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Yamareco

記録ID: 1895562
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
赤城・榛名・荒船

松木沢から皇海山へ(国境平泊)

2019年06月15日(土) ~ 2019年06月16日(日)
 - 拍手
体力度
8
2~3泊以上が適当
GPS
21:07
距離
28.2km
登り
2,816m
下り
2,810m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
7:11
休憩
0:03
合計
7:14
8:10
8:10
21
8:31
8:33
2
8:35
8:36
104
10:20
10:20
186
13:26
宿泊地
2日目
山行
12:53
休憩
0:44
合計
13:37
4:42
161
宿泊地
7:23
7:29
49
8:18
8:18
43
9:01
9:03
69
10:12
10:17
29
10:46
10:46
46
11:32
11:32
5
11:37
11:54
70
13:04
13:05
67
14:12
14:21
37
14:58
14:58
4
15:02
15:03
142
17:25
17:27
50
18:17
18:18
1
18:19
ゴール地点
天候 雨⇒暴風雨⇒雨⇒晴れ
過去天気図(気象庁) 2019年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
銅親水公園(あかがね)
コース状況/
危険箇所等
読図をしっかりして、踏み跡を追いかけて行けば迷う事は無いが、
中倉山からは一般道が良いかも。
その他周辺情報 温泉:国民宿舎 かじか荘(20時までに出ればいい)
→800円するが、泉質はものすごく良い。

