太郎平〜黒部五郎岳〜双六岳〜鏡平
- GPS
- 80:00
- 距離
- 36.8km
- 登り
- 2,725m
- 下り
- 2,991m
コースタイム
2日目 太郎平小屋5:00北ノ俣岳7:05黒部五郎岳10:44黒部五郎小屋13:24
3日目 黒部五郎小屋4:30三俣蓮華岳7:32双六岳9:30双六小屋10:58(ランチ)
弓折乗越12:42鏡平山荘13:20
4日目 鏡平山荘5:00わさび平小屋6:30新穂高バスターミナル8:45平湯(入浴)
天候 | 晴れ 最終日のみ雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2008年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り 新穂高(バス)平湯(高速バス)新宿 |
コース状況/ 危険箇所等 |
今回は予備日を設け、黒部五郎小屋以降は体力、天候によって宿泊先を決めることにしていた。 新穂高温泉に泊まっていくことも考えたが、鏡平が予想以上に良い場所だったため、山の中で泊まり、 平湯バスターミナル2階の大浴場で汗を流して、高速バスで一日早く帰ることにした。 「黒部五郎のカールで遊びたい」が今回の目的だった。 もちろん良かったし感激したが、それ以降が実に予想外の素晴らしさであった。 次々と変化する風景に心奪われ、これが縦走の醍醐味なのかと実感させられた。 青い空、白い雲、残雪の山々、風になびく草原の緑、足元の可憐な花々… 夏山に求める全てを手に入れたような幸福感でいっぱいになった。 |
写真
感想
仕事を終え、家に帰り夕食を食べお風呂に入る。そしてゆっくり家を出る。
富山行き夜行バスは23時5分池袋発。3列シートのトイレ付バスで、登山者も結構乗っている。これで眠れれば言うこと無いのですが…
1日目 折立を出発、最初は樹林帯の急な道、草原地帯に出るとゆるやかな登り、楽な登りのようで実はこれが辛い。友人が寝不足によりダウン。
2日目 朝ごはんをお弁当にしてもらい出発(中華ちまきで実に美味しかった)。
五郎方面に行く人の影なし、しばらくの間二人きりで稜線を独占。黒部五郎までの約5時間の長い長い稜線歩き、暑さにばてないか心配したが、ずっと涼しい風がふいてくれて助かった。ゆるやかなアップダウンが続き、まさに稜線漫歩であった。
以前見た黒部五郎のカールの写真が忘れられず、北アルプスの最奥という、その写真にあったフレーズにも心惹かれ、今回山行を決意。
夢見た別天地そのものの光景に、立ち去り難い気持ちをこらえ、振り返り振り返りつつカールをあとに今夜の宿へと向かった。
明日はどこに泊まろうか、相談するも結局は風まかせに決定。
3日目 朝、五郎のモルゲンロートを見ながら登りつめるとそこには…
雲の平の台地が目の前に広がり、遠く薬師岳、近くは黒部源流の山々、転じれば五郎の裾野が広がり、さらに笠ヶ岳の秀麗な姿も望め、贅沢極まりない光景。
最初、薄くガスがかかっていたのが、ごおごおと風がふきとばして全容がクリアになって行く様をしばし唖然と見つめてしまいました。
まあ、そこからは特に辛い道もなく本当にるんるんでした。
双六小屋では充実の昼食メニューからラーメン、カレーを半分こして食す。
ここに泊まりたかったけど、時間が早すぎるのでもう少し歩くことに。
今度は槍、穂高の壁を見ながら、少々気温も上がり、草いきれのする道を、それでも基本下り道なので快適に歩く。
鏡平に着いて「どうしようもっと歩く?」「いや泊まろうよ」「そうしよう♪」と、いとも簡単に宿泊決定。
鏡平池で夕日を待つが、天気は下り坂の様子。
4日目 朝から小雨。小屋を出てすぐの樹林で初めてオコジョに会う。何度も何度も目の前の道を横切るが驚いて声が出ず、友人も呼べず、写真も撮れず、固まってた。
雨があがり、わさび平小屋で雨具をしまう、ここも感じよい小屋。
車道歩きが少々いやになる頃新穂高にたどり着いた。平湯までバスで移動し、お風呂に入り、その日のうちに家に帰ることができた。
……こんなに何もかも良いときって必ず代償があるってことを、
新穂高で携帯が通じたときに実感することとなった……てのはどうでもいいんですけどね…
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