本気の八ヶ岳-その
- GPS
- 53:43
- 距離
- 24.1km
- 登り
- 2,361m
- 下り
- 2,071m
コースタイム
観音平口ゲート 06:45 〜 富士見平 07:50 〜 雲海展望台 08:59 〜 押手川 09:50 〜 11:55 編笠山 12:01 〜 12:32 青年小屋 13:02 〜 16:59 権現小屋(ビバーク)
2日目(1月8日)
権現小屋 08:38 〜 08:49 権現岳 08:51 〜 キレット小屋裏の尾根 10:56 〜 13:42 赤岳 14:00 〜 14:15 赤岳展望荘(泊)
3日目(1月9日)
赤岳展望荘 07:00 〜 08:26 横岳 08:31 〜 08:42 硫黄岳山荘 08:55 〜 09:29 硫黄岳 09:34 〜 10:25 赤岳鉱泉 10:48 〜 12:28 美濃戸口BS
天候 | 1日目 : 快晴 2日目 : 快晴 3日目 : 午前中 曇り・ガス・強風、午後 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2012年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
(車の回収) 下山口(美濃戸口)〜茅野駅 バス 900円 茅野駅〜小淵沢駅 JR特急あずさ 1,130円 小淵沢駅〜観音平口ゲート タクシー 1,880円 復路 : 観音平口ゲート〜(中央高速)〜自宅 188km |
コース状況/ 危険箇所等 |
・観音平口ゲート〜編笠山 舗装された道路を富士見平まで約1時間あるき登山道に入るが、富士見平で写真を撮り、うっかりそのまま舗装道路を観音平まで歩いてしまった。 多分、20分以上のロスタイム。 道路はゲートより歩き始めて20分ほどで雪道となる。 観音平より雲海展望台までは積雪2-3僉△修寮茵押手側までは5儖漫 森林限界までは約10冂だが岩や石の上に新雪が乗っているだけなので非常によく滑る為、 石や岩で段差のある箇所は四足で登ることになり、予想以上に時間がかかった。 森林限界から直ぐ上が山頂だが、膝までのラッセルとなった。 観音平よりここまでのトレースは全くなかった。 ・編笠山〜青年小屋〜のろし場〜ギボシ〜権現小屋 トレースは全くなく、編笠山頂より青年小屋への樹林帯に入った途端に登山道が吹き溜まり状態となり太腿から腰までのラッセルとなるが、 下りになるのでそれ程苦労せずにすむ、しかし、その先の大石・岩ゴロゴロ地帯を通過するのが至難。 雪面から露出している岩の上を飛んで次の岩に渡ることが出来ず、岩と岩のあいだの雪面を歩くことになるが、 雪の下が空洞になっているところがあり、何度も股や腰まで踏み抜く始末。 ザックが重いので一度ハマるとダメージが大きく、足、腰や背中まで痛みが走り、首から下げたカメラが壊れたかと思ったほどで本日の核心部と思った。 青年小屋前は膝から腿の積雪だったがテント場の方は風の通り道なのか地面の石が見えているところもあった。 のろし場・ギボシ方面への登山路は最初樹林帯の中を進むが、ここも吹き溜まり状態となっており、 常時膝まで、深いところは腰までのラッセルがのろし場迄続き、青年小屋よりのろし場まで1時間半のラッセルを強いられた。 のろし場より先は森林限界より上で吹きっさらし状態なので雪はあまりついていないが、 のろし場より西ギボシへのコル、西ギボシへの急登部、西ギボシより東ギボシへのコルはしっかり吹き溜まっておりラッセルに時間がかかった。 また、東ギボシは南側より見ると全く雪が付いていないのだが、東側のトラバースになるとしっかり雪がついており、 クサリの大部分は雪に埋没しており、かなりの斜度の斜面をルーファイしながらトラバースすることになった。 まだ雪が柔らかいので滑落には至らないと思うが相当の注意を要し、ラッセルも膝から腰の深さが権現小屋まで続く。 今回、のろし場より権現小屋まで2時間半もかかり、途中で日没となった。 夏場なら青年小屋より権現山頂までコースタイムでも僅か1時間半程度だが、独りのラッセルによる疲労も加わり、なんと4時間も要したのには驚いた。 