地獄から天国の立山(北ア)
- GPS
- 24:09
- 距離
- 7.2km
- 登り
- 679m
- 下り
- 660m
コースタイム
- 山行
- 0:51
- 休憩
- 0:01
- 合計
- 0:52
天候 | 1日目 吹雪 2日目 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
室堂〜一ノ越 浄土山のトラバースは高い位置を歩くと雪崩のリスクが高まり注意。 一ノ越〜雄山 稜線上は雪が吹き飛ばされて岩が出ている箇所が多く、アイゼンでは歩きづらくなります。凍結している箇所はありませんでした。 新雪後だったのでスノーシューが必要でしたが、下山時にはトレースができていたので、降雪後でなければスノーシューは要らないかもしれません。雪崩れのデブリ見当たらず雪の状態は安定していそうでした。雪の状態は時間帯や天候などで大きく変化すると思いますので、臨機応変に対応して下さい。 |
写真
感想
【感想/記録】
■1日目
5時20分くらいに立山駅駐の車場に到着。高原バスは除雪が追いつかずチケットは発売が遅れて立山駅で待機。しばらくすると高原バスは終日運休のアナウンスがあり立山駅から室堂へは行けなくなりました😱。移動手段を公共交通機関やタクシーも考えましたが、結局車で移動する事になり8時頃に出発。10時45分頃に扇沢駅の駐車場に到着し、11時半発の電気バスに乗車して黒部ダムに到着したら外は吹雪🌀でした。
レストハウスで昼食を食べて、黒部ダムを渡ってケーブルカー、ロープウェイ、トローリーバスを乗り継いで13時40分頃にようやく室堂に到着、長かった。お天気が悪い平日なのに室堂は観光客で賑わっていました。装備を整えて外に出ると吹雪でほぼ何も見えない😓。今日は雷鳥荘までなので、とりあえずつぼ足で歩きました。新雪が降っただけあって、吹き溜まりは股下くらいまで踏み抜く事もあり、やっぱりスノーシューが正解でした。
吹雪の中をポールを目印に歩き雷鳥荘に到着。1時間もかからない距離でしたが、視界が効かないので、どこを歩いているのか分からない。目印のポールが無かったら遭難でした😅。雷鳥荘の中は天国でもう旅館レベルですね。濡れたものを乾燥室で乾かし、ビール🍻とお酒🍶で酔っ払いのおじさんでした。夕食を食べたらまったりして22時には寝ました。
■2日目
火曜日は前日とうって変わって、予報通りすっきりと晴れ渡りました。朝食を食べて、準備をして7時30分頃に雷鳥荘を出発。まずは室堂から一ノ越を目指します。晴れているので暑くなりそうなので、アウターは最初から脱いで出発。白くなった大日連山、立山の姿を見て只々感動するばかり。昨日の吹雪とはあまりにも違う景色に見とれて、写真ばかり撮影してなかなか前に進まない。
室堂山荘を過ぎたらトレースを追って進みます。心配していた雪崩のデブリも無かったので、トレースの通り標高を上げて、一ノ越手前の急坂も直登。一ノ越に到着したら、北アルプスが一望できました。装備をアイゼン、ピッケルに換装。稜線は風が出てきたので、バラクラバとアウターも着ました。
稜線上には雪は少ないけど、岩とのミックスで歩きづらく、新雪はアイゼンが効きにくく、足元の雪が崩れて登りにくい。三ノ越に到着したらちょっと休憩。高度が高いので息が苦しくなり立ち休みしながら登っていくと、11時半前に山頂に到着。槍ヶ岳、穂高連峰、黒部川源流の山々、後立山連峰、白山、富山平野まで見えました。雄山神社峰本社まで登り剱岳も撮影。
雄山神社の社務所付近で絶景を見ながら昼食を食べて12時半前に下山を開始。まだ沢山の方々がお山を目指して登ってこられました。気温が上がって雪が腐り、アイゼンの効きが悪くなりましたので、滑らないように注意して一の越に到着。今度はシリセード板を出して滑ろうとしましたが、柔らかな新雪ではうまく滑らず、結局ほとんど歩いて下山。
14時半前には室堂に到着。室堂は観光客で大変に賑わっていました。装備をしまって室堂ターミナルに入ったら、観光客でごった返していました。バス乗り場も長蛇の列ができており、長い順番を1時間ほど待って15時50分頃の臨時便のバスに乗り、美女平駅でケーブルカーを乗り継いで、17時10分に立山駅に到着。ハプニング続きのアルペンルート開通初日の立山山行でしたが、結果的には素晴らしい記憶に残る山行となりました😊。
【注意点や反省点】
登山指導員の方に尋ねたところ、新雪の積雪は18cmほどですが、吹き溜まりは1メートル近くあるそうです。今日のコースでは見た限り雪崩れたところやデブリはありませんでした。トレースを歩くのならスノーシューは必要なさそうです。心配な方はワカンを持っていた方が良いと思います。
雷鳥沢キャンプ場は18日から管理棟を掘り起こす予定との事。テン泊は可能ですが、ゴールデンウィーク頃までには水とトイレが使えるようになるでしょうとのことでした。
雷鳥荘は水と電気が使え、広い温泉、暖かい談話室、ウォッシュレット付きの水洗トイレがあって、WiFiも使えて極楽で、こんな快適な環境に慣れると普通の山小屋泊やテント泊はできなくなりそうです(笑)。
紫外線対策としてつばのある帽子、サングラス、日焼け止めクリーム、ネックゲーターなどの日焼け止め対策をお勧めします。
アルペンルートの乗り物は、アイゼン、ピッケル、スノーシュ、ストックなどはカバーなどで保護する必要があります。
富山県の条例で11月と4月〜5月に登山やバックカントリーで立山に入山される方は、入山届の提出&ビーコン携帯が義務化されています。 今回はビーコンを持って行きましたが、特にその有無のチェックはされませんでした。
【Apple Watch等による計測結果】
ムーブ(安静時を越える推定エネルギー消費量 / kcal)
865
1,125
エクササイズ( 活発に活動した分数 / 分)
106
133
スタンド( 1時間のうち1分以上身体を動かした時間 / 時間)
20
15
登った階数( 一階=約3mの高度を上昇 / 階)
68
98
ウォーキングの距離(km)
9.8
11.9
歩数(1日で歩いた歩数 / 歩)
13,246
16.389
心拍数 (1日で最低、最高の心拍数)
46〜128
45〜121
体重
64.8 -> 64.2
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