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Yamareco

記録ID: 170102
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

太郎平〜黒部五郎岳〜双六岳〜鏡平

2008年08月01日(金) ~ 2008年08月04日(月)
 - 拍手
まっちゃ その他1人
GPS
80:00
距離
36.8km
登り
2,725m
下り
2,991m

コースタイム

1日目 折立8:14三角点9:50太郎平小屋13:10
2日目 太郎平小屋5:00北ノ俣岳7:05黒部五郎岳10:44黒部五郎小屋13:24
3日目 黒部五郎小屋4:30三俣蓮華岳7:32双六岳9:30双六小屋10:58(ランチ)
   弓折乗越12:42鏡平山荘13:20
4日目 鏡平山荘5:00わさび平小屋6:30新穂高バスターミナル8:45平湯(入浴)
天候 晴れ 最終日のみ雨
過去天気図(気象庁) 2008年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
行き 23:05池袋(夜行バス)5:30富山 6:00富山(直行バス)8:10折立
帰り 新穂高(バス)平湯(高速バス)新宿
コース状況/
危険箇所等
今回は予備日を設け、黒部五郎小屋以降は体力、天候によって宿泊先を決めることにしていた。
新穂高温泉に泊まっていくことも考えたが、鏡平が予想以上に良い場所だったため、山の中で泊まり、
平湯バスターミナル2階の大浴場で汗を流して、高速バスで一日早く帰ることにした。