雪の状況、トレースの有無により要する時間が大きく左右するのでこれからの時期は相当慎重な計画が必要になると痛感した。 ・権現岳〜赤岳 全くトレースなし、トラバースになっている夏道の上をほんの一部歩ける箇所もあったが膝までのラッセル。 これからもっと雪が付くと夏道に沿って歩くことは考えられなく、ほとんど稜線に沿って小さなピークでも登って越えて行くことになる。 旭岳への取付きや途中の小さな起伏では歩ける場所がとても狭く、ナイフリッジ状の箇所もあり、雪庇も出来始めていた。 岩が露出している箇所もあるが、雪庇に注意しながら稜線上をラッセルすることになり、本日の核心部。 ツルネ手前のコルまで来ると危険個所はなくなるが、その分ラッセルが深くなる。 ツルネの一つキレット小屋寄りの無名のピーク下、北側トラバースの途中まで昨日のものと思われるトレースが反対方向から来ていたが、 一番深いラッセルのところで諦めて撤退したようだ。 キレット小屋には下りず小屋裏側の尾根をキレットに向かったが、キレット小屋のテン場周辺は雪が幾らもなく、赤茶けた土が露出しているところもあったようだ。 キレット下部、最初のクサリの取付き辺りは柔らかい雪があったが、そこから上は雪はほとんど付いてなく、 アイゼンで岩場を歩くトレーニングのようになったが、やはり時間がかかる。 天狗尾根分岐から先は山頂まで梯子、クサリが続きアイゼンを引っ掛けないよう細心の注意が必要。 ・赤岳〜横岳〜硫黄岳 展望荘側への下りには凍結部分はほとんどなく、締まった雪面になっていたのでとても歩きやすかった。 展望荘より先、翌朝は前夜に発生した小型低気圧の影響で15m前後の強風が吹いた為、稜線上の通過やトラバースに神経を使った。 二十三夜峰手前の登り、雪はあったが鎖が露出していたので問題なかったが、これからもっと雪が付くと要注意個所となる。 横岳奥の院直下の梯子、クサリ等、まだ全て露出していたので慎重に通過し問題はなかった。 硫黄岳山荘周辺では風速20-25mの暴風が吹いて2度耐風姿勢で凌いだが、ここはいつも風が強い場所なので要注意。 硫黄岳へは5つのケルンに沿って進むが、今回はケルンをひとつ通過すると次のケルンがようやく見えると云った感じだった。 視界不良の際には尾根が広いので注意してケルンを探しながら歩くこと。 ・硫黄岳〜赤岩の頭〜赤岳鉱泉〜美濃戸口 山頂直下の岩場は夏ルートにトレースがあったので従ったが雪が多く付くと冬ルートの方が安全。 赤岩の頭まで下りると風も弱まり、更に下の樹林帯に入ると静寂の世界となる。 赤岩の頭にはまだ雪庇が出来ていないが、今後は雪庇が発達すると雪崩の危険性もあり。 今回は多くの方達に歩かれてトレースは明瞭で赤岳鉱泉まで何の心配もなく降りられた。 赤岳鉱泉より美濃戸、美濃戸口までは省略。 ・登山ポスト 観音平口ゲート周辺にはなし。 下山届は美濃戸口の八ヶ岳山荘前で提出。 ・立ち寄り湯は、もみの湯、鹿の湯、延命の湯等あるが、今回は利用せず。 |
写真
感想
正月に権現岳周辺を歩かれた方の話で、今のところ雪が少なく夏タイムと大差なく歩けると聞いて
雪の少ない今のうちにと、八ヶ岳の縦走を計画した。
正月明けの天気を確認していたが正月の三ヶ日明け以降6日夜の出発までの間、
それほどの雪は降っていないと確信し、3連休を利用し7日朝に行動を開始した。
下山後の車の回収、小渕沢駅よりタクシーを利用しても2,000円もかからない観音平口ゲート脇に車を置くこととした。
この場所、基本的に駐車スペースはなく、ゲートを時折通過するであろう管理車両の通行を考えると1台しか置けない。
その為、この場所を確保するには早い時間に到着しなければならず、
無理やり仕事を終わらせ金曜の夜11時30分出発、翌、土曜日午前2時半にゲートへ到着し、コンビニ弁当と缶ビールで晩飯を済ませ、仮眠を取った。
午前6時出発予定がやや寝坊し遅れて出発、車止めゲート脇より観音平への舗装道路を10分も歩くと雪道となる。
犬を連れていたと思われる方のトレースが往復分あったが観音平までのピストンなので地元の方が散歩がてら歩いたのかもしれない。
富士見平で富士山を眺め写真を撮って通過したが、そこから登山道に入るものを、うっかり通り過ぎ観音平まで行ってしまった、これでロスタイム20分ほど?