ファミマは、水沼の手前もしくは清滝にありこの2つが最近。
銅親水公園のかんばん。
2019年06月15日 06:10撮影 by  RICOH WG-30, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
6/15 6:10
銅親水公園のかんばん。
おされなCafe。 松木沢の入り口にあります。
車でここまでは来れないので、歩いて来てね。
一度ここでのんびりしてみたいなー
2019年06月15日 06:43撮影 by  RICOH WG-30, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
3
6/15 6:43
おされなCafe。 松木沢の入り口にあります。
車でここまでは来れないので、歩いて来てね。
一度ここでのんびりしてみたいなー
どーんと キャニオンの壁が。
2019年06月15日 07:22撮影 by  RICOH WG-30, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
2
6/15 7:22
どーんと キャニオンの壁が。
ウメコバ沢出合。
2019年06月15日 07:52撮影 by  RICOH WG-30, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
2
6/15 7:52
ウメコバ沢出合。
6号ダム。
2019年06月15日 08:27撮影 by  RICOH WG-30, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
2
6/15 8:27
6号ダム。
左岸にロープあり。
2019年06月15日 08:27撮影 by  RICOH WG-30, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
6/15 8:27
左岸にロープあり。
がんばん。
2019年06月15日 08:30撮影 by  RICOH WG-30, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/15 8:30
がんばん。
よじよじします。(笑)
2019年06月15日 08:31撮影 by  RICOH WG-30, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/15 8:31
よじよじします。(笑)
安心して降りれますね。
2019年06月15日 08:32撮影 by  RICOH WG-30, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/15 8:32
安心して降りれますね。
仮称 鼻毛の滝(笑)
侮るなかれ。ヌメヌメで恐ろしいですw
2019年06月15日 09:16撮影 by  RICOH WG-30, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
3
6/15 9:16
仮称 鼻毛の滝(笑)
侮るなかれ。ヌメヌメで恐ろしいですw
いわかべー。w
2019年06月15日 09:31撮影 by  RICOH WG-30, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/15 9:31
いわかべー。w
梅干し落ちてますw
2019年06月15日 09:57撮影 by  RICOH WG-30, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/15 9:57
梅干し落ちてますw
そして、おにぎりポイント(笑)
2019年06月15日 09:58撮影 by  RICOH WG-30, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/15 9:58
そして、おにぎりポイント(笑)
ニゴリ沢出合。
2019年06月15日 10:08撮影 by  RICOH WG-30, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/15 10:08
ニゴリ沢出合。
岩に案内あり。
2019年06月15日 10:08撮影 by  RICOH WG-30, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/15 10:08
岩に案内あり。
看板もたまに出て来るよ。
2019年06月15日 11:34撮影 by  RICOH WG-30, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/15 11:34
看板もたまに出て来るよ。
短いけど急登が続きます。
2019年06月15日 11:54撮影 by  RICOH WG-30, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
6/15 11:54
短いけど急登が続きます。
国境平?
寒くて、雨が酷くて、冷たくて
どーでもいい。(笑)
2019年06月15日 12:20撮影 by  RICOH WG-30, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
2
6/15 12:20
国境平?
寒くて、雨が酷くて、冷たくて
どーでもいい。(笑)
看板めっけ。ここを国境平と認定!
2019年06月15日 12:31撮影 by  RICOH WG-30, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
6/15 12:31
看板めっけ。ここを国境平と認定!
やぶやぶを歩きます。
2019年06月15日 12:31撮影 by  RICOH WG-30, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/15 12:31
やぶやぶを歩きます。
ここにも看板あり。国境平か? シツコイw
2019年06月16日 05:04撮影 by  RICOH WG-30, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/16 5:04
ここにも看板あり。国境平か? シツコイw
幻想的な朝の風景。
2019年06月16日 05:04撮影 by  RICOH WG-30, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
2
6/16 5:04
幻想的な朝の風景。
初シロヤシオ(見たことあるのかもしれないけど意識したのは初)
2019年06月16日 05:07撮影 by  RICOH WG-30, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/16 5:07
初シロヤシオ(見たことあるのかもしれないけど意識したのは初)
どこぞのゴルフ場かと思えるような、幻想的な景色。
コーヒーでも飲みたいw
2019年06月16日 05:18撮影 by  RICOH WG-30, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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6/16 5:18
どこぞのゴルフ場かと思えるような、幻想的な景色。
コーヒーでも飲みたいw
と思ったら激薮w
2019年06月16日 06:50撮影 by  RICOH WG-30, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/16 6:50
と思ったら激薮w
こいつが原因(笑)
奇麗なものには刺があるとよく言いますwww
2019年06月16日 06:55撮影 by  RICOH WG-30, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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6/16 6:55
こいつが原因(笑)
奇麗なものには刺があるとよく言いますwww
おや? 人工物。
2019年06月16日 07:21撮影 by  RICOH WG-30, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
6/16 7:21
おや? 人工物。
やったー!
なんかあっさり登頂出来た。(笑)
でもじみじみー。
2019年06月16日 07:22撮影 by  RICOH WG-30, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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6/16 7:22
やったー!
なんかあっさり登頂出来た。(笑)
でもじみじみー。
グンマ−な方はこちらから。
2019年06月16日 08:07撮影 by  RICOH WG-30, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/16 8:07
グンマ−な方はこちらから。
ここのスラブはなかなか本気度高いかもw
2019年06月16日 08:47撮影 by  RICOH WG-30, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/16 8:47
ここのスラブはなかなか本気度高いかもw
ふぅ〜ってここからも大変。
2019年06月16日 08:58撮影 by  RICOH WG-30, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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6/16 8:58
ふぅ〜ってここからも大変。
立派なハシゴが付いてます。
2019年06月16日 09:17撮影 by  RICOH WG-30, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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6/16 9:17
立派なハシゴが付いてます。
でも反対側は予算が足りないのか?
長さが足りんwww
2019年06月16日 09:20撮影 by  RICOH WG-30, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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6/16 9:20
でも反対側は予算が足りないのか?
長さが足りんwww
青空が見えてきましたー。
2019年06月16日 11:21撮影 by  RICOH WG-30, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
6/16 11:21
青空が見えてきましたー。
庚申山に到着!
コウシンソウは?
どれだか判らんwww
2019年06月16日 11:37撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
6
6/16 11:37
庚申山に到着!
コウシンソウは?
どれだか判らんwww
再びバリエーションルートへ。
2019年06月16日 11:55撮影 by  RICOH WG-30, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
6/16 11:55
再びバリエーションルートへ。
おおお! 思わず 歓喜の声が出る景色。
2019年06月16日 12:20撮影 by  RICOH WG-30, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
4
6/16 12:20
おおお! 思わず 歓喜の声が出る景色。
こんなものが普通に落ちてますw

