化穴山(朝日連峰・日暮沢より)

2019年05月01日(水) ~ 2019年05月05日(日)

• GPS: 95:06
• 距離: 46.5km
• 登り: 3,734m
• 下り: 3,732m

コースタイム

1日目

• 山行: 1:17
• 休憩: 0:00
• 合計: 1:17

距離 3.5km 登り 86m 下り 27m

14:29 スタート地点
15:46 日暮沢小屋

2日目

• 山行: 6:48
• 休憩: 0:00
• 合計: 6:48

距離 6.6km 登り 1,153m 下り 197m

6:35 日暮沢小屋
8:59 ゴロビツ沢源頭水場
10:45 清太岩山
12:00 ユーフン山
13:23 竜門山避難小屋

3日目

• 山行: 5:11
• 休憩: 0:23
• 合計: 5:34

距離 8.4km 登り 765m 下り 604m

6:31 宿泊地
7:29 南寒江山
7:45 7:46 寒江山
8:24 北寒江山
8:35 三方境
8:46 9:05 狐穴小屋
10:00 中先峰
11:58 12:01 以東岳
12:05 以東小屋

4日目

• 山行: 7:33
• 休憩: 1:43
• 合計: 9:16

距離 14.1km 登り 1,132m 下り 1,357m

5:14 以東小屋
7:18 7:21 化穴山
10:30 12:03 以東小屋
12:14 12:21 以東岳
13:41 中先峰
14:30 狐穴小屋

5日目

• 山行: 6:38
• 休憩: 1:18
• 合計: 7:56

距離 13.8km 登り 588m 下り 1,533m

5:40 狐穴小屋
5:57 三方境
6:17 北寒江山
6:54 7:00 寒江山
7:10 7:11 南寒江山
8:19 竜門山避難小屋
9:00 10:09 ユーフン山
10:34 清太岩山
11:18 11:19 ゴロビツ沢源頭水場
12:25 12:26 日暮沢小屋
13:36 ゴール地点

天候

1日晴れ
2日風はかなり強く小雨のち晴れ時々曇り
3日風はかなり強く曇りのち晴れ
4日快晴
5日快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

この時期らしく雪は締まっており、ワカンは使用せず
朝方は硬くなっていたのでチェーンスパイクを使用する事もあり

その他周辺情報

大井沢温泉　湯ったり館　３００円

写真

5/1 14:28

日暮沢避難小屋手前4km迄除雪されていた

5/1 14:35

林道脇には沢山の水芭蕉が咲いていた

5/1 15:20

林道は雪が有ったり無かったり

5/1 15:32

小屋手前の沢は雪解け水で増水していた

5/1 15:41

靴を濡らしたくなかったので、上流の倒木を利用
取りつきが少し大変

5/1 15:48

夜は日暮沢避難小屋に泊まる
小屋前の水場はまだ使えない
冬用トイレは使用可能
3階は暖かかった

5/2 6:18

2日目歩き始めるとすぐに小雨が降ってくる
念の為レインウェアを着てザックカバーを着けるが、まもなく止み、脱ぐ事に
時間が勿体ないが、仕方ない

5/2 6:21

歩き始めは、トレッキングポールを使用

5/2 6:42

登山道はイワウチワロード
サルナシも見つけた

5/2 7:28

標高900m付近から雪道となる

5/2 8:34

ピッケルに変える

5/2 8:43

この日は空は青いが体を持って行かれる様な強い風がずっと吹いていた

5/2 9:05

耐風姿勢を取りながら、一歩一歩ゆっくり歩く

5/2 9:14

ゴロビツの水場迄の長い長い登り

5/2 9:44

5/2 10:09

風が強くシャーベット状の雪が飛んで来て、ピッケルを深く刺して膝を着いて、風が止むのをじっと耐える

5/2 10:40

林道の駐車場で下山してきた女性からナイフリッジも有ると聞いていたが、雪解け進み助かった

5/2 10:44

清太岩山到着

5/2 10:46

風に飛ばされ無いように、木の枝を掴んで歩く

5/2 11:09

5/2 11:41

5/2 12:00

ユーフン山
ここ迄来れば本日の目的地の竜門避難小屋迄はもう少し
気持ちが軽くなって来た

5/2 13:00

竜門避難小屋からトラバースルートで下山してくる、二人のスキーヤーは風の影響を受けて、時々立ち止まっている
安全策をとり、竜門山を登る事に
幸い風はさほど強くなかった

5/2 13:18

竜門山頂から少し下り始めると、また風が強くなる

5/2 13:24

小屋に到着するも、風が強くドアの側へ行けない
漸く小屋に到着すると、京都からのパーティーが停滞していた

5/3 6:45

2日目の朝、風は依然として強いが以東岳を目指しスタート
小屋番の石川さんから西からの風の影響を少しでも軽減する為、夏道は避けて雪渓を歩く様にアドバイスを受ける
しかし、視界が悪く雪の状態が不鮮明な為、安全策を取り夏道が出ている箇所はを歩く