観音平より先、登山道に入ってからはトレースがなく薄っすらと積もった道を歩くが、押手側より先は急登になっていて、
雪が付いている大きな石や岩の上に足を置くと滑り落ちるので四足で登ることになり、
加えてザックの重さでコースタイムをかなり上回って森林限界を超えた。
森林限界より上、山頂までは幾らもないがこの間、膝までのラッセルとなった。
ここで後続のイケメン君、前に出て頑張ってくれたが、良く見るとスパッツをつけていない。
こんなに雪があると思わなかったのでスパッツもアイゼンも車の中に置いてきたとのこと。
山頂では数分間、一通り眺望を楽しんだあとイケメン君は直ぐに下山して行かれました。
青年小屋に向かって樹林帯に入った途端、深くえぐれた登山道は吹き溜まり状態となっており腰までのラッセルとなった。
下りゆえ楽勝のラッセルだが、下に石や岩があり、そこに乗ると滑って尻もち状態となり、肩まで埋没すること数回。
核心部はその先だった、大きな石や岩がゴロゴロしている箇所、青年小屋手前約200mほどを通過するのが大変。
夏なら岩の上を飛び越えながら進むのだろうが、出発時25圓離競奪ではとても無理、
岩と岩の間の雪の部分を歩くが、下が空洞になっていて股や腰まで踏み抜くこと数知れず。
ザックの重さと自分の体重がもろにかかり、踏み抜くと足や腰に負担がかかり、時には首まで衝撃が伝わりムチ打ち症候群。
数度の横転でショック症状も味わい、首からぶら下げていたカメラが壊れたかと思ったほど。
おっかなびっくり青年小屋へたどり着いたのが午後12時半、予想より大幅に時間がかかっていて驚いた。
ここまで休憩なしで来たので休息を兼ねて行動食と水分を補給した。
ギボシまでのラッセルが余りキツイ場合、途中より戻り新しくなった青年小屋の冬季小屋にお世話になるつもりで中を確認。
畳が敷いてある綺麗な部屋でしたが、あれって6畳間か8畳間ほどの小さいスペースでした。
複数のパーティーが冬季小屋をあてにして来た場合、入れないことがあるかもしれず、テントは必携かと感じた。
13時、青年小屋脇の樹林帯に取付くと直ぐに膝までのラッセルとなり、のろし場まで続く。
吹き溜まりでは腰まで深さとなり、1箇所背丈程の吹き溜まりもあり巻いてラッセルしました。
森林限界上に位置する「のろし場」に到達したのが14時30分、時間はかかったがギボシ、権現を見上げると風で雪は飛ばされているようでラッセルが無いように思われたので続行することにした。
ところが西ギボシへの鞍部、西ギボシへの急登、東ギボシへの鞍部はしっかりとラセルを強いられた。
東ギボシは手前からだと南側しか見えないが雪は全く付いていないのでこっからは楽が出来ると期待した。
雪のない南側より東側に巻いて行くと状況は一変し、深い雪と傾斜の強いトラバースとなった。
権現小屋まであと数百メートルに迫りながら亀の如きスピードで進むこととなり唖然。
おまけにトラバースの鎖は大半雪の下で使えない、雪が柔らかいので滑落する事はないだろうが、それでもバランスを崩すと少しはズリ落ちるだろう。
トラバースのラッセルが終わりギボシから権現への稜線に出て直ぐのところで左太腿の全面が攣った。
小屋まであと200m弱・・・、太腿前面を伸ばしたりさすったり、騙し騙しラッセルを続けるが、気が付くと日没となり太陽は既に山陰に沈んでいた。
権現小屋数メートル手前までラッセルが続き、ようやく17時に小屋前着、当初計画したキレット小屋まではまだ夏道コースタイムでも1時間半近く要する。
青年小屋からここまで夏道ならコースタイムでも1時間半程度だが、今日はなんと4時間もかかってたどり着いたことになる。
すぐさまスコップで雪を掘り、幕営の為の整地を行う。
