常念山脈縦走(中房温泉から三股)

2019年05月29日(水) ~ 2019年05月31日(金)

• GPS: 52:28
• 距離: 24.7km
• 登り: 2,511m
• 下り: 2,607m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:28
• 休憩: 1:44
• 合計: 8:12

距離 6.8km 登り 1,411m 下り 99m

7:53 駐車場
8:04 8:13 中房温泉登山口
8:58 9:01 第１ベンチ
9:54 第２ベンチ
10:48 第３ベンチ
11:45 富士見ベンチ
12:17 12:40 合戦小屋
13:06 13:14 合戦山(合戦沢ノ頭)
14:01 14:02 ベンチ
14:19 14:59 燕山荘
15:20 15:40 燕岳
16:05 燕山荘

2日目

• 山行: 6:33
• 休憩: 1:38
• 合計: 8:11

距離 9.5km 登り 566m 下り 750m

5:47 宿泊地
6:07 6:09 蛙岩
6:23 6:24 大下りの頭
8:43 8:44 槍ヶ岳・大天井岳、常念岳分岐
9:12 10:45 大天井岳
10:52 10:53 大天荘
13:58 常念小屋

3日目

• 山行: 5:36
• 休憩: 0:04
• 合計: 5:40

距離 7.9km 登り 533m 下り 1,692m

6:41 常念小屋
7:55 7:57 常念岳
9:07 9:08 前常念岳
12:14 12:15 三股登山口
12:21 ゴール地点

天候

5/29:雨のち晴
5/30:晴
5/31:曇

アクセス

利用交通機関：

自家用車

6時に三股の駐車場に集合。一台をデポして、もう一台で中房温泉へ移動
下山してから、三股にデポした車で中房温泉へ戻りました。
29日は、三股は10台程度、中房は20台程度停まっていました。