売ったら高いのよねー。角って
2019年06月16日 12:33撮影 by  RICOH WG-30, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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6/16 12:33
こんなものが普通に落ちてますw

売ったら高いのよねー。角って
おおおーな景色2
2019年06月16日 13:34撮影 by  RICOH WG-30, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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6/16 13:34
おおおーな景色2
この岩も登ってみたいけど時間が…
2019年06月16日 13:41撮影 by  RICOH WG-30, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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6/16 13:41
この岩も登ってみたいけど時間が…
ここは槍穂か?って感じの景色が広がります。
2019年06月16日 13:47撮影 by  RICOH WG-30, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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6/16 13:47
ここは槍穂か?って感じの景色が広がります。
そーりー山。
2019年06月16日 14:07撮影 by  RICOH WG-30, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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6/16 14:07
そーりー山。
歩てきた松木沢を眼下に見て取る絶景ポイント。
2019年06月16日 15:01撮影 by  RICOH WG-30, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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6/16 15:01
歩てきた松木沢を眼下に見て取る絶景ポイント。
にじー
大きすぎて1枚に収まらず。
2019年06月16日 15:40撮影 by  RICOH WG-30, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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6/16 15:40
にじー
大きすぎて1枚に収まらず。
虹の右側w
2019年06月16日 15:40撮影 by  RICOH WG-30, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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6/16 15:40
虹の右側w
諸般の事情でこの時間での下山となりました。

長かったよー(笑)
2019年06月16日 18:04撮影 by  RICOH WG-30, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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6/16 18:04
諸般の事情でこの時間での下山となりました。

長かったよー(笑)

装備

個人装備
ヘッドランプ 予備電池 1/25000地形図 地図 コンパス 筆記具 保険証 飲料(テルモス)3立以上 ティッシュ 食料 タオル 携帯電話 計画書 雨具 防寒着 沢靴 or 沢タビ 沢スパッツ 水筒(テルモス) 時計 非常食 行動食2日分 ヘルメット ハーネス カラビナ少々 スリング少々 ATC アルパインヌンチャク少々 着替え 登山靴 ツェルト ガスヘッド ガスカートリッジ コッヘル ストック マット シェラフ シェラフカバー ファーストエイドキット 日焼け止め ロールペーパー 靴下 帽子 レジャーシート
共同装備
【CS】ロープ 着火剤 ノコギリ ブルーシート【YS】ロープw30 火バサミ 蚊取り線香 米炊き用鍋 湯沸かし用鍋

感想

穂高のバリエーションルートに行こうと計画を立てておりましたが、天気が芳しく無くて、沢なら大丈夫じゃないか?
という事で、水量の少なく、稜線も歩ける松木沢から国境平を経て皇海山に行き、鋸山を通って庚申山を通り、松木沢に戻る
周遊コースを提案し、行って来ました。
松木沢は、冬期のアイスにウメコバ沢に行っただけで初の夏。渡渉の際には、まさに薄氷を踏む思いで渡渉をした思い出があり、
水量が少ない沢であることは判っていました。

昼前位から夜まで暴風雨になる予定です。早めに国境平についてビバークをしたい所です。
雨の中、銅親水公園(あかがねと読む)に車を置いていざ出発。
日本のグランドキャニオンと呼ばれている松木沢。 足尾銅山鉱毒事件で有名な足尾ですが、現在もなお、人を容易に受入れない環境になっております。
とはいえ、野生動物には優しい環境。 シカが至る所でのんびりと暮らしていたり、山中では、イノシシも走っていたりととても一時期は人間の身勝手な破壊行為で
手痛いダメージを受けたこの地ですが、今はとても素晴らしい場所に生まれ変わろうとしております。

