厳冬期・将棊頭山〜木曽駒ヶ岳 クラシックルートワンデイ
- GPS
- 14:04
- 距離
- 19.7km
- 登り
- 2,264m
- 下り
- 705m
コースタイム
- 山行
- 10:49
- 休憩
- 3:12
- 合計
- 14:01
天候 | 快晴! ◆登山口〜小屋 粉雪がちらつくお天気。 星は見えているのに不思議。 動いていると暑かったが、気温はかなり低そうだった。 ◆小屋〜稜線手前 陽が昇った後は寒さも幾分和らいだような... 風はあまり受けなかったがとにかく寒かった。 手足がちょっとやばかったかな。 ◆稜線〜木曽駒ヶ岳 とにかく暴風。 刺すように冷たい風のインパクト大。 ただ、行って行けないほどの風ではないと判断。 当然、むちゃくちゃ寒い。 |
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過去天気図(気象庁) | 2019年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ロープウェイで降りることにしたので、 駒ヶ根駅からタクシー利用。 6700円だった。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆ゲート〜桂小場 数日前に雨が降ったようで、 サラサラ新雪の下はツルッツル!! ここは赤城大沼かスケートリンクか!というくらい。 haruma-papaのチェンスパが大正解。 TAKとkeimomoはアイゼン装着するも、いきなり足が重くて難儀(;´д`) ◆桂小場〜避難小屋 チェンスパがベストマッチ。 微妙に凍っているところもあり、ツボ足では何度かスリップも。 ◆避難小屋〜稜線 スノーシューを使用。 先々週来た時と比べると雪が締まりあまり沈まずに済んだ。トレースは吹き溜まりで無くなるので、 自力でルーファイ出来ないと辛いはず。 ◆稜線 アイゼン+ピッケル使用。 ここも自力で安全なルートを見つけられないと、 ひとつ間違えれば死ぬ場所がたくさんある。 後からきくと、連休中日までに3名が亡くなり、1名が重症を負ったという。 稜線上の雪は固く、躓いたりして一度お尻や太ももをつけば止まることはできないだろうと思う状況でした。 風も強く、晴れていたとはいえひとつの間違えも犯せないシビアな状況であったと思います。 |
その他周辺情報 | みはらしの湯@500円也 食事もできる。 |
写真
装備
MYアイテム |
TAKSPEED
重量:-kg
|
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個人装備 |
冬靴
ゲイター
ストック
ピッケル
スノーシュー
アイゼン
帽子
ゴーグル
サングラス
グローブ(BDソロイスト)
インナーグローブ
黒テムレス(予備)
ガス
コールマンストーブ
ツエルト
エマージェンシーブランケット
水筒(SIGG500)
ハクキンカイロx2
モバイルバッテリー
|
感想
2週前にソロで挑み敗退した将棊頭山。
今回は装備面も万全を期して、頼れる会津藩士のharuma-papa、そしてkeimomoも一緒に3人で挑んだ。
ちょっと前に雨が降ったようで、最初の道路が恐ろしいほどツルツル。何度かすっ転んだのでアイゼン装着したが歩き始めで足がまだ動かない..
チェンスパがあればなー!と心底思った。
前回もそうだったが、小屋まではツボ足で余裕なのに、小屋から先はスノーシューが無いと無理。
この境目はなんなんだ(笑)
そして前回撤退したポイントからほんの数十メートル頑張れば、視界が開ける場所に出たということも判明(;´д`)
まあその悔しさを今回の山行の糧としたわけだが...
そしてなかなか届かない稜線に出ると、真っ青な空に真っ白な霧氷(゜∀゜)
しかも360度の絶景が待っていた!
まさに歓喜の時!
しかし同時に猛烈な冷風を浴びる。
顔を出していたので一瞬で顔じゅうが痛いほどの冷たい風だ。
稜線上はアイゼンが気持ちよく効くが一度転べば止まらないであろうコンディション。
気を引き締めて木曽駒へ向かった。
本当に長く難しく辛い道のりだったので、木曽駒ケ岳に届いた時には、マスクの下で嗚咽を漏らしながら号泣した...。
歩き切る体力、安全なルーファイ、ツボ足、スノーシュー、アイゼンでのミックスやクライムダウンなどの歩行技術、
自分の持てる力を全て出し切って木曽駒ケ岳まで辿り着けた。
これは間違いなく自分史上、かなり上位な印象に残る山行だった。
しかし天気が崩れないでいてくれたことは本当にラッキーだったし、アクシデントもなく生きて戻れて良かった。
この週末中に亡くなられた方々のご冥福をお祈り致します。
初の中アが青空の下、将棊から木曽駒まで縦走できて嬉しかった〜。
これでもか!という盛り沢山な山行♪
リンク状の道路、小屋までゆるいけど滑る登山道、小屋からモフモフスノーシュー、稜線からのガシガシアイゼン、将棊に感動の登頂、ツルツル強風の稜線、みんなで讃えあった木曽駒、くたくたな体に堪えたクライムダウン、速攻爆睡したバス(笑)
雪山に慣れているとはいえ、低山とは違う厳しさや、変化する雪面の状況に四苦八苦する場面もありました。
無事に下りられて、一緒に歩いてくれたお二人に感謝感謝です(^^)
コメント
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TAKさん、Keimomoさん、こんにちは!!haruma-papaさん、初めまして!!✨ヾ(≧▽≦)ノ
遅コメながら、どうしてもコメント入れたいぞ〜〜〜!!と失礼いたします✨
TAKさん、早々のリベンジおめでとうございます✨タイトルみてやりおった〜〜!!とニヤリ(*^_^*)
霧氷もついて、稜線の景色、素晴らしいですね〜〜〜♥しかし、木曽駒まで、将棋ノ頭山と同じようなコンディションなのかと思いきや、さすが名峰木曽駒は甘くありませんね!!✨緊張感がレコからも伝わってきました!!でもそれをやり遂げる技術があるみなさんだから、超カッコいい!!あっぱれですヾ(≧▽≦)ノ
やややややりましたよーー!!
前回の撤退もあり、本当に長く辛い道のりだったので、
木曽駒着いたときには、まさかの号泣です(笑)
雪のコンディションもさることながら、空気の薄い高標高で長時間、風に対抗して歩いて行くのがどれだけ辛いか痛感しました(;ω;)
最後に限って一番強い向かい風で....山頂行かずに頂上山荘へトラバースしたい気持ちをグッと堪えて登頂しました!!
chi-sukeさ〜ん、やっちゃいました〜(^^)
初めての中アがこんなに盛り沢山で楽しい山行になるとは、思ってもいませんでした…その分ヘロヘロになって大変でしたが(笑)
しばらく余韻に浸りたいと思います!
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