コース状況／危険箇所等

大天井岳の山頂までは夏道が残雪に埋まっている箇所があるため山頂まで直登になります。直登ルートに明確な登山道はありませんが、踏み跡はあり。

その他周辺情報

ほりで〜ゆー四季の郷
常念小屋にも燕山荘にも割引券がありました。

写真

5/29 8:07

縦走スタート！

5/29 8:07

出発時点で雨は上がりました。

5/29 8:28

kurumipanさん、三日間よろしくお願いします。

5/29 8:30

青空も見えてきた！

5/29 8:34

と、思ったら再びガスに包まれた

5/29 8:56

すべてのベンチ制覇

5/29 9:23

おかげさまで迷わないですみます

5/29 9:27

なにか見つけました？

5/29 9:31

そっちに行けばね

5/29 9:56

雫が残ってました。

5/29 9:57

花が終わるとこーなるのか！

5/29 10:00

k：この花知ってるー「サルナシ」っていうんだよね！
y：へぇそんな名前なんですね。勉強になりました。
（続きあり）

5/29 10:08

まだすっきりとは晴れないけど、樹林帯の中だから気にしません。

5/29 11:28

再び明るくなってきました。
結局この後曇ることはなし。

5/29 11:35

まだ八ヶ岳方面は雲の中

5/29 11:54

木々の間から明日歩く稜線が見えてきた。
今日歩けたらサイコーだなぁ

5/29 12:13

合戦小屋に到着です。ここまで約4時間。
相当ゆっくりペースでした。

5/29 12:54

合戦小屋の先から残雪が現れます。
僕はここでアイゼンを装着しました。
kurumipanさんはそのままツボ足で進みます。

5/29 13:13

山頂まで2.3��
まだまだありますね

5/29 13:42

この時間になると雪はかなり緩んでいて、アイゼンの効きも悪い。

5/29 14:01

燕山荘が見えてきました。
道は左の尾根の上です。

5/29 14:01

尾根に登るとこんな案内があります。
ここでアイゼンを脱ぎました。
kurumipanさんは結局ここまでツボ足でした。

5/29 14:04

小屋までの道は夏道と違ったよーな（記憶不明瞭）

5/29 14:13

階段を登ると小屋の裏手に出ます。

5/29 14:18

その前に一枚

5/29 14:19

燕山荘到着です。
まずは受付を済ませましょう。

5/29 14:22

二人とも燕山荘は初めての宿泊です。

5/29 14:55

チョイ悪な山男さん

5/29 15:11

では山頂に行きましょう！

5/29 15:13

よくこーなりましたね

5/29 15:16

空身なので楽々

5/29 15:20

にしても早いなぁ

5/29 15:27

タイマーをセット
あ！まだポーズ撮らないで！
（足上がってるなぁ）

5/29 15:28

では改めて
燕岳登頂！

5/29 15:32

飛びます！

5/29 15:33

飛びます！

5/29 15:39

パノラマで
稜線が横にまっすぐ撮れなかったけど、むしろ遠近感が出てるよーな気がする。

5/29 15:41

小屋に戻ります。
その先には大天井岳、常念岳、槍ヶ岳が見える

5/29 15:59

お決まりですが撮ってしまう。

5/29 16:56

小屋に戻ったら、素泊まりなので早速夕食の準備。
炒め物は小屋内ではできないので、外のテーブルで調理します。でも槍を眺めながら調理するのもいいもんだ。
で、まずは玉ねぎを切ります。

5/29 17:00

続いて焼き豚を切ります。

5/29 17:04

コンビーフを炒めます。

5/29 17:09

コンビーフを炒めたら、そこに玉ねぎと焼き豚を入れてさらに炒めます。
kurumipanさんはウィンナーとエリンギですでにチビリチビリと…

5/29 17:28

具が炒まったら、水と「ハヤシメシ」を投入。
カップから移し替えてきたので、水の分量がわからなかった…

5/29 17:32

ま、なんとかなるでしょ
ほらね

5/29 17:26

kurumipanさんは焼きそばでした！

5/29 17:33

焼きそばは汁も出ないし、これはいいかも。
今度マネさせていただこう。

5/29 17:50

食事が完成したので小屋内に移りました。
オー寒かった。
ここでシャレオツな一品MAMスープを披露
もらい物ですが…

5/29 18:58

食後も食堂でしゃべっていたら、いつの間にか日が沈んでいた…

5/29 19:02

テントも数張

5/29 19:04

山に合わせると雪模様が浮かび上がる

5/29 19:05

夕焼けに合わせるとシルエット

5/29 19:05

明日は晴れの予報

5/29 19:48

小屋の中に、花の解説が・・・
あれ？サルナシじゃないよ・・・
正解は「イワナシ」でした。

5/29 20:09

就寝前に星空を撮ろうと外に出たけど、カメラだとまだ西の空の残光を取り込んでしまう。

5/29 20:09

小屋内の下駄箱
おやすみなさい

5/30 3:24

おはようございます。
改めて星空を撮ろうと、ちょいと早起きしました。

5/30 3:27

3：30すでに東の空が薄ら明るいじゃないですか!?

5/30 3:39

目が慣れてくると、肉眼でも薄っすらと山の模様がわかります。

5/30 3:41

東の空と地平線の境目が染まり始めた。
まだしばらくあるので、日の出までに朝食を取ります。

5/30 4:28

日の出だー

5/30 4:29

今日も一日よろしくお願いします

5/30 4:31

やっぱり何もつけない方が「らしい」ですね

5/30 4:33

日の出は何度見ても感動する。

5/30 4:35

小屋にも陽が当たり始めました。
すっきりした青空です。

5/30 5:40

さぁ出発しましょう！

5/30 5:50

目指せ大天井岳

5/30 6:23

風も弱く穏やかな天気。
空気も澄んでいて、歩いていて気持ちがいい。

5/30 6:32

大下りの頭を下ると雪庇がある残雪の上を歩きます。
この残雪の奥の手前でハイマツのくぼみを抜けると夏道に出ます。

5/30 6:37

映えるなぁ

5/30 7:00

ナイスポーズ！

5/30 7:03

視線の先には…

5/30 7:05

先頭を代わって一枚

5/30 7:32

喜作レリーフ手前の道
ここも歩いて気持ちがいい。

5/30 7:33

まだ7：30太陽は上りきっていないので、影が長い。

5/30 7:38

y：花の名前は？
k：…

5/30 8:27

不思議な物を発見
文字が彫ってあります。
何に使ったんでしょ？

5/30 8:46

喜作レリーフを過ぎてしばらく行くと大天荘と大天井ヒュッテへの分岐になりますが、その先の雪渓にトラバースルートはまだ無く、大天荘に向かうまき道が雪渓にぶつかる手前から山頂に直登します。

5/30 8:53

通常のルートではない所に柱が一本。昔は登山道だったのかな？

5/30 9:05

kurumipanさんは岩登りもやるので、こんなところも楽しんでます。※岩に登らなくても山頂まで行けます

5/30 9:09

こんな道です。

5/30 9:11

山頂が見えてきた。

5/30 10:41

大天井岳3人で登頂！
はて3人とは？

5/30 10:50

山頂手前の分岐で山頂までの登り口がわからず引き返してきた先行の方と合流して三人で登りました。
その方とは山頂で別れて、我々は常念小屋を目指します。
お姉さんまたどこかで会いましょう！