松木集落を過ぎると、林道は無くなり踏み跡のみになります。と同時に、左岸側からは大量の落石があり、通行に難儀します。
右岸側には切り立った岩壁が広がり圧倒的な景色が広がります。しばらくは、景色を楽しむ事が出来ます。足尾のジャンダルムも威風堂々と屹立しております。
ウメコバ沢出合手前からは、道も無くなり河原歩きとなります。
ウメコバ沢から先は初めて歩く場所となりとてもワクワクします。
皆様の記録でも有名なショベルカーのモニュメントを望むと正面に、松木沢六号ダムが見えます。
左岸にロープがあり、それを使って登っていきます。
堰堤を越えると河原歩きから沢歩きになります。 といってもそんなに本格的な沢で無く、初心者でも普通に歩いて行けると思います。
ただ、沢床はとても滑っているので、歩く際には、転倒に注意です。また、渡渉も沢山ありますので、なるべく渡渉の少ないルート取りなども必要になります。
1か所、釜の深い滝っぽい所がありますが、ここは左岸手前から高巻きます。結構高巻くのですが、慎重にルーファイをすれば、簡単に沢床に戻ることが出来ます。

大きな梅干しのような岩が転がる所を越えるとニゴリ沢出合となります。
右岸の岩にニゴリ沢出合のペイントがあり、左岸側には丁度良い休憩地になっているので、見逃すことは無いかと思います。
左岸の休憩地にも同じようにペイントがあります。また、ここから、黄色と赤の◆のマークが出てきます。
20分程渓中ではなく、林道を歩いて行くと、左岸に、モミジ尾根の取付きが見えます。ここからはしばらくは急登になります。
取付き付近にはロープガイドが張ってあるので、こちらも見落とすことは無いかと思います。短いつづら折りを続けて高度を稼ぎます。
一服すると尾根歩きと変わります。踏み跡が薄くついており、◆マークが所々ありますので、慎重に拾って登って行きます。
そうこうするうちに目の前に広間が広がります。県境尾根との出合の所には、黄色の皇海山の看板があります。
この頃になると雨も大分強くなってきて、風がゴーゴーいいだしてきました。
稜線上は芝が生えて良いテン場にはなっているのですが、今日は風の影響をもろに受けるので、尾根から少し下った笹薮の中に適地を見つけてタープを張ります。
今回は、ブルーシートを利用してタープ泊です。
タープの下にツエルトを張ってこれで、雨風をしのぎます。今回パートナのツエルトはファイントラックのツエルト。噂に名高いファイントラックのツエルトですが、
これが細かい所に気が効いておりとても使いやすくしかも密閉度も高く暖かく快適に過ごすことが出来ました!
思わずマイアイテムに登録したくなる一品です!。自分は初のツエルト泊でしかも下が空いていることもあり、隙間風がピューピューと。息が白い!何て言われながらです。(笑)
大事な水場は、県境尾根から群馬県側に150m程下ると沢地形が出てきてその沢筋から水をくむことが出来ます。
大きな水袋には一杯に入れる事が難しいので、小さなコップなどを使って汲むと良いでしょう。
今回は荒天が予想できたのでガス玉も2玉。ガスヘッドも個装にして暖を取り、洋服などを乾かしながら過ごしました。
雨は一向に止むことは無く、風もおさまったり吹いたりと結局一晩中暴風雨の中でした。

