青根-蛭ヶ岳-大倉
- GPS
- 32:00
- 距離
- 20.5km
- 登り
- 1,693m
- 下り
- 1,789m
コースタイム
12:44原小屋平-17:30ごろ蛭ヶ岳山頂
7:30ごろ出発-不動の峰8:40-丹沢山10:10-搭ノ岳11:30-(着替え)-11:50出発-大倉14:30
天候 | 午前晴れのち曇り(2日目も同様だが、13日は4時ごろから小雨) |
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過去天気図(気象庁) | 2012年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰りは、大倉バス停から小田急渋沢駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・黍殻避難小屋まで青根・平丸・焼山登山口方面からのトレースあり(積雪はだいたい30cm、20cm〜40cm、雪質はやわらかい) ・黍殻避難小屋から蛭ヶ岳までノートレース(積雪はだいたい40〜50cm、) ・黍殻避難小屋から姫次までの雪質はやわらかい ・姫次から原小屋平までも雪はやわらかく進みやすかった ・原子屋平から蛭ヶ岳までは雪がかたくなり足を抜くのに労力を使うようになる場所あり ・蛭ヶ岳直下の最後の急登は階段がうまっているためにはいつくばりながら登ると少し楽になった。保護柵の左側から頂上に出た ・蛭ヶ岳から臼ヶ岳・熊木沢方面トレースなし。丹沢山方面は昨日付けてくれたトレースあり。 ・蛭ヶ岳から丹沢山間の雪質は堅く、トレースがあっても、より深く踏んだときな ど足を抜くのが面倒。歩けそうなところもズボっといったりして忙しい。 ・鬼ヶ岩の鎖場は少し鎖が見えるが、基本、岩をつかみ這いつくばりながら登った。最後の岩がつかむところがなく難しかった(どうしたんだっけ?)。逆にここを下りるのはけっこう難しいのではと思う。 ・不動の峰〜丹沢山間に雪庇のようなものもあるが、踏む必要なく通れる ・丹沢山〜大倉まではよくふまれており、コースタイム通りかそれより早く進める |
写真
感想
記憶に残る初の本格的冬山を体験した気持ちになりました。
1mの積雪といったってもう雪が溶けているだろうと思ったが、2・3日前の雪で相変わらずの積雪に直面し2倍のコースタイムで日帰りが山荘泊まりとなった。最高に面白かった2日間。また山を知った。ラッセルをして頂いたあの方に感謝です!
青根-黍殻避難小屋分岐
最初バス停から下りて道が何本かあって道標もなく分かりづらかったので、GPSを使いながら登山口へ。10分以上タイムロス。しばらく林道歩きで、崩落した登山口から林道を迂回してやっと登山口につく。
この道は沢沿いに行く道のようでトレースもずっとあった。途中なくなったところは好きなところを進んだりしたので変なトレースを付けてしまったが別にテープもあるし大丈夫だと思います。
本日このコースでは一番乗りの様子。後ろから一人来ましたが、焼山方面に下りる様。蛭ヶ岳方面への分岐には、踏み跡はなく吹きだまりもあって膝上の積雪がいきなり現れました。しぶしぶ5歩進むと焼山方面から一人蛭ヶ岳に向かう方がいらっしゃいました。2,3話して、先に行ってもらいました。
分岐-姫次-原小屋平
自分と比べるとなかなか早くどんどん差が開いて見えなくなりましたが、写真を撮ったりしながらマイペースで、付けて頂いたトレースを行きます。宮ヶ瀬方面の見晴らしが八丁坂の頭前後あたりからはよかったし、クリアな見通しでした。
姫次200m手前のベンチで休んでおられたところを合流し(パンを食べたらしい)、一緒に行きます。一応、原小屋平付近まで先頭をしました。初めて通る道なので登山道ではなく尾根をいったりしました。姫次も尾根から下りて行きつきました。姫次は富士山の展望よし。(原子屋平の水場は見てないので状況わかりません)
八丁坂の頭くらいは雪の量的にはひざ下程度でまだ体力はありました。でも、姫次手前くらいからは膝上の雪が体力を削ります。
原小屋平-地蔵平
進みが遅くなってきたので、先行してもらいました。そしてまた見えなくなる・・・厚くなってきて着替えたりしてるせいも。
雪が7cmくらい?膝越えでつらいです。地蔵平で引き返すか決める算段でしたが、どんどん先行がいくので通り過ぎてしまいます。また休憩中の先行と合流し、進むことを決定!自分はカップヌードルとおにぎりの休憩をとり、先行は進みます。
地蔵平ー蛭ヶ岳
ピークを巻くようにブナ林を通り過ぎていく。急斜面のトラバースもあるが、もう体力的に楽しめていない自分。昼ごはんの力でなんとか奮闘。
蛭ヶ岳山荘がのった山容をみて力を得る。しかしその後は長い。
蛭ヶ岳直下から。階段は埋もれているが少し見えるので、沿って登る。ここで後ろから新参者現る。トレースを頼りに来たとのこと。そのうち手を使うと楽になりそうなので、雪に挿して掴めるものは掴んでいく。まずピークに来た時点で披露困憊。こしに埋まった雪にどうにか足場を付けながら進んだから。木のトンネルをくぐりながら前へ(雪なくてもこれがメインの登山道なの?ヤブじゃん)
これからの急斜面のラストしか覚えていない。登山道なんてもともと気ににしていないが、急斜面は最後の最後に来るとまあきつい。一番きついのは斜面をトラバース気味に左から蛭ヶ岳山頂に登ったあの道。右の方が切れ落ちているから、滑落した場合はあきらかに左のほうが助かるかもしれない。(あとから山荘の方から聞いた話)。とにかく我々は右の登山道でなく、左から登った。
山荘は営業中で、この予約のない三人を泊めてくれた。予約あってもカレーに佐藤のごはんでなく、炊いたご飯がはいるという違いだけのようだが・・・。もちろんカレーはかなりうまかった。夕食付6000円を選択。
先行して頂いたあの方のおかげで綺麗な夜景も、360度の風景も見られた。本当に感謝です。12日は本当に天気が冴えたし、いい機会だった。
小屋で聞いた話、2日前鍋割山から熊沢ノ出会からどうのこうのして蛭ヶ岳にきて、丹沢山へ行こうとするもの蛭ヶ岳山荘に引き返した人がいたそうだ。そして翌日4,5時間かけて丹沢山へ出て大倉へ下りたというその方が蛭ヶ・岳丹沢山間の道を作ってくれた。トレースがあるのは格段に楽だ。またこの人にも感謝です。
トレースがなくて山荘の小屋番も交代できなかったらしいが、北と南に道ができて交代できるそうだ。
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