。
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天狗のコルからのザレ場。
ひどいと聞いていたが全く大したことがない。
さっさと降りてると、後続がだいぶ後ろへ。。。
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さっさと降りてると、後続がだいぶ後ろへ。。。
9:20 岳沢小屋へ到着
1
9:20 岳沢小屋へ到着
ココで一服。後は高速道路を降りるだけ。
ココで一服。後は高速道路を降りるだけ。
12:10 岳沢登山口到着
12:10 岳沢登山口到着
今回のメンバー

感想

3連休、コブ尾根からの飛騨尾根ジャンダルムを計画していたが、天候が優れず、日、月での山行に変更。
コブ沢をつめ、スラブ状の壁面を右に登っていくが、ココではザイルを出したほうが良い。もしくは、左へ回り込み滝を超えたルンゼを詰めると少し簡単だが足元は不安定。
コルからマイナーピークへは尾根沿いに踏み跡あり。
そこからクライムダウンし、階段状のルンゼを詰めると右のハイマツ帯に踏み跡があり、そこから尾根に乗る。
喫はリッジを行くルート、真ん中ルンゼ状の所をつめてフェイスを登るルート、詰めて上高地側から登るルートとある。我々は後者。1P30m。
そこから懸垂25m
登り返しが少し微妙なので1Pザイルを出したほうが安心。
そこからは、岩は上に乗っているだけなので落石をしないように慎重にいく。
ジャンが右に見え、縦走者が近くなってくるとコブの頭に出る。
そこでビバーク。
大分遅くなってしまったので、次の日は飛騨尾根登攀をせずに下った。

兄貴みたくソロでの山行もルーファイ力もない、まだまだ勉強中の私からみた感想。
北アルプスのボロ岩稜帯はこれまで経験してきた八ヶ岳や南アルプスのバリエーションルートとは全くの異質でした。南アとも違ったボロさ、危うさがありました。
登攀ルートは1ピッチとあっという間で簡単なのに対して、アプローチは危険でボロくて長い。
核心はとりつきまでのボロルンゼだと思います。
そして斜度のある草付きは踏み跡をよくみて行かないと登りにくいだけじゃなく、トゲのある枯れた植物が体じゅうに刺さり痛い目にあいます。(←あいました)
何が起こるかわからない、いつ崩落するかわからない脆さの岩に全神経を張り積めて、緊張感のなかコブ尾根まで登りました。
残雪期のトポが多く、この時期が少ないのはそれなりの理由があることを身を持って経験。
経験値のあるルーファイ力のある慣れた人と行くことをおすすめします。
ただ、大休止したピーク(名前がわからない)からの景色は本当に最高です。
そして
コブ尾根に乗り上げた瞬間に見える、ジャンダルムの天使は本当に感動します。

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