「黒部五郎のカールで遊びたい」が今回の目的だった。
もちろん良かったし感激したが、それ以降が実に予想外の素晴らしさであった。
次々と変化する風景に心奪われ、これが縦走の醍醐味なのかと実感させられた。
青い空、白い雲、残雪の山々、風になびく草原の緑、足元の可憐な花々…
夏山に求める全てを手に入れたような幸福感でいっぱいになった。
太郎平は山の交差点
2008年08月01日 13:24撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
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8/1 13:24
太郎平は山の交差点
生ビール♪1000円
2008年08月01日 13:28撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
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8/1 13:28
生ビール♪1000円
夕方、太郎山へ登ってみる
2008年08月01日 18:34撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
8/1 18:34
夕方、太郎山へ登ってみる
朝、さわやかな空気の中出発
2008年08月02日 04:49撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
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8/2 4:49
朝、さわやかな空気の中出発
池塘の先に薬師岳 どん!!
2008年08月02日 05:09撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
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8/2 5:09
池塘の先に薬師岳 どん!!
太郎平小屋が遠くなっていきます。
2008年08月02日 05:43撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
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8/2 5:43
太郎平小屋が遠くなっていきます。
イワイチョウ
2012年02月15日 22:08撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
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2/15 22:08
イワイチョウ
はるか先の黒部五郎
2008年08月02日 06:26撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
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8/2 6:26
はるか先の黒部五郎
素敵な雪渓あらわる。
2008年08月02日 06:28撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
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8/2 6:28
素敵な雪渓あらわる。
ハクサンイチゲ
2008年08月02日 06:33撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
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8/2 6:33
ハクサンイチゲ
なだらかでいい道だなあ…
振り返ると薬師岳
2008年08月02日 06:39撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
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8/2 6:39
なだらかでいい道だなあ…
振り返ると薬師岳
黒部五郎が大きく見えてきた
2008年08月02日 06:54撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
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8/2 6:54
黒部五郎が大きく見えてきた
この解放感!!
たまりません
笠ケ岳、乗鞍岳、御嶽山…かな?
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この解放感!!
たまりません
笠ケ岳、乗鞍岳、御嶽山…かな?
再び薬師岳
2008年08月02日 07:50撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
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8/2 7:50
再び薬師岳
黒部五郎の肩に着くと
槍が見えた。
2008年08月02日 10:21撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
8/2 10:21
黒部五郎の肩に着くと
槍が見えた。
歩いてきた道を振り返る。
はるばる遠くへ来たもんだ
歩いてきた道を振り返る。
はるばる遠くへ来たもんだ
山頂を拝んだ後、カールに降りていきます。
2008年08月02日 11:31撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
8/2 11:31
山頂を拝んだ後、カールに降りていきます。
憧れのカール
2008年08月02日 11:45撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
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8/2 11:45
憧れのカール
岩と花と
2008年08月02日 11:55撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
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8/2 11:55
岩と花と
2008年08月02日 12:07撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
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8/2 12:07
雪が解けて小川になって
2008年08月02日 12:14撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
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8/2 12:14
雪が解けて小川になって
岩と草原の間を流れていく
2008年08月02日 12:17撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
8/2 12:17
岩と草原の間を流れていく
大きな白い岩がゴロンゴロン…
だから五郎?
2008年08月02日 12:19撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
8/2 12:19
大きな白い岩がゴロンゴロン…
だから五郎?
大伽藍を見上げる
2008年08月02日 12:21撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
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8/2 12:21
大伽藍を見上げる
岩が好き
2008年08月02日 12:29撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
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8/2 12:29
岩が好き
さようならさようなら
何度も振り返る
2008年08月02日 12:30撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
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8/2 12:30
さようならさようなら
何度も振り返る
今まで見た中で
あなたが一番きれい
2008年08月02日 12:46撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
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8/2 12:46
今まで見た中で
あなたが一番きれい
黒部五郎小舎までの道のり
とても長かった。
2008年08月02日 13:24撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
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8/2 13:24
黒部五郎小舎までの道のり
とても長かった。
こんな山奥でこのごちそう
感激!!
2008年08月02日 16:41撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
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8/2 16:41
こんな山奥でこのごちそう
感激!!
朝、五郎のモルゲンロートを見ながら登る
2008年08月03日 04:56撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
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8/3 4:56
朝、五郎のモルゲンロートを見ながら登る
黒部五郎の全容と小舎が見える。
2008年08月03日 05:21撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
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8/3 5:21
黒部五郎の全容と小舎が見える。
登りきると笠ヶ岳も見えた。
2008年08月03日 05:26撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
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8/3 5:26
登りきると笠ヶ岳も見えた。
ハイマツの中の道をちょっと入った所に
展望広場のような箇所あり。
2008年08月03日 06:03撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
8/3 6:03
ハイマツの中の道をちょっと入った所に
展望広場のような箇所あり。
黒部源流の山々
2008年08月03日 06:34撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
8/3 6:34
黒部源流の山々
今日も天気良さそう
2008年08月03日 06:43撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
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8/3 6:43
今日も天気良さそう
朝ごはんをお弁当にしてもらいました。
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朝ごはんをお弁当にしてもらいました。
この景色の中で食べる贅沢
2008年08月03日 06:58撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
8/3 6:58
この景色の中で食べる贅沢
雷鳥さんもいます。
2008年08月03日 07:25撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
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8/3 7:25
雷鳥さんもいます。
三俣蓮華岳山頂から丸山
2008年08月03日 07:37撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
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8/3 7:37
三俣蓮華岳山頂から丸山
とってもなだらかな丸山の稜線
2008年08月03日 07:56撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
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8/3 7:56
とってもなだらかな丸山の稜線
きらきら…
2008年08月03日 08:05撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
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8/3 8:05
きらきら…
まるで五郎の展望コース
2008年08月03日 08:44撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
8/3 8:44
まるで五郎の展望コース
次は双六岳への登り
2008年08月03日 09:10撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
8/3 9:10
次は双六岳への登り
振り向くとこの景色
2008年08月03日 09:21撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
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8/3 9:21
振り向くとこの景色
こんな世界にいるんだ私
2008年08月03日 09:24撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
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8/3 9:24
こんな世界にいるんだ私
双六岳山頂
このまま走って行けば
雲に飛び込めそう
2008年08月03日 09:47撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
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8/3 9:47
このまま走って行けば
雲に飛び込めそう
双六小屋への急な下り
2008年08月03日 10:06撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
8/3 10:06
双六小屋への急な下り
双六池
2008年08月03日 11:20撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
8/3 11:20
双六池
双六小屋を振り返ると
素晴らしく良い場所に建ってるのがわかる。
2008年08月03日 11:49撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
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8/3 11:49
双六小屋を振り返ると
素晴らしく良い場所に建ってるのがわかる。
こっちの稜線も面白い。
変化に富んで飽きない道
2008年08月03日 12:14撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
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8/3 12:14
こっちの稜線も面白い。
変化に富んで飽きない道
この辺から鏡平を見下ろせる。
全くどの山小屋もすごく好い場所に
建っているものだと感心する。
2008年08月03日 12:22撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
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8/3 12:22
この辺から鏡平を見下ろせる。
全くどの山小屋もすごく好い場所に
建っているものだと感心する。
鏡平小屋に到着
2008年08月03日 13:19撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
8/3 13:19
鏡平小屋に到着
名物かきごおり♪
2008年08月03日 13:24撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
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8/3 13:24
名物かきごおり♪
展望テラスでビール!!
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展望テラスでビール!!
これは寝床の窓から見た景色
…だったと思う
2008年08月03日 16:58撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
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8/3 16:58
これは寝床の窓から見た景色
…だったと思う
ここもご飯が美味しい
2008年08月03日 17:08撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
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8/3 17:08
ここもご飯が美味しい
槍も穂高も映す鏡池
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槍も穂高も映す鏡池
夕日は…
2008年08月03日 18:12撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
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8/3 18:12
夕日は…
残念でした
2008年08月03日 18:18撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
8/3 18:18
残念でした
翌日は雨
林の中で大勢のキヌガサソウに会う
オコジョにも会う
2008年08月04日 05:20撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
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8/4 5:20
翌日は雨
林の中で大勢のキヌガサソウに会う
オコジョにも会う
すごい砂防ダム。
雨の日はこわそう…
2008年08月04日 09:08撮影 by  DMC-FX9, Panasonic
8/4 9:08
すごい砂防ダム。
雨の日はこわそう…
撮影機器:

