[八ヶ岳]清里駅〜赤岳〜横岳〜硫黄岳〜本沢温泉〜稲子湯
- GPS
- 32:00
- 距離
- 20.9km
- 登り
- 2,008m
- 下り
- 1,775m
コースタイム
- 山行
- 10:22
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 11:02
- 山行
- 2:02
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 2:20
天候 | 6/22(土)霧 6/23(日)8時くらいまで晴れ。その後曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2019年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
会社は定時ダッシュ。 新宿22:00 – (かいじ121) – 23:37甲府23:59 – (普通小淵沢行) – 小淵沢00:38(駅寝) 小淵沢06:10 –(小海線始発)– 清里06:34 –(徒歩)– 美し森 帰り: 稲子湯10:25 -(小海町営バス)- 10:55小海11:25 -(小海線)- 12:03佐久平12:49 -(あさま)- 東京 特急 + 新幹線と贅沢になってしまった。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
施設 ・美し森はトイレあり、自販機あり ・真教寺尾根の登山ポストは八ヶ岳横断歩道との分岐辺りだったような(少なくとも美し森よりは奥) 道 ・真教寺尾根の鎖場は、なぜか太い鎖と細い鎖があり、細い鎖は結構頼りない。そもそもそんなに鎖使わないかもしれない。それよりも長丁場が辛い ・こまどり沢出合〜稲子湯は沢の右岸を歩く。下るときは左岸に入れてしまいそうだが 携帯電話 ・だいたい何処でも通じる。本沢温泉のテン場はアンテナ0〜2。テキストの送受信くらいはできる |
その他周辺情報 | 温泉 ・稲子湯 650円 9時位からやっていた ・佐久平プラザ21 1000円? 佐久平駅の近く 飲食店 ・小海駅前に何軒か ・佐久平…は新幹線が停まるのに、バイパス沿いにあるのでチェーン店ばかり。調べたら、佐久の草笛という店があるらしい 駅寝情報 ・小淵沢…待合室は夜閉鎖。ベンチは幾つかあり。ただ、夜通し間接照明がついている。駐車場横は暗くていい感じ。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
タオル
カメラ
テント
テントマット
シェラフ
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感想
・天気が悪いと楽しくない
・ツクモソウを見れなかった
・八ヶ岳の稜線をこれでコンプリート
“濃戸〜行者小屋(泊)〜赤岳〜権現岳〜青年小屋(泊)〜編笠山〜観音平 小学校の頃
∈平〜夏沢峠〜硫黄岳〜赤岳鉱泉〜行者小屋(泊)〜赤岳〜阿弥陀岳〜行者小屋〜美濃戸 大2…今回は本来このときに登るはずだった稜線
G草峠〜縞枯山〜坪庭〜北横岳〜双子池(泊)〜蓼科山〜親湯 大2?
ず平〜東天狗・西天狗〜にゅう〜白駒池〜麦草峠
実は西岳、丸山と、御小屋山は登っていない。
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職場を定時ダッシュで飛び出して帰宅。前日の夜にほぼ準備していたので、あまり焦らず家を出る。
新宿は人だらけで熱気が辛かった。
かいじは指定席が満席で、実際デッキに人が溢れていた。ただ、立川と八王子で結構降りて、そこからは快適だった。
甲府では2Lの水を駅前のファミマで購入。清里含め水場がないので。相変わらず若者が多い。駅寝スペースにも広河原行きバス停にも山の人間はいない。
甲府からは終電で小淵沢へ。鹿と衝突した身延線と接続をとったため15分遅れ。かなり空いていたが明るくて寝れず。ロングシート車で辛い。
