奥多摩三山縦走(中奥多摩湖BS〜御嶽駅)
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- GPS
- 12:53
- 距離
- 38.4km
- 登り
- 3,305m
- 下り
- 3,607m
コースタイム
- 山行
- 11:54
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 12:49
天候 | 曇り・雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所は特に無し。 |
写真
感想
いつかは踏破してみたい、と思っていた奥多摩三山の縦走ですが、日照時間が長い時期の奥多摩の山は、とにかく暑く、虫も多い。
このため、決行のタイミングが重要ですが、よくよく考えてみたら、梅雨の時期だと問題なく歩けそうな気がしたので、決行してみました。
無事、三山のピークハントはできたのですが、その後の降りで、雨+ナイトハイクの厳しさを身をもって知ることとなりました。
【ルート状況】
■中奥多摩湖BS〜オツネの泣き坂
・本来、奥多摩駅から朝に出るバスだと、深山橋のバス停が最寄りのバス停ですがのキレイなトイレを使いたいために、一つ前の中奥多摩湖のバス停で降りました。
・その後、歩いて登山口まで。ロスは10分程度でしょうか。
・登山口では、サイクリングのお兄さんから写真撮影を頼まれ、快諾。その後しばし談笑しました。
・登山口からは、尾根に乗り上げるまで、急登が続きます。まあ、いつものパターンです。
・尾根に乗ってからは、しばらく緩やかな登りが続きます。
・そして、ヌカザス山からの稜線に乗り上げる坂が、かの有名な「オツネの泣き坂」です。
・距離こそ短いものの、この部分だけは、おそらく奥多摩三大急登で、最も急な傾斜のうちの一つでしょう。
■オツネの泣き坂〜三頭山
・オツネの泣き坂から稜線に乗ってからは、三頭山を目指します。
・途中、2箇所ほどピークを踏みながら、徐々に標高を上げていきます。
・そして、まずは西峰から登頂。この雨の予報のなか、結構な数の登山者の方々がいらっしゃいました。
・先が長いので、早々に下山し、中央峰・東峰と踏んでいきます。
・東峰のすぐ先に展望台がありますが、当然真っ白です。
■三頭山〜御前山
・三頭山からは、いったん鞘口峠まで降ります。
・そして、鞘口峠からは、風張峠まで登山道を歩くのですが、ここが曲者でした。
・風張峠まで、三角点がないので、大したピークはないのだろう、と勝手に考えていましたが、結構な登り返しがありました。
・2つほどピークを越えて、無事風張峠へ。
・風張峠からは、車道歩きで、駐車場へ。そこから、小河内峠まで降りていきます。
・小河内峠までは、降り基調で、平坦な尾根道・巻道も多く、快適な登山が楽しめます。
・小河内峠からは、惣岳山への登り返しを経て、御前山へ。
■御前山〜大ダワ
・惣岳山のあたりから、雨の降り方が本降りとなります。
・そこで、御前山避難小屋で、上着だけ雨具を着て、ついでに給水。
・御前山から大ダワまでは、3つほどのピークを踏みながら降っていきます。
・風張峠からは、誰とも会わなかったのですが、大ダワの前後で、それぞれお一人のトレランの方に抜かれました。
・「物好きな方もいるモンだ」と自分のことを棚に上げて感心しましたが、よく考えたら、ハセツネカップのコースなので、なんら不思議ではないです。
・大ダワには、トイレ(おそらく、夏季のため、水洗・洋式のはず)があります。
■大ダワ〜大岳山
・大ダワから大岳山は、地形図に出ない程度のアップダウンはありますが、基本的には、緩やかな登りで、平坦区間も多いです。
・ハセツネカップのための整備のおかげか、まず滑りません。
・山頂手前で何度か岩場がありますが、明るいうちは、特に問題ないでしょう。
・なんとか、日没前に大岳山に登頂できました。
・この時は、日帰りで奥多摩三山を踏破できた感慨に浸っていたのですが…
■大岳山〜御嶽駅
・今日は、ある意味ここからが本番。
・とりあえず、大岳山の山頂直下の降りの岩場さえ明るいうちに通過できれば、御岳山までは、ナイトハイクでも余裕で歩ける、と思っていました。
・実際、明るいうちに岩場を通過して、大岳神社でヘッデンを装着したのはいいのですが…
・なんと、雨のせいで、ヘッデンの光が乱反射しているのか、白く光るだけで、まともに視界が確保できません。
・せいぜい、足元と、2〜3メートル先くらいしか見えないため、大岳山〜御岳山の簡単な登山道の難易度が、途端に跳ね上がります。
・それでも時間をかけながら、無事御岳山までたどり着きました。当然、ケーブルカーはとっくに終電です。おまけに、麓のバスまで終バスです。
・仕方なく車道を降りていきましたが、これが車道でも視界が効かず、難儀をしながら降りていきました。
・幸い、ギリギリ最寄駅への終電に接続する御嶽駅発の電車に間に合い、本日の山行は終了となりました。
【まとめ】
・さすがに疲れました。
・雨の日でも、ルートを選び、ゲイターをつけていれば、それほど問題なく登山はできる、という発見ができました。
・ただ、雨+ナイトハイクは、まるで視界が効かないため、雨の日は、より余裕をもった計画が必要である、という教訓を得ました。
・それから、雨の日は、水分のせいでスマホが使いづらく、スマホ本体が濡れないように工夫をしても、指の水分などで、結局使いづらくなりました。
・コースとしては、さほど面白みはないので、ガッツリ歩きたい方か、トレラン向けでしょう。
・このコースは、登山口までのアプローチに時間がかかるので、公共交通機関の場合は、御岳山のほうから踏破したほうがいいかもしれません。
・山と高原地図が、ずぶ濡れになったにもかかわらず、乾かしたら傷んだ形跡がまるでないのには驚きました。
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