風よけに西側を雪で高く積み、ヘッデンの灯りのもとテントを張り、雪山では初のビバークとなる。
テントに転がり込んでも疲れがピークに達しており何もする気になれず、1時間半程のあいだ火も使わず、ただ吐き気だけを堪える。
ようやく落ち着いて水を作り出したのが7時半にもなってから、小一時間ほどかかって2L強の水を作り、
アルファ米のチキンライスに湯を注ぎ、チーズを肴にホットウイスキーを胃に流し込む。
残りの湯はプラティパスに入れて湯たんぽとし、手袋類やガス、凍りそうなものは全てシュラフの中に入れた。
一人宴会を楽しみに色んな肴も用意してきたが胃が受け付けなく、ウイスキーも軽く2杯だけに留め9時過ぎに就寝。
当初予定では、初日はキレット小屋でテント、二日目はあわよくば高見石小屋なんて虫の良いことを考えていたが、
初日の遅れで大幅な短縮ルートになる事は確実となった。
夜半に風が強くなりテントが大分煽られたがそれ以上の事はなく疲れた体を休めることが出来た。
朝方、テントの中が随分窮屈になった気がしていたが、テント撤収時に見て初めて分かったのだが、
テントと周りの雪壁の隙間に風で雪が運ばれてきてかなり埋まっていた。
その為、雪が周りからテントを押す形となって中が狭くなっていた、これも初めての経験だ。
テント内部は火を使ったせいもあり、結露がバリバリの氷になって更にその上に寝息で霜も付く。
テントが強風で煽られる度、シュラフから露出している顔に雪が降ることになり目が覚める。
夜11時頃の外気温は凡そ-20℃、テント内は-16℃くらいでしたが、朝方少し緩んできたようで外気温-15℃、テント内は-10℃位まで上昇しました。
テント内でこぼした水は即座に凍り、氷になった水を捨てるだけのことなので大量にこぼさない限りふき取る必要はなかった。
夜間の星空、下界の夜景、それにテントの中から見た北岳・甲斐駒ケ岳・仙丈ケ岳のモルゲンロート、綺麗でした。
翌朝、モタモタしている内に昨夜青年小屋で幕営(冬季小屋?)した11人パーティーが私の付けたトレースを利用してドンドン登ってくるのが見えた。
早いところ私を追い越してくれ、その人数で交互にラッセルをしてもらえる期待大で権現岳を後にし源氏梯子を下る。
直ぐに本日の核心部である旭岳に向かうも、夏道であるトラバースは予想通り雪が付いていてほとんど使えない。
狭い稜線の岩場に沿って起伏をアップダウンすることになるが、旭岳の取付き部では既に小さいながらも雪庇が認められる。
今の雪庇はまだ小さく薄いので間違って乗ったら即座に踏み抜き滑落する。
狭い稜線上をルーファイしながらトレースをつけて行く、勿論常に膝まで、ところによっては太腿までの雪の中。
普段なら1時間ちょいでキレット小屋に至るのだが、やはり亀の如きスピードでは倍以上の時間を要することになる。
しかし、核心部を無事に通過し、あとはツルネ前後のラッセルに耐えればキレット小屋背後の尾根を伝ってキレットに取付くことが出来る。
2日目はテントが張れる夏沢峠かオーレン小屋辺りまでと思っていたが、ヨレヨレでキレットを登り赤岳に着いたのが既に午後1時半近くとなり、
明るい内にテントの張れそうな場所まで到達することは不可能となった。
かと云って、行者小屋や赤岳鉱泉に下りてしまうと全てが the end となってしまう。
考えた末、kaitoさん、kotsさん、suさんが今晩宿泊する予定の赤岳展望荘に泊まる事にして赤岳を後にした。
展望荘は支配人が替わっていて以前の髪を後ろで束ねていた方は夏の営業を以て止められたそうです。
支配人が替わったせいか何となく新鮮な感じがしました。
以前は小屋内では一切ガスは使わせてもらえなかったが、今回は午後5時半までに限って食堂でガスの使用を認めていました。