5/3 7:45

寒江山

5/3 8:46

狐穴避難小屋に到着
水を汲み、ビールを購入

5/3 8:46

小屋番のアダチさんから以東の避難小屋の積雪状態を確認
数日前は屋根しか出ていなかったが今は三分の一程出ているが、二時間位掘らないと入れないのでは？と言われる

5/3 10:04

4日に泊まりに来ることを伝えて、今夜の宿泊地の以東岳へ向かう

5/3 11:45

青空が少し広がって来たが、風はまだ強い

5/3 11:57

以東岳到着

5/3 12:09

雪に埋まっている避難小屋

5/3 12:08

二階の風除室から出入りが可能

5/3 12:13

僅か15分程の雪かきで小屋に入る事が出来た

5/3 14:24

昼食後、風が少し収まってきたので再度山頂へ
山頂から大朝日岳方面

5/3 14:24

山頂からの大鳥池

5/3 14:26

戸立山方面

5/3 14:29

明日目指す化穴山

5/3 18:35

日本海に沈む夕日には感動した

5/4 5:00

化穴山に登頂する朝
前日迄の風は止んだ
朝焼けに染まる飯豊連峰

5/4 5:16

雪は固く凍っていたので、チェーンスパイクを付ける

5/4 5:24

鷲ヶ巣山と光兎山

5/4 5:26

古寺鉱泉から大鳥へ縦走するshinonshinonさんが、私達の話を聞いて化穴山に興味を持ち、一緒に登る事になった

5/4 5:34

化穴山はマイナー12名山に選ばれるだけあって風格がある

5/4 5:43

マイナー12名山は

5/4 5:46

創造的な登山をしないと登れない山だけと、当日は全くそんな事はなかった

5/4 6:06

5/4 6:25

5/4 6:27

雪が割れていたので、少しだけ藪を歩く

5/4 6:43

5/4 6:50

5/4 7:20

山頂少し手前で三人一緒に山頂を踏もうという事で、三人で肩を組んで山頂へ
傾いた三角点にタッチ

5/4 7:24

shinonshinonさんのお陰で素敵な記念写真となりました

5/4 7:27

山頂には沢山のカタクリが咲いていたとヤマレコに紹介されていたので、探したらあちこちに蕾を見つけました

5/4 7:37

山頂からの月山
朝日連峰と月山を繋いでみたいと妄想させる程近く感じる

5/4 7:38

山頂からの鳥海山

5/4 7:38

山頂からの以東岳

5/4 7:43

名残惜しいのですが下山します

5/4 7:55

下山と言っても以東岳の方が高いのですw

5/4 8:26

雪は柔らかくなって来た

5/4 8:40

大鳥池の湖面の一部がエメラルドグリーン

5/4 9:05

童心に戻ってヒップそりで下るshinonshinonさん

5/4 9:06

今回の藪らしい藪は写真左上の笹藪位
ベストな時に登れた

5/4 9:58

以東岳への登り返し

5/4 10:08

来た道を振り返る
やっぱりカッコいい山だ！

5/4 10:29

最後に化穴山と

5/4 12:13

さあ、狐穴避難小屋へ

5/4 12:21

スカートをはいた女の子の雪形

5/4 13:04

前日は景色がまったく見えず、風に耐えながら歩いていたのに、今日は暑い！
冬用の長袖から夏用の長袖に着替えて正解だった

5/4 13:30

雪解けが進んで、登山道は川に

5/4 13:32

着物を着た女性の雪形

5/4 13:58

小屋は見えるけど、アップダウンを繰り返す
重たいザックが肩に食い込む

5/4 14:43

漸く狐穴避難小屋に到着
ビールが飲みたいのに、管理人さんはスキーにお出かけ

5/5 4:28

最終日も快晴

5/5 5:36

お世話になりました

5/5 5:42

5/5 5:43

ちょっとだけ燕岳に似てる

5/5 5:53

5/5 5:56

5/5 6:18

5/5 6:18

ピラミダルな大朝日岳

5/5 6:19

飯豊連峰

5/5 6:24

5/5 7:10

朝日軍道は見えるかな⁉️

5/5 8:39

竜門小屋の石川さんに化穴山登頂の報告をする
竜門のトラバースルートは歩きやすくなったようなので、利用する

5/5 10:20

米沢の友人の夫妻に会い、一緒に下山する

5/5 10:31

白いショウジョウバカマ

5/5 11:41

タムシバ

5/5 12:19

イワウチワ

5/5 12:24

沢の音が大きくなってきた
長かった行程ももうすぐ終る

参考迄に4月下旬の積雪

5/3 18:42

ステン梯子の破損状況

5/3 18:42

屋根の破損状況

5/3 13:42

2階室内

5/3 13:44

1階室内

5/3 13:44

出番を待つ看板

撮影機器：

DSC-RX100M4 SONY

SO-03J Sony

TG-5 OLYMPUS CORPORATION

装備

個人装備

長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 雨具 ゲイター ネックウォーマー バラクラバ 毛帽子 着替え 靴 予備靴ひも ザック ザックカバー サブザック ピッケル スコップ 昼ご飯 行動食 非常食 調理用食材 調味料 飲料 食器 ライター 地図（地形図） 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ナイフ カメラ ポール シェラフ チェーンスパイク ツェルト