翌日は3時起床5時出発。 ラーメンをすすり、前の晩に大量に作ったスープで腹を満たし、いざ皇海山に出発です。
食料も大量に消費をし、ビール500mlなども飲んでだいぶ荷物は軽くなった気になっていたのですが、とにかくすべてのものが濡れていたので、全然荷物も軽くならず、寧ろ
前日よりも重いのではないかという状況です(笑)
目指す皇海山は、2144m 現在の場所は1600m弱 と約600m程登ります。
快適な尾根道に細く着いた登山道と◆マークを拾いながら高度を上げていきますが、いやいや これがなかなかどうして。という急登でなかなかペースが上がりません。
1950m辺りからは藪が出てきて目のまえが見えなくなる位の藪道を藪漕ぎをしながら進みます。
これで2週連続です…(笑)
藪をぱっと抜けると少し平坦地になり、標柱が目に入ります!
やったー!と 同時にじみー。地味。ジミーだなあ…と(笑)
噂通りの地味さ加減です。(それでも自分の中ではガッカリ山頂の5位位かな?)
風もかなり強いので、写真を撮り、健闘を讃えあい風の無い所に移動をして一本立てます。
ここからはしばらく下りになります。 1860mまで200m位落とすと群馬県側からの登山道と出合います。
ここから鋸山に向けて登り返します。鋸山は最後の50m位は岩場になっており、スラブ状の岩場になっております。
岩登りに自信のない方は、ロープがありますのでこちらを使って登るのが良いでしょう。(自分は己のプライドにかけてロープは一切使っていません(笑))
岩を登り活きるとポン!と山頂に到着です。
晴れて居たらいい景色が広がるんでしょうか。
ここも風が吹いて寒いので写真を撮って早々に移動をします。
ここからはノコギリ尾根になります。 庚申山までに11個ピークがあるとの事です。
ハシゴあり、鎖ありとの事でどんなところか楽しみです。
3つ目ピーク辺りで人の声がして、人の姿を確認しました。この山行初めての登山者です。
なんとこちらの方、ヒトココの方で、ココヘリレシーバーを持って遭難者の捜索を行っておりました。
一昨日位から行方不明者が出ており、ヘリが飛べないので人海戦術でレシーバーを持って探しているとの事でした。
ヒトココの方と情報交換をして、我々が来た方向には人が入った様子が無かった旨を伝えて別れました。
それからいくつかのピークを越えて。一番悪かったのは、最後から4番目かな。我々は下りだったのですが、
もろい足場でロープを使っての登攀は大変だなぁと感じながら歩きました。薬師岳は、もう少しすごいのかなって思いましたが、以外とそうでも無く、庚申山から皇海山に六林班経由で行かれている方が多いですが、その方の記録を読むにこっちの方が良いんじゃないかと感じました。
ピークの通過と共に高度を下げるに従いだんだん視界が開けてきました。
庚申山の展望台では薄日もさし、林の奥に人影も見て取れました。
庚申山のピークを踏み、記念撮影を行い今度は下山道へ。再びバリエーションルートです。庚申山の山頂は結構開けていて、ルートを見つけるのが大変。方角を合せ細かく木々を確認してテープを見つけ、踏み跡を見つけ慎重に進んで行きます。
少し進んで尾根に乗り、歩いて行くと眼前には素晴らしい草原が広がります!!!
あまり景色を期待していなかっただけにこの景色のすばらしさには驚きです。今までいろんなところを見てきましたが、ここ以上の景色が見れる所はそうそうない。(自分比)でした。
いくつかピークを過ぎ、沢入山を越えて最後の大ボスピーク 中倉山に到着。ここからは後はひたすら下るだけ。
ただ、ここからは本格バリエーションルートになるので油断は許せません。 テープもほとんど無く、踏み跡もうっすら、しかも激坂なので慎重に下って行きます。 150m位降りたところで、休憩適地を見つけ休憩。ここにはテープがあって安心をしましたが、その先のテープが無く踏み跡らしき後を辿るが、道は悪くなりテープは無い。 違う道を歩いたか?
再度休憩場所まで戻りもう一度それらしき道を探してみるが、とても歩いて降りれるような斜面ではない…
と、最後のチャンスでもう一度違う方向を探すとケルンを発見! 神降臨とばかりに周囲を見回すと、かすかな踏み跡が。
それを辿って降りるが、方角が異なる。そしてテープは無し。。。 だんだん目標の尾根から遠ざかる。そして湧き上がる不安。
刻々と刻む時…
これ以上のルーファイは残り時間的にも厳しいので、最終判断を下すとき。
このままこの踏み跡を信じて進むか、それとも登り返して、登山道を下るか… パートナと相談をして確実なルートを選択。
200m程登り返して登山道から2時間かけて降りる作戦を選択。 幸いにも日が長い時期なので、今ならヘッデン山行にも為らずに降りれそう。
という事で、早々に頑張って登り返す。途中けもの道を発見してうまく誤魔化して、登山道に着く。ホッと一息これで帰れる。
そして慎重にかつ急いで慌てずに下山を開始する。
昨日の雨で土はかなりの水を含んでいて地面が滑る滑る。
ようやく登山口に到着。ここから銅親水公園まで1時間。2人で旅の思い出を語りながら下山。何とかヘッデンまでには間に合いました。
その後は国民宿舎かじか荘に移動して温泉に入り帰宅しました。