しかし、お湯を沸かすとかラーメンやカレーを作る程度で匂いや煙の出る調理は避けて下さいとの事でした。
翌日、天気は一転して荒天となり、強風が吹きすさんでいる中、7時に出発し横岳に向かう。
食材が全く減っていないザックは重く、逆に凍りついて重くなったテントを担いでいるので出発時と大して変わらない重さのザックで強風の中をモタモタ歩く。
二十三夜峰への登りも鎖が出ているので心配はないが、とにかく背中の重さでサクサク歩くと云う訳には行かない。
この天気のもと、横岳、硫黄岳への縦走を取り止めた方達がほとんどだったようでほとんど人と会わなかった。
硫黄岳山荘周辺は風の通り道で、夏でも風が強い場所だが、今回は強烈で風速20-25m程度の暴風となり、2度耐風姿勢で凌ぎました。
硫黄岳山荘の陰で地図とにらめっこ、硫黄岳のあと天狗岳経由で渋の湯まで行きたかったが、完全にタイムアウト。
最終バスに間に合わないことが確実となり硫黄岳より赤岳鉱泉に向けて下山を決定した。
硫黄岳山頂へのルート、視界が悪い時の為にケルンが積んであるが、
今回は一つのケルンを通過すると次のケルンがようやく見えてくる感じでした。
あれ以上視界が悪くなるとあの広い尾根では方向を見失う可能性があると再認識した。
誰もいない硫黄岳山頂を後にして赤岩の頭に向かう。
山頂直下の岩場は夏ルートにトレースがついていたのでそのまま下りたが、今以上に雪が付くと冬ルートの方が安全でしょう。
赤岩の頭では雪庇がまだ認められてませんでしたが、あそこでも大きな雪庇が出来ると雪崩の危険性もあります
以前、あそこで起きた大きな雪崩は樹林帯の中にまで影響を及ぼして犠牲になられた方もいます。
今回はそんな心配も全くなく通過し、直ぐに静寂の樹林帯に入り、赤岳鉱泉までのんびりと下山しました。
アイスキャンディー見学をしていると上空には青空も覗き始め、展望荘で今朝見た天気図通り、天気は直ぐ回復してくるようです。
今回の3連休、「本気の八ヶ岳・行けるところまで」と思っていましたが、
1月5日前後に降った雪の影響で思わぬラッセルを強いられ、また最終日朝の強風にも祟られ、
一日として楽をさせてもらえない山行となり、自分の体力・実力のなさが暴露され、敗退となりました。
天気が回復に向かい美濃戸口に着いた時は全て青空でしたが、悔しさ一杯の苦みを味わいながらの下山でした。
今回の反省から、ザックの軽量化が一番の問題です。
一人宴会を楽しむべく食材等をかなり担ぎましたが、95%持ち帰る馬鹿げたことになりました。
重いザックでは長時間のラッセルは不可能、また荒天下に迅速かつ必要な行動が取れません。
宴会目的のまったり山行と本気の八ヶ岳は区別するべきだった事を反省しております。
しかし、八ヶ岳の勇士達、雪を被って恐ろしいほど綺麗でした、魔物に引き込まれそうになるのは私だけじゃない筈ですね。
こんにちわ。
恐ろしいほどの内容ですね☆
俺も目指すはこれなんで、非常に参考になります。
今後も安全でチャレンジングな良い山行を。
無事に帰還こそ、何よりです。
編傘山は避けて、天女山→権現岳のルートかなと想像していました。
より困難なルートを選ばれたのですね。
それにしても大変なラッセル地獄、そしてそれに立ち向かうnoborundaさん、感動しました。
これは、敗退ではありません。勝利への第一歩だと思います。
もっとも、勝つとか負けるとかどうでもいいことですが。
ザックの重さですが、今回の私たちの場合、私が17k強、奥(lon)が13k強でした。
こんばんは。
単独でのすさまじいラッセル、その距離と行動時間を考えたら、
私たちなんてラッセルもどきでした...。反省します。
とにかく無事の下山、本当に嬉しいです。
山行中、夫と「今頃noborundaさん、どのへんかなー」って噂してたんですよ!