感想

仕事を終え、家に帰り夕食を食べお風呂に入る。そしてゆっくり家を出る。
富山行き夜行バスは23時5分池袋発。3列シートのトイレ付バスで、登山者も結構乗っている。これで眠れれば言うこと無いのですが…

1日目 折立を出発、最初は樹林帯の急な道、草原地帯に出るとゆるやかな登り、楽な登りのようで実はこれが辛い。友人が寝不足によりダウン。

2日目 朝ごはんをお弁当にしてもらい出発(中華ちまきで実に美味しかった)。
五郎方面に行く人の影なし、しばらくの間二人きりで稜線を独占。黒部五郎までの約5時間の長い長い稜線歩き、暑さにばてないか心配したが、ずっと涼しい風がふいてくれて助かった。ゆるやかなアップダウンが続き、まさに稜線漫歩であった。
以前見た黒部五郎のカールの写真が忘れられず、北アルプスの最奥という、その写真にあったフレーズにも心惹かれ、今回山行を決意。
夢見た別天地そのものの光景に、立ち去り難い気持ちをこらえ、振り返り振り返りつつカールをあとに今夜の宿へと向かった。
明日はどこに泊まろうか、相談するも結局は風まかせに決定。

3日目 朝、五郎のモルゲンロートを見ながら登りつめるとそこには…
雲の平の台地が目の前に広がり、遠く薬師岳、近くは黒部源流の山々、転じれば五郎の裾野が広がり、さらに笠ヶ岳の秀麗な姿も望め、贅沢極まりない光景。
最初、薄くガスがかかっていたのが、ごおごおと風がふきとばして全容がクリアになって行く様をしばし唖然と見つめてしまいました。
まあ、そこからは特に辛い道もなく本当にるんるんでした。
双六小屋では充実の昼食メニューからラーメン、カレーを半分こして食す。
ここに泊まりたかったけど、時間が早すぎるのでもう少し歩くことに。
今度は槍、穂高の壁を見ながら、少々気温も上がり、草いきれのする道を、それでも基本下り道なので快適に歩く。
鏡平に着いて「どうしようもっと歩く?」「いや泊まろうよ」「そうしよう♪」と、いとも簡単に宿泊決定。
鏡平池で夕日を待つが、天気は下り坂の様子。

4日目 朝から小雨。小屋を出てすぐの樹林で初めてオコジョに会う。何度も何度も目の前の道を横切るが驚いて声が出ず、友人も呼べず、写真も撮れず、固まってた。
雨があがり、わさび平小屋で雨具をしまう、ここも感じよい小屋。
車道歩きが少々いやになる頃新穂高にたどり着いた。平湯までバスで移動し、お風呂に入り、その日のうちに家に帰ることができた。

……こんなに何もかも良いときって必ず代償があるってことを、
新穂高で携帯が通じたときに実感することとなった……てのはどうでもいいんですけどね…

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