小淵沢では20〜30人降りたが、タクシーなどで三々五々散っていく。駅寝は5人。新しくなってきれいになっていた。2F待合室は夜は閉鎖。1Fのトイレは夜も使える。最初ベンチで寝ていたが、やっぱり幅が狭くて寝れず、一番暗そうなところの地べたにマットとシュラフで寝た。
夜、3人のグループがどこからともなく通り過ぎて行ったが、どっから来たのか…
4時過ぎに日が出てきてしまうので一度目が覚める。
買っておいた弁当を食べつつ小海線に乗る。朝は数人しか居ない。
清里で降り、車道を美し森に歩きはじめる。6月も下旬に差し掛かっていて暑い。前来たときから何も変わっていないが、美術館が一つ閉鎖していた。軽井沢との差は何なんだろう。
結構汗をかいて美し森の駐車場につく。休憩し、この先を考えペットボトルの水を1本買う。美し森の木道階段は若干老朽化している。頂上からは麓がよく見えたが、上はガス。
羽衣池までは比較的平坦だと思っていたが、たかね荘分岐から少し登りがある。階段で、見渡す限りの森。暑いので疲れる。
思ったより消耗して羽衣池。あまり水はなかった。池の畔に生えている白樺がきれい。
次はサンメドウズ。暑いし、霧で何も見えないからどれだけ進んだのか分からない。先が見えない。意外と植生も変わらない。
ここでは時々ゲレンデを横切る。
いい加減頂上は出ないものかと思っていたら、突然霧の中でメルヘンチックな音楽がかかり始め、動き始めたリフトが視界に入ってきた。そんな演出なあ…
サンメドウズ清里スキー場、テラスが1900m付近にあって結構良さそう。冬来てみたい。リフト乗り場とは電気柵で隔てられていて、入れるのか分からない。
賽の河原で休憩し牛首山へ。だんだん足が重たくなっていく。尾根沿いなので風が通るようになって涼しいのが幸い。崩落地の際を通ったが、ガスで何も見えなかった。
歩いてはすぐ止まって…を繰り返しながら牛首山。展望なし。休憩。ここからは平坦な道…のはずだが、あまりペース上がらず。
途中から徐々に傾斜がきつくなる。しかし植生はあまり変わらず。ハイマツが出てくるのは本当に上の短い区間だけ。歩むスピードも落ちた。
岩場はまあ岩で、でもホールドが豊富なところがほとんど。1箇所、鎖に頼ってなんとか登ったところあり。一部では鎖が細く、体重をかけるには怖い。
這々の体でキレット方向との分岐へ。休憩。
ここで改めて地図を見て、清里の駅が1270m、赤岳山頂が2899mなので1600m強の登りだと気づいた。北ア並だ。そりゃつらい。
赤岳山頂は人生3回目。何も見えないので面白くない…。写真を撮って早々に立ち去る。山頂小屋は本当に小屋だ。こんなてっぺんで営業するなんてすごいなあ。
ここから硫黄岳山荘まではx時間ほど。身体は完全に疲れているが、
天望荘への道は何も把握していなかったが、そこそこ急。
天望荘でトイレを借りる。靴を脱がなくても使えるのが地味に有り難い。脱ぎ履きにそこそこ時間かかるので…。ここは大きい小屋で、どうも風呂まであるらしい。天水?
カルピスウォーターを買ったが、この甘さが体に沁みる美味しさ。
天望荘では少しガスが薄れ、隙間から阿弥陀岳と、行者小屋が見えた。横岳も少し見えたが、地図ではあまり標高が変わらないようでも、見上げるようだった。
歩き出す。二十三夜峰、鉾岳などは通過。山頂行けたんだろうか…。所々にはしごあり。宝剣に似ている。
ルンゼ上の鎖は普通の鎖場。ルンゼというほど急でもないような。
横岳三叉峰で休憩。
横岳の山頂表は奥の院にあった。ガスで何も見えないから山頂らしさが無い。
この先からカニのヨコバイ。最初冬季用ハシゴを間違って下ってしまった(間隔が少し広いだけ)。その後核心部。ガスで高度感は無いものの、確かに蟹のように張り付いて横移動する。途中で稜線の反対側に移動するのは八峰キレットに似ている。この岩場は結構楽しい。
ヨコバイが終わると、硫黄岳山荘まで緩やかな下り道。台座の頭はどこだか分からなかったが、道が屈曲する箇所があったので、その先だったか。