ご本人にしかわからない悔しさや葛藤がおありでしょうが、
そんな気持ちにさせてくれるのも「山」の素晴らしさではないでしょうか?
とにかく無事下山できたからこそ、次また山に行ける訳ですしね。
ソロの山行では色んな事があるものですね、やはり雪山は何と言っても体力が必要かと。
状況によっては多少の無理が必要なこともあるのでしょうが、
極力、安全第一で行こうと思っています。
yoginsさんの八ヶ岳、拝読させていただきましたが、歩くのがとても速そうで羨ましいです。
ラッセルの時は是非とも助っ人としてお願いしたいところです。
今後も宜しくお願いします。
上河内岳、お疲れ様でした!
レコの方、先ほど拝見させていただきました。
南ア、大分苦労されてたようですね、ご無事な帰還、何よりです。
天女山→権現のルートには雪はあまりついて無いようでしたが、これからは分かりませんね。
ただ、天女山入口ゲートから取付き易いので人は多く入る筈です。
それに三ッ頭からの眺めも良く、そこで引き返す方達も多いようですから。
今週末は塔ノ岳で歩荷のご予定ですね。
私、日曜の日帰りで阿弥陀の南陵に行ってこようか迷ってるところです。
トレースさえあれば可能だと思うのですが・・・
ザックの重さ、快適さに拘らず山行によっては極端に軽くしないと駄目ですね、
特にラッセルが続きませんわ・・・
上河内岳のレコ、見せていただきましたよ。
先日購入したザック、かっこいいです、とてもお似合いです。
でも、熊さんを想像してトイレに行けなかったのは辛い事で、最大の核心部だった訳ですね。
今回の八ヶ岳、今考えても悔しいのですが、その原因の大半は自分にあるので
今後も精進して行きたいと思ってます。
その内、お二方とのコラボを実現出来たらいいな、って思ってます。
noborundaさん
こんにちは
すんごいラッセルっぷりですね・・・
しかもソロで・・・
いや〜本当にスゴイです
暖気運転も終わったので私もそろそろ本気に・・・
そうきましたか(笑)いつもいつも山の事しか考えていないのが手に取る様に分かります(笑)お互い様ですかね(笑)あ〜面白そうなコース…お供したかったな〜(>_<)あっ!!僕は怪我人でした(T_T)
当方の山行記録への暖かいコメント、ありがとうございました。
ラッセルについて。
私の今までのラッセル経験は、冬山教室での富士山五合目でのラッセル訓練と
2008年2月の丹沢/檜洞丸〜蛭ケ岳間しかありませんでした。
特に、檜洞丸〜蛭ケ岳間については、夏山のコースタイム3時間のところ、
2人で10時間かかりました。
まさに日の出から日没まで、ずーっとラッセル、ラッセル...。
自分の山行記録にも書いたのですが、組織に属さない個人の場合、
ラッセルトレーニングをある程度安全を確保したうえで、
「どの時期に」「どの山域で」「どのように行うか」は
非常に難しい課題だと感じています。
また冬山については、絶対的に体力が必要なことはもちろん、
経験の積み重ねも非常に重要と考えます。
(上記檜洞丸〜蛭ケ岳間が10時間かかると、見てもいないのに予測した方が存在します)
これについても、あるべきステップアップの踏み方がわからない自分がいます。
悩みがつきない今日この頃です...。
自分としては目一杯のラッセルでした。
実際には正月の延長でサクッと回って北八ヶ岳まで抜けられるかな、
なんて虫の良いことを考えて入山したのですが、
現実はちょっと降った雪でとんでもないことに・・・
でも、みんなでパーティー組んでラッセルも交代で行けばかなりのスピードで進むでしょう。
機会を作って是非コラボしましょう!
