新穂高温泉〜白出沢コース〜涸沢岳〜北穂高岳〜涸沢〜パノラマコース〜上高地



- GPS
- 20:07
- 距離
- 33.6km
- 登り
- 3,586m
- 下り
- 3,118m
コースタイム
- 山行
- 9:49
- 休憩
- 1:48
- 合計
- 11:37
- 山行
- 7:21
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 8:31
新穂高温泉駐車場〜穂高岳山荘:約6時間30分
穂高岳山荘〜北穂高岳:約3時間
北穂高岳〜涸沢:約2時間20分
涸沢〜上高地(パノラマコース):6時間10分
天候 | 曇り後快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
写真
感想
いい天気になりそうな2日間。最初は中央アルプスを縦走をしようと計画を立てていたけれど、Aさんから連絡が入り、一緒に涸沢の紅葉を見に行くことになりました。
今回は、新穂高温泉から白出沢コースを通って穂高岳山荘まで上がり、涸沢岳を越えて北穂高小屋で一泊。翌日に涸沢まで下り、パノラマコースで上高地まで歩いてきました。
青空広がるいい天気、きれいな紅葉、長いけれど変化のあるコース。とても楽しい山行でした。
【前日】
・Aさんとの待ち合わせの平湯温泉のターミナルまで行き車中泊。トイレ、自販機あり。温泉はすでに閉まっていた。
【1日目】
・Aさんが夜行バスで湯平温泉に着いたのは早朝3時過ぎ。合流してとりあえず新穂高温泉へ車で移動。
・深山荘近くの無料駐車場にとめて、明るくなるまで仮眠をとる。
・朝5時を過ぎるとぼんやりと明るくなってくる。準備を済ませ、まだ薄暗い5時半過ぎに出発。
・新穂高登山指導センターでトイレを済ませ、登山計画書を提出して先に進む。
・ひたすら右俣林道を歩く。出発から約2時間。ようやく白出沢コースへの分岐に到着。
・白出沢コースに入ってもしばらくは樹林内のゆるやかな道。
・白出大滝が見えた所で一休み。迫力のある立派な滝。周囲の紅葉もきれい。
・白出沢に下りる。梯子を下って重太郎橋を渡る。立派な橋を想像していたが、束ねたバタ角を渡しただけの簡単な橋。
・橋を渡って梯子を登ると岩切道。鎖場もあって楽しい。
・登山道は白出大滝の巻道ルートとなり、勾配は急になる。途中、白出大滝の下方のトイ状滝を見下ろす事ができる。肝心な迫力のある大滝は見ることができなかった。
・鉱石沢に出ると、最初どっちに行けばいいのかよく分からなかった。よく見てみると、上の方に標識が。少し沢を遡る。
・樹林内の急な道を一登りすると、荷継場跡手前で急に景色が開ける。紅葉がとてもきれい。しばらく休憩。
・荷継沢を渡ると白出沢に下りていく。紅葉地帯の中の小道。とてもきれい。
・やがて沢底は巨石ばっかり。両岸は岸壁となる。どこでも歩ける感じだが、登山道は石を積みなおしてくれて歩きやすくなっている。時々ペイントを見失うと、やっぱり歩きづらい。かなりの急登をジグザグにひたすら登っていく。
・やがて上の方に奥穂高山荘が見えてくる。あと少しかなと思い頑張って歩くが、近づいたと思ってもまだまだ遠い。ひたすら登る。
・標高を上げていくと、周囲の岩には白いものがついている。まだ10月に入ったばかりだというのに、エビのしっぴが出来ていた
・穂高岳山荘に到着。涸沢方面を覗いてみると一面に紅葉が広がっている。遅めの昼食をとりながら、景色を満喫する。
・もとの計画は、ザイテングラードを通って涸沢で泊まるか、奥穂高岳を往復して穂高岳山荘に泊まろうかと考えていたけれど、Aさんが北穂高小屋に泊まる事を提案してくれた。コースも楽しく小屋からの景色もいいらしいので計画を変更。北穂高岳を目指す事にした。
・涸沢岳に登ると、足元にブロッケンが出ていた。雲の中に槍ヶ岳も見える。
・涸沢岳の下り。思った以上の難所。鎖、鉄ピン、ハシゴ場が次々と出てくる。高度感があり結構怖い。難しい所も数か所あった。前日の霧氷で滑りやすくなっている箇所もあり、慎重にゆっくりと下る。
・無事涸沢岳を越え、北穂高岳へ向かう。頂上もすぐそこかと思ったら、見えていたのは手前の岩峰。いくつかの岩峰をアップダウンを繰り返して乗り越え、ようやく涸沢方面への分岐。そこから一登りで北穂高岳頂上。17時と、だいぶ遅くなってしまった。
・頂上に着いたのはちょうど夕暮れ時。西の空が赤く染まっている。しばらく景色を味わう。
・北穂高小屋は、頂上直下にある。とても環境がいい。小屋前のテラスからも景色がいい。料金は宿泊+夕食で8400円。
・夕食は17:30から。生姜焼き定食。おいしかった。夕食後はAさんと酒を飲む。単独行では味わえない楽しさ。
【2日目】
・日の出は5:45頃なので、5時に起床。外に出てみると、空は薄っすらと明るくなり始めている。雲海が広がり、山々が島のように浮かんでいる。コーヒーを飲みながら、空の色の移ろいを楽しむ。
・5:50頃日が差し込む。槍ヶ岳や奥穂高岳が赤く染まる。
・荷物をまとめ、6:10に出発。涸沢へ向けて下っていく。涸沢への下りは急なジグザグ道。途中、鎖場や梯子もある。途中、Aさんは膝を打って痛めてしまった。
・道は紅葉の中に入っていく。色が鮮やかでとてもきれい。
・涸沢周辺の紅葉を楽しみ、パノラマコースに入る。ストックは使用禁止だそうだ。1年前にも通ったけれど、その時はそんな注意書きは無かったと思う。やっぱり事故が多いのかな。
・紅葉の中の道を屏風のコルへ向けて歩く。途中、何箇所か崩落箇所があるが、特に難しい、怖い感じはなかった。
・屏風のコルにザックをデポして、屏風の耳へ行く。360度の大展望。あたり一面の紅葉がとてもきれい。
・Aさんは屏風の頭へ向かうが、途中で引き返してきた。かなり難しいみたい。
・屏風のコルに戻り、沢の中のジグザグ道を下っていく。1年前にも同じコースを歩いたが、その時には膝を痛めていてこの下りがとてもつらかった。今回はきれいな景色の中、気持ちよく下る。
・涸れた枝沢を渡り、広々とした奥又白谷に出る。大きな石がゴロゴロとしていて水は流れていない。ここで昼食休憩。
・すぐに別の沢に出る。ここで分岐。こちらには水流がある。水流に沿って下っていく。
・やがて登山道は林道に変わり、快適な道をひたすら歩く。新村橋、徳沢園、明神を過ぎ、14:40頃に上高地のバスターミナルに到着。長かった。
・Aさんと続いてはここでお別れ。私は自動車を取りに新穂高温泉へ向かう。15:00発のバスで平湯温泉へ(1160円)。バスが満車になってしまったが、臨時便を出してくれた。平湯温泉からは15:40発の路線バスで深山荘前まで行く(820円)。
・深山荘の温泉に入る(500円)。河原の絶景露天風呂。せせらぎを聞きながらのんびりとつかる。
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