5/30 11:03

ボケてしまったが、なんかいい

5/30 11:03

大天井岳を過ぎても雪はほとんどありませんでした。

5/30 11:24

今日はなんて素晴らしい天気なんだ！

5/30 11:54

雪渓あり。私はアイゼンとピッケルを装着。
kurumipanさんはそのままツボ足のストックで行っちゃいました。経験の差がここで出たー

5/30 12:20

「廃道」つて書いてあったのかな？

5/30 12:21

この日は、空気が澄みきっていて、遠くの山までくっきり見えました。二人とも終始ご機嫌

5/30 12:31

そういえば、今回はまだ雷鳥見てませんね
ま、その内見れるでしょ

5/30 12:37

ミネズオウだったかな？

5/30 12:40

このまま進めば青空に吸い込まれそう

5/30 12:53

こんなに気持ちいい山歩きは久々です。

5/30 12:57

5/30 12:59

きつくない登りは心地よい

5/30 13:09

ピラミッドとスフィンクス

5/30 13:21

ここを下ると常念小屋ですね
この稜線歩きもそろそろ終わりかぁ

5/30 13:25

常念岳がドーンと見えてきました。

5/30 13:44

小屋の手前の樹林帯は、レコを見るとなかなか苦戦するという情報を仕入れてはいましたが・・・

5/30 13:50

どこが道だかはっきりわからず、踏み跡をたどって下ります。
明るい内なら迷うことは無いと思いますが、暗いと危ないです。

5/30 13:59

樹林帯を抜けると小屋の前に出ます。
これ落葉松の花？

5/30 14:04

小屋に到着、お疲れ様でした。
今日はサイコーの山歩きでした！

5/30 18:01

常念小屋は100周年だそうです。
これからもよろしくお願いします。

5/30 18:15

小屋でワインを購入

5/30 18:36

夕暮れ時、明日の天気は下り坂を実感する天気

5/30 19:10

本日も自炊です。
二人ともパスタ系でした。

5/30 19:18

k：ペンネ
y：スパゲッティ

5/31 6:38

おはようございます。
三日目は天気が崩れる予報なので、計画を変更して、常念岳から三股に直接下ることにしました。

5/31 6:44

まずは常念岳へ

5/31 6:45

ゆっくり登ります。

5/31 7:24

午前中は雨は降らない予報だったけど、ちと怪しい。

5/31 7:42

山頂まで雪はありません。

5/31 7:55

常念岳登頂！
西の山々は見えますが、その向こう側から雲の塊が押し寄せてきました。

5/31 8:00

槍ヶ岳だけ雲の中…

5/31 8:00

穂先がちょっと見えた

5/31 8:15

この天気なら長居は無用
前常念までは、一部残雪帯を歩きます。

5/31 8:47

前常念到着
ここからの激下りに備えて、この下の避難小屋の前で軽く休憩

5/31 9:44

桜が咲いていました。

5/31 9:49

短いですがハシゴあり

5/31 10:07

前常念→三股間は一部に残雪がありますが、とぎれとぎれです。

5/31 10:09

まだ蝶ヶ岳あたりの稜線は見えるけど、この先どうだろう。

5/31 10:16

バイカオーレンの群落の中を進みます。

5/31 11:57

分岐まで下りてきました。
山登りを始めて、初めての北アルプスが三股からの常念でした。
その時の俺、よくここを登ったなぁ

5/31 11:58

ここからの先も沢にぶつかるまで、結構な下りが続きます。

5/31 12:12

沢にぶつかりました。
橋を渡ると車も通れる林道歩き

5/31 12:24

駐車場が見えてきた。
この直後に雨が降ってきたので、計画を変更して正解でした。

三日間お疲れ様でした！

撮影機器：

DSC-RX100 SONY

TG-850 OLYMPUS IMAGING CORP.