怪我の方、いかがですか?
今週からお仕事に復帰されているのでしょうか?
確かに私、山しか考えてませんけどね、
でも仕事も一生懸命やてますよ(まだ足りないって云われてますが・・・)。
実は来週から月末近くまで出張なのです・・・
週末連続登山、47週、或いは今週末行って48週で途切れそうです。
まだ風邪も抜けないし、インド洋の島でのんびりと船と魚相手にお仕事してきます。
あ、ラッセルしててずっと思ってたことがあります、
teteteさんの脚力を今ここで借りたい! って・・・
何も悩む事なんてありませんよ!
機会見つけてコラボでラッセルしに行きましょう。
来週から10日間ほど海外出張に出ますが、戻ったら、2月になりますが、
ricarojpさんと一緒に行きましょう!
手近なところで八ヶ岳東面、真教寺尾根なんかラッセルのしがいがある筈です。
週末にテント持って途中ビバークして赤岳目指しましょう!
noborundaさん
全部読ませて頂きました。
踏み抜きやラッセルで難儀しているところとか、テントで吐き気を耐えていたとか
想像したら、所々でなぜだか涙が滲んで来ました
noborundaさん、悔しかったんですね。
ほんとにそういう気持ちって、自分だけにしか解らないですね。
感想/記録の最後の一行は効きました。
私も、いつか、行きますね。
お疲れ様でした^−^
noborundaさん、お誘いありがとうございます。
是非ご一緒させて頂きます。
ただ、そんな短時間で体力増強できるかは、はなはだ疑問ですけど...。
頑張りまっす
詳細は、また後日ということで。
出張、お気をつけて。
冬山の寒さを、南の島で溶かしてきて下さい
こんばんは。
観音平〜編笠〜ギボシは大変そうですね。
ラッセルお疲れ様でした。
やはり天女山から入って正解でした。
4日の午後から降雪しました。
私は3日に権現から赤岳へ抜けたのですがさほど苦労することなく通過できました。
それでも旭岳は狭い稜線を行かざるを得ない状況でした。これから積雪量が増えるともっと難しくなるのでしょうね。
私も4日間で北八ツまでなんて考えていました。
でも悪天候で停滞して、挙句の果てに日ノ岳ルンゼで撤退ですから・・・。
雪山は思うようにいきませんね。
条件が揃わないとほんと難しいです。
その,箸いΔ海箸和海があるんですね?
私ももう一度縦走に挑戦しようと思ってます。
はじめまして
自分も8日9日と八ヶ岳におりました。
オーレン小屋をベースに天狗と硫黄あたりをうろうろしようと思ってテントかついででかけました。
いやーまさかもっと南でこんな闘いをされてるとはすごいです。
機会があったらぜひラッセル共同体に加えてください。
全然敗退じゃないじゃないですか〜
すごいです。
鬼気迫るという表現が正しいような…
kanemaru
まさかnoborundaさんが展望荘にいるとは?三連休で編笠から蓼科山までやると聞いていましたので、この日は最低でも黒百合平あたりまで行っているかと?
我々といっしょで、相当ラッセルに苦しんだようで安心しました。
ところで、小屋ではろくに話もできず、すみませんでした。県界尾根、途中から日没との戦いになり全力で登って来た為、小屋では食欲も無いほどバテバテでした。
前日、新年会のおっさんもおり、ただただ眠りたいだけの状態でして、皆さん大変無口になっており失礼しました。
酒を飲む為に来てるようなkots,suが宴会無しで寝ました。まあ、kots氏一人は元気で飯の御代わりだけはしてましたが。
雪が少ないので油断しました。午後2時頃には着けると思ってました。
展望荘が真横に手に取るように見えてからも4時間近くかかったでしょうか。
山小屋に5時過ぎに到着とは、初めてのことですが恥ずかしいかぎりです。
むかしなら小屋のおやじに怒鳴りつけられたでしょう。
展望荘の新支配人に暖かく迎えられたことに感謝しております。
また、ご一緒できることを楽しみにしています。ただレベル高過ぎで我々ではついていけない気がします。
ittiさんではありませんが、僕もなんだか、うるうるしてしまいました。
感動です。
僕も昨年、2月でしょうか、観音平から青年小屋に周り、編笠に登りましたが、
ひとりラッセルの恐怖と孤独をそこで体験しております。その何倍もの距離を歩かれたなんて!
