【乗鞍岳山系】安房峠〜十石山〜ワサビ谷(平湯温泉から周回)
- GPS
- 28:07
- 距離
- 17.9km
- 登り
- 1,520m
- 下り
- 1,504m
コースタイム
天候 | 4/13 4/14 →→ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
一般登山道ではありません。 ・安房峠→安房山 テープ多数 ・安房山→十石山 テープ少ない 2,390ピークの登りは要アイゼン+ピッケル ・十石山→ワサビ谷 ガリガリの斜面に、5cmほどのパウダースノー |
その他周辺情報 | 竜島温泉 せせらぎの湯 510円 https://ryushima-onsen.jp/ |
写真
感想
一昨年に歩いた安房峠〜焼岳と、十石山〜乗鞍岳の間の区間を、今回は歩いて来ました。
あかんだな駐車場の手前に車を停めて、スタートしました。
自動車道には積雪があったので、少し進んでから斜面を直登しました。
積雪を期待しましたが、笹が出始めていました。
なんとかショートカットして、再び自動車道に合流しました。
緩やかな登りだったので、シールで進みました。
送電線手前に道標とピンクのテープがあり、
ここで左折して、安房平を目指しました。
安房平は今の時期は雪が積もっているので、とても進みやすかったです。
安房峠は目の前に見えていましたが、斜面が急なので、
東側のなだらかな斜面から登りました。
再び自動車道と合流して、その先は安房峠まで自動車道を進みました。
雪の押し出しが何ヶ所かありましたが、スキーを履いたままで進むことができました。
安房峠に着くと、正面に穂高岳がよく見えていました。
一休みしてから、乗鞍岳へと続く稜線へ取り付きました。
スキーで登ろうかと思いましたが、
斜面が急すぎるので、アイゼンに履き替えてから登っていきました。
すぐに樹林帯になり、背負ったスキー板が引っかかって、進むのに時間がかかりました。
2,100mを超えると徐々に積雪が増え、膝丈ほどになりましたが、
傾斜もあるので、ツボ足のまま進みました。
安房山に着いたときには16:00を過ぎており、ここで幕営するべきか考えましたが、
スキーでひと滑りしてからにしようと思い、2,060m鞍部まで滑走してから
部分的にパウダースノーがあり、のんびり滑ることができました。
鞍部には立ち木もあり、その合間にツェルトを張りました。
【2日目】
夜は降雪がありましたが、それほど冷え込むこともなく、快適でした。
天候は下り坂ということで、日が上がってから歩きはじめました。
2,165mピークを越えると、ガスの合間から十石山が時折顔を出してくれました。
2,390mピークまでの登りは高低差にして300mほどあり、
迫りくるような圧迫感がありました。
2,113mピークを越えたところでピッケルを出しました。
登り始めは傾斜が緩かったものの、徐々に急になり、
雪面を蹴り込みつつ、斜面にピッケルを刺しながら登っていきました。
斜面を登っていると、体が火照ってきましたが、
西側からの冷たい風がちょうど良かったです。
2,300mくらいからかなりの傾斜になり、積雪量も増えてきました。
ひと登りしてから、ややヤセ尾根があり、
この稜線1番の核心部になる2,390mピークへの登りに差し掛かりました。
地形図で見た感じでは分かりにくかったのですが、
木に掴まりながら登らないと、滑落してしまうのでは無いかと思ってしまいました。
これを越えれば、あとは緩傾斜が続いていて、パウダースノーを踏みしめながら進みました。
2,400mの下降地点を確認して、そのまま十石山避難小屋を目指しました。
予報通りの下り坂の天候で、避難小屋は雪に埋もれていたこともあり、
直前まで小屋を確認することができませんでした。
小屋の北側には雪が積もっていなかったので、ここで休憩しました。
十石山避難小屋から十石山は以前歩いたこともあり、
十石山避難小屋まで到達したことで満足しました。
あとは下山することにして、スキーに履き替えました。
高低差20〜30mほどを進んだあたりから、パウダースノーでした。
白い霧の中、登ってきたトレースを目印に
滑走の感覚を確かめがなら、2,400mまでゆっくり滑りました。
ワサビ谷方面は、岩などは露出していなかったので、
適当なところから尾根伝いに滑り出しました。
ガリガリの上のパウダースノーでしたが、滑りやすかったです。
疎林地帯を抜けると、積雪量が増えて、木々の間をすり抜けながら滑っていきました。
ワサビ谷に沢底に降り立った地点は氷爆の下側で、ちょうどいいところに降り立つことができました。
十石山はあっという間に見上げるほどの高さになっていました。
このまま沢沿いに進んでいこうと思いましたが、
沢の雪が溶けていたので、しばらく下った後は、
支尾根の上に乗ってから、樹林帯の緩斜面をのんびりと滑りました。
高度がだいぶ落ち、自動車道に合流した頃には、降っているのは雪から雨に変わっていました。
自動車道をサーッと滑るものだと思っていましたが、
雪面は濡れて、シール無しのウォークモードで進むことになりました。
安房平のエリアを抜けると、徐々に傾斜が出てきたので、わりかし滑ることもできました。
あとは、自動車道沿いに進んでいき、無事に下山することができました。
【まとめ】
今シーズンは北アルプスから中央アルプスに間になる稜線の
乗鞍岳〜野麦峠、奈良井〜鉢盛山を歩ききり、
いっその事、安房平〜十石山も歩いてしまおう!
ということで、計画を立てました。
下りは、山滑走もできて、満足のいく山行だったと思います。
これで、南アルプスの最南端の太平洋から、北アルプスの焼岳まで稜線が繋がりました。
日本海まで繋ぐには、焼岳〜西穂高岳までの区間を残すのみとなりました。
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