感想

yamazki_taro

常念山脈縦走　−yamazki_taroー

今回は「乗鞍岳イグルーホリホリ」（レコのタイトル）でご一緒したkurumipanさんとの山行です。当初はirakkumaさんも参加予定でしたが、ナに？健康診断だって!?（ぜってーひつよーねー）
でもせっかくの機会なので、山の経験豊富なkurumipanさんに教わるつもりで、kurumipanさんのいくつかの候補からガッツリ歩けるこのルートを選びました。
（他の候補：涸沢から北穂と奥穂…無理です）

天気予報が直前まで目まぐるしく変わる中、ヤマテンを見ているkurumipanさんは終始余裕。結果、kurumipanさんの言う通り、初日の朝は雨が降っていましたが、登山開始時には止み、しばらくすると青空が広がってきました。ヤマテンいいですね。

初日は燕山荘までなので、翌日に疲れを残さないように終始のんびり歩き。所々花も咲いており、お互いの花の知識を絞り出しながら楽しく登りました。
（花の知識の一例：サルナシ）

小屋に到着後、燕岳の貸切山頂で遊んでから小屋に戻って自炊開始。あらら、作ると同時に飲み始めてますね。では私も小屋でビールを買って続きます。風が強く、ちょつと寒かったですが、外なので遠慮なく自炊を楽しむことができました。

二日目、この日はどの天気予報も晴れの予報。今回は「槍と穂高を眺めながら歩く」ことを楽しみにしていたので期待できます。

燕山荘から大天井岳そして常念小屋までの道のりはまさに「こんなところを歩きたかったんだ」と思い描いていた道のりでした。

燕山荘からは我々の前に先行者一名、後ろからは男性のソロ一名。二人とも荷物は軽そうなのでおそらく大天井岳までのピストンかな。後ろからの男性には途中で抜かれましたが、今日はこの後予定があるので早めに下山したいとのことで、途中で引き返されました。先行の女性とすれ違わないってことは、まさか僕らと同じく常念まで？あのザックで？と話していると、喜作レリーフの手前でやっとすれ違いました。「山頂までですか？」と話かけると、道がわからずに引き返してきたとのこと。大天荘が小屋開けをするまでは雪渓にトラバースルートが無いため直登なんですよと教え（by kurumipanさん)、まだ時間もあるのでご一緒することに。歩きながら話を聞くと、雪渓を少し歩いたら滑ってしまい、そこで諦めたそうです。確かに滑った跡が見える…って、結構落ちましたね(o_o)

山頂までの直登を登りきると360度の大展望。この時期にここに立てるなんて自分だけではありえませんでした。三人で記念撮影後、お姉さんはここまでなので下山、我々は食事をしながら一時間以上のんびり眺めを満喫しました。ここでirakkumaさんからラインが届き、なんと今日は浅間山に登っているとのこと。もちろん大天井岳から浅間山もはっきり見えましたよ。

大天井岳から常念岳までに雪渓渡りがありましたが、私はアイゼンとピッケルを使って慎重に通過、kurumipanさんは・・・ストックだけ。経験の差ですね。

常念小屋が近づくにつれて、
y：そういえばまだ雷鳥見てませんねー
k：この雷鳥祭りルートで一羽も遭遇しないなんてないよ！
y：実は僕、雷鳥遭遇率すごい低いんです
k：私は高いから大丈夫！
さぁどっちが勝つか、お楽しみに
と話している内にいつしか常念岳がドーンと姿を現しました。
小屋の手前の樹林帯は残雪がたっぷり残っていて、しかもルートがはっきりしない。とりあえず木々の合間から小屋の屋根は見えるので、そこを目指して踏み跡を辿って下りました。

二日目は予定よりかなり早く小屋に到着できたので、小屋でまったり。ただ明日の天気は下り坂なので、計画を変更して常念岳から三股に直接下ることも検討。確かに夕焼けも無く、西の空はうっすら雲が。昨日の日没見とけばよかったー

三日目はやはり朝からどんより曇り空。朝の天気予報でも午後には降りそうなので、三股直行ルートに確定。ますます雷鳥遭遇率が低くなる。
常念岳山頂からは展望はありましたが、曇り空で風も強く槍ヶ岳や穂高の向こうからは雲の塊が押し寄せてきているので、ささっと退散。前常念までの尾根歩きは残雪もありますが、むしろ岩場よりも歩きやすかったです。

前常念までくると、kurumipanさんも「さすがにここから先に雷鳥はいないかも…」と白旗。うれしくない勝利だなぁ。雷鳥よ、そんなに俺を警戒しないでくれ。焼き鳥缶を持っているのがまずかったのかな。

前常念からの下りは、しばらく大きな岩が続きますが雪は無かったので、結局コースタイムよりかなり早く下ることができました。ん？雪が無いのにコースタイムより早く下りれたってことは、そもそもコースタイムが慎重なのか。

三股の駐車場に着いた直後に雨が降り出し、計画を変更して正解。

今回はkurumipanさんからいろいろ教えていただきとても楽しかったです。
ありがとうございました。
今度はirakkumaさんと三人で行きましょう。

ところでirakkumaさん、健康診断の結果は？