秋の白馬稜線歩いてみました(猿倉・白馬山荘・白馬岳・小蓮華岳・船越ノ頭・白馬大池・栂池)
- GPS
- 28:52
- 距離
- 18.9km
- 登り
- 2,062m
- 下り
- 1,455m
コースタイム
- 山行
- 5:16
- 休憩
- 1:44
- 合計
- 7:00
天候 | 10月13日:晴れ 10月14日:濃霧→曇り時々晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2018年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
・深夜2:00頃到着時には10台程度 ・10/13出発時、10/14戻ったときも10台程度 ●アルピコタクシー(栂池→猿倉)\5,300 今回は運よく栂池駐車場に待機していてくれました。連絡して来てもらわないといけないかな、と思っていただけにラッキーでした。 ●バス情報 https://www.alpico.co.jp/access/hakuba/sarukura/ ●栂池パノラマウェイ(ロープウェイ〜ゴンドラ片道)¥1,920 http://www.nsd-hakuba.jp/green/tsugaike/panoramaway.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
●登山ポスト 猿倉荘前にあり(記入用紙もあり) 平成28年7月1日から「長野県登山安全条例」に基づき、指定登山道を通行する際には、登山計画書を「長野県知事に届出する」こととなりました。 http://www.pref.nagano.lg.jp/police/sangaku/index.html ●白馬山荘 1泊2食¥10000(朝食はお弁当に変えてもらいました) 夕食17:30〜 https://www.hakuba-sanso.co.jp/ 今シーズンの営業は10/13宿泊まで、ということで最終営業日に宿泊してきました。 この日の宿泊は80名程度とのこと。個室棟と大部屋は、この時期利用できなくなっている様子。2号館にある6畳の小部屋に割り振りされます。 ●危険箇所 各人の体力や経験などによって大きく違うので詳しくは書きませんが・・・ ・大雪渓の落石 ・この時期ならではの凍った木道や岩 ・今回アイゼンは持っていきましたが使用しませんでした。 (とはいえ必要な装備だと思います) |
その他周辺情報 | ●下山後の温泉:おびなたの湯 \600(タクシーに割引券があり100円引きになります)。洗い場やシャワーの数は少ないですが、天気の良い日は解放感のある気持のよい温泉です。 http://hakuba-happo-onsen.jp/obinatanoyu/ ●下山後の食事:八方田舎料理おひょっくり 白馬名物「おひょっくり」などが美味しい郷土料理のお店です。 http://www.shinshuu-hakuba.com/ しばらくぶりに出向いたらメニューに英語表記がされていました。メニューの数も少し減ったような・・・。 |
写真
感想
♪秋の白馬稜線歩いてみました(猿倉・白馬山荘・白馬岳・小蓮華岳・船越ノ頭・白馬大池・栂池)♪
今シーズンは本当に悪天候に泣かされた。計画しては延期・中止になり思うように歩けなかった。先週もそうだ。また台風がやってきてしかも風が強いとの予報で予定していた白馬縦走の予定をキャンセル。シーズン最後の北アルプス縦走の予定がまたダメになり残念で仕方なかった。
そんなわけで、もう一度計画したのが今回の山行。ただし、今回は白馬山荘しか営業しておらず、稜線ではいつ降雪があってもおかしくない時期。天気予報でも雪マークも出ている。こんな状況で安全に登山できるのか?悩んだが、防寒対策等万全にして、秋も深まった3000m級稜線を歩く経験を積むことを目的にチャレンジすることにした。
★Day1(猿倉〜白馬山荘)
出発はおなじみの猿倉から。今日は白馬山荘まで行くだけでCTも短いので、のんびりと日の出の時間を過ぎてからスタート。それにしても猿倉はいつも満車なのに、今回は閑散としていて寂しい感じだ。
猿倉から白馬鑓方面には歩いたことがあるが、大人気の白馬大雪渓を歩くのは実は今回が初めて。小さな落石の音が絶えず、いつ大きな落石があっても不思議はないな〜と、危険を感じながら歩く半面、この時期になってもウサギギクやキンポウゲの群生しているところもあり、なかなか楽しめるルートでもあった。
雪渓を越え、頂上宿舎が見えてからが少しきつく感じたが、今シーズン一番の快晴じゃないの?と思われる天気のもと予定より早く頂上宿舎に到着。目指す白馬山荘が眼の前にそびえる。ほんといつ見ても大きいな〜。
ちょっと早めだが昼前に白馬山荘に到着。受付を済ませ部屋に荷物を置いた後、白馬岳へ。いつ来ても混雑している山頂も、本日はそれほどでもなく、360度の大パノラマをしばらく楽しんで山荘へ。山荘前のベンチでカップヌードルとコーヒーのお昼ご飯。この時期なのにすごく暖かい(小屋の中は寒かったけど・・・)。小屋に早く着いてまったりと過ごすのが大好きだが、特に今回は素晴らしい景色に出会えて大満足!この景色は雲がわいてきた14時過ぎ頃まで楽しめた。そのあとはガスになってしまったが・・・。
夕食を終え、いつもながらあまり眠れない山小屋の夜はふけていった。夜中に強風の音がしていたが、明日は大丈夫か?
★Day2(白馬山荘〜白馬大池〜栂池)
早朝、小屋の中でお弁当をいただき、寒さ対策でカッパを着込んで出発。幸い雪は降らなかったようだが辺りはガスガス。薄明の時間は過ぎているがガスのせいであまり明るくならない。ご来光が見られないのは残念だが、こんな天気だからライチョウさんとの出会いを期待しよう。
三国境を過ぎ、小蓮華岳へと向かう途中、何だか視線を感じたので、そちらをよ〜く見ると、あっ、ライチョウさんだ!しかも3羽。もう大きくなっているので親か子なのかは分からないが羽根はだいぶ白くなっていた。良かった〜、今シーズンは朝日岳でライチョウ親子を見かけたが、早朝の為暗くて写真は撮れなかった。もう会えないかもと思っていた矢先のことで嬉しさひとしお。
この後も小蓮華岳前後で、飛ぶライチョウさんも見たし、再度至近距離に現れてもくれた。もう下山したと思っていたホシガラスさんにも会えたし俄然ヤル気が出てくる。この頃からガスが取れはじめ太陽も顔を出すようになった。
おかげで白馬大池の美しい景色も楽しめ、長い間ご無沙汰だった白馬乗鞍岳を通って栂池RWに下山。いつも混雑しているここも、連休の後だからか、今回はすんなりRWにもゴンドラにも乗車できた。
ゴンドラを下りて、栂池の駐車場に歩いていくと、タクシーが待機していたのでそのまま猿倉までお願いして時間をロスすることなく今回の山行を終えた。
小日向の湯で汗を流し、郷土料理「おひょっくり」で昼食、好日山荘でショッピングを楽しみ、深まる秋の2日間を満喫することができたことに感謝。
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