鈴鹿)武平峠−雨乞岳−綿向山
- GPS
- 08:40
- 距離
- 15.0km
- 登り
- 1,086m
- 下り
- 1,520m
コースタイム
- 山行
- 7:29
- 休憩
- 1:03
- 合計
- 8:32
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
武平峠−沢谷峠は山腹をトラバースする道。1ヶ所危険箇所がある。ザレ場でロープはあるが固定が外れていた。道が分かりにくい所が何カ所かある。 七人山のコルからは笹藪のトンネルを行くイメージだったが、深くえぐれた昔の道の左側に新しいトレースができていて、歩きやすかった。 東雨乞岳山頂付近はガスで視界が無く、地図には無いがしっかりした登山道のある東尾根へ誤って進んでしまった。ずっと下りなので気づいて戻った。見えていたら決して間違わない道だが、きちんと方向を確認してから下るべきだったと反省。 雨乞岳から綿向山の間は「山と高原地図」では破線ルート。 雨乞岳・南雨乞岳周辺は笹が道にかぶっており、道が見えず歩きにくい。 清水頭あたりから長閑な草原状になり、ガスが無ければさぞ展望はいいだろうと思った。稜線が西から北へ直角に曲がってからはシャクナゲとイワカガミの中を下降する。西・南側は崩壊が進んでおり危険。北・東側もけっこうな急斜面にかすかな踏み跡が幾つも併走する。ほとんど獣道のよう。大峠が近くなると木や根っこを掴んでの厳しい急下降が続く。大峠を過ぎてイハイガ岳への登りも同様、急斜面にかすかな踏み跡。最も崩れている辺りで完全に道を見失った。なんとか道に戻ってから下方を見ると、崖の縁に道は続いているようだった。あんなところは歩きたくない。崩壊が進むにつれて道が移動するのは仕方ない。 イハイガ岳の急な下りは短く、そこから綿向山までは歩きやすい草原。山頂から御幸橋駐車場までは、11/10綿向山の日の直後だったためか、大きな石ころすらほとんど無い超絶整備の歩きやすい道でした。 |
写真
感想
春に雨乞岳から綿向山を見て、稜線が繋がっているようだし、あそこまで行けるかなと思ったことが、滋賀県の友人のおかげで今回実現しました。核心部はイハイガ岳と大峠付近。危険な崩壊は止めようも無く、そこを避けて通るしかありません。かなりの急斜面なので足場は厳しいところもありました。
上空に寒気が入っていて、不安定な天気でした。残念ながら、雲が次々とやって来て山頂付近を包み込んでいきます。
雨乞岳までの登山道はけっこう不明瞭。紅葉もほとんどありませんでした。
東雨乞岳の山頂が近づくにつれてガスが濃くなってきました。山頂では眺望はありません。雨乞岳へ向かうのに間違って東尾根を下りてしまい、下り続きなので気づいて戻りました。晴れていたら間違わない失敗です。ちゃんと方角を確認するという教訓にしたいと思います。
隣の雨乞岳はもともと眺望がありません。
そこからは破線ルートです。入口から笹藪の中で足下が見にくく歩きにくい道です。南雨乞岳から急な下りになっても足下が見にくいのは変わらず、歩きにくい道が続きます。しばらく歩くと、草原状の歩きやすい稜線へでます。残念ながら遠くは見えません。時々、雲の切れ間から紅葉の斜面が見えました。そのピークは清水ノ頭。そこから下るとま疎林の中へ。歩きやすい道が続きます。尾根が広いところはどこでも歩けるだけに踏み跡が不明瞭になります。基本は尾根芯、白いテープを参考にするなどで問題ありません。
西方から北方へ尾根の向きが直角に曲がってしばらくすると痩せ尾根になります。西側は崩壊が進んでいて、尾根の東側の急斜面をトラバースします。危険な場所もままあります。尾根が次第に西向きへ変わっていく頃から急下降になります。木の枝や根を持たないと厳しい急斜面で、ダブルストックがあるとずいぶん助かる斜面が続きます。ようやく鞍部へ到着。大峠となっていますが、両側に下りの道は無く違和感があります。
イハイガ岳の登りが今回のコースの核心部です。南側は崩壊が進んでおり、北側は急斜面。北側の急斜面を登っていきます。細い踏み跡が錯綜しており、けもの道そのものを歩いたところもあります。気を遣う急斜面に道を探しながら何とかイハイガ岳にたどり着きました。
山頂は小さい広場。下りの急斜面は短く、あっという間に通過しました。
綿向山へ登り始めると草原の尾根になり、雲が上がったこともあって雨乞岳から歩いてきた稜線がきれいに見えてきました。さらに3段の草原を越えると綿向山は目前に。細尾根をわたって綿向山に到着しました。
綿向山の日(11/10)のために整備したのでしょう、大きな石ころや凹凸は全くなく、とてもきれいに整備された道を快適に下って御幸橋駐車場に到着しました。
途中、出会ったのは雨乞岳までで数人、それ以降0人でした。
道は少々厳しいけれど、イワカガミの季節に、そして晴れているときに、もう一度歩きたいと思いました。
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