共同装備

コンロ コッヘル 調理用食材 調味料 ガスカートリッジ ツェルト スコップ

備考

次に持って行くもの 徹底第一Ｔシャツ、アイボン

感想

hemuhana

一昨年朝日連峰を針生から大鳥へ縦走したときに知ったマイナー12名山の化穴山

その化穴山に昨年のGWに大鳥側から挑戦したものの、雪が少なく藪漕ぎに負けて茶畑山で撤退
今年は4月中旬に茶畑山へ偵察に向かうものの雪が多く林道にて撤退
本番でまた林道で撤退の可能性もあるかもしれないので、距離は長くなるものの日暮沢からなら確実に以東岳までは行けると考え、コースを変えて今年も挑戦しました。
結果積雪は十分、雪質も良く、天候もベストで予定時間より1時間短く以東岳から2時間で登頂できました。
山頂からは朝日連峰はもちろん月山・鳥海山・飯豊連峰等展望が素晴らしく感動しました。

コメント

hikoito13

教えてください
マイナー12名山「化穴山」登頂おめでとうございます。私は夏季間に以東岳の小屋番をしている者ですが、以東小屋の状態について詳しく教えていただけないでしょうか。人づてに狐小屋、竜門小屋の管理人さんからの情報ということで、屋根が一部破損、西側の避雷針が倒れかけている、2階入り口へのステンレス梯子が破損の情報は得ていますが、そのほかに気付いたことなどはないでしょうか。また小屋内部の湿気が異常との情報も聞いてますが、具体的にどのようになっていたのかなど、合わせて1階のトイレなどの情報も頂けたらと思います。よろしくお願いします。

hemhem2

Re: 教えてください
hikoito13さん　はじめまして。以東小屋の管理をしていただき、ありがとうございます。
ご質問の以東小屋の状況ですが、屋根の破損、ステンレス梯子の破損は写真を追加しておきます。西側の避雷針の傾きは写真３３と写真４０でご判断して下さい。室内の状況は２階の居室で結露の滴下痕が床に多数みられましたが我々の入室当初は室温が低いなどで結露はありませんでした。夜間も同じ理由であまり結露はありませんでしたが、５月４日に化穴山から帰ってきたら、気温があがったせいか、結露の滴下が数箇所で見受けられました。１階のトイレは冬季トイレの説明文を見つけましたが、ポータブルトイレがみつからず、バイオトイレを使用しました。内部が凍結しているのか、手回しハンドルがあるところまでいくと空回りしているようでした。
全体的には特に悪いところも無く、快適に使わせていただきました。ありがとうございました。

hikoito13

Re[2]: 教えてください
早速返信いただきありがとうございます。以東小屋は、環境省（国）で建設した東北で初めての避難小屋で、17年秋に完成し、2回目の越冬の小屋です。建設されてからまだ浅いこともあり、いろいろ心配な面があります。西側窓の破損、天井からの結露の滴下、トイレのハンドルの空振り、など1年目からの課題です。結露の対策は大きな課題となっています。トイレはこの春（6月上旬）にくみ取りをし、一度空にして新しくオガクズ腐葉土を入れることにより、解決されるものと思っております。過ぎた冬は稀にみる大雪の年でした。4月に入ってからも相当の雪が降り積もったものと考えられます。ちなみに、昨年の4月29日には小屋の周りは雪がありませんでした。小屋の状況を教えていただき本当にありがとうございました。登山者が安心して快適に過ごせる山小屋を目指して頑張っていきますので今後ともよろしくお願いします。

samoa

竜門の楽しい夜
遅くなりましたが、竜門では楽しいお話ありがとうございました
先週やっとこさ記録をこさえました
朝日軍道もいつかチャレンジしたいものです

hemhem2

Re: 竜門の楽しい夜
samoaさん、こんにちは。ドラゴンフライです。（笑）

大作の山行記録、拝見しました。長い日程の中、ほんの一時の出逢いでしたが、楽しい時間ありがとうございました。我々も以東小屋の令和第一宿泊者となり、無事「化穴山」登頂も叶いました。

この次は鶴岡市樽渕から長井市草岡までの「朝日軍道完全踏破」されることを願っています。(^^;
又、どこかでお逢いしましょう。