お疲れさまでした。

※この山行記録は以下の投稿キャンペーンに参加しています。
「おすすめルート」実際に行ってみた!キャンペーン by ヤマレコ
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コメント

お疲れ様です。
帰着の駐車場で少しお話した者です。ヤマレコは登録だけで普段は閲覧のみですが、あの人たちは何処をいったのかなぁと気になったので見つけた次第です。普段はヤマップ使用のきたっちと申します。
装備を拝見してテン泊の岩屋さんかとおもいましたが、皇海山の周回だったのですね。それにしても、かなりの悪天候の中ツェルト泊だったとは、恐れいります。ワタシはツェルトでは泊まった事は無いので、今年は挑戦しようかと思っていました。
大変お疲れ様でした。
2019/6/18 19:13
Re: お疲れ様です。
こんにちは。
コメントいただきましてありがとうございます😊
はい、覚えております。
赤いヤッケの軽に乗られていた方ですね。
日曜は、お疲れ様でした。

事前に荒れる事はわかっていたのでオプションプランとして日光東照宮や湖観光なども用意して、行けるところまで行こうと話をして入りました。
土曜日は、雨脚が強まるのが遅かったお陰で渓中は、さほど苦労なく尾根の取付きにつけホッとしたのですが、尾根に出たら強風で寒くてイヤになってました(^^)
撤退するにもなかなか良い道も無いのでだましだまし歩いていたら、午後になり沢山のご褒美を頂けた次第です。

私も実は初のツエルト泊で色々と学ぶ事が多かった山行でした。
緊急ビバークは、危機的な状況が多く、普段から計画的なツエルトビバークもありだなって思いました。

この山域は山深く人も少なく、クマなどもあるだろうから簡単にはツエルトなどはオススメは出来ませんが、今後ともお気を付けて山行を続けて下さい。
私も今回の件で、このエリアに興味を持ちましたのでこれからちょいちょい通うかもしれません。
現地に明るい印象を受けました。
もし良ければ今後、ご指導を頂けると幸いです。後程、フォロー申請をさせて頂きますので、これを機にご指導をよろしくお願いします
2019/6/18 19:50
Re[2]: お疲れ様です。
こんばんは、satooさん。
ご存知の通り、あの景観と人の少ない秘境感、また過去の遺構などが山深い場所にもあり、ロマンとノスタルジーが混ざった足尾。そんな感じが大好きで足しげく通っている物好きです(笑)。

指導なんて大層な事は到底できませんが、相談くらいなら乗れるとは思います(笑)。
よろしくお願いいたします
2019/6/19 18:28
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