硫黄岳山荘は通過。硫黄岳手前の登りになる部分で少し休憩。珍しい大人数の団体さんとすれ違った。
硫黄岳への上りはケルン7個と分かっていたので、何個ケルンを通過したかで残りがわかり、気持ち的に楽だった。足は重く、歩いては立ち止まり…という感じだったが…
硫黄岳(3回め)、三角点への道の立入禁止看板が大きくなっていた気がした。霧で展望もないので早々に立ち去る。
硫黄岳からの下りは、記憶していたより長かった。ここだけは石だらけで浮石に足を取られたりして、飽き飽きしていたところ、ようやく樹林帯に入って夏沢峠に着く。
人の気配のないやまびこ荘を見ながら、八ヶ岳は小屋多すぎではと思うなど。
ここで17時になってしまったが、日の入りが19時で、オーレンからだと明日+1時間掛かるし、日帰り入浴できるんだろうか…などと思い、怒られるだろうなあと思いつつ本沢温泉に下る。この道はとても歩きやすい(傾斜がきつくならないようにつづら折りになっている)ので急いで下る。ただ、時々やっぱり足が痛くて止まる。下りでもだめとは。
本沢を右側に見始めたあたりから硫黄の臭いを感じ始める。
またしばらくして、河原に木の小屋のようなものが見え、はあこれが脱衣所かと思った(実際は蓋をされた湯船だった)。そこから数分で本沢温泉に到着。
小屋はちょうど食事時だったが、対応してくれた。テン場は左に行けば分かりますと言われたが、なかなか現れずに困った。3分ほど下ったところにあった。
小屋で、温泉入りますかと聞かれ、「じゃあ露天で、因みに夜と朝2回入るときは2回分払うんですか」と聞いたら、ぎょっとされた。温泉は普通何回も入りたくなる…のではなかろうか
私のほかは一張だけ。
テントを張り、夕食を食べ終わった辺りで日の入りになった。だんだん暗くなる中、ヘッドライトを照らして急いで野天温泉に向かう。脱衣場などというものはなく、脱衣場と思っていたものは湯船の蓋だった。
幸い他の客は居なかったので、そこらへんに服を脱ぎ捨て湯船に入った。
ちょうどいい温度で、炭酸泉でもあるからか肌がピリピリした。端的に言って最高。
日没後はもう誰も来ないだろうと思っていたが、私が帰ろうとしたら人とすれ違った。
戻って寝た。
翌朝、5時位に起きる。パスタを茹でて食べる。キノコのクリームソースは途中で味に飽きてしまってつらかった。山だと味の濃いものが良いんだろうか。
その後、小屋泊の人が来ないうちにと足早に野天温泉に行く。今度も運良く貸し切り(ただし前後で人とすれ違った)。今回はどちらかというとこの温泉の写真を撮りたかったので、浸かりながら撮影したりした。
何故か昨日より雲がなく、硫黄岳火口の絶壁がよく見える。夏沢峠から徒歩40分だからか思ったより近いかった。
もどって、今度は稲子湯1025発のバスに遅れないように、急いで片付ける。
しかし水を汲み忘れて建物前まで往復。+8分くらいのロス。
林道脇ではクリンソウが1?輪だけ咲いていた。初めて見るが、よく自然にこんな形になるなと思う。その後、しらびそ小屋あたりまで、湿地帯で断続的に群生を見た。
林道から分岐すると、地図では50mほど登ったあとゆるい下りだったが、ほぼ平坦になってからもちょくちょく登ったりして、足が重くペースが上がらない。
この辺りは明るい林が多い。やはり白樺林はいい。
中山峠分岐からは、廃レールのようなものが歩道との境界に置かれていた。湿地帯をすぎるとしらびそ小屋。みどり池越しの天狗岳が絵になる、落ち着いたいい場所だった。
このしらびそ小屋、よなよなエールとか置いていて鬼畜。ここて泊まっていたら絶対買っていた。
ここから稲子湯まで1時間15分という看板を見て拍子抜けする。
それでも若干の急ぎ足で下る。こまどり沢からは右岸を歩く。平坦な道であるが、やっぱり足は痛い。
その後、林道を数回横断して稲子湯着。稲子湯に入り、佐久平経由で帰った。早いバスに乗れただけあって、自宅に15時頃着いたので、その後に余裕があり良かった。
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