やはり、ミスターヤマレコですね。
しかも、今頃、阿弥陀南綾ですか。
ふー。
最近、ある事情でふさぎこんでいた自分が馬鹿らしくなりました。
いやいやいやいや・・・・改めて読み返しても、ため息しか出ません。
12月頭に富士見高原より編笠に登りましたが、その頃とは全くの別世界ですね。
条件厳しい中でのソロ山行、難儀されたことと思います。
「一日も楽をさせてもらえなかった」。重みのある言葉です。本当にお疲れ様でした。
苦労を思い出しながらのレコのはずなのに・・・「その 廖?
これ以上ハラハラさせないで下さい!w
超カメレスでごめんなさい!
入山前、お正月のコンデションと同じ程度しか想定してなく、
だから一気に北八ヶ岳まで抜けてしまおうなんて甘い考えでした。
初日はキレット小屋でテント、2日目は黒百合ヒュッテやあわよくば高見石小屋でテントなんて・・・
とんでもない誤算でした。
ちょっと雪が付くだけで我々は無力になってしまうものですね。
でも、いつかみんなで縦走したいもんですね、
交代でラッセルをバンバンして、早いだろうなきっと。
コメントありがとうございます。
編笠〜権現にかけては入山する人も少ないので降雪後はラッセル覚悟ですね。
siriusさんのレコ、拝見いたしました。
やはり冬の山はちょっとした気象等の条件で大きく左右されますね、
あと、運もかなり必要かもしれません・・・
siriusさんのリベンジ、楽しみにしています。
同じ山域に居らっしたのですね。
冬はちょっとした条件で大きく変わるものですね、改めて認識させられた山行でした。
ラッセル共同体、いいですね!
隊列組んでみんなでラッセルすると早いでしょうね。
自分としてはもっともっと先まで行けると思っていただけに、
初日、二日目の結果はふがいなくて・・・
でも、また機会があればやってみようと思います。
蓼科山はちょっと無理と最初から思っていましたが、
それでも上手く行けば北横岳まで行けるかもって気持ちがありました。
その為には、初日キレット小屋、二日目に黒百合ヒュッテ、あわよくば高見石小屋まで行ければと・・・
現実は雲泥の差で絵に描いた餅となってしまいましたが、
機会あればまた挑戦してみようと思います。
雪の時期は最低でも3泊、或いは4泊じゃなければ北八までは無理ですね。
ところで kaitoさん達も随分と苦労をされたようですね。
暗くなっても着かなかったので今回の山行はドタキャンされたものと思ってました。
私も初日がそうでしたが、疲れすぎると食欲もなくなり、
酒も呑めなくなってしまうもんですね、驚きました。
それだけに皆さんの状況が良く理解できます。
それにしても、お互い、困ったおじさん達ですね!
makasioさんも昨年編笠でラッセルを体験されましたか。
確かに孤独との戦いになりますよね、あの状態で突っ込んで行くと。
進むにしても戻るにしても自分の体力だけが頼りになるので確かに孤独と恐怖を味わいます。
何か悩みがあったようですね。
周りの人が解決できるようなもんじゃないでしょうが、
きっと時間が解決してくれると思います。
辛くなった時はちょっとだけ山に逃げて(?)英気を養って
再び困難に立ち向かう気力をついけましょう!
yokoさんの連日続いた炎天下の藪漕ぎ行軍よりマシだった筈です。
ただ、ソロなので不安と孤独を味わいながらの山行となりました。
進むにしても戻るにしても自分の体力だけが頼りですものね。
あ、私、ラッセルで心が折れて、
もうちょっとで根性心を雪の中に置いてきてしまうところでした!
なんだか訳分かんなくなって、レスの順番が狂ってしまいました、ごめんなさい。
2月のラッセル、是非行きましょう!
あ、でも先頭は ricalojpさんにお願いすることにしましょう。
詳細は帰国後に連絡いたします。
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